大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~のネタバレ(漫画)!

今回は「きくちくらげ」先生の『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』はこんな漫画(あらすじ)

17歳の小倉鈴(おぐらすず)は病気になってしまった母親の薬代を稼ぐために上京してきました。

しかし大正十一年の東京では女性が蔑視されていて、お金が欲しいなら遊郭に身売りしろと言われてしまいます。

古い考え方に呆れる鈴はひょんなことから由緒正しいお屋敷の女中として働き始めました。

体力と根性に自信がある鈴は女中の重労働にも前向きでしたが、屋敷の中で女性を抱いている綺麗な男性と出会ってしまいます。

この男性がお屋敷の主人である23歳の清川礼二郎(きよかわれいじろう)だと知ったことで、鈴の運命が大きく動き始めました。

正反対の男女が恋に落ちていく『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』

今回は大正時代を舞台にしたシンデレラストーリーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

女中と青年実業家の甘い恋愛模様をじっくりとお楽しみください。

 

『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

大正十一年、上京した小倉鈴が新聞社の面接を受けに来ました。

ですが新聞社に鈴を採用するつもりはありません。

小倉鈴
「なぜですか!?この求人には女性不可なんて記載はありません!」

この時代の日本は女性を蔑視していたので、求人情報にあえて女性を雇わないとは書いていませんでした。

新聞社の採用担当はお金が必要なら遊郭に身売りするべきだと言ってきます。

鈴は女性を蔑視する発言が許せません。

小倉鈴
「元始、女性は太陽であった、職業婦人も活躍するこの大正の世でこんな頭の古い職場こちらから願い下げです」

履歴書を破ると新聞社を出ていきました。

言いたいことは言えましたがこのままでは次の仕事が見つかりません。

小倉鈴
「東京に来れば何か仕事があるかと思ったのに・・・お母さん・・・薬足りてるかな、早く仕送りしないと病気が・・・借金だって・・・」

このままでは身売りするしかないと考えていた鈴に、先ほどの新聞社に居た人が仕事を紹介してくれます。

紹介してもらった仕事は華族の清川家本邸で働く女中でした。

ただこの屋敷には女中がすぐに辞めてしまうという噂があるそうです。

怪しいとは思いましたが母親のためにあれこれは言ってられません。

小倉鈴
「本日よりご奉公に上がらせていただきます小倉鈴と申します」

女中頭に元気よく挨拶をします。

しかしここでの仕事について詳しい内容はまだ聞いていません。

まず女中頭から朝は5時に起床して掃除に洗濯、炊事に裁縫、ご主人のお世話と来客の対応が仕事だと教わります。

お屋敷での奉公は花形のように思われていますがとても重労働でした。

小倉鈴
「頑張ります!体力と根性だけは自信があるので!」

ここに来るまでは恐ろしい場所だと思っていましたが、ごく普通の奉公先だと思えてきます。

しかし掃除をするために入った執務室で綺麗な男性と女性の情事を目撃してしまいました。

すぐに逃げ出したいのですが驚いた鈴は掃除道具を落としてしまいました。

逃げる機会を失った鈴は目を合わせないようにしながら道具を片付けます。

清川礼二郎
「君は誰?」
小倉鈴
「こ・・・この部屋を掃除してくるように言われて・・・」
清川礼二郎
「新しい女中さん?」
小倉鈴
「はい・・・」

振り返ると上半身裸の男性が鈴を見つめていました。

鈴はこんなに綺麗な男性を見たことがありません。

清川礼二郎
「それで?いつまでそこにいるの?それとも交ざりたい?いいよ、おいで」
小倉鈴
「し・・・失礼しました!」

慌てて執務室を飛び出しました。

仕事に戻った鈴ですが情事を初めて目撃したので動揺が収まりません。

どこの誰か分からないので次に会ったらどんな顔をすればいいのか悩んでいると、先ほどの男性が現れます。

女中たちの話を聞いているうちに、鈴はこの男性がお屋敷の旦那様だと理解しました。

最初は旦那様の清川礼二郎と奥様の情事を見てしまったと思いましたが、女中たちの話によると礼二郎は結婚話をすべて断っているそうです。

色々なことを想像していると、女中頭から旦那様に懸想してはいけないと注意されました。

注意された意味が分からないまま仕事を続けていたらあっという間に暗くなってしまいます。

小倉鈴
「わっ、すごい・・・ハイカラな部屋・・・華族様ってすごい・・・」

女中部屋を探しているうちに迷ってしまった鈴が寝室に入ってしまいました。

立派な内装に見惚れていると後ろから礼二郎が声を掛けてきます。

清川礼二郎
「君・・・」
小倉鈴
「あ・・・申し訳ありません!勝手に入って・・・」
清川礼二郎
「確か・・・入ったばかりの、なのにあんな恋文を?あの光景を見て疼いてしまったの?まあいいよ、望み通り抱いてあげる」

何を言っているのか理解できない鈴に礼二郎がキスをしました。

そのままベッドに鈴を押し倒します。

力が弱いので鈴は抵抗できません。

小倉鈴
「や・・・やめっ、旦那様、今朝の・・・恋人がいらっしゃるのでは・・・」
清川礼二郎
「いないよ、俺に抱かれたがる女を慰めてやってるだけだよ、いちいち覚えていない」

女性を馬鹿にした発言が鈴をキレさせました。

怒った鈴が礼二郎の頬にビンタします。

小倉鈴
「私を・・・誰と勘違いしているか知りませんが・・・言い寄られれば欲求の吐け口にしていいと・・・?女を馬鹿にしないで!」

旦那様にビンタしてしまった鈴は女中を続けていけるのでしょうか!?

