結界師の一輪華のネタバレ(漫画)!虐げられた華の運命は?

今回は「おだやか 原作 クレハ」先生の『結界師の一輪華』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『結界師の一輪華』はこんな漫画(あらすじ)

遥か昔より日本を支える五つの柱石は強大な力を宿す五つの術者の家系によって守られてきました。

一ノ宮家の分家に生まれた一瀬華(いちせはな)は双子の姉に比べて能力が高くありません。

そのことで虐げられてきた華だったのですが、ある日急に強力な力を宿しました。

しかし誰の思惑にもされず自由に生きたい華は能力を隠しながら生活することにします。

上手に能力を隠していた華でしたが一ノ宮家の当主が代替わりすることによって運命が激変することになってしまいました。

落ちこぼれのシンデレラストーリーを表現していく『結界師の一輪華』

今回は異世界を舞台にしたラブロマンスの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

静かな暮らしを望む華の数奇な運命をお楽しみください。

 

『結界師の一輪華』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

一瀬華が一ノ宮家次期当主の一ノ宮朔に手を握られています。

一ノ宮朔
「俺の嫁になれ、一瀬華」
一瀬華
「自由に暮らしたいだけなのにどうしてこんなことにー!?」

華の運命は3年前から変わり始めました。

この世界では遥か遠い昔より五つの柱石によって支えられていて、柱石を一つでも失えば日本は災厄に見舞われてしまいます。

柱石を妖魔などから守護してきたのは強大な力を持つ五つの術者の家系で、華は数少ない術者の家系に生まれてしまいました。

五つの家系の一つである一ノ宮家の分家である一瀬家で双子の誕生日が祝われています。

葉月
「ありがとう、お父さんお母さん」

ただし祝われているのは姉の葉月だけで、能力が弱すぎる華は祝福されていません。

15歳になっても能力が開花しない華は両親から葉月の出涸らしと呼ばれています。

幼い頃の葉月と華は仲の良い双子でした。

しかし2人に決定的な差が生まれてしまいます。

10歳の葉月が式神の中で最高位とされる人型の式神を作り出しました。

一瀬華
「葉月・・・すごい!私も式神作れたよ」

華が作り出したのは最下位となる虫の式神です。

この決定的な差が生まれたことで家族の態度が露骨に変わっていきました。

葉月には家庭教師が用意され術者の修行と習い事が増やされます。

大して落ちこぼれの華には葉月の邪魔をするなと命令が下されました。

一瀬家は強い弱者が生まれなくなってから地位を下げていたため、家にとって葉月は希望の象徴となっていたのです。

一瀬華
「あなたは私の側にいてくれるのね、ありがとう、あなたの名前を決めなきゃね、あずはなんてどう?綺麗なあなたにぴったり」

式神の蝶々にあずはという名前を付けてあげました。

あずはだけしか味方がいなくなった華ですが、両親に認めてほしいため独学で勉強を頑張り始めます。

しかしテストで90点を取っても葉月は満点を取っているので両親からは褒めてもらえません。

次第に家族が食事をとる時間もバラバラになってきました。

華は家族がバラバラになっていくことを自分のせいだと感じ始めます。

それでも家政婦の紗江だけは華の味方でした。

良い成績を取れた華にケーキのご褒美をくれた紗江は、子の頑張りが分からぬ親に媚びる必要はないと言ってくれます。

紗江の言葉で華は自分が初めて親に媚びていたと気づきました。

一瀬華
「媚びる必要はないか・・・確かにそうかも、なにをしても葉月と比べ冷遇する両親、そんな人達の顔色をずっと窺って生きていく、そんなのは嫌だ、そんなの惨めだ、もっと自由でいたい」

