今回は「漫画 赤瓦もどむ 原作 日向夏」先生の『神さま学校の落ちこぼれ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『神さま学校の落ちこぼれ』はこんな漫画(あらすじ)
物語の舞台となる現代の日本では神通力を持つ人間のことをヒミコと呼び、人格が優れているヒミコには神さまとしての国家資格が与えられます。
神さまは神社で人々のために奉仕するのですが、女子中学生の陽美谷ナギが暮らしている町の神社には神さまが存在していません。
祖母からヒミコの能力を継承した兄のたけるは引きこもっているので、ナギは自分が頑張るしかないと思っていた矢先、奇妙な事件に巻き込まれたことで神さまからヒミコだと断定されてしまいました。
その流れでヒミコ育成に力を入れている私立惟神學園に入学することになったのですが、神通力を宿していないナギはすぐに落ちこぼれ扱いされてしまいます。
神通力がないことを自覚しているナギは望んで惟神學園に入学した訳ではありません。
しかしある出来事をきっかけにナギの能力が開花していくことになるのです。
ヒミコたちが神さまへと成長する様子を表現していく『神さま学校の落ちこぼれ』!
今回は不思議な能力を題材にした漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。
落ちこぼれ扱いされながらもナギが必死に努力する姿を見ているうちに感動できると思いますよ。
『神さま学校の落ちこぼれ』の魅力紹介(ネタバレ含む)
第2話前編
私立惟神學園は現代日本におけるヒミコ育成に力を入れていて、日本一神さまを輩出している名門校です。
通称神さま学校と呼ばれている惟神學園に神通力を持っていないはずの陽美谷ナギが入学しました。
神通力を持っていないナギは入学早々、落ちこぼれが決定してしまったのです。
現代の日本では神通力を使える人間はヒミコと呼ばれていて、その中でも優れた人間には神さまの資格が与えられるようになっていました。
しかしナギには神通力がありません。
それなのに惟神學園という神さま学校への合格通知が届けられました。
どうやら知らないところで高位の神さまがナギをヒミコだと断定したようです。
落ち込んでいるとナギの答案用紙をサガミという生徒が盗み見してきました。
サガミは同室なので落ちこぼれの面倒を見なければいけないモナカに同情しています。
しかしモナカは脳みそが筋肉のようなサガミを相手にしていません。
神さま学校では生徒たちを下の名前で呼ぶことが校則で決められています。
その理由は神様になると名字がなくなるためでした。
優しさに感動していたのですが、あくまでもモナカは内申点のためにナギの面倒を見ているようです。
そんな中、授業が始まったのですが実際に神通力を訓練する実技の科目にナギはついていくことができません。
普通は幼い頃に行われる診断テストでヒミコなのかを判断するのですが、ナギの場合はテストを受けていたのに能力が分かっていません。
惟神學園では筆記よりも実技が高く評価されるので、このままだとナギは学年最下位になってしまいます。
最下位になると神さま試験の書類審査が壊滅的になるので、どうにかして実技の科目で評価されなければいけません。
望んでいない學園生活に気が滅入ってきます。
落ち込んできた気分を転換するためナギは舞を踊ることにしました。
するとそこにモナカが瞬間移動してきます。
モナカの辛辣な発言でさらに落ち込んでしまいました。
神さまになることをずっと諦めてきたナギは、この学校でどのように過ごせばよいのか分かりません。
ただナギの才能が開花する日はすぐそこまで迫ってきていたのです。
神さま学校に入学したナギだったのですが最初から苦労が絶えませんね。
能力が不明なので頑張りようがないところにも同情してしまいました。
優秀な生徒に囲まれながら右も左も分からない環境の中でヒロインが奮闘していく『神さま学校の落ちこぼれ』!
