『着たい服がある』のネタバレ(漫画)!あらすじと感想も!

今回は「常喜寝太郎」先生の『着たい服がある』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『着たい服がある』はこんな漫画(あらすじ)

スタイル抜群だと周囲から評価されているマミは誰にも言えない秘密を抱えています。

その秘密はロリータファッションを身に纏いたいということでした。

しかし長身のマミは家族や友達からカッコイイ女性像を求められています。

マミはイメージからズレることを恐れ、自分の着たい服を着ることができません。

そんな彼女の前に周囲の目を気にせず、奇抜なファッションを楽しむ男性が現れました。

男性の存在によってマミは本当の自分を解放していくことになるのです。

個性を表現することの難しさを表現した『着たい服がある』

今回はファッションをテーマにしたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

自分のアイデンティティーを主張しようとする若者の一挙手一投足を見逃さないでください。

 

『着たい服がある』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

学生の頃、マミは誰にも言えない憧れを胸に抱きました。

しかし女子大生になった現在もその憧れを胸に秘めたままです。

マミ
「一度抱いた憧れは永遠に私の中でそっと息をひそめている、あの時持てた勇気はどこかに行ってしまったままだ・・・今もずっと・・・」

来年から社会人になるマミが友達との待ち合わせ場所へ向かいました。

少し遅れてやって来たマミの格好に友達が驚きます。

その理由はマミがスカートを履いてきたためでした。

マミ
「え・・・ダメ?・・・変?」

変な格好をしている訳ではありません。

しかし友達がマミに抱いているイメージはカッコイイスタイルなのです。

スタイル抜群のマミはカッコイイ服を着てほしいと思われていました。

憧れを抱かれているのですがマミは自分のことをカッコイイとは思っていません。

ですが周囲の友だちだけでなく家族からもカッコイイ女性だというイメージを持たれています。

友達と別れ自宅に戻ったマミがパンツに着替えると、母親からその方が似合うと言われました。

さらに来春から小学校の先生になることを感慨深いと言われます。

マミ
「なんか・・・全然実感ないよ・・・」

本人は先生として働くことに実感が湧きません。

それでも母親はパンツ姿のマミが立派な先生になることを想像できていました。

母親の期待もマミにとっては本当の自分を出せない原因となっていました。

憂鬱になってしまうマミだったのですが、アルバイト先のカフェで転機となる出会いが訪れます。

それは店長がヘルプでやって来た小澤という男性を紹介した時のことでした。

小澤は大人っぽくてお洒落な雰囲気を漂わせています。

一緒に働いている同僚の女性たちは、小澤が入ったことで興奮していました。

マミにも小澤が素敵ですねと声をかけてきます。

小澤やマミのことを素敵だと思っているのは同僚だけではありません。

カフェに来るお客たちもマミや小澤のことを素敵だと囁いているのです。

特にマミは身長が高いことから宝塚のようだと言われていました。

勝手な妄想から一人で生きていける強い女性だと言われ、悩みが無さそうなので羨ましいと囁かれます。

マミ
「・・・もうほっといてよ・・・なんなの・・・みんな好き勝手言って・・・いっそのこと私も男だったらよかったのかな・・・」

マミは周囲の勝手なイメージにうんざりしていました。

カッコイイ女性像を体現しないといけないならば、男性として生まれたら良かったと考えるようになっています。

そんなマミが休憩室で頭を抱えていると、仕事が終わった小澤が更衣室から出てきました。

店員全員が小澤の姿を見て言葉を失います。

小澤
「お疲れさまでした、明日もお世話になります」

小澤は誰も真似できないような奇抜なファッションを身に纏っていました。

その姿に素敵だと言っていた女性社員はガッカリしています。

勝手に自分の理想を押し付ける女性たちは、奇抜なファッションがイケメンの良さを消していると思っていました。

しかしマミは別の意味で小澤のファッションに衝撃を受けています。

マミ
「彼は・・・私が気にしていたものをものともしないで・・・」

小澤はそのまま派手な格好で街中を歩いていました。

周囲から色々と言われるのですが、堂々と歩いている姿にマミは感動します。

 

 

描かれている通り奇抜なファッションで外出するには勇気が必要かもしれません。

それでも小澤の方が周囲よりも自由に生きていると感じました。

人それぞれ個性が違ってもいいというメッセージが込められた『着たい服がある』

マミも小澤のように自分の気持ちを大切にできるかが見所です。

ロリータファッションを着たマミのキュートな姿にもご注目ください。

後編

数年前、高校の卒業式が終わるとマミは洋服店に駆け込みました。

緊張しながら店内に入ると女性の店員が笑顔で出迎えてくれます。

マミ
「私・・・身長が172あるんです・・・足も大きいし顔もキツめだって・・・私なんかがこのお店のお洋服を着たら・・・似合わなすぎて笑われちゃうでしょうか・・・?」

