サムライハーフ(浅岡しゅく)のネタバレ！打ち切りって本当？

今回は「浅岡しゅく」先生の『サムライハーフ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

サムライハーフのあらすじ

小学生に間違われるほど小柄な雪影オウルは、銀髪でサムライ口調の高校1年生です。

日本とカナダのハーフの彼は有名な佐々木小次郎の子孫で、伝説的な剣術の使い手で日本の剣道界に武者修行にやって来ました。

ここから一風変わったサムライのオウルが、熱すぎる名勝負の数々を繰り広げていきます。

熱血な主人公の奮闘を描くスポ根剣道漫画がスタート！

サムライハーフの魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

ある日の日本武道館。

日本一のサムライになるため来日したオウルが、剣道の都大会を見学しに来ていました。

この大会では前評判通り、優勝候補の葵流学園が順調に勝ち進んでいて、その中でも部長の獅子倉の強さがオウルの目にとまります。

その獅子倉たちが三回戦を突破し、マネージャーの宇佐美茜が彼らをねぎらっていました。

「みんなー！三回戦突破おめでとう！」

しかし彼女の言葉にも気を抜く様子がない部員たち。

それもそのはず、彼らの目標はあくまでも都大会を優勝するということで、まだまだここからが本番だったのです。

茜も部員たちの姿から再び気合を入れ直すのですが、そこに突然やってきたのがオウルでした。

「そちら葵流学園主将、獅子倉殿とお見受け致す！どうか拙者と一戦交えてくだされ！！」

いきなり獅子倉に勝負を挑んできたのですが、その小柄な体型から茜はオウルを小学生だと思ってしまいます。

「だめでしょボク！さっき観覧席にいた子よね？ここのフロアは学校関係者以外立ち入り禁止よ」

「え？いや・・・拙者は・・・」

「あなたも剣道やってるならルールは守らなきゃだめよ！」

茜がオウルの服を引っ張り会場の外へ連れ出しました。

そこで初めて無礼なことをしたと自覚するオウル。

「申し訳ございませぬ！」

「そ・・・そんな土下座までしなくても」

「Non！やっと獅子倉殿の姿を拝見できた事で舞い上がってしまった、真剣勝負の大会を邪魔するなどあってはならぬ事」

丁寧すぎる態度のオウルを律儀だと思い、茜の態度も軟化していきます。

ですが反省をやめることのないオウル。

「このような失態・・・先祖に合わす顔がありませぬ・・・」

「君外国人よね？その喋り方って」

「もしや無礼があっただろうか？日本語はクロサワ映画で勉強しただけ故、未熟ですみませぬ」

日本語を独学で勉強したオウルだったのですが、実は茜もこの映画の大ファンで二人の会話が盛り上がっていきます。

会話が弾む中、オウルの印象が良くなった茜は改めて自己紹介をすることにしました。

「私は宇佐美茜、あなたは？」

「雪影オウル、サムライでござる」

良い子だと思ったオウルがサムライと名乗ったことで、再び不信感が湧いてくる茜。

オウルの不思議なキャラが物語に柔らかな印象を持たせている『サムライハーフ』。

しかしここからエキサイティングな展開になっていきます。

引き続き『サムライハーフ』の魅力をご堪能ください。

後編

二人が自己紹介を済ませていると、そこへ一回戦で葵流学園に負けた対戦相手が現れました。

彼らは負けた腹いせにオウルの荷物を蹴飛ばしてしまいます。

騒動にならないようにその場を収めようとする茜を、彼らは遊びに行こうとナンパしてきました。

そんな彼らの行動を無視しようとする茜だったのですが、空気が読めないオウルは意味不明なことを言い始めます。

「存分に口説かれるがよい！！昨今の日本人は草食系ばかりと聞いておったが、ホレたハレたはいつの時代も変わらぬでござるな」

笑いながら茜を見守ろうとするオウル。

「あのねぇ・・・オウルくん、悪いけど私早々に負けたからって、閉会式にも出ないで帰る人ってキライなの」

このセリフで茜が葵流学園のマネージャーだと知った彼らは、逆上してオウルの荷物を再び蹴飛ばし、その挙句に茜にまで暴力を振るいだしました。

その様子を見ていたオウルの雰囲気が一変します。

「待たれよ、好いた女子のため熱く激しく口説くは大いに結構、しかし拙者はサムライとして・・・剣を用いて人を傷つける・・・その事だけは見過ごせないでござる」

そう言うとあっという間にオウルは、三人組のうちの二人をやっつけてしまいます。

残った一人にもオウルの正義の鉄槌が落とされることに！

「二度と茜殿を傷つけるな、飛剣翔破！！」

彼の繰り出した一撃は相手を本当に斬ってしまったかと思われたのですが、それはあくまでも寸止めでした。

オウルの剣の威圧感が相手に錯覚を起こさせていたのです。

そこに騒ぎを聞きつけた獅子倉たちがやってきて、三人組は逃げて行ってしまいました。

騒ぎが収まったところで、改めて自己紹介をするオウル。

「拙者は日本人の父とカナダ人の母を持つカナダ出身のハーフ、日の本一のサムライになるためこの地へ参ったのでござる！！」

そのままオウルは翌週から葵流学園に入学することを宣言します。

風変わりなサムライが巻き起こす剣道バトルの行方とは！？

この続きは漫画を読んでハラハラドキドキしてくださいね！

サムライハーフが打ち切りって本当？

オウルの活躍を描いた青春スポーツ漫画の『サムライハーフ』。

好評だったのですが残念ながら4巻で連載が終了してしまいました。

あまりにも残念な結果に、読者からは悲しみの声が噴出しているようです。

私にとっても好きな漫画の一つだったので、もう読めないと思うと悔しくてやり切れません。

しかしこればかりはどうしようもないので、浅岡しゅく先生の次の作品に期待することにしましょう！

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