『BTOOOM!』のネタバレ(漫画)！感想とあらすじも！

今回は「井上淳哉」先生の『BTOOOM!』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『BTOOOM!』はこんな漫画(あらすじ)

22歳の坂本竜太は就職もせずに毎日『BTOOOM!』というネットゲームばかりしています。

現実では冴えないニートなのですがゲームの世界では尊敬されている坂本。

しかし謎の男たちに南海の孤島へ連れ去られてしまいました。

この島で彼に待ち受けていたのは爆弾を駆使したサバイバルゲームでした。

現実の世界でリアルな殺し合いを迫られた坂本の運命とは・・・！？

肉体と頭脳を駆使しながら相手の命を奪い合う様子を描いた『BTOOOM!』。

今回は息をする暇のないアクション漫画の魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

スピーディーな展開を夢中になってお楽しみください。

『BTOOOM!』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

いつものように坂本竜太がネットゲームの『BTOOOM!』を夢中になってプレイしています。

ネット上の友人とチームを組んでプレイしている坂本は連戦連勝していて、世界ランクは10位まで上がっていました。

「『BTOOOM!』やってる日本人にオレたちの敵はいねーな、これからは海外のもっと強ェー奴らとやんねェとランク上がんねェな」

不敵な笑みを浮かべていると新たな挑戦者が現れます。

相手は世界ランク2位の強豪だったのですが、坂元は挑戦を受けることにしました。

「このゲームに銃の類はない、爆弾のみだ、この爆弾をいかに戦略的に使いこなすかが・・・このゲームで勝つためのポイントなんだ」

世界ランク2位の相手に対しても互角の戦いを進めていきます。

そんな坂元は都内のマンションで両親と暮らす平凡な若者で、現実の世界では就職することができていません。

それでも流行しているネットゲームの世界では誰よりも尊敬される地位を確立しています。

「オレはこの居心地のいい空間に逃げ込んでいたのかもしれない・・・」

この数日後、坂元は謎の集団によって南国へ連れ去られてしまいました。

意識を失っていた坂本が目を覚ますと、周囲には見たこともない景色が広がっています。

「ここ・・・どこだ・・・？なんか体中が痛い・・・何してたんだっけ・・・」

冷静に自分の体を見てみると坂本はパラシュートを装着していました。

このパラシュートが木に引っかかっていたため、彼は宙づりの状態になっています。

どうにかパラシュートを外し地面に降り立つことができました。

「ここはいったい・・・分からねェ・・・なんでこんな所にいるんだ？ちくしょう・・・なんで何も思いだせねーんだ？」

思いだそうとしながら手の平を見てみると血が付着しています。

ますます混乱する坂本は携帯を取り出すのですが電波が届いていません。

しかし携帯を握った左手に奇妙な物がありました。

「なんだコレッ！？ガラス・・・？埋め込まれてんのか？」

左手の甲にガラスのような物が埋め込まれていたのです。

ですが違和感や痛みはありません。

そのため再び周囲を見回してみると自分のバッグが見つかりました。

「サイフは無事・・・着替え・・・って事は泊まりで出かけた・・・？」

バッグにはコンビニで購入したお茶やお弁当も手付かずのまま入っています。

そのため水分を補給しながら森の中を歩いてみることにしました。

森を抜けると目の前に海が広がっています。

ひとまず坂本は砂浜で休憩することにしました。

「コンビニで色々買っといてよかった・・・これで今夜はしのげそうだ、でも明日からどうしよう・・・」

弁当を食べながらバッグの中身を見てみると、自分のものではないベルトのような物が入っています。

ベルトには収納スペースが付けられていて、中には小さな立方体がありました。

「これはオレのじゃねェ・・・誰かがバッグに入れたのか？ヤベ・・・何か押した」

立方体はここから10、9、8、7とカウントダウンを始めていきます。

不安を感じた坂本は立方体を遠くへ投げることにしました。

すると立方体が大爆発を起こします。

「な・・・なんだ・・・？これ全部・・・爆弾・・・？」

バッグの中にはまだ爆弾が残っていました。

