『魔法のリノベ』のネタバレ(漫画)!第2話の依頼内容は?

今回は「星崎真紀」先生の『魔法のリノベ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『魔法のリノベ』はこんな漫画(あらすじ)

大手工務店の営業をしていた真行寺小梅は、男性ばかりでリノベーションを請け負っている家族経営のまるふく工務店に転職しました。

優れた営業スキルを兼ね備えた小梅はお客様に寄り添ったプランを提案したことで、長男の玄之介と初白星を勝ち取ります。

お互い心に傷を抱えている2人は営業の星になるため奮闘することを誓い合いました。

そんな小梅と玄之介に新たな依頼が舞い込みます。

お客様に寄り添うことをモットーにしている2人は、新規の顧客にどのようなプランを提案するのでしょうか!?

人気女優の波留さんが主演を務めたテレビドラマで話題になった『魔法のリノベ』

今回はリノベーションをテーマにしたヒューマンドラマの第2話とについてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

小梅と玄之介のコンビネーションがレベルアップしていくところに注目してもらいたいですね。

 

『魔法のリノベ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

まるふく工務店に玄之介と竜之介が出社してきました。

福山玄之介
「うわあああっ、小梅さんっっ?」

巨大なみのむしがいると勘違いした玄之介が大声を出してしまいます。

玄之介がみのむしだと思ったのは寝袋の中で眠っていた小梅でした。

真行寺小梅
「あ、おはようございます、玄之介さん竜之介さん、すみません、寝過ごしました」
福山玄之介
「まさかここに泊まったんですか!?」
真行寺小梅
「ホームページリニューアルしておきました、トップページがオシャレじゃないとそれだけでお客様にハネられますから、あ、タイムカードは昨夜10時にチェックアウトしてあります、いわゆる自主残業です」

サービス残業した後、小梅は会社で寝てしまったそうです。

本日は午後から加藤様との打ち合わせが入っているので、小梅はシャワーを浴びるため急いで帰宅しました。

今後のために寝袋は会社にキープしておきます。

福山玄之介
「まるふく工務店リフォーム部福山です、よろしくお願いします、加藤様」

加藤様の依頼内容は購入した築12年の中古物件の間取りを変更してリノベーションしたいということでした。

ただしツーバイフォー住宅なので間取りの大幅な変更ができるのか心配しています。

秋に子供が生まれる予定の加藤様ご夫婦は、家の真ん中にある縦長の庭を潰して一階の南側に広いLDKを作るつもりでした。

しかし午前中に見てもらった業者から改変はできないと言われたそうです。

奥様
「だからぁ遠くても新築のほうがいいって言ったのにぃー、あたしはユーカリが丘の新築が気にいってたのにぃ、このひとが中古のリノベのほうが安く上がるって言い張るからぁ!なのにぃー」

奥様は中古物件のリノベーションに乗り気ではありません。

そこで玄之介は奥様を安心させてあげることにします。

福山玄之介
「出来ますよリノベーション、確かに2×4は壁で建物を支える構造なので耐力壁といって動かせない壁があるのですが間取りを広くすることじたいは出来ますよ」

耐力計算をやり直す必要はありますが、まるふく工務店ならリノベーションできることを伝えました。

ただしまだ設計に関する書類を見ていません。

そのため小梅は加藤様から設計図面のコピーを取らせてもらってから、設計担当と検討して最良のプランを提示させてもらうと伝えます。

真行寺小梅
「玄之介さん出来ますと言うのが早すぎです、設計図面見ないうちに出来ると言って出来なかったらどうするんですか」
福山玄之介
「・・・わかってます、でも奥様がお気の毒でつい」

玄之介は妊娠初期の奥様を気遣っていました。

まるふく工務店ならリノベーションが可能だと思ったので一刻も早く奥様を安心させたかったのです。

真行寺小梅
「ブーブー怒ってただけじゃないですか彼女、お気の毒なのはダンナさんのほうでしたよ、むしろ、家を買うなんて人生の重大案件でなんの勉強もせずに夫婦の片方にまかせっきりであとで文句だけ言うってどうでしょうね」

