絶園のテンペストのネタバレ(漫画)!愛花を殺した犯人は?

今回は「原作 城平京 構成 左有秀 作画 彩崎廉」先生の絶園のテンペストという漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

絶園のテンペスト』はこんな漫画(あらすじ)

不破真広(ふわまひろ)は何者かの手によって両親と妹の愛花を殺されてしまいます。

事件から10カ月が経過しても警察は犯人の手がかりをつかめていません。

そのため真広は犯人を自力で見つけ出して自ら裁くことを誓います。

犯人を捜すため姿を消した親友を気にかけている滝川吉野(たきがわよしの)が真広の身を案じている頃、とある島に魔法使いの姫君が漂流しました。

この姫君の出現によって真広と吉野が暮らしている世界と、魔法が存在する世界が空間を超えて結ばれてしまったのです。

時間と空間を超えて戦うことになった主人公たちを描写した『絶園のテンペスト』

今回はアニメ化されたファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

愛花を殺した犯人を推理しながら読んでみてください。

 

絶園のテンペスト』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ある晴れた日、無人島に大きな樽が流れつきます。

その樽の中から女性が姿を現しました。

鎖部葉風
「おのれ左門、謀ったな」

女性の名前は鎖部葉風といい、どうやら部下に裏切られたようです。

普通であれば取り乱す状況なのですが、葉風は冷静に状況を分析することにしました。

鎖部葉風
「ここは・・・無人島?日本国内ではなさそうだな、なるほど、安物のサンダルにワンピースで孤島に置き去りにされたわけか、さすがの私もこれではろくに魔法を使えんな・・・」

実はこの葉風という女性は魔法使いの姫君なのです。

しかし魔法には供え物が必要なため、この島ではほとんどの魔法を使うことができません。

さらに葉風をこのような状況に追いやった左門という部下は、この島を周囲から見えなくするための結界を張っていました。

そのため通りかかった船や飛行機に助けを求めることはできません。

鎖部葉風
「だが左門、安心するなよ!私は鎖部葉風、一族史上最強の魔法使い!貴様の野望必ずくじいてみせる!」

意気込む葉風なのですが空腹のためまずは食糧を探すことにします。

一方その頃、魔法使いなど存在しない普通の世界では雪が降りしきっていました。

雪が降る世界で高校生の滝川吉野が消息不明になった親友のことを心配しています。

滝川吉野
「本当に早いよ、真広がいなくなってもう一ヶ月か、今頃あいつは何をしているやら」

心配している吉野が学校から帰ろうとしていると、先生が真広の行方を聞いてきました。

しかし吉野は真広の行方を把握していません。

それでも手掛かりは残されています。

滝川吉野
「今頃あいつ、家族を殺した犯人を殺してなければいいんですが」

真広が姿を消した理由を吉野は一年前の事件の手がかりを見つけたかもしれないと思っていました。

一年前、真広の両親と妹の愛花は何者かに殺されてしまったのです。

事件から十カ月が経過した頃、不破家の墓前で吉野は真広と話をしたことがありました。

不破真広
「吉野、どうして父さんと母さんと愛花は殺されたんだ?」

親友からの問いかけに吉野は言葉を選びながら返事をします。

滝川吉野
「・・・警察の言う通りだろ、夜中お前の両親と妹は金銭目的の何者かに家に押し入られ殺されたんだ、まとまった現金がなくなっていたし強盗殺人として捜査もされてる」

吉野の言っていることは正しいのですが、真広が聞きたい答えはそんなものではありません。

不破真広
「そういう事を訊いてるんじゃない、父さんも母さんも普通に生活してた、愛花もいい子だった、なのにどうしてこんな風に死ぬと決められたんだ?その上いまだに犯人は捕まってないんだ?」
滝川吉野
「犯人は捕まるかもしれないよ」

慰めの言葉をかけるのですが事件から十カ月が経過しても犯人の手がかりは見つかっていませんでした。

不破真広
「遺留物はない、目撃者もいない、犯人が単独か複数かも割り出せていない、捜査本部もほとんど動かなくなった、これから先事件が進展する可能性はない、不合理だろ、この犯人が何の裁きも受けないなんて」

辻褄が合わないことに真広は納得することができません。

滝川吉野
「まあそこが人の世のおくゆかしさというやつじゃないか?・・・で、その不合理をお前はどうするんだ?犯人を自力で見つけて自力で裁くのか?」
不破真広
「ああ、そうだな、どんな手を使っても辻褄を合わせてみせる」

こうして自力で犯人を捜すことにした真広は姿を消してしまったのです。

果たして犯人を捜す真広と島流しにされた葉風はどのように関わっていくのでしょうか!?

