誰か夢だと言ってくれのネタバレ(漫画)!試し読み情報も!

今回は「みっしぇる」先生の『誰か夢だと言ってくれ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『誰か夢だと言ってくれ』はこんな漫画(あらすじ)

春休みを目前に控えたある日、高校生の星川小夜は好きな女子がイケメンに告白している現場を目撃しました。

告白されている真柴樹は低身長の小夜とは対照的に高身長のイケメンです。

そんな真柴は小夜が片想いしていた女子の告白を即時に断ってしまいました。

悔しい思いをした小夜は勉強やスポーツで真柴に勝負を挑むのですが、勝利を手に入れる事はできません。

イライラする日々を過ごす中、夢に出てきた真柴が小夜のことを抱き締めてきました。

不思議な夢から始まったBLをテーマにした『誰か夢だと言ってくれ』

今回は男子高校生のお茶目な日常を綴った恋愛漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

BLの深みにはまっていく高校生の姿を読みながら気分を明るくさせてください。

 

『誰か夢だと言ってくれ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

星川小夜は春休みに入る直前、想いを寄せている本田さんが高身長のイケメンに告白している現場を目撃しました。

星川小夜
「こんなとこに出会すなんて最悪だ、ハー・・・涙出てきた」

物陰から様子を窺うことにします。

本田さんが告白したのは隣のクラスで高身長の真柴でした。

そんな真柴が可愛い本田さんの告白を断るとは思えません。

真柴樹
「悪いけど可愛いと思えないから無理」

予想に反して真柴が無表情のまま本田さんに酷い言葉を浴びせます。

傷ついた本田さんは泣きながら立ち去っていきました。

一部始終を目撃した小夜は怒りが込み上げてきます。

星川小夜
「真柴あいつ・・・さ・・・っ最低だ・・・!」

絶対に真柴を許すことができません。

しかし春休みが明けたクラス替えで小夜は真柴と同じクラスになってしまいます。

怒りが収まらない小夜は友人に何度も真柴の最低な態度について愚痴をこぼしていました。

さらに勢いで本田さんに告白したのですが、身長の低い人は無理と言われたことがショックに拍車をかけています。

真柴は高身長で無表情なので周囲から怖がられていました。

それでも190㎝近くあるため女子からモテるようです。

対照的に小夜は159㎝しかありません。

友人からはせっかく同じクラスになったので、真柴に身長の伸ばし方を教わればいいと言われます。

星川小夜
「コロスぞ、あんな奴に教わることなんかない!」

噂をしていると真柴が教室に入ってきました。

面白がっている友人は真柴に身長を伸ばす秘訣について、小夜に教えてあげてと言い始めます。

すると真柴が小夜の真正面までやって来ました。

真柴樹
「お前はそのままでいいんじゃないか、可愛くて」

本田さんを可愛くないと言ったのに小夜のことは可愛いと言ってきます。

しかし小夜は可愛いと言われた経験がない訳ではありません。

これまでにも経験してきたのですが、可愛いと言ってくる奴は大抵チビをバカにしていました。

完全に見下されたと思う小夜は真柴に勝負を挑むことにします。

星川小夜
「少し背がでかいからって調子に乗りやがって・・・見てろよ・・・身長以外では俺に勝てないってことを教えてやる」

まずはテストの点数を比べてみました。

その結果、真柴が学年の最高点だったことが分かります。

次に挑んだのは体育の授業で行われる100m走でした。

運動だけには自信がある小夜だったのですが学年トップの真柴に歯が立ちません。

真柴樹
「・・・早川、俺とお前速さは互角だ」
星川小夜
「はぁ!?じゃあなんで俺が負けんだよ!」
真柴樹
「足の長さが違う」

何も勝てないので次は真柴の弱みを握ることにします。

いくら真柴でも完璧な人間ではありません。

帰宅した小夜が弱点について考えていると寝る時間になってしまいました。

成長ホルモンの分泌を促すため、小夜はいつも早い時間に寝ています。

星川小夜
「いつか俺だって真柴なんて余裕で追い越すぐらいの高身長に・・・」

ゆっくりと眠りについた小夜は夢を見ていました。

夢の中で小夜は誰かに顔や頭を撫でまわされます。

不思議な夢を見たまま朝を迎えました。

学校に行っても不思議な夢のせいで寝た気がしません。

ボーっとしながら歩いていると、図書館に向かう真柴を見かけました。

弱みを握りたい小夜は真柴を追いかけることにします。

初めて入った図書館では真柴のことよりも気になる成長メカニズムという本が目に留まりました。

しかし本棚の一番上にあるので手が届きません。

星川小夜
「あんなとこに置くなよ!この高さ届く奴はあの本必要ないだろーが!」

必死になって手を伸ばします。

腕がプルプルしてきたところで背後に人の気配を感じました。

振り返ると真柴が立っています。

真柴樹
「取ろうか?」
星川小夜
「いい!自分で取れる!」

大声を出そうとしたところで真柴に手で口を塞がれました。

びっくりした小夜は真柴の手を噛んでしまいます。

慌てて逃げ出した小夜だったのですが、真柴の手の感触が頭から離れません。

またこの日は終始、真柴からの視線が痛いほど突き刺さってきました。

気分が優れないまま家に帰った小夜がウトウトしていると、昨日と同じような夢を見てしまいます。

星川小夜
「くすぐったい、また撫でられてる、夢、ほらやっぱりあいつの手と似て・・・似て・・・」

夢に出てきたのは真柴で、そのまま顔や頭を撫でた後に抱き締めてきました。

この夢はいったいどのような意味を持っているのでしょうか!?

