おはよう、いばら姫のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「森野萌」先生の『おはよう、いばら姫』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『おはよう、いばら姫』はこんな漫画(あらすじ)

高校生の美郷哲(みさとてつ)は苦しい家計を支えるため、家政婦のアルバイトを始めることにしました。

哲のバイト先はお化け屋敷という噂がある空澤家というお屋敷です。

アルバイトを始めてすぐに哲は離れで暮らす美少女の空澤志津(からさわしづ)と出会いました。

志津の寂しげな雰囲気に惹かれていく哲だったのですが、再び会った時の彼女はまるで別人のように豹変していたのです。

秘密を抱える少女のことを好きになった男子高校生の恋模様を描いていく『おはよう、いばら姫』

今回は素敵な恋愛漫画について、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

森野萌先生が描く真っ直ぐでピュアな恋心を読んで胸を打たれてみてください。

 

『おはよう、いばら姫』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

空澤志津
「あなたは誰とわたしが尋ねおまえは誰だとあなたが問う、わたしは誰?その答えをわたしはもうずっと、ずっとわからないでいる」

空澤志津の不可思議なセリフからこの物語は幕を開けていきます。

そんな志津が住んでいる空澤家は周辺の住民からお化け屋敷と呼ばれていました。

屋敷で働く家政婦たちが男子高校生の美郷哲にその理由を説明しています。

この屋敷には庭の奥に離れがあり、家政婦たちは奥様からそこには近づかないように命じられていました。

実はこの離れには病気がちのお嬢様が1人で暮らしているのですが、何年も働いている家政婦ですらお嬢様には会ったことがありません。

そのため家政婦たちは奥様が嘘をついていて、本当は誰も住んでいなくお嬢様は他界しているのではないかと考えています。

こうしたことから離れはお化け屋敷と呼ばれていました。

噂話を面白そうに話す家政婦に対して、興味がない哲は預金通帳を見ています。

美郷哲
「す、すみません、明日初めてここのバイト代がでるので、計算してたら貯蓄額がゾロ目になって・・・」

ここで休憩時間が終了したため、哲は掃除に戻ることにしました。

嫌な顔をせずにどんな仕事も引き受ける哲は家政婦たちから大きな信頼を得ています。

美郷哲
「先輩たちからの評価も上々みたいだし、この勝負・・・勝ったぜ、親父!」

哲がアルバイトを始めたのはお金を稼ぎたいという理由からでした。

そのため進学をせずに就職することを父親に伝えたのですが猛反対されてしまいます。

哲と父親の親子喧嘩はここから3カ月もの間、尾を引いていき収拾がつかなくなりました。

ようやく父親が出した譲歩策が“社会で働けることを証明してみせろ”という言葉だったのです。

父親は高校2年生の哲に自分が経営する家政婦紹介所で卒業まで怠けずに働けと命じてきました。

この譲歩策を受け入れた哲は家政婦として空澤家で働くことになったのです。

妹2人のためにも進学せずに就職してお金を稼ぎたい哲。

そのためには怠けずに家政婦として立派に働いている姿を父親に見せる必要があるのです。

美郷哲
「あー、はりきりすぎた・・・広すぎ!1分だけ休憩・・・」

意気込みすぎた哲は唐沢家の広い庭を掃除しているうちに疲れてしまいました。

少しだけ休憩するため庭にあるベンチに腰を下ろすことにします。

しかし思ったよりも疲れていたためうたた寝をしてしまいました。

すると寝てしまった哲の頭を何者かが触ってきます。

触られた感触で目を覚ました哲の前には、長い黒髪の美少女が立っていました。

美郷哲
「し、失礼しました!俺っ・・・怪しい者じゃなくてその・・・新入りの家政婦で・・・ちょっとだけのつもりが寝てしまって・・・」

すぐに美少女がお嬢様だと気がついた哲は必死に頭を下げます。

そんな哲に対してお嬢様はニコッと微笑んでくれました。

美郷哲
「な、なんで笑・・・?」

慌てて仕事に戻る哲だったのですがお嬢様が笑顔だった理由が分からないのですが、これが哲と志津の出会いだったのです。

果たして2人はここからどのように距離を縮めていくのでしょうか!?

 

 

