暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~のネタバレ!

今回は「緒里たばさ」先生の『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~』はこんな漫画(あらすじ)

はるか昔、北祇の国では皇帝のために数千人の女性を集めた後宮が造られました。

その後宮に王花鈴(おうかりん)という少女が見習いの宮女として働き始めます。

後宮で友達を作りたい花鈴なのですが、誰も彼女の相手をしてくれません。

友達ができない理由は花鈴の父親が宮廷を影で牛耳る極悪非道の文官だということと、花鈴が父親と同じように目つきが悪いためです。

それでも前向きに働こうとする花鈴だったのですが、後宮を巡る権力闘争に巻き込まれてしまいました。

普通の宮女であれば乗り越えられない状況を、特別な能力を持った花鈴は己の力で道を切り開いていきます。

病弱な皇帝を守るため奮闘する少女の活躍を描いていく『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~』

今回はアクションシーンが迫力満点の歴史時代劇についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

父親の風評と見た目の悪さでマイナスからのスタートを切った花鈴の成り上がる姿を目に焼き付けてください。

 

『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

はるか昔に存在した北祇という国の後宮に祭りのため羊を届けに来た女性が現れました。

女性は門の前で兵士から武器を持っていないか身体チェックを求められます。

羊飼いなので武器を持っているわけはありませんが、規則なので兵士は細かく女性の身体を確認しました。

この門をくぐれば皇帝のために集められた数千人の女性が暮らす後宮に辿り着きます。

華やかな女の園に向かうためには厳重なチェックをくぐりぬけなければなりません。

一般人は入ることすら難しい後宮には、伝説と称される1人の見習い宮女が存在していました。

花鈴
「おはようございます、お姉様方、お水をお持ちしました、宮女見習いの王花鈴です、よろしくお願いします」

花鈴はただ水を取替に来ただけです。

それなのに花鈴の名前を聞いた宮女が悲鳴を上げました。

宮女は花鈴に対して命乞いをしてきます。

花鈴
「私の名前を名乗ると誰もがあんな声をだす、なぜかはわかってるけど・・・私の父は宮廷を影で牛耳る極悪非道、悪徳文官、王皓なのだ」

父親の王皓は出世のために邪魔者は拷問で排除してきました。

王皓には拷問した者の血をすすり若さを保っているという噂まであるほどです。

そんな父親の元に花鈴は生まれてしまいました。

おまけに花鈴は父親譲りの目つきの悪さも相まってそばに誰も寄ってきません。

この状況を変えるため花鈴は後宮に入ることを望みました。

いつまでも父親の元にいれば一生友達などできません。

緊張しながら父親に後宮入りを申し出ます。

王皓
「ふぅん後宮か、おもしろい、この諜報書に後宮にいる子女や妃の名、父親、兄弟・・・すべての名と特徴が記してある、一言一句徹底的に覚え、後宮の情報を定期的に知らせろ」

王皓は一族に伝わる腕輪を身に着けることを条件に後宮入りを許可してくれました。

しかし花鈴は父親の命令に従うつもりはありません。

花鈴
「父様!あなたの娘は後宮で友達をつくりゆったり生きるのです!謀略とはオサラバ!」

あくまでも花鈴の目的は後宮で友達を作ることなのです。

ただ王花鈴ということで誰も周りには近寄ってきません。

数日後、12月に開催される祭りの準備が始まりました。

宮女見習いは料理の手伝いと、羊追いを見学する皇帝の妻たちが使う敷物の刺繍を任されます。

刺繍が気に入られたら見習い後の配属先に影響が出るので、宮女見習いは張り切って制作を開始しました。

花鈴
「貴妃様つきの宮女・・・私のあこがれの世界だわ!がんばろっと、父様の諜報書によると喬貴妃様は鳥、劉賢妃様は花、蔡淑妃様はぶどうがお好き、これとこれを組みあわせたらかわいいかも」

父親からの情報を取り入れながら敷物に刺しゅうを施していきます。

花鈴は一生懸命やっているだけなのですが、目つきの悪さで他の宮女見習いから何かを企んでいると誤解されてしまいました。

作業が夜までかかってしまった花鈴は、作業場に忘れてしまった筆入れを取りに戻ります。

すると夜遅くなのに話し声が聞こえてきました。

花鈴
「よく聞こえないけど、あれは確か覚えたところによると商家の娘の張鴻と、塩役人の娘の徐珠」

2人は花鈴が刺繍に貴妃様を傷つける細工を施したと疑い、敷物を破いて使えないようにします。

止めに入ろうとするのですが2人に逃げられてしまいました。

一生懸命作った刺繍はボロボロになっています。

花鈴
「私は王皓の名から永久に逃げられない、私なんかには友達なんて過ぎた夢だったんだ、そりゃそうだよね、父様・・・王皓にいつも見張られているんだもん、誰も近づかないよ・・・」

作業場から宿舎に戻ろうとしても門が閉じられているので入れません。

散々な目に遭ってしまった花鈴は雨に打たれながら泣いてしまいます。

すると雨が降りしきる中、小柄な少年が傘を差しだしてくれました。

暁星
「風邪ひくよ」

笑顔の少年は花鈴にお礼を言う間を与えず立ち去っていきます。

一瞬の出来事でしたが花鈴は少年の素性に心当たりがありました。

花鈴
「後宮にいる少年はただ一人、あの方は皇帝陛下」

皇帝陛下との出会いが花鈴の運命を大きく変えていくことになるのです。

 