 

 

身長が低いことをコンプレックスにしている小夜の好きな女子が、よりにもよって身長が高い人を好きだったことは残酷でしたね。

しかしこの漫画は普通の恋愛を描いている訳ではありません。

夢に出てきたことで嫌いな男性を意識してしまう恋物語を描写した『誰か夢だと言ってくれ』

気づかぬうちにBLの世界へ足を踏み入れる小夜の葛藤が見所になっています。

コミカルでチャーミングなBLストーリーを読んで大笑いしてください。

後編

真柴に抱き締められる夢を見た小夜は最悪の目覚めを迎えていました。

星川小夜
「夢のくせに無駄にリアルだったし、おかげで全然寝た気がしない・・・」

眠気が取れないまま登校すると、下駄箱で真柴と鉢合わせします。

すぐに夢の中の出来事が思い浮かんで動揺してしまいました。

それでも昨日の図書室で起きた騒動を謝ろうとします。

しかし登校してきた友人に邪魔されてしまいました。

一度タイミングを逃してしまうとなかなか謝ることができません。

結局この日は誤ることができませんでした。

家に帰っても謝れなかったことで気分がモヤモヤしています。

星川小夜
「あーっ、なんだか俺だけ変に意識しててキモッ!全部変な夢のせいだよ!」

今日は夢見たくないと思いながら眠ることにしました。

しかし再び真柴が夢に出てきます。

今回は後ろから抱き締められてしまいました。

真柴樹
「・・・サヨ」

声も間違いなく真柴のものです。

耳の近くで喋られゾワゾワしていると耳を噛まれました。

星川小夜
「耳に・・・生々しい感触が・・・」

学校に行っても耳を嚙まれた感触が忘れられません。

苦しみ始めた小夜は友人に同じ人が夢に出てくることを相談してみました。

すると夢占いのように何度も同じ人が出てくる夢は、その相手に対して強い想いを抱いていると指摘されます。

恋愛感情とは異なりますが、たしかに嫌いな真柴には強い想いを抱いているかもしれません。

ただこの日、科学の授業で爆睡した小夜は夢を見ませんでした。

久しぶりにスッキリした小夜が教室に戻ろうとすると、真柴が実験の片付けを一人で任されています。

その様子を見ていた小夜は真柴を手伝うことにしました。

真柴樹
「・・・棚の上届くのか?」
星川小夜
「俺は運ぶだけだよ!乗せるのはお前がやれ!あと届くわ!・・・あのさいくらでかくても1人じゃ大変だろ、手伝って貰えばいいじゃん」

頼れる友達がいないかどうか尋ねると、、真柴にはそんな友達はいないそうです。

昔から高い身長のせいで真柴は周囲から怖がられていました。

1人で任される状況に今では慣れてしまっています。

真柴樹
「今更寂しいとか辛いなんて思わない、でもこうやってお前が手伝ってくれたのは嬉しかった、ありがとう」
星川小夜
「お、おう・・・あのさ、そういえばこの間・・・手・・・噛んでごめん・・・」

ようやく素直に謝ることができました。

謝れたことでスッキリした小夜は、もう変な夢を見る事はないと安心します。

しかしこの日も真柴が夢に出てきました。

真柴樹
「星川と仲直りできたんだ・・・俺もお前に謝らないと、耳噛んで悪かった、あの日は友達と楽しそうにしてるあいつを見たら何故かイライラして・・・」

耳を嚙んだのは昨日のことで、仲直りしたのは今日のことです。

夢と現実の内容がごちゃごちゃになってきたので小夜は混乱してきました。

そんな小夜のことを真柴が抱き締めます。

星川小夜
「一体俺はいつまで真柴の夢を・・・ん?黒猫のぬいぐるみ・・・?」

もしかしたら小夜は真柴が持っているぬいぐるみになる夢を見ていたのかもしれません。

ですがどうしてこんな夢を見ているのか理解できず混乱していきます。

夢によって結ばれ始めた小夜と真柴の恋の行方とは・・・!?

 

『誰か夢だと言ってくれ』はこんな人にオススメ

BLの世界観を楽しみたい人にオススメの物語になっています。

シュールな笑いが満載になっているので、ギャグコメ漫画が好きな人にも読んでもらいたいですね。

夢と現実のバランスを見事に表現した『誰か夢だと言ってくれ』

もしもこんな夢を見たら男性の多くがBLに目覚めてしまうかもしれませんよ。

BLを新たな視点で切り取った発想に驚いてください。

 

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