真面目な男の子とミステリアスな美少女の出会いが印象的ですね。

お金が欲しいという理由から貯金通帳を笑いながら見つめる哲が可愛らしいと思いました。

美少女が抱える秘密が物語のキーポイントになっている『おはよう、いばら姫』

登場人物の優しさに包まれた素敵な恋愛漫画になっています。

それでは志津の秘密に注目しながら続きをご覧ください。

後編

家政婦として真面目に働くことで哲は父親に進学を認めてもらおうと思っていました。

そのため仕事中に寝てしまったことを強く後悔しています。

美郷哲
「そんなの楽勝だと思ったのに、よりにもよって雇い主に居眠り見られるとか」

帰宅した哲がミシンで雑巾を縫っていると2人の妹が声をかけてきました。

一番下の妹は鉄のことを応援しているのですが、上の妹は大人しく進学した方が良いと思っているようです。

それぞれの立場はあるようなのですが、哲は妹たちのためにも仕事を頑張ろうと改めて決意します。

美郷哲
「はぁ・・・明日、記帳して元気だそ・・・ん?なんてことだ・・・」

哲は大切にしている通帳を紛失していました。

翌日、居眠りをしたベンチの周辺を探すのですが通帳は見当たりません。

美郷哲
「もしかして・・・近づいちゃいけないんだっけ、これはこれでバレたら大目玉かも・・・」

通帳が離れにあるかもしれないと思った哲は、怒られるのを覚悟しながら離れの呼び鈴を押しました。

すると中から女性の声が聞こえてきます。

空澤志津
「はいはーい?どちら様ー、おや!あーっ、君!こないだの!丁度よかった」

玄関ではなく窓から顔を出したお嬢様は、くしゃみをした勢いで外へ落下しそうになってしまいました。

美郷哲
「あぶなっ・・・」

慌てて助けに行こうとする哲だったのですが、お嬢様は無事に着地したため自分だけが転んだ形になります。

空澤志津
「ごめん、ごめん、もしかして助けようとしてくれた?さーんきゅ」

掃除の途中だったというお嬢様は、救急箱を探すため哲を離れの中に案内してくれました。

美郷哲
「汚部屋、園芸雑誌にファッション誌にヘアアイロンにダンベル・・・」

散らかった部屋を見た哲はお嬢様が救急箱を探している間、部屋の中を片付けることにします。

空澤志津
「やっと見つけた!お待た・・・おぉっ!?」
美郷哲
「す、すみません、つい・・・」

お嬢様は部屋を片付けてくれた哲に感謝してくれました。

空澤志津
「あぁ、もしかしてコレ探しに来た?美郷哲クン」

予想通り通帳が離れにあったため大喜びする哲。

美郷哲
「あ、ありがとうございます」
空澤志津
「んじゃ、改めて、ほら、いい子だから動かない」

お嬢様は通帳を渡すと転んで擦りむいた哲のおでこを消毒していきます。

美郷哲
「あの!すみません、俺、実はもう一つ頼みがあって来たんですけど・・・」
空澤志津
「うん、いいよ、何?」
美郷哲
「この間、俺が居眠りしてたこと、誰にも言わないでほしくて、うちの親父・・・じゃなくて、所長にばれると困るんです」

仕事を怠けていたことがバレると就職できないかもしれません。

そのため頭を下げる哲にお嬢様は条件を出してきました。

空澤志津
「あれくらいで真面目だねぇ、いいよ、そのかわりこっちからのお願いもきいてくれる?」
美郷哲
「え・・・」
空澤志津
「ひとつめ、美郷クンは体を大事にすること、でないとまた居眠りしちゃうよ、ふたつめは・・・その、よければまた私・・・空澤志津に会いにきてくれないかな」

ここから哲は仕事の合間を縫って志津と会うようになっていきます。

その中で志津が特別な理由から外出できないことを知った哲は、彼女のことを不憫に感じ流星群を見に行こうと誘いました。

美郷哲
「あの実はこのすぐ近くに見晴らしのいい公園があって、夜迎えにくるので一緒に見に行きませんか?」
空澤志津
「大脱走って感じだ!?行く!」

少しでも志津に笑ってほしかったのですが、彼女は流星群を見ながら涙を流してしまいます。

美郷哲
「俺、笑ってるアンタが好きです」

いつの間にか志津を好きになっていた哲は自分の気持ちを素直に伝えることにしました。

空澤志津
「嬉しいな、そんなふうに言ってくれる友達ができて」
美郷哲
「あのそうではなくてですね、さっきの好きは恋愛的なあれそれで」

友情ではなく恋愛感情だと気づいた志津は動揺しながら返事をくれます。

空澤志津
「会いに来て!次の哲の出勤日、絶対その日会いに来て、その時哲が同じこと言えたらちゃんと答えるから」

そして次の出勤日、哲が約束通り志津の前に現れました。

すると志津が庭のベンチで横になっています。

美郷哲
「志津さん起きてください、こんなところで寝て、風邪ひきますよ」

再び気持ちを伝えようとする哲に対して、志津の口から思いもよらない言葉が飛び出しました。

空澤志津
「あなた、誰?」

別人のような表情を見せる志津は、哲のことを全く覚えていなかったのです。

志津には死者の魂を呼び寄せる憑依体質があり、彼女の体には色々な人格が出入りしていました。

この事実を知った哲は戸惑いながらも彼女と一緒に居ることを決意します。

哲は特異な体質の志津とどのように向き合っていくのでしょうか!?

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2019.08.15

 

『おはよう、いばら姫』を読んだ感想

森野萌先生らしいチャーミングで美しいラブストーリーになっていますね。

絵も綺麗ですし重厚な物語は読んでいて飽きることがありません。

完成度の高い恋愛漫画として多くの読者を魅了している『おはよう、いばら姫』

不器用な男女だからこそ目が離せない作品に仕上がっています。

特異体質の志津に普通の生活をさせたいと思う哲の優しさに感動してみてください。

 

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