他の誰かが認めてくれなくても頑張った自分を自分だけは褒めてあげたいと思うようになります。

式神のあずはも自分の味方だと再認識しました。

心が軽くなった華は、周囲から期待されているせいで姉の葉月も無理しているように感じてきます。

式神を召喚する前の葉月は期待が重いと泣いていました。

もしかしたら葉月も自由を求めているのかもしれません。

一瀬華
「毎日朝早くから夜遅くまで勉強に習い事・・・遊ぶ暇もないし葉月はつらくないの?休みをもらえるように言ってもいいんじゃない?お父さんとお母さんには言いづらいなら私が・・・」
葉月
「余計なことしないで!勉強も習い事も私には必要なことなの、私は皆から期待されているんだから、いつか本家の人ですら私を必要とするわ、私は落ちこぼれの華とは違うのよ!」

たくさんのものを諦めて許容しながら、華は15歳の誕生日を迎えました。

この頃には出涸らしと呼ばれても構わないと思うようになっていて、15歳になっても親の期待は自分に向いてはいません。

そんな日常が変わることはないと思っていた日のことでした。

急に式神のあずはから強力な力を与えられます。

一瀬華
「この力・・・きっと葉月より・・・どうして今なの?もっと早くに目覚めていれば蔑まされることも劣等感に苛まれることも苦しむこともなかったのに」

嬉しいのか悲しいのか自分の感情をどのように表現すればよいのか分かりません。

ひとまず華はあずはに力を抑えることを指示します。

必要な時以外はあずはに力を隠してもらうことにしました。

強くなれましたが能力を得たことは自分とあずはだけの秘密にします。

一瀬華
「この力を知ったらきっと両親は喜んで私を見直すだろう、だけどこれまでしてきたことがなくなるわけではない、認められたいと思っていた時はとうの昔に過ぎ去っている、だからこのままで葉月の出涸らしのまま生きていってやる」

他人の意味がない期待はいりません。

意味のない期待はゴミ箱に捨てるつもりです。

一瀬華
「私が目指すのは葉月のような優等生じゃなく・・・自由に生きること!誰の思惑にも左右されたりしない、私が私らしくいられる生活の死守!」

いつの日かこの家を出るまでは大人しくしていることにしました。

しかし華の自由な生活は3年後、ある男によって一変させられてしまうのです。

 

 