いくら妊娠中とはいえ奥様の勝手な発言は容認できません。

小梅は夫婦間でしっかり話し合ってほしいと考えています。

福山玄之介
「・・・小梅さん女性に手厳しいですね」
真行寺小梅
「男女関係ないですよ、今の話、玄之介さんは女性に甘いんじゃないですか?」
福山玄之介
「優しいって言われることはありますけど?」

玄之介は小梅をキツイ女性だと感じるようになっていました。

果たしてタイプが異なる玄梅コンビは加藤様の要望に応えられるのでしょうか!?

 

 

豪快で芯が強い小梅の性格を感じられる展開になっていますね。

対照的に玄之介は優しすぎる気がしました。

温かな雰囲気の中で建築業界のお仕事に焦点を当てていく『魔法のリノベ』

優しさだけではお客様の希望を叶えることはできません。

玄之介が営業の難しさを学んでいく様子が描かれていきますよ。

第2話後編

加藤様のお宅から玄之介と小梅が会社に戻ってきました。

福山玄之介
「竜之介いま時間ある?2×4の増築で見てもらいたい案件があるんだけど、この坪庭をつぶして増築、和室とLDKと廊下を全部まとめて1ルームにリノベする方法あるよね?」

設計図面を竜之介に見せると一部の耐力壁は移動することになりますが、増築は可能だと言ってもらえます。

結果オーライでしたが玄之介は加藤様の依頼に応えられそうでした。

それでも今後は軽率な返答を控えるよう小梅に注意されます。

安心した玄之介だったのですが、設計図面を改めて見直すとこの物件は建ぺい率が60%になっていました。

この区画は建ぺい率が60%なので、すでにギリギリいっぱいに建てられている物件はこれ以上の増築ができません。

奥様
「どういうこと?出来るって言ったじゃない、このあいだ、なのになんで?」
福山玄之介
「申し訳ありません、社に戻って頂いたコピーを見てわかったのですが、建ぺい率といって敷地面積に対する建設面積の割合を規制する法律がございまして、この家はすでにギリギリに建ててあり坪庭をつぶして増築することは出来ないのです」

謝罪した玄之介は二階の二部屋を統合してLDKにする別のプランをご提示します。

しかし奥様は中古物件のリノベーションに嫌気が差していました。

奥様
「もういい、もうイヤ、こんな中古、だから言ったじゃない、少しくらい都心から離れても新築がいいって」

奥様がいつも二択で外れを引いてしまうご主人を責め始めます。

結婚式もホテル挙式を選ぼうとしたのに、ご主人は流行りのガーデンパーティーを選びました。

すると当日は台風が発生してしまったそうです。

福山玄之介
「奥様・・・あの・・・」

仲裁に入ろうとするのですがご主人が反論してしまいました。

その中でうっかり母親がこの物件を見つけてくれたことを打ち明けてしまいます。

奥様
「・・・は?この中古お義母さんの推し物件だったの!?」

玄之介は奥様にとんでもない地雷を踏ませてしまいました。

このままでは物件を手放すだけでなく、離婚話に発展してしまうかもしれません。

会社に戻った玄之介は加藤様にこの事態を乗り越えてほしいと語り出しました。

福山玄之介
「あの家はいい家だと思います、風光の取入れにもバリアフリーの徹底振りにも建てた人の優しさがあちこちに感じられます、ご主人もご主人のお母さんもそこを感じ取って気に入られたんだと思うんです」

決して実家に近いという理由や、母親の言いなりになっただけではないはずです。

物件自体をしっかりと評価したうえで購入を決めたと玄之介は考えていました。

真行寺小梅
「わたしもそう思います、だからこそはじめからご主人はちゃんと全てを話してからおふたりで決定すべきだったんですよ」
福山玄之介
「わざわざモメる種を蒔くのを避けたんでしょうね、優しそうな人でしたから」
真行寺小梅
「優しいってのと考えが甘いってのは別!!」
福山玄之介
「・・・ですよね・・・」

