君の膵臓をたべたいのネタバレ!映画化もされた作品をご紹介!

今回は「原作 住野よる 作画 桐原いづみ」先生の『君の膵臓をたべたい』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

君の膵臓をたべたいのあらすじ

主人公の”僕”はどこにでもいる普通の高校生なのですが、内気な性格のため友人と呼べる存在がいません。

彼とは正反対に同級生の山内桜良は、その可愛いルックスと明るい性格からクラスで人気の女子高生です。

接点がなかった二人だったのですが、ある日桜良が重病だと知ってしまう”僕”。

この秘密を共有した二人はおかしな付き合いを始めていき、次第に心を通わせていきます。

大人気の恋愛小説をコミック化し、映画化もされた胸キュンラブストーリーの開幕!

君の膵臓をたべたいの魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

物語は二人が秘密を共有した少し後から始まっていきます。

「クラスメイトであった山内桜良の通夜にも葬儀にも僕は出なかった、僕は自室にこもり彼女に借りた本を読んでいた」

自室のベッドで横になり少し暗い表情の”僕”。

携帯電話が鳴ったので起き上がりでてみると、母親からお米を炊いておいてと頼まれました。

電話を切った後も”僕”の表情は曇ったままです。

またベットに体を預け、目をつぶりながらため息交じりに桜良のことを考える”僕”。

「君に最期に送ったメール、君は見たんだろうか、たった一言のメール、君の膵臓を食べたい」

ここから物語は二人が秘密を共有した頃にさかのぼります。

友人のいない”僕”が教室の隅で桜良を見つめていました。

「彼女はクラスの誰からも愛されていた」

この言葉通り桜良はクラスの人気者で、いつも友人たちと楽しそうに会話をしていました。

男子からもよく話しかけられる桜良と、その会話に入ろうともせず”僕”はいつも一人で本を読んでいます。

これがいつもの光景でこれからも変わらないだろうと思っていた日常でした。

「僕と彼女に接点はなかった、しいていえばクラスメイト、それぐらい、僕は人に興味がなかったし、多分クラスのみんなも僕の事には興味ないだろう」

しかし二人が同じ図書委員になったことから、この日常と”僕”の心に変化が現れることになります。

交わることのない二人だったはずですが、物語はここから二人に焦点を当てて進んでいきます。

二人の関係がゆっくりと進んでいき、感動の展開を迎える『君の膵臓をたべたい』

引き続き漫画の魅力を楽しんでください。

後編

クーラーの調子が悪い中、図書委員の仕事のため一人で図書室に向かう”僕”。

一人で黙々と図書の整理をしていると、遅れて桜良がやって来ました。

桜良
「もー!行くなら声かけてくれればいいのに、同じ図書委員でしょー?」
「君が仕事を忘れてなければ、時間になったら来ると思って」
桜良
「もー相変わらずつれないなぁ・・・」

同じ図書委員でありながら、”僕”はどこか桜良に見えない壁を作っている様子です。

しかし明るい性格の桜良にはそれを気にするそぶりは見られません。

それ以上に桜良から積極的に話しかけるという関係で、この日も一緒に図書の整理を始めました。

少し暑い図書室の中で汗ばみながら整理をしていると、作業をしながらポツリとつぶやき始める桜良。

桜良
「私さぁ・・・君の膵臓を食べたい」
「僕に言ってるのか」

心の中で聞き返す”僕”。

「いきなりカニバリズムにでも目覚めたの?」
桜良
「昨日テレビで見たんだぁ、昔の人はどこか悪いところがあると他の動物のその部分を食べたんだって」
「それが?」
桜良
「肝臓が悪かったら肝臓を食べて、胃が悪かったら胃を食べてって、そうしたら病気が治るって信じられてたらしいよ」

当然ですが桜良が共喰いをするカニバリズムに目覚めたわけではありません。

不思議な会話をする二人なのですが、異様な空気感が漂っているわけではなく、再び桜良がつぶやき始めます。

桜良
「だから私は君の膵臓を食べたい」
「もしかしてその君っていうのは僕のこと?」
桜良
「他に?」

桜良の言葉の真意がつかめずため息をついてしまう”僕”。

ですが変わり者の”僕”は彼女の言葉にも動揺する様子はありません。

何事もなかったかのように会話を再開し始めます。

「僕の小さな内臓に君を救うなんていう重荷は背負わせられないな、それに僕が膵臓を必要としてるっていう可能性はないの?」
桜良
「どうせ膵臓の役割も知らないんでしょうにー」
「知ってるよ」
桜良
「もしかして調べたりしたの?」

桜良に背を向けたまま彼女の質問に答える”僕”。

「膵臓は消化とエネルギー生産の調整役だ、例えば糖をエネルギーに変えるためにインスリンを作ってる、もし膵臓がないと人はエネルギーを得られなくて死ぬ」

“僕”は膵臓の役割を完璧に説明すると、だから自分の膵臓をあげるわけにはいかないと謝りました。

桜良
「なんだぁ、【秘密を知ってるクラスメイト】くんも、私にちゃんと興味を持ってくれてるんだねえ」

声を上げながら大笑いする桜良。

その笑顔からは彼女が病人だということを全く感じ取ることがません。

ですが冒頭の”僕”のセリフからも分かるように、実際にこの後彼女は亡くなってしまうのです。

物語はこのまま温かくも切ない空気感の中、感動のクライマックスへと向かって行きますので、続きは漫画を読んで楽しんでくださいね。

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映画化もされましたよ

『君の膵臓をたべたい』は、その感動のストーリーから本屋大賞2位を受賞した小説をコミックにしたものです。

コミックでも大人気となった物語は、ついに映画化もされ話題になりました。

映画では桜良役に浜辺美波さん、”僕”役は北村匠海さんが演じています。

小栗旬さんや北川景子さんも出演しているので、さらに話題になったようですよ。

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