蒼竜の側用人のネタバレ!発売日と無料の試し読み情報も!

今回は「千歳四季」先生の『蒼竜の側用人』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『蒼竜の側用人』はこんな漫画(あらすじ)

双子の姉とは違い巫女としての能力が低いルクルは、生まれ育ったカディアス村に居場所を無くしてしまいます。

村を出たルクルが行き着いたのは竜のご加護に守られたアズフォレオ王国でした。

この王国で気性の激しい竜のお世話をすることになったルクル。

ユリウスという名の竜に怯えながらも、ルクルは持ち前の優しい性格で距離を縮めていきます。

そんな中、ユリウスに秘められた謎が明らかになっていくのでした。

美しい少女と誇り高き竜が心を通わせる様子を描いた『蒼竜の側用人』

今回は素敵なファンタジー漫画の魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

ルクルとユリウスのラブロマンスを夢中になってお楽しみください。

 

『蒼竜の側用人』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

竜のご加護に守られたアズフォレオ王国の宮殿には気性が激しい竜が住んでいます。

王はこの竜のお世話をさせるため近隣の村から娘を買い集めていました。

ルクル
「これが私にできる最善の方法です」

執務役から竜の名前がユリウスという説明を受けながら、ルクルは祈るような姿勢を取っています。

カディアス村から大金と引き換えに買われたルクルは、竜のお世話をする初日を迎えていました。

気難しい性格ということを聞いたルクルが、恐る恐るユリウスの部屋へ近づいていきます。

すると低くて大地を揺らがすような唸り声が聞こえてきました。

部屋に入ると金の瞳と鋭い爪を持ったユリウスが鎮座しています。

ルクル
「私はカディアス村、巫女の一族が一人、ルクルと申します、貴方様のお世話をさせて頂くため、これより相見える事お許し下さいませ」
ユリウス
「いいだろう、ここで倒れなかった奴は初めてだ」
ルクル
「しゃ・・・喋った・・・!?」
ユリウス
「喋っただと?この程度の事で驚くとはそれでも巫女か、全くいつまでもつか見物だな」

こうしてルクルはユリウスの世話役としての生活をスタートさせました。

空を飛ばないユリウスは普通の竜とは違って自然に鱗が抜け落ちることがありません。

そのためルクルの仕事は古くなった鱗を根元から剥がすお手伝いをすることでした。

しかし竜の鱗は武器として扱われるほど鋭利なため、慎重に作業することが重要になります。

ルクル
「こわい・・・あっ」

恐る恐る作業しているとまだ新しい鱗を剥がしてしまいました。

ユリウス
「貴様・・・ッ、俺の鱗を引き抜くとはいい度胸だ、下がれ」
ルクル
「失礼・・・しましたっ」

逃げるように部屋を出て行くルクル。

失敗してしまった彼女は部屋で村にいた頃のことを思い返します。

ルクルにはミレアという優秀な双子の姉がいて、いつも巫女として姉と比較されてきました。

父親はいつもミレアのことを可愛がっていたため、次第にルクルの居場所が無くなっていきます。

ルクル
「姉様が羨ましい、だって役立たずの居場所なんてどこにもないの」

故郷に居場所が無くなったため王宮にやって来たルクルは、翌日になると再びユリウスの元を訪ねました。

ユリウス
「貴様、今日も来たのか」

恐怖心を感じないようにするため、ルクルはユリウスと目を合わせようとしません。

そのまま鱗を触ろうとすると、昨日と状態が変化していることに気がつきます。

ルクル
「ここ・・・昨日手入れしてた所ですよね・・・こんなにひどかったですっけ・・・?」
ユリウス
「そこは触るな」
ルクル
「しっぽではたいてはがしたんですか?どうして」
ユリウス
「どうして?俺に触れるのを恐れているくせに、おびえながら触れるな、お前の血が俺につくのは不快だ」

実は昨日鱗を剥がしてしまった時、ルクルは腕に怪我を負っていました。

ルクルはそのことに気がついていたユリウスの優しさを感じていきます。

ルクル
「す・・・すみません、次からはちゃんと気をつけます、だからもう一度手入れさせて下さい」

ようやくここでユリウスと目を合わせたルクル。

ユリウスは彼女のことを受け入れてくれるのでしょうか!?