小梅の厳しい言葉が玄之介の胸に突き刺さります。

しかし小梅は厳しいだけの女性ではありません。

すぐに奥様とだけアポを取り直し、物件の売却や買い替えに関する注意点などの資料を渡すことにしました。

真行寺小梅
「ご夫婦で冷静に検討していただくことが大事ですから、そのうえで今の物件のリノベで行こうと思っていただけるかどうかはわたしたち次第です、玄之介さん凹んでるヒマなんてありませんよ」

再び奥様と話してみるとご主人は中古物件を売って新築を買い直そうと言ってくれたのですが、奥様は買い直した場合のデメリットに負い目を感じているようです。

そこで小梅は一階に造りたかった20畳以上のLDKに関して、どんな風に使いたかったか質問してみました。

奥様は親の目が届くところで子供に勉強をさせたいので、LDKの並びに子供部屋を作りたかったそうです。

ネットで色々調べた奥様は自分なりに図面も作成していました。

真行寺小梅
「わかりました、他にもお望みがありましたらおっしゃって下さい、私どもは可能な限り取り入れて二階リビングのプランを作ります、もしこの家で行くことになったら奥様が主導権を握りましょう、ダンナ様に貸しがあるぶん奥様にはアドバンテージがありますから」

しっかりと奥様の立場を尊重します。

その上で改めてこの物件の良いところを玄之介に説明させることにしました。

福山玄之介
「南北に長い建物の内側に造られた庭は北側の部屋にも光や風を取り入れるためのものです、二階に二部屋しか造らず南をルーフバルコニーにしたのも一階の和室への思いやりなんです」

和室を洋室に変更してご夫婦の寝室として活用することを提案します。

さらに一階のLDKは将来的に子供が大きくなった時のプライベートルームにすることをアドバイスしました。

真行寺小梅
「ご参考までに先日一度作りました二階LDKプランをさらに奥様向けに改良して持ってまいりました、二階のこの位置に洗濯機を置ける家事スペースを作りました」

洗濯物を干すのは二階のルーフバルコニーですし、キッチンが二階になるのなら家事動線を二階にまとめた方が便利です。

そしてダイニングの一角にラボスペースを作るプランをご提示しました。

窓側にカウンターを作ればお子様の勉強スペースや奥様の作業スペースとして活用できます。

福山玄之介
「ルーフバルコニーに臨む窓は出窓にしてバルコニーにはグリーンの鉢をたくさん置きましょう、どうぞイメージなさってください、この家でのご家族を」
奥様
「・・・この二択ならふたりで正解を選べそう・・・」

奥様にベストなリノベーションプランをご提示することができました。

小梅と玄之介は屋台のおでん屋で祝杯を挙げることにします。

福山玄之介
「・・・いやホントこんくぁいは・・・ありあたしたーっ」
真行寺小梅
「いやいやキミも最後はよく頑張ったよ、うん、キミのムダに優しい所や甘っちょろさも人間味として営業に役立つこともあるかもしれないね、内心どうしようかと思ったけど」
福山玄之介
「あざっす!・・・僕も内心・・・こんなキッツイ女性が相方でやっていけるのかなあなんて思ったんすけど・・・やっぱキツイっす!」

少しだけお互いのことを分かり合えた小梅と玄之介だったのでした。

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『魔法のリノベ』はこんな人にオススメ

ハートウォーミングなヒューマンドラマを探している人にオススメしたい作品です。

様々な事情を抱えるお客様に寄り添う素敵なお仕事を丁寧に表現した物語になっていますよ。

建築業界の表と裏を描写した『魔法のリノベ』

優しい気持ちになれる人情噺が盛り沢山の漫画です。

ポジティブな真行寺小梅の姿を見ているうちに元気が出てきますよ。

 

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