果たして坂本はこの状況をどのように打開していくのでしょうか！？

ネットゲームの世界では地位を確立した主人公なのですが現実社会では落ちこぼれの状態です。

生ぬるい環境にあぐらをかいていた主人公が急に拉致された展開が印象的でした。

ここからネットゲームのようなサバイバルを実際に繰り広げていく『BTOOOM!』。

未だに状況が理解できていないため主人公がパニックになるシーンが見所となっています。

それではスリリングな展開を引き続きご覧ください。

後編

砂浜で爆弾を誤爆させてしまった坂本が周囲を見回すと、夜の砂浜を人が歩いてきました。

「人だ・・・こっちに来る・・・オーイ！助けてくださーい！」

しかし何度呼びかけても反応がありません。

次の瞬間、人が遠くから何かを投げてきます。

「・・・なんだ？」

人が投げた物は坂本の頭上で爆発しました。

爆発が起きた場所がまだ遠かったため、坂本は傷を負わずに済みます。

「なんだアイツ・・・！？敵・・・！？爆弾・・・！？似ている、これはゲーム！？まさか現実で『BTOOOM!』をやれって事か！？」

ここでようやく状況が少しだけ理解できたのですが敵は待ってくれません。

ですが本当の殺し合いに付き合う気などないため、坂本は森の中へ逃げ込むことにしました。

それでも敵は森の中へ爆弾を投げてきます。

「なんだアイツ！本気で殺す気だ！！」

基本的に『BTOOOM!』は相手から隠れながら戦うため、坂本はまず見つからないようにするため森の中を進むことにしました。

しかしすぐに相手が追ってきます。

「来てる！なんで分かんだよ！？戦うしかないのか・・・？でもこんなのが当たったら・・・まちがいなく殺しちまう・・・」

ゲームとは違って現実に人を殺す気などありません。

それでも相手は次々と爆弾を投げ込んできます。

このままだと殺されてしまうため坂本は反撃することにしました。

ですが彼の投げた爆弾は爆発してくれません。

「なんだよオイッ！不発かッ！？どうなってんだよ・・・さっきは爆発したじゃねェか！？そうか！スイッチがあるのか？」

初めて爆弾を触った時に何かを押したような感覚を思い出しました。

そのためスイッチを押してから再び爆弾を投げることにします。

「また不発かよ！ふざけんな、ちくしょおお！・・・なんで今ごろ・・・」

再び投げた爆弾は時間を置いてから爆発しました。

実は坂本に与えられた爆弾はタイマー式なのですが、現状は彼がこの事実を知るすべはありません。

「なんだよ・・・どうやって使うんだ！？説明書とかないのかよ」

ますます混乱してしまうのですが相手は徐々に距離を縮めてきます。

ここで坂本は状況を打開するため賭けに出ました。

「動くなッ！質問に答えろ、なぜオレを襲う？いったいここはどこなんだ？それにこの爆弾・・・この手のガラスも・・・」

高台から爆弾を見せて相手を脅すことにしたのです。

しかし相手は坂本が爆弾の使い方が分かっていないことを見抜いていました。

そのため再び容赦ない攻撃を仕掛けてきます。

「オレが何をしたってんだよ・・・もうゴメンだ・・・あいつだって普通の日本人だろ？ちゃんと話せばわかるはず・・・まさか命までは・・・」

最後の手段に坂本が選んだのは命乞いでした。

自分に敵意がないことを示しながら降参の合図を出します。

ですが敵に命乞いは通じませんでした。

「甘かった・・・オレはここで死ぬのか・・・」

果たして坂本はこのまま反撃することなく殺されてしまうのでしょうか！？

彼に待ち受けるここから先の運命は実際に漫画を読んで確かめてください。

『BTOOOM!』を読んだ感想

ルールの説明もなく爆弾の使い方も分からずに追い詰められる主人公の姿に緊張感がありますね。

そんな主人公に対して容赦ない攻撃を仕掛ける敵の迫力も圧巻でした。

緊迫感のあるストーリー展開はアクション漫画ファンにはたまらないものだと思います。

ネットゲームの殺し合いから現実の殺し合いに引きずり込まれた主人公を描いていく『BTOOOM!』。

一癖も二癖もある登場人物たちが種類の違う爆弾でサバイバルゲームに参加していきます。

高度な心理戦は読んでいて飽きることがありません。

圧倒的なスリルとテンポの良いストーリーを是非この機会に体感してみてください。

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