ピーチボーイリバーサイドのネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「原作 クール教信者 漫画 ヨハネ」先生の『ピーチボーイリバーサイド』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ピーチボーイリバーサイド』はこんな漫画(あらすじ)

西の大陸では魔物が縦横無尽に蔓延っているため、人間は団結して城壁を高くし戦士を増強させることにします。

しかし魔物の力は強大で争いは膠着状態が続いていました。

そんな西の大陸に黒髪ロングの旅人が現れます。

キビツミコトと名乗る旅人と接触したアルダイク王国の姫・サルトリーヌは、外の世界を知りたいため一緒に旅をしたいと申し出ました。

どうしても旅に出たいのですがアルダイク王国に魔物が現れてしまい事態が急変します。

魔物と対峙するミコトの正体とは・・・!?

日本人なら誰もが知っている童話の続きを描いていく『ピーチボーイリバーサイド』

今回は壮大なスケールで読者を魅了しているアクションアドベンチャー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

有名な童話の続きを斬新な発想で表現したファンタジー作品を見逃さないでください。

 

『ピーチボーイリバーサイド』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

アルダイク王国のお姫様サルトリーヌが王宮を抜け出しました。

姫のことを心配した兵士が追いかけてきてもサルトリーヌは足を止めてくれません。

サルトリーヌ
「私は外が見たいの!旅に出たいの!姫命令よ、追ってこないで!」

アルダイク王国がある西の大陸には魔物が蔓延っています。

そのため外の世界には危険があるのですが、サルトリーヌの好奇心は恐怖感を上回っていました。

サルトリーヌが外の世界に出ようとしていると、1人の旅人がアルダイク王国に姿を現します。

ミコト
「おじゃましまーす」

王国の門をくぐった旅人が足を止めるとサルトリーヌが声をかけてきました。

サルトリーヌ
「ちょっと・・・そこのあなた!姫命令よ・・・助けなさい・・・悪漢共に追われているのよ、かくまって・・・!」

旅人に助けを求めたサルトリーヌは兵士から身を隠します。

そこに現れた兵士が旅人に女の子を見かけなかったか尋ねてきました。

ミコト
「そういえばこの通りを走っていったコを見かけましたよ」

兵士はすぐに走っていった方へ向かうことにします。

こうして旅人のおかげでサルトリーヌは兵士から逃げることができました。

サルトリーヌ
「ね!さっきの話、あなた旅人って本当?」
ミコト
「本当ですよ」

今まで王宮の外に出ようとしていたサルトリーヌは旅人に興味を持ち始めます。

その理由はサルトリーヌが王国の中から出たことがないためでした。

サルトリーヌ
「あなた名前は?」
ミコト
「ミコトと申します」
サルトリーヌ
「私はサルトリーヌ、サルトリーヌ・アルダレイクよ、このアルダイク王国の姫よ!」

ミコトにお礼をするためサルトリーヌは王宮の中へ招待することにします。

王宮へ戻るとミコトのために豪勢な食事を準備させました。

ミコト
「お礼とはいえ・・・こんなご馳走を・・・ありがとうございます、姫様」
サルトリーヌ
「姫じゃなくてサルトリーヌと呼びなさい・・・遠慮しなくていいわ、その代わり旅の話を聞かせて」

田舎の王国で暮らしているサルトリーヌは外の世界に興味津々です。

そのためミコトから外の世界について話を聞きたいと思っていました。

サルトリーヌは代わり映えしない日常をつまらないと感じています。

この王国にはサルトリーヌを興奮させるものが何もありません。

ミコト
「何もなくはないでしょう、この国はいい国です、まず平和です、食料も豊富なようですし建物も立派です、そして何より人が優しい」

様々な国を歩き回っているミコトにとってアルダイク王国は平和で素晴らしい国だと感じられます。

それでもサルトリーヌは満足することができません。

サルトリーヌ
「この国の中にしか私の全てがないなんて嫌なのよ・・・もう日暮れね、今日は城に泊まっていきなさい、明日旅の話聞かせてよ、それじゃあねミコト」
ミコト
「はい、おやすみなさい」

この日は話を終えて2人は眠ることにしました。

翌朝、好奇心旺盛なサルトリーヌがミコトの泊っている部屋を訪ねます。

サルトリーヌ
「ミコトー起きてる?あっごめん、着替え中だった?ミコト全然ムネないのね」
ミコト
「まぁおとこですし」

出会った時からサルトリーヌはミコトを女性だと思っていました。

そのため男性だと言われて驚愕してしまいます。

サルトリーヌ
「まっ、性別のことは置いといてもミコトが旅人なことに違いはないんだし、聞かせてよ旅のこと」

サルトリーヌはミコトのことを自分よりも弱そうだと思っています。

だから王国の外にいる魔物が危険ではないと判断しました。

危険ではないためミコトの旅について行きたいと言い出します。

ミコト
「私の旅は普通の旅の何倍も危ないですよ、死ぬかもしれない、私が見捨てるかもしれない、やっぱり死ぬかもしれない、それでも・・・一緒に来てくれますか?」
サルトリーヌ
「なっ、なんで急に真剣なのよ、死ぬとか大げさ・・・」

この時点でサルトリーヌはミコトがどのような旅をしてきたのか理解していません。

ミコトの旅にはどのような危険が潜んでいるのでしょうか!?

