大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~のネタバレ(第2話)!

今回は「きくちくらげ」先生の『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』はこんな漫画(あらすじ)

母親の薬代を稼ぐため上京した小倉鈴(おぐらすず)は、清川家という華族の屋敷で女中として働き始めました。

旦那様の清川礼二郎(きよかわれいじろう)が女性を弄ぶ最低な男だと知りましたが、お金を稼ぐため女中を辞めるわけにはいきません。

一生懸命に働く鈴だったのですが伯母から電報で母親が亡くなったことを伝えられます。

女中を辞めて里に戻った鈴は両親が残した借金の返済を迫られました。

まだ17歳の鈴には借金を返済する方法がなく身売りすることを強要されてしまいます。

全てを諦めた鈴だったのですが急に現れた礼二郎がポケットマネーで借金を返済してくれました。

救われた形になりましたが、礼二郎の目的は鈴を助けることではなく遊び相手が欲しかっただけだったのです。

何を考えているか分からない礼二郎に翻弄される鈴の日常を綴っていく『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』

今回は複雑な恋模様を描いたラブストーリーの第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

礼二郎が抱える闇の深さにご注目ください。

 

『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話

礼二郎に借金を返済してもらった鈴が女中部屋に帰ってきました。

佳代や女中仲間は鈴のことを心配していて、元気な姿で戻ってきたことを喜んでくれます。

鈴も喜んでいると明日から旦那様付に配置換えすると命じられました。

清川礼二郎
「やあ来たね、おはよう、何突っ立ってるの?」
小倉鈴
「や・・・やっぱり・・・」

借金を返済してくれた礼二郎に自分を買ったと言われたことを思い出します。

そのため警戒してしまい部屋の中に入れません。

清川礼二郎
「はい、シャツ、俺はこれから仕事だから着替えさせて」
小倉鈴
「ああ、なんだ着替え・・・ってこれも私の仕事なんですか!?」
清川礼二郎
「君は俺付の女中だろう?」

一般的に旦那様付の女中は良家の子女が行儀見習いを兼ねて担当します。

また女主人に付くことが常識になっていました。

小倉鈴
「それはそう・・・いや違くて!どうして私を旦那様付に、普通は・・・」
清川礼二郎
「この家では俺がルールで君には俺に逆らえない理由がある、だろう?」
小倉鈴
「う・・・わ」

確かに礼二郎の言う通り鈴は逆らうことができません。

仕方なくシャツに着替えさせてあげます。

清川礼二郎
「どうしたの?ボタン一つも留まってないけど」
小倉鈴
「洋服に慣れてないだけですー・・・」

顔と顔が触れるくらいの距離になったので恥ずかしくなってきました。

距離を取ろうとした鈴はシャツのボタンを取ってしまいます。

清川礼二郎
「あーあ、やっちゃった、今日はもういいからこれ直しておいて、ついでにこれも全部繕っておいてね、明日まで、あ、アイロンもよろしく」

数枚のシャツを預けると礼二郎は仕事に行ってしまいました。

田舎者の鈴はアイロンを見たことも聞いたこともありません。

そこで先輩女中のツネに教えてもらうことにします。

洋裁も教えてくれたツネは礼二郎が人への興味と関心をなくしていて、使用人の名前すらほとんど覚えていないのに鈴を自分付に指名したことを不思議に思っていました。

辞めた者を連れ戻すことも考えられないそうです。

小倉鈴
「わからない、あの人が何を考えているのか、助けてくれた事は感謝してるけどそういうのでもなさそう、そもそもあんな人が私なんて相手にしないか、単に屋敷の人出が足りなかった?ん?あれ?佳代さんがいない・・・」

