褒めるひと 褒められるひとのネタバレ(漫画)!ドラマはいつ?

今回は「たけだのぞむ」先生の『褒めるひと 褒められるひと』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『褒めるひと 褒められるひと』はこんな漫画(あらすじ)

25歳の市川詠子(いちかわえいこ)はおもちゃ会社で事務員として働いています。

毎日忙しくしている詠子は様々な業務をこなしているのですが、日常に張りが感じられません。

そんなある日、部長からミスを指摘されたことで精神がコテンパンにされてしまいます。

会社に必要な仕事をこなしてきても評価されることなく、一回の失敗でズタボロにされた詠子は誰にも認めてもらえないことの不条理さに打ちひしがれていました。

ショックを引きずる詠子を部長の右腕として働く坂東一が食事に誘ってきます。

状況が理解できないままついていくと、意外にも坂東は詠子の仕事ぶりを褒めてくれました。

しかし坂東の褒め方はかなり独特なので詠子は戸惑いを隠せません。

風変わりな褒め方でも癒されることを表現していく『褒めるひと 褒められるひと』

今回は実写ドラマ化が決定したギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

漫画の面白さと併せて実写ドラマの放送日とキャストもチェックしておいてください。

 

『褒めるひと 褒められるひと』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

いつものように市川詠子が会議の資料を作成しています。

市川詠子
「坂東さん明日の会議資料ここ置いときます」
坂東一
「え?ああ、ありがとう」

笑うところをあまり見たことがなく冗談を言わなそうな坂東を怖いと思いながら詠子がデスクに戻っていきました。

事務員の詠子は資料作成やデータ入力、書類のコピーやファイリングなど様々な業務をこなしています。

忙しい業務の中、お茶を飲みながら少し休憩することにしました。

市川詠子
「やっぱりお客さん用のお茶おいしい・・・3煎目でもおいしい・・・」

美味しいお茶に癒されながらこの後の業務について考えます。

次は発注書を作ってから社員の名刺を頼んで、問い合わせに返事をしてから会議室の確認もしなければいけません。

この忙しさは恐らく明日からも変わらないはずです。

市川詠子
「・・・全部必要な仕事だしつまんないわけじゃないけど、でも張りがないと言うか、なんて言うかもっとこう・・・」

決して今の仕事に大きな不満を持っているわけではありません。

それでも張りのない毎日に少しだけ嫌気が差しています。

坂東一
「市川さん」
市川詠子
「ど、どうも坂東さん、何か!」
坂東一
「ああいや、ちょっと」

部長に呼び出された詠子は、お客の名前を間違って記入していました。

しかも間違った相手が専務だったので先方はとてもお怒りのようです。

部長からは一番やってはいけないミスだと叱られました。

コテンパンにされた詠子は給湯室に戻るとうなだれてしまいます。

これまできっちり仕事をしてきたのに評価されたことはありません。

それなのに一回のミスでボコボコにされてしまいました。

学生時代は頑張っただけ結果がついてきて達成感もあったのですが、仕事はやって当然でできて当たり前なので誰からも認めてもらえません。

市川詠子
「褒められたい、あと部長の鼻毛を抜きたい、ピンセットで一本一本・・・」
坂東一
「・・・あの」
市川詠子
「ギャッ」
坂東一
「あ、ごめん、大丈夫?」

いつの間にか後ろにいた坂東に声をかけられたので、驚いた詠子は床に倒れてしまいました。

あまりにも驚いたので立ち上がることができません。

市川詠子
「坂東さんそこにいつから・・・」
坂東一
「え?ああ、少し前から、立てる?」
市川詠子
「・・・すみません、ありがとうございます」
坂東一
「市川さんこの後時間あるなら食事に行かない?」

食事に誘われたことで張りがなかった詠子の日常が大きく変化することになったのです。

 

 

忙しい日常を過ごしながらも張りがないことに悩む詠子の共感する人は少なくないと思いました。

そんな詠子の日常を変えることになったのが怖そうな坂東だったことも意外でしたね。

クセが強すぎる褒め方にヒロインが癒されていく『褒めるひと 褒められるひと』

仕事でミスをした詠子が怯えながら食事に行ったことで、坂東の意外過ぎる一面を発見します。

不器用なのに褒めてくれる坂東さんに戸惑いながらも嬉しくなる詠子の可愛らしさが見所ですよ。

後編

詠子はまともに話したことのない先輩とサシで飲むことになってしまいました。

坂東一
「市川さんこの後時間あるなら食事に行かない?」
市川詠子
「・・・ありがとうございます・・・」

話したことがないだけでなく坂東は部長の右腕として働いている先輩です。

そのため詠子はミスしたことを叱られるかもしれないと怯えていました。

坂東一
「さっきの部長には絶対言わないから、大丈夫、実際鼻毛すごい出てるし」
市川詠子
「えっ」

鼻毛を抜きたいと言った愚痴を坂東に聞かれていたようです。

それでも秘密にしてくれるということで安心できました。

坂東一
「そもそも今回の件も大したミスじゃないからあんまり気にしないで、実を言うと今日は部長も大きなミスをしてね、虫の居所が悪かったみたいなんだ」
市川詠子
「あ、そうでしたか・・・」