訪れた店はロリータファッションを扱っているので、マミは自分に似合うか自信が持てません。

それでもここの洋服が素敵だと思っているのです。

店員はマミに洋服は作られた時点ではまだ50%しか完成していないと伝えました。

洋服は誰かに着てもらうことで初めて完成するのです。

大切なことを教えてくれただけでなく、店員はロリータファッション着せてくれました。

大学卒業を控えた現在もマミはこの時買った服を大切にしています。

マミ
「・・・本当はこれが・・・これが・・・なりたい私なの」

自宅で気持ちを確かめるようにロリータファッションを身に纏いました。

もしかすると自分をしっかり持っている小澤に影響されたのかもしれません。

後日、大学の友達からブランチの場所を知らせるメッセージが届きました。

ブランチするカフェにマミは見覚えがあります。

マミ
「あれ・・・?KERAで紹介されてたお店だ・・・!ロリータなんて着ていったら・・・ハルコとミカは引いちゃうよね・・・」

雑誌ではお気に入りの洋服を着てカフェの料理を楽しんでいるロリータの女性が紹介されていました。

本当は自分もお気に入りの服を着て行きたいのですがそんな勇気はありません。

仕方なく無難なパンツ姿でカフェへ向かいました。

予想通り友達は大人っぽい服装を褒めてくれます。

引かれなかったマミなのですが、友達がトイレへ行くとロリータ姿の自分を想像してしまいました。

店内の雰囲気とはマッチするのですが、友達に引かれている様子も頭に浮かびます。

マミ
「・・・やっぱ着てくるなんて絶対ムリだ・・・」

どうしても周囲の目が気になってしまい、自分が好きだと思う服装で外出できません。

ブランチが終わりバイトへ向かうと、女の子達が小澤の服装について陰口を叩いていました。

普通の洋服を着た方が似合うと勝手なことばかり言っています。

するとそこに小澤が現れました。

女の子から服装を注意した方がいいとお願いされた店長が、小澤に奇抜なファッションが好きなのか質問します。

流行の服装をした方がモテるとやんわり注意するのですが小澤には伝わりません。

小澤
「そうスね、でもまぁ・・・自分の着たい服着る方が一億倍気持ちいいんスよ、何着てどこ行くかは自分で決めます」

信念を貫く小澤は他人からどう思われようと自分の好きな服を着るのです。

この言葉がマミの胸に突き刺さりました。

本当は自分もロリータファッションを身に纏ってあのカフェに行きたいと思っています。

マミ
「KERAの記事みたいに・・・あのお店でレモンティーを飲んでみたい・・・」

数日後、覚悟を決めたマミがネットカフェに向かいました。

そして個室でロリータファッションに着替え始めます。

まだここまではロリータの格好を誰にも見られていません。

マミ
「きょ・・・今日・・・私は変わる、絶対にロリータであのカフェに行くんだ・・・!レモンティーを注文するだけ、大丈夫・・・簡単なこと・・・」

意を決して個室を出ました。

しかしすぐにロリータファッションを物珍しそうに見られてしまいます。

さらに慣れない服装のため雑誌を服に引っかけてしまいました。

動揺していると慣れないローファーを履いたため転んでしまいます。

踏んだり蹴ったりのためマミは泣いてしまいました。

その姿を偶然ネットカフェにいた小澤に見られます。

小澤
「あ・・・どーも、その服私服っスか?」
マミ
「えっ・・あ・・・いや・・・その・・・」
小澤
「いいスね」
マミ
「ありがとう・・・ございます」

小澤の言葉によってマミの傷ついた心は救われました。

少し気が楽になったマミはロリータのまま、ネットカフェでレモンティーを飲むことにします。

その過程でも周囲から冷ややかな目を向けられるのですが、先程よりは気にならなくなっていました。

マミ
「今はこれぐらいで充分・・・何が普通で何が普通じゃないとか・・・みんな思うことはそれぞれ違う・・・周りの世界とは違う、私だけの世界があってもいいじゃない」

自分の好きは自分のためにあることを理解したマミだったのです。

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2021.05.22

 

『着たい服がある』はこんな人にオススメ

ネガティブになった時に読んでもらいたい物語です。

また周囲と自分の間にギャップを感じている人が読むと、勇気が湧いてくるストーリーになっていますよ。

前を向き大人にオススメしたい『着たい服がある』

自分の好きなことを大切にすると幸せになれることを教えてくれる素晴らしい作品です。

人と違うことを認め合う世の中になってほしいというメッセージを受け取ってみてください。

 

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