翌朝、佳代が辞めたことを知らされました。

急に辞めた理由は分からないそうです。

佳代のことを話しながら朝の準備をしているとコーヒー豆が切れていました。

清川礼二郎
「おはよう、ふうん・・・コーヒーないのか・・・じゃあ行こうか」

何処に行くかも告げずに鈴を連れて屋敷を出ます。

礼二郎が鈴を連れて行ったのはカフェでした。

小倉鈴
「これが都会のカフェ!ハイカラな・・・って何で私を連れて来たんですか!?」
清川礼二郎
「何でだろうね?」

注文したコーヒーを待っていると周りのお客が礼二郎が役者のようにかっこいいと話し始めます。

一方でみすぼらしい格好の鈴は女中だということを当てられました。

周囲の声が聞こえてくるので鈴は不相応な場所から出ていきたくなります。

嫌な気分になりながら運ばれてきたコーヒーを飲んでみました。

小倉鈴
「ごほっ、うえっ、何ですかこの泥水みたいな・・・ごほっ、ごほっ」

コーヒーを始めて飲んだ鈴はむせてしまいます。

その様子を見て笑う礼二郎に腹が立ってきました。

清川礼二郎
「安心した、俺も最初そう思ったんだ、でもみんな美味しそうに飲んでるから」
小倉鈴
「・・・飲めなかったんですか?」
清川礼二郎
「うん、まあね」
小倉鈴
「旦那様、ふはっ、意外すぎます」

初めて礼二郎の可愛らしい一面を知った気がします。

もしかしたら礼二郎はそんなに悪い人ではないかもしれません。

カフェを出ると辞めてしまった佳代が声を掛けてきました。

清川礼二郎
「誰?」

昨夜、礼二郎は佳代を抱いたのに顔も名前も覚えていません。

傷つけられた佳代は2人の前から逃げ出してしまいます。

追いかけた鈴が話を聞くと佳代は縁談が決まり、その前に心から慕っている礼二郎に身を委ねました。

しかし佳代の想いは礼二郎に伝わらなかったのです。

佳代のことを慰めながら鈴は身を亡ぼすと分かっていても突き動かされるほどの情熱を羨ましいと感じていました。

小倉鈴
「あの、さっきの言い方はあんまりではないですか?」
清川礼二郎
「本当にわからなかったんだ、前にも言ったかもしれないけど抱いた女なんていちいち覚えてないよ、それにいつだって望むのは女の方で俺はそれに応えてあげてるだけだよ?」

鈴はやはり礼二郎には何かが欠けている気がします。

そんな礼二郎が寂しそうに見える理由は鈴にも分かりません。

日常に戻った鈴が応接間にお茶を運んでいると、礼二郎が怒鳴っている男性に殴られています。

小倉鈴
「何してるんですか、うちの旦那様に!どちら様です!」
清川礼二郎
「お父様、この人が俺の婚約者です」

いきなり父親に婚約者だと紹介されてしまいました。

礼二郎は一体何を考えているのでしょうか!?

 

 

礼二郎の強引な一面と可愛らしい一面が表現されていましたね。

それでも抱いた女中の顔さえ覚えていないところは冷酷だと感じました。

真っ直ぐな性格のヒロインが身分違いの恋と向き合っていく『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』

父親に鈴のことを婚約者だと紹介したシーンも礼二郎の抱える闇と関連がありそうですね。

礼二郎が鈴に惹かれた理由も明らかになっていきますよ。

第3話

いきなり婚約者を紹介された父親が礼二郎に激怒します。

平民の女中と身分違いの結婚など父親が許すはずはありません。

法律上問題はありませんが父親は世間体を気にしているのです。

清川礼二郎
「身分と世間体?あなたが今更それを言える立場なのですね・・・」

大口を叩いた礼二郎に父親が水を浴びせました。

そして母親と似たような顔に虫唾が走ると罵り、生まれてきたことを恥だと思えと罵倒します。

本当に女中と結婚するなら公爵家の夜会に参加して、住む世界が異なることを味わえと言い捨てて屋敷を出ていきました。

小倉鈴
「どうしてあんな嘘をついたんです!それに私旦那様のご家族の事聞いてないですよ」
清川礼二郎
「ああそうか、普段両親と弟は別邸で暮らしているんだ、本邸には時々気まぐれに戻るくらいかな」

