しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~の魅力は?

今回は「原作 左藤真通 作画 富士屋カツヒト」先生の『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』はこんな漫画(あらすじ)

節約レシピや財テクを紹介していた主婦ブロガーの桐原こずえは、根も葉もないガセネタによってブログが炎上しました。

誹謗中傷に耐えられなくなった桐原は無料相談所で変わり者の弁護士と出会います。

桐原はガセネタを投稿した人間を特定したいのですが、お金と時間がかかるので弁護士の保田理はお勧めしません。

しかし覚悟を決めた桐原の依頼によって保田が情報開示請求の手続きを開始しました。

ここから始まった逆襲劇の行方とは・・・!?

軽い気持ちで他人を誹謗中傷することの罪深さとネット社会の闇をテーマにした『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』

今回は風変わりな弁護士が活躍する社会派漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

他人事ではないネット社会のトラブルをこの作品から学んでみてください。

 

『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

桐原こずえの意志を尊重した保田理が情報開示請求を行ってから2ヵ月が経過しました。

プロバイダーが情報開示請求を行う場合、まず書き込んだ発信元へ意見照会を行います。

その意見照会書が木下という主婦の元に届けられました。

木下優里香
「プロバイダから・・・?ただのDMかな」

DMだと思った木下は意見照会書に目を通しません。

意見照会書には木下が〇月〇日、○○のサイトで○○という書き込みをした件について情報開示請求がされていると書かれています。

しかし情報開示請求が行われていることなど想像していない木下は、サイトへの書き込みを続けていました。

そのことを知らない桐原が保田の事務所を訪ねます。

桐原こずえ
「最近余計ひどくなってるんですけど・・・ブログへの中傷書き込み・・・ツブヤイターも・・・リプも・・・」

犯人は捨てアカを使って桐原への誹謗中傷を激化させていました。

誹謗中傷が収まる気配はまるでありません。

保田理
「ツブヤイターまだ見てたんですか?マゾなんですか?あなたも好きですねー」
加賀美灯
「お気持ち分かりますよ!」

無神経な保田の頬を弁護士の業務を補助するパラリーガルの加賀美灯がつねります。

このように弁護士なのですが保田はあくまでも他人事というスタイルを崩しません。

悩んでいるお客に寄り添いたいと思っている加賀美とは考え方が正反対なのです。

保田理
「ツブヤイターのリプ見せてもらいますね」
桐原こずえ
「はい・・・例えばその3つ目とかひどくて・・・」

桐原からスマホを借りてリプをチェックさせてもらうことにしました。

しかし本当の目的はリプのチェックではありません。

保田理
「アプリ消しておきました」
桐原こずえ
「え」
保田理
「暇人に付き合う必要ないでしょう、ハッキリ言って時間と気力の無駄」

ストレスを感じている原因が分かっているのであれば、まずその繋がりを断てばいいとアドバイスします。

こうすることで環境が最適化されるのでブログのコメント欄も閉鎖した方がいいと教えてあげました。

桐原こずえ
「た・・・確かにそうですよね」
保田理
「という事で先にお金の話をしっかりしておきましょう、着手金は既に受取済ですが改めて確認です」

現在まででまとめサイトの削除要請4件と発信者情報開示請求1件の着手金と報酬金として約55万円の料金が発生しています。

案件や弁護士によって費用は異なりますが決して安いものではありません。

加賀美灯
「たけぇー」

パラリーガルの加賀美も着手金と報酬金の高さに驚いてしまいます。

しかしこの先も案件を進めていくと費用はこの程度では収まりません。

保田理
「この後、損害賠償請求へ進むとなると更に20万以上かかります、なんだかんだ100万は見といた方がいいですね」
桐原こずえ
「も・・・もちろん覚悟の上です!」

ここからが本当の戦いになるのです。

桐原は自分の知らないところで自分を誹謗中傷している人間を許すことはできません。

覚悟を決めている桐原の意志に保田は応えることができるのでしょうか!?

 

 

第1話ではふざけた印象の保田でしたが、第2話からは敏腕弁護士の一面を見せ始めましたね。

保田が動き始める中、加害者なのに当事者であることに気付いていない木下の姿にリアリティーを感じました。

匿名で書き込みすれば問題ないと思っている人に警鐘を鳴らす『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』

