うちの犬が子ネコ拾いました。のネタバレ(漫画)!1話の見所は?

今回は「竜山さゆり」先生の『うちの犬が子ネコ拾いました。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『うちの犬が子ネコ拾いました。』はこんな漫画(あらすじ)

小説家に飼われている大型犬のペリタスは散歩の途中で捨てられていた2匹の子ネコと出会いました。

目が合ってしまったペリタスは不覚にも子ネコを拾ってしまいます。

しかし飼い犬のペリタスに子ネコを預かる権限などありません。

さらに問題なのは飼い主の小説家は猫が嫌いということでした。

バレないように子ネコを自宅に連れ帰ったペリタスの運命とは・・・!?

真面目な大型犬と子猫の運命を綴っていく『うちの犬が子ネコ拾いました。』

今回はほっこりしたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ほのぼのとした雰囲気の漫画を読んで日々の疲れを癒されてください。

 

『うちの犬が子ネコ拾いました。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

散歩中のペリタスが2匹の子ネコと目が合いました。

ダンボールに入れられた子ネコからは嫌な臭いがしてきます。

ペリタスが小汚いと感じていると子ネコが泣き出しました。

その泣き声からは拾ってくださいというメッセージが伝わってきます。

ペリタス
「よいか小さき者、そのような主張はやさしげな人間にするのだ・・・わたしは何もしてやれぬ、さらばだ・・・」

立ち去ろうとするのですが激しく子ネコが泣き出しました。

必死な子ネコは泣き出した勢いでダンボールから転げ落ちてしまいます。

泣き続ける声がどんどん悲しげになっていくのでペリタスは思わず足を止めてしまいました。

ペリタス
「ふり返ってはいけない、ふり返っては・・・!」

可哀想だとは思いますが自分には何もできません。

ペリタスが己の善意と葛藤していると、急に泣き声が聞こえなくなります。

振り返ると子ネコが動かなくなっていました。

ペリタス
「おっ、おい、どうした!?目をあけんか!小さき者っっ、かわいそうに・・・こんなことなら・・・ひろってやればよかった」

すぐに駆け寄ったのですが子ネコは倒れたままです。

あまりにも可哀想なのでペリタスの目から涙がこぼれてきました。

次の瞬間、目を開けた2匹の子ネコがペリタスの顔に乗っかってきます。

ペリタス
「ハメられた・・・わたしの名はペリタス、今日ネコをひろった」

うっかり子ネコを拾ってしまったのですが、ペリタスはどうやって屋敷に入ればよいのか分かりません。

困った状況なのに首元を掴んで離さない子ネコが空腹で泣き始めます。

ペリタス
「鳴いてはならぬ小さき者!もしそこにおられるわが主に気づかれたら・・・おまえたちを連れていくことはできない」

ペリタスの飼い主である小説家は猫が好きではありません。

テレビに猫が映ると席を立ってしまい、窓越しに猫の姿が見えるとすかさずカーテンを閉めるほど猫が好きではないのです。

ペリタス
「まちがいなくネコをひどく憎んでおられる・・・ばれたら最後、命の保証はできない、わが屋敷に入りこみたければ決して鳴いてはならぬぞ!」

主は幸いなことに視力が良くありません。

そのため鳴き声を出さなければ気付かれることはないのです。

2匹の子ネコはペリタスの首元に掴まっているので、大人しくしていれば見つかることはありません。

しかしここで油断していたペリタスに主が近づいてきます。

「ん?んんー?早く入れ!ペリタス・・・おまえ太ったな!あと臭いぞ、加齢臭か?」

視力が悪い主にはペリタスの姿がぼんやりとしか見えていません。

そのため首元に乗っかっている子ネコの大きさによって、ペリタスのボリュームが膨らんで太って見えます。

また捨てられていた子ネコの臭いを加齢臭だと誤解されました。

ペリタス
「あるじー、それはあまりにむごいおことば、わたしは太ってなどおりませんっ、加齢臭もないですっ」

必死になって誤解を晴らそうとします。

ですがペリタスの言葉は主に通じません。

「ペリタス、うるさい」

ただただ吠えているだけだと思われてしまいました。

それでも小さくて臭き者は屋敷に無事潜入することができたのです。

ここからペリタスは2匹の子ネコをどのようにお世話していくのでしょうか・・・!?

