うどんの国の金色毛鞠のネタバレ(漫画)!心温まる物語です!

今回は「篠丸のどか」先生の『うどんの国の金色毛鞠』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『うどんの国の金色毛鞠』はこんな漫画(あらすじ)

30歳の俵宗太は東京でウェブデザイナーをしています。

両親が亡くなったため故郷の香川県に戻った宗太は、実家が営んでいたうどん店で不思議な子どもを見つけました。

見つけた子どもには信じられない秘密があったのですが、宗太は2人で共同生活を始めることにします。

香川県を舞台にした心温まる人間ドラマを描いた『うどんの国の金色毛鞠』

今回はほのぼのとしたファンタジー漫画について、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

アニメ化された素敵なストーリーを存分にご堪能ください。

 

『うどんの国の金色毛鞠』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

四国の北東に位置する香川県はうどん県という別名を持っています。

宗太
「オレはうどん屋の息子だ、いや正確には”だった”」

久しぶりに香川県へ戻って来た宗太なのですが、彼は実家のうどん屋を継ぐ気はありません。

彼が香川県に来た理由は営業することができなくなったお店と実家を売りに出すためでした。

宗太
「30歳、そんな節目に空の実家に戻ってくることになろうとは・・・なんかこんなボロかったっけ・・・」

実家が営んでいた俵製麺所は想像以上に寂れています。

埃にまみれたうどん屋の中に入ると、麺を茹でる釜の中から音が聞こえてきました。

恐る恐る釜を開けてみると中で子どもが眠っています。

目を覚ました子どもは宗太の視線に気が付くと小麦の袋を抱えたまま逃げ出しました。

宗太
「うわぁぁぁー、小麦どろぼうー!?」

あり得ない出来事に宗太は呆然としてしまいます。

しかし数時間が経つと再び子どもが戻ってきました。

宗太
「うちの店、もうやってないんだ、お家どこかわかる?別に小麦のことチクったりとかはしないから」

宗太が優しく声をかけるのですが子どもは何も答えようとはしません。

その代わりに大きな腹の音が聞こえてきました。

宗太
「うどんしかないけど・・・ゆでたら食べる?」

仕方なく店の中へ連れて行きうどんを食べさせることにします。

宗太がうどんの準備をしている間も子どものお腹はずっと音を立てていました。

宗太
「ネギとしょうが入れてもだいじょう・・・」

子どもの方を振り返ると生のままうどんを食べています。

呆然とする宗太だったのですがこのまま子どもの面倒を見ることはできません。

そのため警察に連れて行くことにしました。

宗太
「これオレのお古だけど着てきな、わかるわー、オレも昔カッパ着るとなぜかテンション上がってたわ」

嬉しそうな子どもの手を取りながら警察へ向かうことにします。

その途中、宗太は観光客から俵製麺所の場所を尋ねられました。

宗太
「あ・・・その店もうやってないですよ」

実家のうどん屋が閉店したことを伝えると、お店を継いで再開させてほしいと言われます。

しかしうどん屋が軽々しく継げるほど甘いものではないことを宗太は理解していました。

そんな彼に何も知らない観光客は無神経な言葉を浴びせてきます。

すると子どもが観光客に対して暴れ始めました。

宗太が止めようとすると子どもの体から大きな耳と尻尾が出てきます。

宗太
「オレの本能が全力で見られてはいけないと言っているっ、何これ、何なんだよこれ!オレは夢でも見てんのか・・・」

果たして謎めいた子どもの正体は何者なのでしょうか!?

 

 

ノスタルジックな街並みを舞台にした優しげな雰囲気を纏った物語になっていますね。

実家に戻ったことで色々な過去と向き合う宗太と、ミステリアスで可愛らしい子どもの姿が印象的でした。

2人が心を通わせていく姿を描いた『うどんの国の金色毛鞠』

ここから不思議な子どもの正体が徐々に明かされていくことになります。

子どもの正体に注目しながら続きをご覧ください。

後編

観光客の目に触れない所まで子どもを移動させた宗太は、改めて耳と尻尾を出したその姿を観察することにしました。

宗太
「お前・・・いったい・・・犬・・・ネコ?いやちがう、タヌキ・・・タヌキだ・・・」

目の前にいる子どもはタヌキが化けていたのです。

この状況が理解できない宗太は何も考えず全速力で家へ戻りました。

しかしすぐにタヌキも後を追ってきます。

宗太
「しっぽ・・・出てるぞ、そんなかっこうでうろうろしてタヌキ汁にされても知らないからな、腹がへってるんならオレんとこ来ればいいから」
ポコ
「そーたっ・・・」

宗太は子どもに化けたタヌキを受け入れることにしました。

しかし彼はずっと香川県に居る訳ではありません。

そもそも実家を売り払うためにここへやって来たのです。

宗太
「昔つき合っていた彼女に言われたことがある、まさかタヌキに化かされるとか・・・」

優しい性格の宗太はいつか悪い女に騙されると指摘されていました。

ですが現在の彼は悪い女ではなくタヌキのオスに化かされているのです。

それでもタヌキを放っておけない宗太は、子どもの名前をポコと名付けました。

宗太
「ペット一匹飼うようなもんだと思ってたが・・・」

ポコのお世話は宗太が思っていたよりも過酷だったため、数日が経過しただけでげっそりとしてしまいます。

しかし時折見せるポコの可愛さが宗太を元気づけていました。

宗太
「畳と使いなれたタオルケットの匂い、庭で鳴くカエルと虫の声、やっぱりおかしいな・・・今までこんなに思い出すことなんかなかったのに」

ポコと生活しているうちに宗太は自分が幼かった頃の記憶を思い出すようになっていきます。

その記憶には優しかった両親と姉の姿がありました。

宗太は幼かった頃の記憶を思い出しながらうたた寝をしてしまいます。

すると茶の間から大きな物音が聞こえてきました。

宗太が茶の間へ向かうとカエルを取ろうとしたポコが部屋の中を無茶苦茶にしています。

その中には宗太が大切にしていた家族写真がありました。

宗太
「危ないから向こう行ってな・・・」
ポコ
「そーたっ、そーた」
宗太
「向こう行ってろって!」

荒らされた写真を見た宗太は思わず大きな声を出してしまいます。

大声に怯えたポコは家を飛び出していきました。

すぐに宗太はポコを探しに行くことにします。

どうにか神社でポコを見つけた宗太は、彼を家に連れて帰りながら後悔の念を抱いていました。

宗太
「独りで生きる・・・オレはまだ向き合えないままだ・・・生きてるうちにもっと帰ればよかった、もっと話しておけば、そんなありふれた後悔ばかり・・・」

独りで生きると決めた宗太だったのですが、現在の彼には家族と向き合わなかった後悔しかありません。

そんなことを考えているとポコのお腹が大きな音を鳴らしました。

宗太
「ポコ、家帰ったら何食べたい?」
ポコ
「ゲコゲコ」
宗太
「カエルはちょっと・・・」

家族と向き合ってこなかった宗太は新たな家族と向き合うことにしたのです。

いったい人間とタヌキの共同生活は上手くいくのでしょうか!?

 

『うどんの国の金色毛鞠』を読んだ感想

家族を失った青年が不思議なタヌキに出会ったことで人生を取り戻そうとする素敵な物語ですね。

種族を越えた心の交流が読んでいて美しいと思えました。

ハートウォーミングなストーリーに仕上がっている『うどんの国の金色毛鞠』

読んでいるうちに心が現れる物語になっています。

ハンカチを持ちながら感動的な作品をお楽しみください。

 

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