落ちこぼれ扱いされるナギの意外な才能が開花していく第2話になっています。
自覚していない能力を発揮させるナギにご注目ください。
第2話後編
この日のナギはサイコキネシスの能力があるか確認してもらうことにしました。
今から調べようと思っているのにサガミが余計なことを言ってきます。
しかし先生はナギを非常に珍しいパターンだと捉えていました。
ナギのことを上手く研究すれば能力開発の幅が広がると考えています。
先生の問題発言を気にしながら呼び水という訓練がスタートしました。
これは水晶玉に入れられた他人のエネルギーを使って自分本来の能力以上の力を引き出す訓練です。
水晶玉には先生がサイコキネシスの神力を入れたので、ナギに才能が僅かでもあれば反応するはずなのですが何も起こりません。
先生によると能力が発現しない理由は複数あるそうです。
一つ目は素質があっても力が少ないことで、ゲームに例えるとMPは存在しても魔法を使えるほど多くなく、學園では魔法を神通力、MPを神力と呼んでいました。
そして二つ目は力はあるのに使い方が分からないというパターンです。
例えばMPが多くても魔法を覚えられないのなら意味がありません。
惟神學園に入学できたナギは神力があると認められているので、このパターンに当てはまると考えられていました。
しかし水晶玉は無反応なのでナギの能力はサイコキネシスではありません。
他の能力も全て試しているのでナギは特異な能力かもしれないので先生は面白がっています。
ここで先生が職員室に呼び戻されたのでナギは自習することにしました。
しかしサガミが水晶玉を持って行ってしまいます。
神力が多いサガミは呼び水の力を使って300㎏の重りをサイコキネシスで持ち上げました。
次は500㎏にチャレンジしようとするのですが呼び水の神力が足りません。
呼び水に神力を溜めるため生徒たちが手を繋いでいきます。
人数が足りないのでナギも交ざることになりました。
せっかくなので充電に参加させてもらいます。
ナギが手を繋ぐと水晶玉から静電気のような弾ける音が出ました。
次の瞬間、重りが次々と浮かび上がり生徒たちのそばに落下していきます。
サガミがこの状況を止めようとするのですが制御できません。
他の生徒は動くことができないのでナギの手を離してくれません。
この状況下で動けるのはナギだけのようです。
重りがナギに向かって落下してきました。
避けられないと思った次の瞬間、ツクヨミが現れて重りの方向を転換させ水晶玉を破壊してくれます。
ツクヨミのおかげで他の生徒たちも動けるようになりました。
しかし力の反動でサガミが暴走状態に陥っています。
ナギは祖母から暴走状態のヒミコがいたら顎を揺らしてあげろと教えられていました。
ツクヨミに襲いかかろうとしたサガミの顎に一撃を喰らわせます。
ナギはツクヨミを助けることができたのですが、熊男と呼ばれるサガミをノックアウトしたことで熊殺しというあだ名を付けられてしまいました。
さらに水晶玉を暴走させたことで先生から厳重注意を受けます。
ナギは反省文を20枚欠かされることになりました。
事故のきっかけを作ったサガミには1週間の瞑想行という罰が与えられています。
反省しながらナギはツクヨミのような神さまを目指すと決めました。
以前に助けてもらったことを覚えていません。
一方その頃、教師たちは神力の過負荷によって暴走した水晶玉を検証していました。
水晶玉には100人以上の神力が入っていたと考えられます。
しかし現場にいた生徒はせいぜい10人ほどでした。
この結果から考えられるのは1人1人が10人以上の神力を持っていたか、それとも90人以上の神力を持った生徒が1人いたということになります。
ナギは常人離れした神力の持ち主なのでしょうか!?
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『神さま学校の落ちこぼれ』はこんな人にオススメ
ファンタジー漫画とラブコメ漫画が好きな人なら夢中になって読める物語です。
ナギが立派な神さまになるため努力する様子も描かれているので、ヒューマンドラマを探している人にもオススメしたいですね。
祖母と兄の代わりに神社を発展させるためナギが奮闘していく『神さま学校の落ちこぼれ』!
ひたむきに頑張るナギから勇気を貰えるストーリーになっています。
様々な出会いの中で成長していくナギのことを見守りたくなるはずですよ。
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