雪花妃伝~藍帝後宮始末記~のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

今回は「漫画 瀬田一乃 原作 都月きく音」先生の『雪花妃伝~藍帝後宮始末記~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『雪花妃伝~藍帝後宮始末記~』はこんな漫画(あらすじ)

占者の託宣を重要視している旬国に生まれた小花は、不吉な託宣を下されたことで辺境の御廟に幽閉されてしまいました。

周囲の人たちが優しかったことで小花は自分の運命を受け入れる事ができます。

しかし11歳になった小花は新たな託宣によって国王の郭藍叡と結婚させられることになりました。

鈴雪と名を変え王后となりましたが、郭藍叡は鈴雪を離宮に追いやってしまいます。

8年後、生まれた太子が成長せずに死んでしまう事態が起こり、臣民たちは鈴雪の呪いだと怯え始めました。

そこで郭藍叡は離宮から鈴雪を連れ戻すことにします。

王朝を支えた王后たちの物語を綴っていく『雪花妃伝~藍帝後宮始末記~』

今回は壮大なスケールでお届けする歴史時代劇の第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

様々な陰謀に立ち向かいながら成長していく鈴雪の強さと美しさにご注目ください。

 

『雪花妃伝~藍帝後宮始末記~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話

離宮の納戸で機織りしていた鈴雪の前に郭藍叡が現れます。

郭藍叡
「鈴雪、八年ぶりだな」
鈴雪
「・・・そうですね、何かご用でしょうか?」
郭藍叡
「王宮に戻れ、鈴雪、これは王命だ」

太子が成長しないのは鈴雪が呪いを施したという噂が王都に広まっていました。

不吉な噂は鈴雪の耳にも届いています。

鈴雪
「・・・あの噂ですか、恐ろしい呪詛を施す女など捨て置けばよいではないですか王様は都に私はこちら・・・今まで通りでよろしいではないですか、そちらの方が心安らかにいられましょう、お互いに」

鈴雪は現状に満足しているので、国王の命令に従おうとしません。

すると郭藍叡が鈴雪の胸元を掴んできました。

郭藍叡
「王命だと言った、貴様は王に逆らうのか、鈴雪」
鈴雪
「どうぞ、逆らうのがお気に召さないのならばどうぞお手討ちに」

郭藍叡に語気を強められても鈴雪は意見を変えません。

仕方なく郭藍叡は最初に出会った時と同じように、鈴雪を強引に連れ帰ることにします。

郭藍叡
「王后はこのまま連れて行く、お前達は明日までに荷物をまとめここを引き払う手筈を整えろ、その後は後宮へと向かい引き続き王后に仕えよ、外の衛士達へも都に戻り次第、沙汰すると伝えておけ」

鈴雪を肩に担ぐとそのまま馬を走らせました。

しかし軍馬が怖い鈴雪が震えているため水場で休憩することにします。

休んでいる鈴雪を眺めている郭藍叡は、改めて鈴雪が驚くほど美しくなったことを実感していました。

鈴雪
「なんですか」
郭藍叡
「行くぞ、充分休んだだろう」
鈴雪
「少し・・・ゆっくり進めてください、もう暴れたりしませんから・・・」

馬をゆっくり走らせながら王都へ向かいます。

到着すると見知った世話役たちが出迎えてくれました。

郭藍叡は鈴雪がすぐに馴染めるよう世話役たちを集めてくれていたのです。

配慮はありがたいのですが、11歳の時に連れて来られた部屋に行くと当時の恐怖が蘇ってきました。

世話役が衝立で部屋を隠してくれたので落ち着いた鈴雪の元に夕餉が運ばれてきます。

郭藍叡
「なんだ、着替えてもいないのか、湯浴みはせんのか」
鈴雪
「替えがありません」
郭藍叡
「恵世、王后の衣を手配しておけ、こんなボロ衣のようなものではなく王后に相応しいものをな、それからお前達はもう下がれ、そこへ座って食え」

