クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになったのネタバレ(漫画)

今回は「尾野凛 原作 たかた」先生の『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』はこんな漫画(あらすじ)

中学3年生の時に引っ越してきた前原真樹(まえはらまき)は高校入学初日にニッチな趣味を自己紹介してしまいました。

バカ正直に自己紹介したことでクラス内の立ち位置が決まってしまった前原は、一人ぼっちの高校生活を過ごすことになってしまいます。

対照的に可愛らしい天海夕(あまみゆう)朝凪海(あさなぎうみ)はいつもクラスの中心にいる存在です。

半年後、天海はクラスで1番目、朝凪は2番目に可愛いと噂されるようになりました。

自分とは無関係だと思っていた前原だったのですが、ひょんなことからクラスで2番目に可愛い朝凪と友達になってしまいます。

陰キャと陽キャの恋模様を描いていく『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』

今回はピュアな高校生の日常を綴ったラブコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

住む世界が異なるはずだった高校生の純愛に胸キュンしてみてください。

 

『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

どの学校にも笑っているだけで教室全体を明るくする人たちと、クラスに馴染めず一人ぼっちで浮いている人がいると思います。

そんな陽キャと陰キャの秘密の物語が幕を開けました。

前原真樹
「俺は春が苦手だ」

きっかけは新年度になって行われた高校入学初日の自己紹介です。

先生から名前や趣味を記入する自己紹介カードが配られました。

書かれた内容を元に先生が質問する形式で生徒たちが自己紹介していきます。

前原真樹
「一人当たり2分もないくらいだからそこまで突っ込まれることもないよな?あとはなるべく皆の集中力が落ちてきた終盤に順番が回ってくれば・・・」

新しい出会いが始まる季節を苦手としている前原真樹は、自分の順番がなるべく後になるよう祈っていました。

その上でなるべく目立たないような自己紹介で済ませるつもりです。

しかし先生がカードをシャッフルした結果、トップバッターで自己紹介することになってしまいました。

前原はこの辺りの中学出身ではありません。

前原真樹
「隣県です・・・中3の冬に引っ越してきました、親の転勤が多かったんで・・・」

引っ込み思案なので自己紹介を終わらせようとします。

ですが先生から週末の楽しみを質問されました。

前原真樹
「毎週金曜日は親が仕事でいないんで出前でピザとったりして、コーラ飲みながらゲームしたりパソコンで動画見たりとか・・・」

嘘をつけない性格なのでバカ正直に地味な趣味を明かしてしまいます。

それでもトップバッターなので他の趣味も質問されました。

前原真樹
「そうですね・・・映画とか・・・所謂B級映画なヤツが好き・・・かな・・・サメ映画とか・・・」

ここでも馬鹿正直にB級映画が好きだと答えてしまいます。

いくらなんでもニッチな趣味を明かしてしまったことを後悔しますが、もう取り返すことはできません。

前原が落ち込んでいる中、自己紹介は続いていきます。

天海夕
「はーい!お天道様の天に海、夕方の夕で天海夕です!よろしくお願いします!」

可愛らしい天海が自己紹介したことでクラスの雰囲気が明るくなりました。

天海はエスカレーター式の中学に通っていましたが高校は共学を選んだそうです。

そのまま天海は同じ中学だった朝凪に自己紹介を勧めると先生もOKしてくれました。

朝凪海
「適当だなぁ・・・いいですけど、朝凪海といいます、出身中学は後ろに同じです、どうか夕を可愛がってあげてください、大人しい性格です、噛みつくことはありません」
天海夕
「完全に犬!」
朝凪海
「趣味はアウトドア全般で・・・」

朝凪が天海を犬扱いしたことでクラス全体に笑いが巻き起こります。

この自己紹介だけで前原は天海と朝凪がこれから1年間、クラスの中心になることを確信しました。

しかし陰キャの自分には関係ありません。

笑っているだけでクラスの雰囲気を変えた天海と朝凪は前原と住む世界が違う人間なのです。

この時までは朝凪と友達になることなど前原は想像もしていませんでした。

何がきっかけで2人は友達になったのでしょうか!?

 

 

陰キャでモブな前原だからこそ天海と朝凪が眩しいキャラだと思ってしまうのでしょうね。

B級映画が好きな趣味をニッチだと思っているところはネガティブすぎるように感じました。

交わるはずのなかった男女の交流を描いた『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』

卑屈だと感じている前原とは対照的に、天海と朝凪はクラスメイトをランク付けするような人ではありません。

明るい2人の存在が少しずつ前原を変えていきますよ。

後編

入学から半年後、前原が確信した通り天海はクラスで一番可愛くて、朝凪は二番目に可愛いと男子から噂されるようになっていました。

友達がいない一人ぼっちの前原にも彼女たちの噂は耳に入っています。

天海夕
「今週もやっと終わったぁ、うたた寝で我慢した私を褒めてー!」
朝凪海
「寝てんじゃん、褒められたいなら真面目に起きてなよ」
天海夕
「金曜日だしこのまま遊びに行こうよ」
朝凪海
「ごめん夕、今日はちょっと遠慮しとこうかな、ちょっと観たい映画があってさ」