 

 

男尊女卑が当たり前だった世の中で女性の尊厳を大切に考える鈴はリスペクトできる人物ですね。

対照的に女性を欲求の吐け口にしている礼二郎は、今のところ最低の男性としか言えませんでした。

ノスタルジックな雰囲気の中で古風な恋愛事情を表現していく『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』

正反対の鈴と礼二郎は分かり合うことができるのでしょうか!?

屋敷で巻き起こる人間ドラマにも注目したいですね。

後編

礼二郎に押し倒された鈴は、女中頭から注意された懸想してはいけないという言葉の意味を理解しました。

小倉鈴
「最低!みんなあの男に懸想して遊ばれて辞めたってこと!?いくら見た目がよくたって・・・人の気持ちを弄ぶなんて!こんな屋敷辞めて・・・」

女中がすぐ辞めるという噂は礼二郎のせいなのかもしれません。

鈴も辞めたくなりましたが、里に残してきた母親の顔が頭に浮かびます。

病気の母親に薬を届けるため鈴は働き始めました。

小倉鈴
「お母さんのために私が・・・っ、頑張らないと・・・頑張らないと・・・」

お屋敷を辞めずに女中を続けることにします。

これまで鈴は女工などの仕事を経験してきました。

昨年に父親が他界して母親も病気になってしまったので、これからはもっとお金を稼がなければなりません。

頑張って働いていればきっと母親の病気も治ると信じているのです。

しかし伯母から届いた電報によって事態が急変してしまいました。

鈴の異変には開発の進捗状況を調査していた礼二郎が気付きます。

清川礼二郎
「何をしているの?ずぶ濡れだよ?」
小倉鈴
「・・・本日付で辞めることになりましたので・・・お世話になりました」
清川礼二郎
「・・・なぜ、あんなに頑張っていたのに」

伯母からの電報は母親の死を伝えるものでした。

母親の他界を知った鈴は里に帰らなければなりません。

小倉鈴
「頑張っていた・・・?ううん、最期に傍にいてあげる事さえ、お母さん・・・私・・・結局何もできなかった・・・」
清川礼二郎
「ね・・・」

礼二郎には何も伝えないまま鈴が去っていきます。

鈴の涙を見た礼二郎は何も言うことができません。

ですが屋敷に戻った礼二郎は電報を読んで全ての事情を把握しました。

里に戻った鈴は伯母から折檻されてしまいます。

その理由は両親が親戚中に借金を残して亡くなったためでした。

借金を返済できない鈴は遊郭に売り飛ばされそうになります。

小倉鈴
「そっ・・・か・・・やっぱりこの道しかないんだ、これは私への罰、もう私は独り・・・」

独りぼっちになってしまった鈴には女部屋で稼ぐしか借金を返す手段がありません。

自分への罰だと受け止めた鈴は全てを諦めてしまいました。

次の瞬間、礼二郎が鈴の前に現れます。

清川礼二郎
「私はこの子の雇い主ですよ、お母様のご焼香に伺ったのですが面白い話をされていたようで、借金おいくらですか?」

両親が残した借金は三百円に膨れ上がっていました。

大正時代の三百円は現在の価値で約120万~150万円ほどになります。

まだ17歳の鈴にとって簡単に返済できる額ではありません。

清川礼二郎
「ああ・・・それはよかった、たまたま手持ちで足りそうです」

多額の借金を礼二郎がポケットマネーで返済しました。

そのまま鈴を連れて行きます。

小倉鈴
「旦那様!どういうつもりですか!?こんな所にわざわざ来てあんな大金を・・・」
清川礼二郎
「俺が傍にいるよ、君を独りにしない」
小倉鈴
「あ・・・あの・・・どういう意味で・・・」

大金を払ってくれた理由を知りたいのですが、礼二郎に頬を触られたため鈴は動くことができません。

そのままキスされると思ったのですが、礼二郎は鈴が思うような人間ではありませんでした。

清川礼二郎
「だって君は俺に買われたんだから」
小倉鈴
「は・・・?」
清川礼二郎
「助けてくれたって期待させちゃった?ごめんね、俺は毎日とっても退屈しているから遊び相手が欲しいんだ、この意味わかるよね?ねえ、小倉鈴さん」

23歳の清川礼二郎は伯爵位を持つ華族であり青年実業家です。

そんな人物の遊び相手に選ばれた鈴の運命とは・・・!?

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大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~のネタバレ(第2話)!

2025.02.19

 

『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』を読んだ感想

冷たいのか優しいのか分からない礼二郎のミステリアスなキャラが印象的ですね。

助けたわけではなく遊びたいという理由で鈴を買ったことに悪びれない姿に衝撃を受けました。

身分違いの恋物語を描写した『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』

明るくて真面目な性格で一生懸命働く鈴の姿から大きな感動を味わえる物語になっています。

健気な鈴が礼二郎の強烈なインパクトを際立たせていますよ。

 

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