 

 

女性のようなミコトの姿がとてもミステリアスでした。

ミステリアスな印象よりもミコトの正体を知ると誰もが驚くと思いますよ。

有名な童話を進化させていく壮大なスケールのファンタジー漫画に仕上がっている『ピーチボーイリバーサイド』

ここから穏やかな様子のミコトが本性を現し始めます。

基になった童話を想像しながら作品の世界観をご堪能ください。

後編

ミコトが旅の危険性を話していた頃、アルダイク王国に招かれざる客が現れました。

王の前に現れた男性の頭には角が生えています。

男性の正体は人間を喰らう鬼で、国を滅ぼされたくなければ毎月30人の生贄を差し出せと要求してきました。

鬼は恐怖を煽るかのように兵士を惨殺してから去って行きます。

立ち去った鬼の前に話をしながら歩いているミコトとサルトリーヌが近づいてきました。

ミコト
「こうやって並んで歩いているとなんだか交際してるみたいですね」
サルトリーヌ
「えー?姫とメイドにしか見えないわよ!」

並んで歩くミコトの姿を見た鬼が恐怖の表情を浮かべます。

そしてすぐに城を出ると仲間の元へ向かうことにしました。

走り去る鬼の姿にミコトが気付きます。

ミコト
「みつけた」

鬼を見つけたミコトは不気味な笑みを浮かべていました。

そのままサルトリーヌを置いて鬼が逃げた方向に向かいます。

一方、逃げ出した鬼は仲間たちにアルダイク王国から撤退することを進言していました。

しかし猛鬼というリーダー格の鬼が納得してくれません。

そこで逃げ出した鬼は自分の国を滅ぼした人間が王国にいたと説明します。

猛鬼
「その人間というのは・・・あいつのことか?」

猛鬼が指さした先にはミコトが立っていました。

ミコトの実力を知らない猛鬼が戦闘態勢に入ります。

ミコト
「ミコトと申します」
猛鬼
「東の一国を滅ぼしたというのはまさしく貴様か」

襲い掛かってきた猛鬼だったのですが、見えないほど速い動きのミコトに両腕を斬り落とされてしまいました。

ここでミコトが他の鬼にも斬りかかっていきます。

昔々ある所におじいさんとおばあさんがおりました。

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に・・・。

この冒頭の文脈で有名な桃太郎は鬼を退治した後、外国にも鬼がいることを知り海を渡りました。

ミコトの正体は童話で有名な桃太郎本人だったのです。

海を渡ったミコトは数多くの鬼を倒し大勢の人々を救いました。

しかし彼は大きな問題点を抱えていたのです。

それは鬼殺しを楽しんでいた点でした。

ミコト
「さっ、あなたで最後です」
猛鬼
「お前は・・・お前はいったいなんなのだ・・・」

ほんの一瞬で数多くの鬼を殺したミコトが再び猛鬼の元へ向かいます。

その顔は鬼の返り血で真っ赤になっていました。

ミコト
「キビツミコト、お前等追いかけてここまで来たしがないしがない旅人ですよ」

怯える猛鬼の首を斬り落とします。

サルトリーヌはその一部始終を城壁から眺めていました。

サルトリーヌ
「ミコトはこの国を守ってくれた、・・・正義、でも正義が悪を倒す姿がこんなに怖いものとは思わなかった」

恐怖で震えているとミコトの元に犬が駆け寄ります。

ミコトはこの犬と旅を続けていました。

ミコト
「よし、それじゃあ行きましょうか、さようならサルトリーヌ」

急に別れを告げられたサルトリーヌは困惑してしまいます。

まだまだミコトには聞きたいことがあるので追いかけようとするのですが、足下に転がる鬼の死体が邪魔をしました。

サルトリーヌ
「何これ・・・汚い・・・怖い・・・臭い!」
ミコト
「かまわず来れるのだったら団子の一つでも渡すんですけどね」

結局サルトリーヌは鬼の死体を乗り越えることができません。

そのまま去って行ったミコトの後ろ姿を眺めた日から一ヶ月が経過しました。

いつも通りの日常を過ごしていたサルトリーヌは一大決心を固めます。

サルトリーヌ
「お父様、私は旅に出ます、もう決めたの、姫は捨てる、家も捨てる、ついでに旅に邪魔な女も今捨てたわ」

国王である父親の前で長かった髪を切りました。

自分の無知を実感したサルトリーヌは外の世界に出るため、そして再びミコトと会うため旅に出ることにしたのです。

果たしてサルトリーヌの旅路にはどのような出来事が待ち受けているのでしょうか!?

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『ピーチボーイリバーサイド』はこんな人にオススメ

アクションアドベンチャー漫画とファンタジー漫画が好きな人にオススメの作品です。

桃太郎が海外で鬼を討伐する迫力満点のシーンは興奮すること間違いなしですよ。

童話の後日譚を斬新なアイディアで描写していく『ピーチボーイリバーサイド』

漫画が好きな人なら性別に関係なく楽しめる物語になっています。

次々と起こる予測不能な展開にハラハラドキドキしてください。

 

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