2人きりで食事することになりました。

食事しながら郭藍叡が8年間の生活について尋ねてきます。

鈴雪
「・・・普通に暮らしていました」
郭藍叡
「布を織りながらか、仮にも国王の正室がすることか」
鈴雪
「私が望んでその位を頂いたことはございません」
郭藍叡
「・・・あの泣いてばかりいた小娘が随分な口を叩くようになったものだな」

8年前よりも鈴雪は確実に成長していました。

様々なことを学んだ鈴雪は国王の前でも動じることはありません。

鈴雪
「私からもひとつ伺ってもよろしいでしょうか、どうして私を連れ戻されたのですか、本当にあの噂だけが理由ですか」
郭藍叡
「ふたつになっているぞ・・・頃合いと言う者があったからだ、それにお前が戻れば噂のほうも片付くとは思っている」

郭藍叡にお酒を勧められますが、鈴雪はお酒を飲まないので断ります。

するとつまらない女だと言われてしまいました。

鈴雪
「八年前この部屋で実際には何もなかったはずなのだ、私はただ何もわからず怖くて泣いていただけ、この人は泣くばかりの私に結局何をするのでもなく部屋を出て行った」

自分の身に何が起ころうとしていたのか、現在の鈴雪は理解しているつもりです。

それでもこの部屋へ戻ってくると体の震えが止まりません。

郭藍叡
「邪魔をしたな、俺は部屋に戻る、お前はもう少し食っておけ、少し痩せ過ぎだ・・・これは王命だ」

郭藍叡が去っていくと少しだけ鈴雪の気が緩みます。

しかしこれからは王后として振舞わなければいけません。

鈴雪
「また・・・生き永らえた・・・これから私は王后としてここで・・・大丈夫、置かれる場所が変わっただけ、私は今までもこれからも」

覚悟を決めている鈴雪はこれから側室たちと渡り合わなければいけないのです。

 

 

鈴雪の成長が感じられるストーリー展開になっていますね。

美しくなっただけでなく強くなった鈴雪がより一層魅力的に感じました。

強い女性たちの生き様を描いていく『雪花妃伝~藍帝後宮始末記~』

抗えぬ環境の中で鈴雪が逞しく生きていきます。

側室たちと渡り合う中で鈴雪の聡明さが際立ちますよ。

第3話

鈴雪は真っ白な雪がずっと大好きでした。

鈴雪
「醜い諍い、聞きたくもない言葉、煩わしい何もかもをひととき遠ざけてくれる、しんしんと静かにただ傍らにある真っ白な雪が好きだった」

8年ぶりに王后が王宮に戻ってきたことは、廷臣たちの間に驚きと共に広まっています。

廷臣たちが動揺している理由は気難しい国王が自ら鈴雪を迎えに行ったためでした。

郭藍叡はその動揺を当然だと受け止めています。

側室の楊昭儀は三度の流産を経験しているため、これ以上の妊娠は母体に害が生じると心配されていました。

また黄賢妃という側室は太子を夭折したばかりです。

郭藍叡
「一族の娘を後宮にあげることで力を手にしていた者達は王后の帰還に危機感を感じている、度重なる流産や死産で心身ともに疲弊している側室達に比べ、帰還したばかりの王后は年齢も若く健康、子を生む可能性は妻達の中で最も高い・・・」