坂東が職場では見たことのない笑顔を見せてくれるので、詠子の気持ちが少しずつ和んでいきます。

詠子は坂東がこんな風に笑う人だとは思っていませんでした。

坂東一
「市川さんずっと死にそうな顔してたからちょっと心配になって・・・急に誘って悪かったね」
市川詠子
「いえ、あの・・・ありがとうございます」
坂東一
「やっぱり君は笑ってるほうがいい、目がゾウみたいですごくいいよ」
市川詠子
「えっ」

笑顔のままゾウみたいな目と言われたのでどのように反応すればいいのか分かりません。

戸惑う詠子に対して坂東が独特な褒め方を続けていきます。

坂東一
「あとキリンとかオランウータンとかそんな感じ、それに仕事ぶりもいいよね、忍者的で・・・あれ?市川さん褒められたいんじゃなかったっけ・・・?違った?」
市川詠子
「そ、そんなとこから聞いてたんですか!?」
坂東一
「うん、あ、ひょっとして褒めるポイントが違った?」

褒められたいと言ったことを聞かれていたようなので、坂東が褒め言葉を使っていることは理解できてきました。

ここで詠子は忍者的という褒め言葉の意味を考えてみます。

市川詠子
「いつも書類渡すとき反応薄かったのって忍者か・・・!?」

書類を渡す時、大人しかったので忍び寄っていると感じられたのかもしれません。

もっと激しい動きで書類を渡していれば良かったかもしれないと後悔してしまいます。

坂東一
「いやでも本当にこういうの普段はなかなか言う機会が無いんだけど、市川さんはどんな仕事でもきちんとやってくれるから君が居てくれてすごく助かってるんだ」

坂東は自分だけでなく他の社員も詠子のことを褒めていると言ってくれました。

資料も分かりやすく面倒な仕事を素早く片付けてくれることも褒めてくれます。

市川詠子
「気付かなかっただけでちゃんといたんだ、私のこと見てくれてる人」

認められていないと思っていましたが、頑張ってきた仕事を評価してくれていた人が存在していました。

嬉しくなった詠子は泣きそうになってしまいます。

坂東一
「お茶煎れるのも上手いよね、判子押すのも上手だし、文房具のセンスも絶妙で痒い所に手が届くっていう・・・あ、そうだ孫の手!あれだ!」
市川詠子
「・・・ああ、えーとつまりは今のも褒め言葉・・・」

確かに孫の手は痒い所に手が届きますが、人を褒める時に例えるものではありません。

さらに坂東が微妙な褒め言葉を使っていきます。

坂東一
「それに市川さんさ前に油性ペンの跡をみかんの皮で消してたよね、他にもコップの茶渋を塩で落としてたりラップでシンクを磨いたり随分物知りだなって感心してたんだよ、凄腕のおばあちゃんみたいでかっこいいよね」

褒められたはずなのに詠子の頭にみかんが乗っかりました。

そして隣にはおばあちゃんが立っているような気がしてきます。

市川詠子
「すごい、何かがすごい、今朝までちょっと苦手だった坂東さんがニコニコしてて色んなことをめちゃくちゃ褒めてくれてる、でも違う、そうじゃない、なんか違う」

違和感を払拭できない詠子はお酒を飲み過ぎてしまいました。

翌日、二日酔いで出社したのですが坂東に褒められたことで頭はスッキリしています。

そんな詠子に坂東は会話が増えれば仕事の効率と質が上がると言ってくれました。

坂東一
「だからその一環として僕はこれからも君を褒める・・・!会話も増えるし君の褒められ欲も満たされるしいい考えだと思うんだよね、褒めるのもなかなか楽しいし」
市川詠子
「え、あの坂東さん」
坂東一
「あ、君の今日のブラウス、スモックみたいでかわいいよ、フフ」

幼稚園児が着るスモックのようだと言われたので素直に喜べません。

こうして25歳で事務員をしている市川詠子は褒められる大変さを知ることになったのです。

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褒めるひと 褒められるひとのネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

2023.06.13

 

『褒めるひと 褒められるひと』ドラマの放送日は?

『褒めるひと 褒められるひと』は2023年6月12日20時45分からNHK総合で放送がスタートします。

実写ドラマでは褒められる市川詠子役に森川葵さんがキャスティングされました。

詠子を褒める坂東一役は川崎鷹也さんが演じます。

他にも伊武雅刀さん正名僕蔵さん野呂佳代さんなどの個性豊かな俳優陣の出演が決定しました。

漫画の世界観を堪能した後は実写ドラマを視聴して癒されることをオススメします。

 

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