夫をこの世から消そうと決めましたのネタバレ(第2話)！

今回は「原田妙子」先生の『夫をこの世から消そうと決めました』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『夫をこの世から消そうと決めました』はこんな漫画(あらすじ)

見た目だけでイケメンと結婚した朝美は、モラハラ夫に殺意を覚え始めました。

モラハラ夫は朝美を侮辱するだけでなく不倫もしています。

夫の行動に我慢できなくなった朝美は夫をこの世から消そうと決めました。

しかし不健康な食材を食べさせて殺そうとするのですがなかなか夫は死んでくれません。

離婚したいのですが慰謝料だけでは生きていけない朝美に残された選択肢とは・・・！？

どこにでもいる夫婦関係の実態を描いていく『夫をこの世から消そうと決めました』！

今回は妻の怒りをテーマにしたサスペンス漫画の第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

完全犯罪を実行しようとする朝美の執念に共感できる物語になっていますよ。

『夫をこの世から消そうと決めました』の魅力紹介（ネタバレ含む）

第2話

朝美がパート先で帰る準備をしていると、同僚の女性がお惣菜を大量に購入しています。

女性は夫が会社の人を家に連れてくるので準備していました。

しかし女性の夫は総菜を出すと手抜きだと文句を言ってくるそうです。

家事に協力しない夫を女性は早死にしてほしいと願っていました。

「やっぱみんな同じなんだなー・・・でもみなさん・・・人ってそう簡単に死んでくれないもんですよ」

色々と試しているのですが朝美の夫は死んでいません。

この日も残業と嘘をついて浮気していると思われます。

食事を用意しているのに帰って来ない夫と別れたくなってきました。

「でも・・・離婚しても子供もいないし日本の慰謝料なんて数百万が相場、今から自分だけの稼ぎでやっていくなんて・・・世間は優しくない・・・でもダンナの死を願ってるだけの自分も・・・情けない」