 

 

健気な少女と謎多き竜の交流を描いた物語になっていますね。

女性漫画らしいキレイな絵と、ロマンチックな展開が魅力的な漫画だと思いました。

ここから少しずつユリウスに秘められた謎が明らかになっていきます。

ユリウスが抱える秘密によって物語が大きく動き出す『蒼竜の側用人』

距離を縮めていく2人に注目しながら続きをご覧ください。

後編

恐怖心を捨て去って鱗の手入れを申し出たルクル。

そんな彼女に対してユリウスがこれまでと違った態度を見せていきます。

ユリウス
「布をしっかり羽織れ、それは俺の鬣から作ったものだ、肌触りは悪かろうが丈夫だ、怪我も防げる」

こうしてユリウスの指示通り布を羽織りながら、ルクルは鱗のお手入れをしていくことになりました。

最初は慣れない手つきだったのですが、少しずつ上手に手入れができるようになっていきます。

そんな中、ルクルはしばらく王国に雨が降っていないことに気がつきました。

この王国には竜の生命みなぎる土地は富み恵むという言い伝えがあります。

言い伝えを思い出したルクルはユリウスの力が弱まっていると思い始めました。

ルクル
「ユリウス、どこか体を悪くしていませんか?」
ユリウス
「なんだ突然に・・・この地に翳りを感じるか」

やはりユリウスの体調に異変が起きていると思うルクル。

ルクル
「もしそうなら王様に薬を」
ユリウス
「ルクル、あれに気を許すな、あれは王などではない」

ユリウスの周りには王様が敷いた魔方陣があり、これによりユリウスは身動きが取れなくなっているのです。

少し苦しそうな表情を浮かべるユリウスなのですが、意固地な彼はこれ以上弱気な態度を見せることはありません。

ルクルはそんなユリウスに対して自分ができることを探し始めます。

まず彼女が行ったのは体調を改善させるため、薬膳料理を作ってあげることでした。

巫女としては姉に劣るルクルなのですが、少しでも誰かの役に立ちたくて料理を覚えていたのです。

ルクル
「貴方が意固地なのはきっと理由があるから、巫女になれない半人前では力不足かもしれないけど頼ってほしいです、私は貴方のお世話係だから」

ルクルの想いが届いたのか、ユリウスの態度に変化が現れ始めました。

ユリウス
「葉のまま入れるな、歯触りが悪い、だがまあ食えん事もない、そこそこには役立つではないか」

こうしてユリウスはルクルのことを受け入れ始めたのです。

しかしここから3ヶ月が経過した頃、王国に異変が起こり始めました。

ルクルのお世話の甲斐もあってユリウスの体調は徐々に回復してのですが、相変わらず雨が降らない状況が続いていたのです。

この事態に焦りを感じた王様は、ユリウスの命を奪う計画を立て始めました。

ですがルクルにこの計画が知らされることはありません。

そんなルクルとユリウスの前に槍を持った王様が現れます。

ユリウスが魔方陣から出られないことを知っているルクルは、彼を守るため王様の前に立ちふさがりました。

ルクル
「武器を下げて下さい・・・!」

しかし王様は構わずに槍で攻撃をしてきます。

するとユリウスがルクルの身を庇うように彼女の身を包みました。

ユリウス
「じっと・・・していろ、何故こちらに来た、震えているくせに、逃げれば良かったではないか・・・」

自分の身を守ってくれたユリウスを放っておくことはできないルクル。

ルクル
「置いて行けません、だって私に居場所をくれたのはあなただから」

傷を負ったユリウスの頭部にルクルが優しくキスをしました。

次の瞬間、ルクルは青銀の髪の毛と金の瞳をした人間に姿を変えていきます。

実はアズフォレオ王国の正当な王様だったユリウス。

ごく一部の者しか知らないのですが、アズフォレオの王家には竜の姿に変わる呪いを受ける代わりに竜の力が与えられる決まりがあったのです。

この呪いを解くためには、竜の姿のまま自分が人間であることを口にしなければなりません。

しかしユリウスは人間であることを言葉にしてはいませんでした。

果たして彼はどうして人間の姿に戻れたのでしょうか!?

この謎とルクルとユリウスが距離をさらに縮めていく姿は、実際に漫画を読んでお楽しみください。

 

『蒼竜の側用人』最新刊の発売日は?

美しく心優しい少女と、呪いをかけられた竜のロマンスを描いた『蒼竜の側用人』

この作品は洗練されたファンタジー漫画として大人気となっています。

そんな人気漫画の最新刊となる第5巻は2018年10月19日に発売されました。

次回作となる第6巻の発売日は2019年4月19日頃と予想されています。

多くの漫画ファンが楽しみにしている次回作の発売を心待ちにしましょう。

ちなみに次回作の発売日はあくまでも予想となっていますので、諸事情によりズレが生じた場合はご了承ください。

 

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