 

 

通常では関わることのない世界で不運な目に遭った葉風と真広の出会いに注目したくなる展開になっていますね。

また独特の空気感を漂わせる2人に対して、現実を冷静に見つめる吉野の姿が印象的でした。

さらに愛花を殺した犯人が魔法使いかもしれないと予想できる展開も続きが読みたくなる上手な演出だと思います。

ファンタジーとミステリーを融合させた『絶園のテンペスト』

どちらのジャンルが好きな読者でも満足できる完成度の高い作品です。

それでは魔法が使える世界と人間の世界が交錯していく続きをお楽しみください。

後編

愛花を殺した犯人の手掛かりを探すため真広が姿を消してから1カ月後、吉野が不破家の墓参りに訪れました。

滝川吉野
「真広、警察が投げ出した何の手掛かりもない事件をどうやって解決するんだ?かと言って今さら事件を解決する手掛かりなんて出そうもないけど・・・」

真広が手に入れようとしているものは簡単に見つかるものではありません。

また手に入れたとしても真広を幸せにするとは決まっていないのです。

そんなことを考えていると真広を探しているという女性が現れました。

女性は真広と連絡が取れていないことを知ると、突然吉野に向かって拳銃を向けてきます。

状況が切迫していると言う女性は真広を探している理由を語り始めました。

二週間前、ある地域で十代後半の少年が目撃されたのですが、その地域は現在立ち入りを封鎖されています。

さらに一週間前には同一人物と思われる少年が現れた別の地域も立ち入り禁止の措置が取られました。

少年はこの地域で人助けをした際、ふわまひろと名乗ったそうです。

滝川吉野
「それ人違いです、あいつは人助けなんてするタイプじゃない、助けた相手に本名を言うのもらしくない」

吉野が言うように真広は自ら進んで人助けをするタイプではありません。

それでも納得できない女性は吉野に更なる情報を求めてきます。

このままでは殺されてしまうかもしれないと感じた吉野は時間を稼ぐことにしました。

すると11月であるにも関わらず大量の揚羽蝶が出現します。

そして揚羽蝶の中から少年も姿を現しました。

不破真広
「人の家の墓の前で何してやがる」

現れた少年は真広でいきなり女性を蹴り飛ばします。

滝川吉野
「真広!お前・・・どこから現れたんだ?」
不破真広
「あっちだ」
滝川吉野
「あっちは崖だぞ」
不破真広
「だから飛んで来たんだよ」

2人が話していると倒れていた女性が真広に向かって発砲しました。

しかし銃弾は真広の背中で止まってしまいます。

その様子を見た女性が真広に魔法使いに会ったかどうか、そして黒鉄病と関わっているかどうか尋ねました。

滝川吉野
「まほうつかい?くろがねびょう?」

詳しい事情を知らない吉野は黒鉄病という言葉の意味が理解できません。

そんな中、拳銃を持った女性を真広が圧倒的な力で制圧しました。

不破真広
「さて行くか」
滝川吉野
「飛んで来たり銃が効かなかったり、お前魔法使いの弟子にでもなったのか?」
不破真広
「言うより見た方が早い、町に下りるぞ」

吉野が真広について行くと町が壊滅状態になっています。

大きな炎が上がり多くの人々が倒れていました。

滝川吉野
「何・・・何だ・・・これ・・・?おいっ!大丈夫かっ」
不破真広
「放っとけ、もう金属化が始まってる」
滝川吉野
「金属化?」

倒れている人に触れてみると肌が金属のように硬くなっています。

真広によるとこの症状が黒鉄病で、すでに千人以上の被害が出ているということでした。

不破真広
「魔法さ、それを扱う一族がバカな野望を抱いたんだ、より大きな力を得ようと目覚めさせてはならないものを目覚めさせようとしている」

黒鉄病はその前触れで目覚めてはいけないものが目覚めると世界の全てはひっくり返ってしまいます。

滝川吉野
「すべてがひっくり返る?魔法?そんなのどうしろっていうんだ?」
不破真広
「心配するな、そのバカを止められるやつが一人だけいる、その一族の姫にして史上最強の魔法使い、鎖部葉風、こいつがいれば止められる」

真広は海岸を歩いている時、砂浜に流れ着いたガラス瓶を見つけました。

瓶の中にはメッセージが入っていて、“魔法を信じ魂と引き換えでも叶えたい願いがあるならこの人形に釘を打て”と書かれていたのです。

滝川吉野
「お前はその人形に釘を打った、それで何らかの魔法がやっと発動し、遠く離れた孤島の魔法使いと話せるようになったんだよな?」
不破真広
「オレはそちらに手を貸してやる、その代わり愛花を殺した犯人を魔法とやらで見つけろとな、愛花が殺されたのは不合理だ、魔法も不合理だ、なら二つをぶつければ辻褄が合う、愛花を殺したやつをこの手で殺してやれる」

魔法という不合理な力で犯人は見つかるのでしょうか!?

そして世界の運命はどうなってしまうのでしょうか!?

ハラハラドキドキする予測不能な展開は実際に漫画を読んでお確かめください。

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2019.04.16

 

絶園のテンペストを読んだ感想

魔法使いをテーマにしながら哲学的なストーリーに仕上がっている作品だと思いました。

作品タイトルの意味に沿った大嵐のような展開も目が離せなくなりますね。

次々と想像を絶するシーンが連続していく『絶園のテンペスト』

個人的に復讐のため魔法使いを利用することにした真広がお気に入りになりました。

好きなキャラを見つけながら壮大なスケールの物語を読んでいってください。

 

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