華が特別な能力を手に入れても自由に生きることを望んだ理由は、ずっと両親から虐げられてきたためでしたね。

能力を打ち明ければ褒められるのに、時機を逸したことで隠したところに華の強い意思を感じました。

落ちこぼれの下剋上を描いた『結界師の一輪華』

とんでもない能力を宿した華の学生生活がスタートしていきます。

必死に力を隠す様子にご注目ください。

後編

術者の家に生まれた双子の葉月と華は、能力の優劣によって差別されてきました。

優秀だった姉の葉月は両親から可愛がられ、能力が弱かった華は蔑まされてきたのです。

一瀬華
「そんな私に突然強い力が覚醒してから三年、十八歳になった」

18歳になった華は術者を養成している黒曜学校に通い始めて3年が経過しました。

黒曜学校では能力の強さごとにクラス分けがされています。

優秀な者はAクラス、普通はBクラス、徹底的に強い力を隠し続けた華は術者としては落ちこぼれのCクラスに入ることができました。

今のところ強い力は誰にも気付かれていません。

一瀬華
「AクラスよりCクラスの方が授業が楽だし、順調に平穏な落ちこぼれ術者人生を歩んでいる」

華とは対照的に優秀な葉月は学校内の人気者です。

3年前から華は親の言いなりでいいのか問いかけてきましたが、葉月にはずっと拒絶されてきました。

そんな華も3年生になったので進路希望を提出しなければなりません。

術者の家系に生まれた者は黒曜学校を卒業した後、術者協会に登録し術者として生きる者が半数以上となっています。

協会では能力によって術者の役割を分担していました。

上位の者は妖魔との戦いが中心でハイリスクですが報酬は高くなっています。

他の者は後衛で支援や補佐、後処理などを中心とした安全な役割を担うシステムが構築されていました。

一瀬華
「私は普通に一ノ宮グループの会社に入って術者とは関係ない生活を送っていくのが希望かな」

仲の良いクラスメイトは後衛の術者を目指しています。

しかし華は術者とは縁のない生活を送りたいと考えていました。

一ノ宮家をはじめとした五つの術者家系は裏から日本を守護しながら、表の世界でも強い影響力を持っています。

一瀬家は一ノ宮家の分家なので一ノ宮家の企業を受ければ確実に就職できることは間違いありません。

華は就職と同時に家を出るつもりです。

両親からは恥知らずだと叱られそうですが、一瀬家と縁を切っても構いません。

術者になる気などさらさらないのです。

一瀬華
「きっと葉月は術者の道へ行くだろう、成績もエリートが集うAクラスでぶっちぎりのトップ、葉月が選ばなくとも協会の方からスカウトするに違いない、それを葉月は受け入れる」

葉月は両親や周囲が望む道を歩くことに何も疑問を抱いていません。

姉の生き方に不安を感じていると、葉月の取り巻きが華のことを出涸らしと言ってバカにしてきました。

Aクラスのエリートたちも両親と同じように華を蔑んでいます。

悪寒がした華は図書室へ逃げ込みました。

一瀬華
「学校で姿を見せるのは駄目だって言ってるでしょう?雅、葵」
「申し訳ございません」
「主を悪く言われて黙ってはいられない」

逃げ出した理由は式神の雅と葵が姿を見せそうになったためです。

華は周囲に2人の存在を教えるつもりはありません。

人型の式神は非常に珍しく、現在の黒曜学校では葉月の式神1人だけです。

2人も人型の式神を使役していることがバレれば術者の道へ進まされることは間違いありません。

「主様を見下す愚か者どもを締め上げたかったのに残念です・・・」
「主が望むならすぐに潰してやるのに・・・」

雅と葵の存在は知られたくありませんが、自分のことを思ってくれるのは嬉しいです。

華が帰りながらスマホでネットニュースを見ていると、犬の大量虐殺という記事を見つけました。

犬の虐殺は先日もニュースになっていて、生き物を傷付ける犯人に怒りが湧いてきました。

その話をしていると公園で妖魔を見つけました。

華が目隠しの結界を展開すると葵が妖魔を仕留めます。

一瀬華
「一ノ宮が護る柱石のあるこの地域ではそれを狙って自然と妖魔が集まってくるので遭遇率も高い、妖魔は術者を取り込むことで力を増す、隠していても妖魔には私の強さが分かるようでよくからまれる、式神を作り出したのは妖魔を相手にするのに辟易していたからだ」

家に帰ると暗い表情で出迎えた紗江が、旦那様から大事なお話があることを伝えてきました。

居間に向かうといつも不在の兄まで顔を揃えています。

家族が集まった理由は一ノ宮家の当主が代替わりされるため、後日行われる次期当主・一ノ宮朔の襲名披露式に参加することを伝えるためでした。

父親は華と葉月にも披露式への参加を求めます。

一瀬華
「葉月はいいとしても私は必要ないかと思いますよ、落ちこぼれなどお呼びではないでしょ」

一ノ宮朔はまだ結婚していなく、決まった相手もいないので今回は花嫁の選別という意味も含まれていました。

華を選ぶことなどあり得ないと思っていますが、父親は出席を命じてきます。

一瀬華
「都合のいい時だけ娘扱い・・・面倒くさいからドタキャンしちゃおうかな」

少しだけ小悪魔な一面が表に出てしまいました。

一方の朔は柱石の結界を完全なものにするため、伴侶を必ず選ぶように命じられています。

一ノ宮朔
「えぇ、分かっています」

ここからどのような流れで華は朔に見初められてしまうのでしょうか!?

 

『結界師の一輪華』を読んだ感想

人型の式神を2人も使役していることから華の能力がどれほど凄いのかが伝わってきました。

優れた能力を隠し通す華の意地にも感心しますね。

差別されてきたヒロインの逆転劇を描いていく『結界師の一輪華』

自由を求める華がどんどん強くなっていきます。

一ノ宮朔との関係性にも注目したいですね。

 

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