サボテンの花のネタバレ(漫画)!夏海のコンプレックスは?

今回は「漫画 しだらちより 原作 君原藍」先生の『サボテンの花』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『サボテンの花』はこんな漫画(あらすじ)

幼い頃から夏美は誰からも愛される可愛い妹の春奈にコンプレックスを抱いてきました。

自分の物を何でも欲しがる妹と接しているうちに、夏美は自分の気持ちを誤魔化すようになっていきます。

信じた人に裏切られて傷つきたくない夏美は、自分で自分を守ることにしました。

しかし弱い自分を隠そうとしているうちにサボテンのような棘が増えてしまいます。

そんな夏美に対して後輩の拓真は真っ直ぐに愛情を表現してくれました。

少し強引な拓真は夏美の棘を癒すことができるのでしょうか!?

コンプレックスに悩むヒロインの切ない恋愛事情を表現した『サボテンの花』

今回は胸が痛くなる恋愛漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

弱さを見せず苦しむ夏美の感情に共感してください。

 

『サボテンの花』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

幼い頃、夏美と春奈が母親に連れられて生花店を訪れたことがありました。

薔薇の花を選んだ春奈は店員から可愛いお嬢さんに似合うと褒められます。

母親から欲しい花を聞かれた夏美は、先に選んでいた薔薇を欲しいと思っていました。

しかし春奈に薔薇は自分の物だと言われてしまいます。

夏美
「違う、先に見つけたのは・・・」

成長した現在の夏美が幼い頃の嫌な思い出を夢見てしまったことで目を覚ましました。

バスケ部のキャプテンをしている夏美は朝練に行かなければなりません。

準備を整えた夏美が春奈の部屋を通り過ぎます。

夏美
「・・・いいよ、薔薇なんか欲しくないもん」

過去の苦い思い出を振り切るように出掛けていきました。

気合を入れて朝練に臨みますが、なかなかシュートが決まりません。

拓真
「夏美先輩、気持ちがぶれてると決まんないっすよー、珍しいっすね、なんか悩みでもあるんすか?不安とか」

後輩の拓真には何も無いと強がります。

しかしその後もシュートは決まりません。

夏美
「・・・嫌な夢見ただけ」
拓真
「どんな?」
夏美
「なんか・・・自信なくす夢、精神的に削られるやつ、ま、こんなもんじゃ落ち込まないけどねー」

たかが夢なのに精神を乱されている自分が嫌いです。

ボーッとしていると拓真にボールを奪われました。

拓真
「隙あり!このままじゃ後輩に負けますよ!」
夏美
「なっ・・・させない!」

オフェンスとディフェンスを交互に繰り返していきます。

集中しているうちにシュートが決まるようになりました。

拓真
「完全復活!気持ちもぶれてないっすね」
夏美
「・・・ありがと」

夏美は拓真のことを変な奴だと思っています。

入学当初から理由は分かりませんが拓真は夏美につきまとっていました。

その状況は現在も変わっていません。

拓真
「夏美先輩は俺と初めて会った時のこと覚えてます?覚えてないんならいいんすよ、今日は何で悩んでるかわかんないっすけど・・・自分のこと嫌いにならないでくださいね、俺は先輩のこと尊敬してるんで」

夏美は自分が尊敬されるような人間だとは思っていないので、ますます拓真のことを変な奴だと感じてしまいます。

2人が練習していると夏美の彼氏の佑介と、女バス副部長の香苗がやって来ました。

夏美
「おはよ!佑介!」
佑介
「夏美、昨日寝落ちしたろおまえ」
夏美
「あはは、ごめんー」

昨日はメッセージのやり取りをしているうちに寝落ちしてしまったのです。

夏美が佑介と話している隙に香苗が拓真を引き離しました。

香苗
「人の女、なんだよ夏美は、変なことしてないでしょうね!」
拓真
「してないっすよー」
香苗
「今はあんな感じでフラットに接してるけど、付き合うまで大変だったんだから!」

香苗は夏美が苦労したことを良く知っています。

出会った頃、夏美は佑介に話しかけることすらできませんでした。

夏美
「香苗、あたしなんかが話しかけていいのかな・・・なんてそんなこと言っても始まらないよね!話しかけてくる!」

弱気にならず強い気持ちで祐介に話しかけた夏美を、香苗は全力で応援することにしたのです。

夏美から話しかけたことが佑介と付き合うきっかけになりました。

バスケ部のキャプテンで成績優秀な夏美は学校の有名人です。

香苗
「あの夏美が弱音吐くとこなんて初めて、それくらい佑介に本気だったんだと思う、そんなわけで余計なことしたら殴るわよ」
拓真
「全部知ってますよ、見てたし、変なことなんてするわけないでしょ、俺は夏美先輩に幸せになって欲しいんです」
香苗
「・・・だから釘さしてんのよ!」

香苗が何を言いたいのか拓真には理解できません。

それでも夏美が幸せになって欲しい気持ちは本心です。

ただし今の夏美が幸せだとは思えません。

夏美
「佑介笑ってる、あたし上手く佑介の彼女できてるよね」

拓真は夏美の本心に気が付いているのでしょうか!?