しかし寧菖香を後宮にあげた寧家の者達は驚くほど泰然としていました。

寧菖香は側室の中でも一番高い位とはいえ、子どもがいないのは他の側室達と同様です。

郭藍叡が廷臣たちの動揺を憂慮している中、鈴雪は湯殿で身体を癒していました。

鈴雪
「恵世の言う通り肩と腰に痛みがある、昨夜長椅子で丸まって寝たせいだ・・・」

寝台がトラウマなので長椅子で寝てしまったのです。

世話役の恵世は部屋に戻ったら鍼をうってくれると言ってくれました。

感謝していると湯殿に寧菖香が現れます。

寧菖香
「あら?まあ・・・先客がいらしたのね」

すぐに恵世がここは王后の湯殿だということを指摘しました。

しかし寧菖香は自分も主上の妃であると屁理屈を述べます。

鈴雪
「ごめんなさい、あなたのお名前がわからないのだけれど・・・」
寧菖香
「とんだご無礼を・・・寧菖香と申します」

鈴雪の毅然とした態度に寧菖香が頭を下げました。

余裕を持った態度で接することができたのは、鈴雪が教育係で師匠に当たる玉柚から後宮で生き抜くためには強くならなければいけないと教わったためです。

鈴雪は王后になることを望んだわけではありません。

それでも抗えぬ環境ならばより賢く、より強くあらねばならないと教えられました。

鈴雪
「寧貴妃、都を長く留守にしていたことを詫びます、私はこの後宮のことに疎い故、あなた方側室に伺わなければならないことが沢山あります、急ではありますが明日にでも時間を作って頂きたく思いますが如何か」

寧菖香の返答を待たず場所を恵世と相談します。

すると東区画にある千琳亭という百合が咲くところを勧められました。

寧菖香
「異論ございません」
鈴雪
「よかった、他の方々にも伝えておいてくださるかしら、そこのあなた、あなたが責任を持って他の方へ言付けておいてくださいね」

正室らしく毅然とした態度で振る舞った鈴雪に、寧菖香と世話役たちは何も言い返せません。

玉柚に学んだことを実践しましたが、慣れていなく柄にもないので鈴雪は疲れてしまいました。

身なりを整えていると郭藍叡が訪ねてきます。

郭藍叡
「菖香とやり合ったそうだな」
鈴雪
「お茶席でもとお声がけさせて頂いただけですが」
郭藍叡
「昨日からお前には驚かされてばかりいる・・・やはりお前を手放すのではなかったな、馳走になった、鈴雪、生みの親に会いたいと思うか」

生みの親が都にいることと、父親が大臣だということは聞かされていました。

しかし顔も知らない両親よりも御廟の神女たちに会いたいのが鈴雪の本心です。

鈴雪
「えぇと・・・こう申しては薄情かと思いますけれど、お顔も覚えておりませんし会ったとしてもどう接すればいいのかわかりません、そのような気疲れは父母も同様でしょうし敢えて会いたいとは思えないのです」
郭藍叡
「恵世、鈴雪に今宵の伽を命じる、磨いておけ」

夜伽の命が下されてしまいました。

王后といえど王からの命令には逆らえないのですが、鈴雪は怖い思いをしたくありません。

ですが後宮に住む女性にとって王の寵愛を受けることは何よりも重要です。

妃嬪とは王の寵愛をどれだけ受けたかによって位の上下が定まり、王后といえど同衾していなければ後宮での立場はありません。

鈴雪
「婚儀のあとに初夜を共に過ごしたことになっているものの、実際のところ幼かった私に王の手はついていない、そのことは側室達も既に把握していることだろう、それ故に」

郭藍叡からの命令は鈴雪が王后としての立場を固めるためには渡りに船と言えます。

そこで教育係の玉柚は国王に一服差し上げることを提案してきました。

薬で郭藍叡を寝かせれば既成事実ができ、さらに鈴雪の身を守ることができます。

果たして一服差し上げる計画は上手くいくのでしょうか!?

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雪花妃伝~藍帝後宮始末記~のネタバレ(漫画)!鈴雪の運命は?

2024.11.15

 

『雪花妃伝~藍帝後宮始末記~』はこんな人にオススメ

歴史時代劇とラブロマンスが好きな人にオススメしたい作品です。

美しくて強い鈴雪の成長が楽しめますよ。

抗えぬ環境を生き抜いていく『雪花妃伝~藍帝後宮始末記~』

泣いてばかりだった小さな王后が立派な正室に生まれ変わっていきます。

鈴雪のシンデレラストーリーに引き込まれてください。

 

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