どうして礼二郎だけが大きな屋敷に一人で住んでいるのかは説明してもらえません。

それよりも礼二郎は鈴に対する行儀作法の仕込みを優先しました。

小倉鈴
「本当に行くんですか!?嫌ですよ私!!」
清川礼二郎
「あの人からは逃げられないからね、それに忘れたの?君は俺に逆らえないよね?」

清川家には何か深い事情があるのかもしれません。

仕方なく鈴は行儀作法を学ぶことにしました。

二週間後、公爵家の夜会が開かれるため鈴にお化粧が施されます。

鈴のドレスにはコルセットを使っていませんが、華奢な体型なのでドレスがよく似合っていました。

小倉鈴
「な・・・なんですか、どうせ似合ってな」
清川礼二郎
「うん・・・なんか違うね、車まわして」

礼二郎に褒められたいわけではありません。

しかし礼二郎のために着飾ったので複雑な気分になってしまいます。

到着した夜会の会場は今まで経験したことがない別世界のようでした。

小倉鈴
「あの・・・旦那様・・・私場違いすぎて既に帰りたいです・・・」
清川礼二郎
「らしくない」

鈴の気分が上がらない中で、礼二郎が参加者たちに鈴を婚約者だと紹介します。

社交界の貴公子と呼ばれる礼二郎の婚約に参加者たちは驚きを隠せません。

礼二郎に縁談話を持ち掛けようとしていた公爵は特に残念がっています。

しかし父親だけは愚息の礼二郎に縁談話は勿体ないと、出来の悪い息子をろくでもないと罵倒しました。

小倉鈴
「礼二郎様、私・・・えっと・・・そう!喉が渇いたの、一緒に来てくださらない?」
清川礼二郎
「失礼します」

悪口に我慢できなくなった鈴が礼二郎を外に連れ出します。

会場を出ても鈴の怒りは収まりません。

小倉鈴
「なんっ、なんですか!本当にあの人!あれでも親!?旦那様も黙ってないで何か言えばいいのに!」
清川礼二郎
「誰もがみんな君みたいに何でも口に出来るわけじゃないよ」
小倉鈴
「わ、私は別に親子なんだからって思って・・・」

ここで鈴は詳しい事情を知らないのに立ち入ってしまったことに気付きます。

礼二郎にも立ち入ってほしくないことがあるかもしれません。

清川礼二郎
「君には関係ないだろう」
小倉鈴
「・・・そうですね、出過ぎた事を申しました、でも・・・関係なくはないでしょう!?私今こんなに巻き込まれているのに・・・それに旦那様の事あんな風に言われるのは私だって嫌ですよ!」

鈴は礼二郎の前から立ち去ると、言い方が悪かったことを後悔してしまいます。

落ち込みながら歩いていると、庭で礼二郎と公爵家の令嬢が抱き合っていました。

こんな時でも最低だと思う鈴だったのですが、礼二郎は令嬢の誘いを断り鈴のことを捜そうとしています。

令嬢はいつもとは違う態度の礼二郎に不満があるようで、婚約者の鈴よりも自分の方が美人で家柄も良いと主張しました。

清川礼二郎
「そうですね、確かに彼女はあなたのようなものは持っていない、でも自分を持っている、臆せず自分の意見を言える彼女は俺の憧れです」

今まで鈴に掛けられた言葉は女のくせに、女が生意気だなどの侮辱ばかりです。

それなのに礼二郎は鈴のことを憧れだと言ってくれました。

小倉鈴
「違うわよね・・・婚約者だからそう言っただけ、わかってる、わかっているのにあんな事言ってくれた男初めてで・・・」

鈴の心が大きく揺れ動かされます。

ボーッとしていると嫉妬した令嬢たちが鈴を池に落としました。

礼二郎の父親から鈴が平民だということを聞いたようです。

清川礼二郎
「大丈夫?どこか痛めた?」
小倉鈴
「だっ旦那様まで濡れます!おろし・・・」

池から抱え上げるとそのまま車まで連れて行ってくれました。

申し訳なさそうにしていると礼二郎が鈴の髪を触ります。

清川礼二郎
「やっぱりこっちの方がいいね、髪おろした方が綺麗」

ドレス姿の鈴を見た時に違うと言ったのは髪型のことでした。

礼二郎は髪の毛を下ろした鈴を綺麗だと褒めてくれます。

小倉鈴
「ありがとうございます、二度も助けてくださって」
清川礼二郎
「別に・・・」

ずぶ濡れなのに身体が熱くなってしまいました。

女たらしの褒め言葉を素直に信じられるのでしょうか!?

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チャーミングなラブストーリーを読んで胸キュンしたい人にオススメの作品です。

本心が分からない礼二郎が素直で明るい鈴の心をドキドキさせるシーンが印象的ですよ。

古風な恋愛模様を描いていく『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』

ピュアなヒロインに魅了されました。

クールな礼二郎の個性的なキャラも人気を集めそうですね。

 

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