軽はずみな誹謗中傷が人生を破綻させるというメッセージが込められています。

法律の専門家が犯人を追い詰める様子をじっくりとお楽しみください。

後編

報酬金に納得した桐原に保田が現状を説明していきます。

保田理
「まずは犯人の契約しているプロバイダを突き止めます」

桐原の個人ブログでは管理者権限で犯人のIPアドレスが分かるように設定されていました。

この設定によって保田は犯人のプロバイダを突き止めています。

現在は犯人の住所にプロバイダ側から情報開示請求されているという文書が投函されているのですが、このままではプロバイダは情報を渡してくれません。

そこでプロバイダと裁判を行って情報開示を認めさせる必要があるのです。

保田は情報開示まで3~4カ月かかると予想していました。

桐原こずえ
「やはり・・・まだまだ時間がかかるんですね、引き続き・・・よろしくお願いします・・・」

桐原が帰るとパラリーガルの加賀美が保田のズバッとした発言を注意してきます。

しかし保田に悪気はありません。

保田理
「必要な事を粛々とやってるだけです、それより・・・加賀美くんは依頼者に感情移入しすぎ、そのうちハゲちゃうよ、さー次は裁判裁判♪」
加賀美灯
「アンタへのストレスでハゲるわ・・・」

加賀美のストレスが増加する中、東京地方裁判所で第一回口頭弁論が始まりました。

桐原の代理人である安田と相対するのは、三帝ネットというプロバイダの顧問弁護士です。

訴状の通り安田が陳述を行うと相手の弁護士から答弁書が提出されました。

第一回口頭弁論は5分という短い時間で終了します。

1カ月後、第二回口頭弁論が開かれました。

今回も保田が準備書面を提出すると5分で終了します。

このように民事裁判が10分かからないことは珍しいことではありません。

保田理
「ふー、あとは判決待つだけだね」
加賀美灯
「ものすごくしっかり戦ってるように見えましたけど・・・」
保田理
「ハハハ、まぁ形の上でね、無理筋な反論ではあっても・・・向こうは企業として契約者を守る姿勢だけは見せないと」

まだまだ戦いは始まったばかりなのです。

しかし情報開示請求を求められている木下は自分が戦いの中にいることを自覚していません。

その中で情報開示の判決が出てから3週間が経過しました。

加賀美灯
「先生!来てましたよ、三帝ネットから封書」
保田理
「お!待ってました!虎の尾をつかみましたね、書き込んだ人間が契約したプロバイダから契約情報をゲット!」
加賀美灯
「早速、桐原さんへ連絡を・・・」

ついに情報開示請求が完了したのです。

まだ契約者が分かっただけなのですが、桐原へ連絡することにしました。

保田理
「桐原さんお待たせしました、情報開示請求が終わりました」
桐原こずえ
「だ・・・誰が書き込んだかわかったんですね!」
保田理
「いえ、今判明してるのは書き込み元のネット契約者だけですが・・・この方の住所、名前心当たりありませんか?」

書類を見せると桐原の表情が曇ります。

その理由はネット契約者の名前に心当たりがあったためでした。

桐原こずえ
「この人・・・知ってます、同じマンションの・・・ママ友の木下さん家です、ダンナさんか・・・奥さんか・・・来海ちゃんはまだ5歳だから・・・」
保田理
「やっぱりね、住所が桐原さんとほぼ同じだったんですぐわかりました、まぁ電話番号等個人情報出せる人間は限られますから驚く事はないでしょう」

安田は桐原から木下の家族構成を聞き出します。

3人家族という事は分かっているのですが、来海ちゃんママと呼んでいるので奥さんのフルネームは分かりません。

念のため保田は相手の住民票をゲットして名前と家族構成を調べることにします。

桐原こずえ
「他人の住民票取れるんですか?」
保田理
「弁護士はできます、犯人は開示請求される事を知ってて無視しました!どうせ何もないとタカをくくってのんびりしているのです!あなたには今3つのメニューがあります」

1つ目は内容証明郵便を送ることで、2つ目はいきなり民事裁判を起こすこと、3つ目は刑事告訴して警察に任せるという選択肢です。

安田はどのメニューで犯人を追い詰めていくのでしょうか!?

『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~のネタバレ!

2021.05.18

富士屋カツヒト先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

『19番目のカルテ 徳重晃の問診』のネタバレ(漫画)!

2023.02.24

 

『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』を読んだ感想

ユーモアを交えながら法律問題を丁寧に扱っている作品ですね。

いつもはふざけているのに物事の本質を見抜いている保田のセリフにしびれました。

軽いノリで行った罪の代償が大きいことを表現した『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』

作品のタイトル通りネット社会の現代では他人事ではない事件を題材にしています。

他人を誹謗中傷することの罪深さを感じ取ってみてください。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

さらにポイントを使って購入することも可能ですよ!

そのジャンルは幅広く漫画はもちろんのこと、小説やビジネス書、週刊誌からファッション誌、スポーツ誌までも網羅しているんです!

使えるポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

登録時にもらえる600ポイントを使用して無料トライアル期間中でも新作コミックが読めるU-NEXT

最新巻でもポイントを使用して読めるので、こんなにお得なことはありません!

最新漫画は動画も配信しているタイトルも多いので、「原作漫画とアニメや映画」のようにセットで楽しんでみませんか?

さらに大人向けコミック、BLやTLコミック、写真集なども充実!

雑誌も読み放題で成人向けの作品も超充実のU-NEXT

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