 

 

妹にコンプレックスを抱いているため、彼氏にも本心をさらけ出せない夏美が不憫でした。

嫌われないように良い彼女を演じている姿は痛々しかったです。

自分を守るため棘を増やすヒロインの苦悩を表現した『サボテンの花』

傷つくことを怖がるあまり夏美がどんどん臆病になっていきます。

ここから悲劇の予兆が起こり始めますよ。

後編

放課後になりバスケ部の練習が始まりました。

しかし女バスの1年生が拓真に見惚れてしまい練習に集中できていません。

佑介
「おまえこれなんとかしろよ」
夏美
「・・・5分したら止める、無理矢理止めると逆効果なので、しかしすごいね拓真」
佑介
「なに、おまえ気になるの?」
夏美
「いや普通にすごいなって、アイドルみたいじゃん・・・てかなにげに祐介にもいるよー?あそこにファンが・・・」

キャプテンの佑介にも熱視線が浴びせられています。

夏美は祐介のファンの中に春奈がいたような気がしました。

佑介
「そうだ夏美、もうすぐ半年記念だしどっか行こうぜ」

記念日を覚えてくれていたのは嬉しいのですが、夏美はどんな反応が正解なのか悩んでしまいます。

ここで男子バスケ部の試合が近いことを思い出しました。

夏美
「ううん、いいよ大丈夫、もうすぐ試合でしょ?大事な時期じゃん、あたしのことは良いから自分のことに集中して!」

本当は記念日を一緒に過ごしたいと思っています。

しかし可愛さに自信がない夏美は佑介の負担にならないよう遠慮しました。

佑介
「・・・夏美はさ・・・まあいいや」

佑介は全く笑っていません。

そのため夏美は焦ってきました。

夏美
「やっぱ佑介はキャプテンで試合には欠かせないしさ、佑介が引っ張ってかないとだめじゃん」
佑介
「おまえだってキャプテンだろ、バスケだっておまえのが上手いだろうし俺そんな自信ないよ」

ぎくしゃくしたまま佑介が練習に戻っていきます。

その姿を夏美は不安そうに見つめていました。

夏美
「気のせい?なんだか佑介が遠い・・・ような・・・」

不安を感じたまま練習が終わります。

帰宅すると妹の春奈が夏美の帰りを待っていました。

春奈
「あっ、お姉ちゃん!おかえり!待ってたんだよ!」
夏美
「・・・ん?何かあったの?」
春奈
「別に特別なことがあったわけじゃないんだけどお姉ちゃんとお話したいなって、そうそう今日・・・佑介さんだっけ?お姉ちゃんの彼氏さん」
夏美
「・・・ごめん佑介がどうかした?」

彼氏の名前が春奈の口から出たことで嫌な予感がします。

しかし春奈は無神経なまま会話を続けてきました。

春奈
「ん?初めて見たけど結構かっこいいね!優しそうだしバスケも上手いんでしょ?あたしもあんな彼氏欲しいなっ」

夏美は幾度となく繰り返されてきた悲劇の予兆を感じます。

すぐに春奈が動き始めました。

佑介に近づくと彼氏がいないことをアピールします。

夏美
「春奈は素直だ、やっぱりあたしは春奈みたいに可愛くない」

ここからは驚くほど予定調和に物事が進んでいきました。

春奈と佑介の距離が縮まるたび、夏美は綺麗な薔薇の棘が突き刺さる感覚を覚えます。

そして別れは突然切り出されました。

佑介
「別れよ、俺ら」
夏美
「いきなりだね」
佑介
「まわりくどいの嫌だからはっきり言うけど俺妹の方に惚れた・・・春奈ちゃんが好きなんだ、どうせ夏美は俺に本気じゃなかっただろ?」

必死に努力しても春奈は一瞬で夏美の努力を覆します。

泣きたくなるのを必死で我慢していると、佑介から春奈との仲を取り持ってくれとお願いされました。

夏美
「いいよ、佑介のこと別に本気じゃなかったしね」

完璧な作り笑いで悲しみを誤魔化します。

小さい頃からずっと同じ思いをしてきた夏美は、自分を誤魔化す技を身につけていました。

誰も夏美の気持ちには気付きません。

この日の夏美は頑張ってきた部活をサボってしまいました。

拓真
「夏美先輩!・・・良かった」
夏美
「な、なんでここにいんの!?一応ここ2年の教室なんですけど」
拓真
「・・・佑介先輩から話聞いたんで」
夏美
「ほんとだよ、もともとあたしだって本気じゃなかったし、佑介が好きな子よく知ってる子だから協力してあげるんだ」

心配してくれる拓真にも本心を明かすことはしません。

いつも夏美は自分の気持ちに嘘をついてきました。

拓真
「涙のあとついてますよ・・・ねぇ先輩のこと泣かせる人のことなんて忘れちゃいましょう、俺に佑介先輩を倒させてください、だめっすか?」
夏美
「だっだめっていうか・・・わかんない・・・とにかく今日は帰る・・・っ、ごめんね」
拓真
「あっ・・・」

夏美は怖くなったので逃げるように帰って行きます。

本当は拓真の言葉を信じたいのですが、夏美はもう裏切られたくありません。

再び心の扉を閉ざしてしまいました。

夏美
「信じて傷つくのはもうつらい、弱いあたしに誰も気が付かないで、惨めなあたしに誰も触れないで、あたしに宛てた愛なんてどこにもないなら自分の身体を心を自分で守らなくちゃならないの、そのためにあたしはトゲを増やす、どんどんどんどん不格好になる、綺麗なお花のあの子の隣、醜いあたしはまるでサボテン」

年下の拓真は本当の夏美に気付いてあげられるのでしょうか!?

 

『サボテンの花』を読んだ感想

悲劇を何度も経験したことで自分の気持ちを誤魔化すようにしている夏美が不憫でした。

身体と心を守るため棘が増えていることを自覚している様子も痛々しいですね。

心を閉ざした夏美に拓真の一途な愛情が注がれていく『サボテンの花』

小悪魔のような妹に傷つけられてきた夏美は簡単に人を信用しません。

そんな夏美を拓真が救ってくれることに期待したいですね。

 

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