 

 

侍みたいな言葉遣いのペリタスがとても印象に残りました。

そのペリタスに助けを求めた子ネコも憎めないキャラクターですね。

読んでいるうちに心が癒される『うちの犬が子ネコ拾いました。』

ここからいよいよペリタスと子ネコの生活がスタートしていきます。

バレないように必死なドタバタ生活をお楽しみください。

後編

子ネコの潜入が無事に成功すると、ペリタスは部屋の隅に子ネコを隠しながら食事を待つことにします。

すると主が食事の準備を始めました。

「ペリタス!飯だ、太ったから量はへらしたぞ」
ペリタス
「主!それは誤解です!」
「おすわり!わたしは仕事をする、いいな!」

ここでもペリタスの言葉は主に通じません。

主はそのまま仕事場へ戻っていきました。

ペリタスは主の仕事を邪魔することはできないので大人しくご飯を食べることにします。

ペリタス
「ま・・・まて!!小さき者よ!それはわたしの朝飯!」

この日は茹でたササミとニンジン、キャベツのみそリゾットを主が用意してくれました。

それなのに2匹の子ネコがものすごい勢いでペリタスのご飯を食べてしまっています。

捨てられていたため空腹だった2匹の子ネコは一瞬でご飯を食べきってしまいました。

ペリタス
「おいっ、そんなにあわてると」

ペリタスが予想した通り2匹の子ネコは慌てて食べたので喉を詰まらせてしまいます。

仕方なくペリタスは自分の飲み水を近くまで運んであげました。

子ネコたちは水を飲み始めるのですが、容器にお腹がつっかえてしまい上手く飲むことができません。

ガブガブ飲みたい子ネコたちは体勢を崩してしまい、容器の中に入ってしまいました。

すぐにペリタスが2匹の子ネコを容器の中から引き上げます。

2匹の子ネコは空腹と喉の渇きを満たしたのですが全身ビショビショの状態になってしまいました。

ペリタス
「これは主からいただいた宝物のタオルなのだが・・・命にはかえられんなぁ・・・」

タオルで拭いてあげると野良だった臭さがなくなり汚れも綺麗に落ちたのですが、その代償としてペリタスは食事と飲み水、そして宝物のタオルを失ってしまったのです。

被害が甚大なためショックで動くことができません。

子ネコたちは満腹になったのですが、ペリタスは空腹なので眠ることにします。

すると子ネコたちが耳元にすり寄ってきました。

どうやら子ネコたちはペリタスにお礼を言っているようです。

ペリタス
「なっ、なっとらんぞ!ありあとではない、ありがとうだ!そもそもわたしの名はペリタス!ペリタスさんと呼ぶべきでは、おいっ、聞いているのか!?小さき者!」

まだ上手く話せない子ネコたちはペリタスの話を全く聞いていません。

話を聞かないどころかどんどんテンションが上がっていきます。

ペリタス
「まてよ!?この突然のハイテンション・・・もしや・・・排泄の前兆!?」

このままでは子ネコたちが部屋の中で排泄してしまうかもしれません。

慌ててペリタスは2匹の子ネコを外へ連れ出します。

すると予想通り子ネコたちが外で排泄してくれました。

安心していると1匹が背中をトントンしてほしいとお願いしてきます。

トントンしてあげると気持ちよさそうに排泄を続けてくれました。

その様子を見ていたもう1匹もトントンしてほしいとおねだりしてきます。

しかし子ネコはすでに排泄した後なのでトントンは必要ありません。

それなのにトントンが羨ましいので叫びだしました。

ペリタス
「わかった・・・次はおまえをトントンするから・・・さけぶな・・・」

こうしてペリタスは2匹の子ネコをスッキリさせてあげたのです。

どんどん絆を深めていくペリタスと2匹の子ネコには明るい未来が待っているのでしょうか!?

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『うちの犬が子ネコ拾いました。』のネタバレ(第5話)!

2023.03.06

 

『うちの犬が子ネコ拾いました。』を読んだ感想

心温まるストーリーを読んで感動することができました。

まるで我が子のように2匹の子ネコをお世話するペリタスの愛に包まれた物語ですね。

動物の垣根を超えた愛情を表現した『うちの犬が子ネコ拾いました。』

笑えて感動できる素敵な作品に仕上がっています。

ハートウォーミングなストーリーを心ゆくまでご堪能ください。

 

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