気が付くと前原は2人の会話を盗み聞きしていました。

そのため映画というフレーズにドキッとします。

しかし陽キャの朝凪が自分と同じようにB級映画が好きだとは考えられません。

前原真樹
「朝凪さんアウトドア全般が趣味って言ってたけど映画も好きなのか」

朝凪が映画を好きだというのは意外でした。

まだ盗み聞きしていると天海がどんな映画を観たいのか質問しています。

スマホで朝凪が映画を紹介すると天海は固まってしまいました。

朝凪海
「ほらぁ、やっぱりそんな反応」
天海夕
「いやいや!別に海の趣味を否定するつもりはないんだけど!」
朝凪海
「いいよ、一人で観ようと思ってたやつだし、明日の土曜日は1日空いてるからそれで埋め合わせるよ」

土曜日に遊ぶ約束をしながら天海と朝凪が帰って行きます。

その様子を見ていたクラスメイトの男子が天海は今日も天使だったと言い始めました。

朝凪も可愛いのですが天海と並ぶとどうしても比べてしまうと陰口を叩いています。

盗み聞きしていた前原は2人の会話で今日が金曜日だということを思い出しました。

金曜日は出版社に勤めている母親が泊まりで帰ってきません。

そのため今日はピザを食べながら映画鑑賞してダラダラ過ごすことにします。

いつも通っているピザ屋ではいつもので注文が通るようになっていました。

あとはビデオ屋によって新作のチェックをするだけです。

前原真樹
「自堕落に一人で過ごすことは嫌いじゃない、でも友達がいたらくだらないことを喋ってゲラゲラ笑ったり、映画を見たりゲームをしたり・・・こうして歩くだけの時間も楽しく過ごせたりするんだろうか」

友達がいらないと思っているわけではありません。

ただ趣味を共有できる人が周りにいないだけなのです。

ビデオ屋で新入荷している作品をチェックしていると、朝凪が観たいと言っていた映画が気になってきました。

またクラスメイトの男子が天海と朝凪を比較していた陰口も思い出されます。

前原真樹
「本人に聞こえなかったとしてもああいうのっていい気分しないよなぁ、朝凪さんはなにもしてないのに劣ってるような言い方、俺が怒るのもお門違いだけど・・・あ、すいませっ・・・」
朝凪海
「ひどいよ前原クン、さっきから隣にいるのに気づいてくれないんだもん」

作品を取ろうとした手が触れたのは朝凪でした。

気づいていなかったので前原はドキッとしてしまいます。

前原真樹
「朝凪さん?」
朝凪海
「正解、お話しするの初めてだよね?前原君のおすすめってこの辺?」

意外にも朝凪からお勧めの作品を質問されました。

ますますドキドキする前原は自分の趣味が全開のピラニアザメという作品をお勧めしてしまいます。

前原真樹
「こういうのとか・・・」
朝凪海
「サメ小型化すんなし!だったら人喰いピラニアでいいじゃん、この迫真の叫びもシュールすぎる・・・」
前原真樹
「だよね、なんとか目新しさを出そうとする必死さは買うんだけど」

お勧めした作品を笑われてしまいました。

しかし朝凪はB級映画をバカにしているわけではありません。

朝凪海
「カンフーザメに通じるとこあるよね」
前原真樹
「朝凪さんも知ってるの!?メイサクだよね!朝凪さんが一人で観たい映画ってまさかこういうのとは・・・」
朝凪海
「ん?私と夕の話聞いてた?聞き耳たてちゃっていけないんだー」
前原真樹
「いやっ、その・・・ごめんなさい」

盗み聞きしていたことがバレてしまいました。

ただ朝凪は何も気にしていません。

朝凪海
「大丈夫だって、近くで騒いだら耳に入っちゃうだろうし逆にごめんね?夕と話してたことだけど・・・半分は嘘なんだ、本当の目的は・・・」
前原真樹
「お、俺?」
朝凪海
「そっ、用事、君に、OK?わかんないって顔してるね、結構勇気出して声かけたんだけど・・・はいこれ」

朝凪がカバンから出したのは自己紹介カードでした。

趣味の欄には映画やゲームなどのインドア系が書かれていて、特にB級映画が好物なのだそうです。

さらに同じ趣味の人を見つけたいとも書かれていました。

前原真樹
「なるほど・・・」
朝凪海
「前原君、友達になってくれない?私と」

意外にも前原と朝凪は趣味が共通していたのです。

ここから始まるインドアな2人の交流はどのように進んでいくのでしょうか!?

 

『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』を読んだ感想

明るくて可愛いからB級映画など観ないという先入観は、誤解や勘違いを生んでしまうのかもしれませんね。

誰がどんな趣味を持っていても偏見してはいけないことを学ばせてもらいました。

周囲に内緒の交流を描写した『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』

趣味を共有することでモブキャラだったはずの日陰男子が、2番目に可愛いヒロインと楽しい時間を過ごし始めます。

友達ができたことで前原の世界が広がっていきますよ。

 

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