結局は今まで通り時間が過ぎていくことが現実なのかもしれません。

朝になると交差点で夫が交通事故に遭って欲しいと願いながら見送ります。

そしていつものようにパート先で働いていると、土日のシフトを替わってほしいとお願いされました。

今までは土日のシフトを断っていたのですが、仕事になれば夫と顔を合わす機会が減ります。

喜んで土日のシフトを引き受けると今日のシフトを替わってもらえました。

帰ってもやることがないので昼寝しようと思っていたら玄関の鍵が開いています。

「うそっ・・・あたし確かに戸締りして、まさか空き巣・・・」

不安を感じながら家に入ると中から話し声が聞こえてきました。

その話し声を聞いた朝美は愕然とします。

「せっかく半休取ったんだから夕方まで新婚ごっこしてぇ♡」

朝美が夕方まで帰って来ないと思っていた夫が不倫相手を家に連れ込んでいました。

最悪な現実を目の当たりにした朝美は家を飛び出します。

「なっ、何今のっ、あっ、ありえないっ」

エレベーターを降りると宅配業者とぶつかりそうになりました。

この宅配便は先日朝美が注文したものです。

「うそっ・・・このタイミングで届くなんて、これって・・・啓示・・・！？」

不倫現場に遭遇したことと宅配便が届いたタイミングを神の啓示と捉えました。

すぐに朝美は次の計画を実行に移します。

いったい朝美は何を注文していたのでしょうか！？

とうとう夫が不倫相手を自宅に連れ込んでしまいましたね。

最悪な現場に遭遇したことで膨れ上がった朝美の殺意に共感できました。

結婚生活の終焉を表現していく『夫をこの世から消そうと決めました』！

朝美が完全犯罪を達成できるのかが注目ポイントになっていますね。

殺意を抱きながらも自分が不幸にならないよう冷静に行動する朝美の賢さが描かれていきますよ。

第3話

不倫相手を家に連れ込まれた朝美が新たな計画の実行を開始しました。

「明日の飲み会行きたくねーなー、焼肉食い放題だってよー、安い肉って脂分多いんだよなー、なんかオレ最近腹ヤバくなってきてないか？」

「えー、そんなこと全然ないよ」

「そーかー？気のせいか？」

「じゃあこれおすすめ、食べる前に飲むと脂肪を分解してくれるんだって」

朝美が夫に渡したのはダイエットサプリ系の飲料品です。

Q大学医学部の研究チームが開発したので高い効果が期待できると説明しました。

「お前も腹出てきたもんなーW」

「そーなのー、だから必死に調べまくってさー」

「ぎゃははは、じゃあ信ぴょう性ありそーだなーW」

顔は笑っていますが心の中では死んでほしいと願っています。

もちろん朝美が渡したのは普通のダイエットサプリ系の飲料品ではありません。

夜になると朝美は夫が死んだことを願いながら連絡を待ちます。

すると夫のスマホから電話がかかってきました。

「死ななかった、そりゃそうだ、ネットのあやしげな店のだもんな」

朝美が購入したのはお酒と一緒に服用するとアルコール中毒を引き起こすという飲み物だったのです。

しかし夫は泥酔しただけでした。

泥酔した夫は後輩に朝美を呼べと電話をかけさせたのです。

「こうなったらいっそこのまま海につっ込んでやろーか、よくクライムサスペンスである落ちる寸前に窓を蹴破って私は脱出、こいつはこれだけ泥酔してれば・・・」

助手席で泥酔している夫を車ごと海に転落させたいのですが、自分も死ぬかもしれないリスクが高すぎるので中止しました。

あくまでも夫だけにこの世から消えてほしいのです。

「やべ・・・吐きそう・・・」

「えっ、ちょっとやめてよ！中で吐かないで、待って！今停めるから！」

停車すると夫がすぐに車を降り吐いてしまいました。

たまたま停車した場所が高台だったので殺意が湧いてきます。

周囲を見回しても人の姿はありません。

「今・・・この背中を押せば」

「あースッキリした、え」

彼女は薄暗がりの中、手足があらぬ方向に向き絶命している夫を上からいつまでも見下ろしていた。

実際に朝美は夫を殺せたわけではありません。

その殺意を小説に書き留めたのです。

「あの時、本当にあいつを突き落としていたら・・・だめだー、この結末じゃあたしが捕まるだけじゃん」

夫には死んでほしいのですが自分の手は汚したくありません。

また離婚にはデメリットが大きすぎます。

しかし夫の体形が崩れてきたことで、自分の努力が実を結んできたことを感じて溜飲が下がってきました。

「何やってんだよぉ、メシまだかよー、なんでかなぁー、最近オレなーんか太ってきてんだよなー」

「じゃあもっと脂質おさえたメニューにするね♡」

「おー、たのむわー、やべーなー、ジムの回数ふやさねーと」

最近は帰りも早くなったのでもしかしたら不倫相手と別れたのかもしれません。

ただし朝美の殺意が消えたわけではないのです。

「でも・・・人はそうそう変わらない、きっとそのうちわたしの殺意も再燃するだろう、いつか本当に殺しちゃうかも」

朝美は本当に夫を殺してしまうのでしょうか！？

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夫をこの世から消そうと決めましたのネタバレ(漫画)！

2023.08.29

『夫をこの世から消そうと決めました』はこんな人にオススメ

ドロドロとした愛憎劇が好きな人にオススメな作品になっています。

笑顔の裏で殺意を抱く妻の恐ろしさに背筋が凍る恐怖感を味わえますよ。

愛情が憎しみに変わっていく人間ドラマを描写した『夫をこの世から消そうと決めました』！

人間なら誰もが抱く怒りの感情を丁寧に表現しています。

いくら夫婦でも相手を尊重しないと地獄に堕ちることを感じ取ってみてください。

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