 

極悪非道の父親を持ったことで苦労する花鈴がとても不憫ですね。

それでも明るく振舞おうとするのですが周囲の誤解や偏見はなくなりません。

様々な陰謀にヒロインが巻き込まれていく『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~』

友達を作りたいはずの花鈴が宮廷に渦巻く謀略を次々と解決していきます。

花鈴の優れた頭脳と暗殺術に見惚れてください。

後編

北祇の国が混乱している象徴こそが幼い皇帝陛下の暁星です。

謀略が渦巻く宮廷の中で皇帝陛下は2人の異母兄を立て続けに暗殺されました。

先帝の遺言によって皇帝陛下は10歳で即位したのですが、先帝の寵妃と先帝の生母、そして先帝の一人娘が三つ巴の状態となり後宮は泥沼の状態に沈んでいます。

幼い暁星は体が弱いこともあり混乱を収められていません。

花鈴
「後宮にこんなに優しい心を持った方もいるんだ・・・よっし!私はめげない!あきらめない!もう一度!がんばる!」

皇帝陛下の優しさに触れた花鈴はもう一度刺繍を作ることにします。

刺繍を完成させた花鈴は12月8日、臘祭を迎えることになりました。

臘祭は鼓を打って疫を払い、狩猟で得た供物を先祖に捧げる宮中行事です。

宮廷内では狩猟に見立てた羊追いの儀があり、貴人たちの楽しみとなっていました。

しかし宮女見習いたちは仕事があるので祭りを楽しむことはできません。

花鈴も雑用に追われていると、羊を届けに行った宮女見習いの徐珠が行方不明になってしまいます。

諦めないことを誓った花鈴は徐珠のことを探しに畜舎へ向かいました。

その途中で豪華な衣装を纏った羊を連れた宮女と出会います。

宮女は羊を献上の儀に連れて行くことを花鈴に説明してくれました。

花鈴
「私に普通に話しかけてくれる・・・おかしいこの人、しかもよく見ると見習いの服だけど・・・私の記憶を探してもこんな人知らない、つまり父様の諜報網にかかっていないわけで後宮の人間ではない、間者だ・・・」

慌てて徐珠がいるはずの畜舎へ急行します。

すると徐珠の遺体を見つけました。

驚いていると先程の間者が背後から襲いかかってきました。

花鈴
「まさか武器!?後宮ではいかなる武器も持つのは厳しく禁じられているのに・・・?外部からどうやって武器を持ちこんだ?」

祭りの最中は多くの人間が出入りするので、身体チェックは普段よりも厳しくなっています。

しかし間者は武器で徐珠を殺害し、次は皇帝陛下の命を狙っていました。

花鈴にただ一人優しくしてくれ、心に勇気を与えてくれた皇帝陛下を殺させるわけにはいきません。

皇帝陛下の恩に報いたい花鈴の反撃がスタートします。

花鈴
「なるほど、これが武器ですね、羊のヒヅメで作った短刀、乾かしたヒヅメはとても固い、しかし長さはないのでなるべく標的に接近しなくてはならない、だから宮女の服が必要だった」

間者は武器を羊のヒヅメの裏に彫った溝に隠しながら宮廷に潜入していました。

暗器を奪われた間者は花鈴が何者か尋ねてきます。

花鈴
「私に何者?なんて聞く人は後宮にはいないから答えるとすれば、謀略、暗殺、最凶梟雄王皓の娘、王花鈴です」

同じ暗殺者だと知った間者は一緒に手を組もうと言ってきました。

皇帝陛下が生きていると困る人間はゴマンといます。

つまり幼い皇帝陛下に味方は1人もいません。

花鈴
「そうなの・・・ゴマンといるのね、ならば私は一人も許さない」

父親の王皓から与えられた腕輪には武器が仕込んでありました。

こうして花鈴は間者を圧倒的な力で討ち取ったのです。

花鈴
「徐珠さん・・・ごめんね、助けることができなくて、せめてこれを・・・」

花鈴が間者を仕留めたことで臘祭は無事に幕を下ろしました。

武器を握らせたことで徐珠は自らの命と引き換えに間者を殺した英雄として崇められます。

花鈴
「私はあんなことしてしまったけど正しかったのかな・・・何かもっとやり方があったのかな・・・もうここにはいられないだろう・・・」

落ち込みながら皇帝陛下のお通りを見守っていると、自分が作った敷物を使ってくれていました。

再び花鈴は皇帝陛下から諦めない気持ちを与えてもらいます。

しかしまだまだ友達はできません。

その中で暁星を狙う謀略も消えたわけではないのです。

次に花鈴が立ち向かう謀略とはいったいどういうものなのでしょうか・・・!?

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『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~』のネタバレ!

2023.03.08

 

『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~』を読んだ感想

ファンタジーとヒューマンドラマが見事にマッチした歴史時代劇だと感じました。

花鈴が一生懸命に皇帝陛下を守ろうとする姿や、宮廷に渦巻く謀略など見所が盛り沢山ですね。

頑張り屋のヒロインと幼い皇帝の運命を描写した『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~』

見事な暗殺術を披露する花鈴がとてもカッコ良く描かれています。

迫力満点のアクションシーンと複雑に絡み合う人間ドラマをじっくりと読んでいってください。

 

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