『アカネノネ』のネタバレ(漫画)!灯と茜音の共通点とは?

今回は「矢田恵梨子」先生の『アカネノネ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『アカネノネ』はこんな漫画(あらすじ)

音大在学中にデビューしなければならない茜音(アカネ)なのですが、1年前に始めたボカロPの動画再生数はなかなか増えてくれません。

悩んでいる時に動画投稿サイトで自分の曲を歌ってくれる灯(tomoru)という女性に出会います。

灯と一緒にKYOKOUというユニットで音楽を投稿すると再生回数が伸び始めました。

この勢いでルーキー・ミュージック・オーディションに参加することを決めたのですが、ファイナルを目前に控えたところで急に灯が歌い手を辞めると言い出します。

どうしても灯と一緒に音楽を続けたい茜音は、詳しい事情を聞くため灯が住んでいる三重県志摩市へ向かいました。

歌いたいのに歌を辞めると言い出した灯が抱える複雑な事情とは・・・!?

世界中に歌を届けたい茜音と灯の挑戦を題材にした『アカネノネ』

今回は青春を音楽に捧げる若者を描写したヒューマンドラマの第4話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

人付き合いが苦手な茜音が灯の母親を説得するシーンが見所になっていますよ。

 

『アカネノネ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第4話前編

三重県志摩市小王町に到着した茜音が灯の実家までやって来ました。

しかし勢いで来てしまったので下手すれば通報されるかもしれません。

冷静に落ち着いて話す方法を考えていると、近所のおじさんが灯を嫁に貰うためやってきたと勘違いします。

おじさんは帰ってきた灯に結婚するのか大声で質問しました。

「え!?結婚・・・!?」

茜音が振り向くと自転車を押す女子高生が立ち止まっています。

まだ直接会ったことはありませんが、茜音は声で目の前の女子高生が灯だとすぐに分かりました。

茜音
「・・・っ、と・・・灯?」
「・・・え?」
茜音
「えっと・・・夕影です」

自分がボカロPの夕影であることを伝えます。

すると驚きすぎた灯が自転車を倒してしまいました。

「せっせっせきえいさ・・・ん!?えっあっうそ・・・っ、なんでここここここに!?なんでぇ!?」

まず急に来てしまったことを謝ります。

そしてちゃんと話がしたいことも伝えたのですが灯は自転車に乗って逃げ出しました。

5時間半かけて三重まで来た茜音は話せないまま帰るわけにはいきません。

2人が走り去ると近所のおじさんは灯の母親が働いている介護老人保健施設へ向かいました。

そして一部始終を母親に伝えます。

慌てた母親が娘に電話をしても繋がりません。

茜音
「おい灯!止まれって!」
「なななななんで来るんですか、こんなとこまで・・・ありえへん、ほんまに!せっかく・・・せっかく断ったのに・・・!」

追いかけながら茜音はせっかくという言葉に違和感を覚えます。

しかし未だに状況は全く理解できていません。

茜音
「俺には灯の状況全然わかんねーんだよ!ほんとはお母さんの許可取ってなかったのか!?心ん中ではいろいろ考えてんだろ!?だったら言わねーとその感情なかったことになるだろーが!」

まとまっていなくても構わないので感情を伝えて欲しいと訴えます。

灯の話を聞くため茜音は三重までやって来ました。

するとようやく灯が自転車を止めてくれます。

「・・・せっ、夕影さんは別にあたしじゃなくてもいいじゃないですか・・・っ!もっとちゃんとした人すぐ見つけますよ、音大にも友達いっぱいおるやろし!あんなすごいきょ、曲とかさらっといっぱい作れちゃうし・・・っ」

灯は音大生の夕影が裕福で考え方もしっかりした大人だと思っていました。

決してそんなことはないのですが、これまで茜音は自分のことを灯に話していません。

そのことで誤解されてしまっていたのです。

茜音
「・・・作曲なんか毎回死ぬほど苦戦してるよ・・・人と揉めてばっかでクラスでもすげー浮いてるし、バンドだって今まで何度もメンバーに逃げられて・・・人望なんか微塵もねーよ!」
「・・・え?夕影さんて・・・そんな感じなんですね・・・もっと人生楽しんどる人やと思ってました」
茜音
「ださい部分知られたくなかったから別に灯に言わなかっただけで・・・それまで再生回数とか底辺だったのに、灯のおかげで曲も生まれたし・・・だからその・・・なんつーか・・・灯じゃねーと無理っぽい」

最後の言葉だけボソッと言ってしまいました。

それでもようやく自分の気持ちを伝えることができたのです。

「・・・でも、でも無理なんやもん・・・お母さんにバレて・・・あたし・・・っ、どうしたらええかわからん・・・っ・・・うちん家お金ないんです、やで高校卒業したらすぐ働かなあかん・・・」

灯はずっと歌い手になることを夢見ていました。

夕影が自分の歌に依頼料を払ってくれ、そのお金でマイクを買えたことはとても嬉しかったのです。

しかし本当なら稼いだお金を母親に渡すこともできました。

働きっぱなしの母親を助けず自分のことばかり考えている自分が許せません。

茜音
「・・・でもあれだろ?それでもほんとは歌いたいんだろ?」

涙を流しながらうなずきます。

茜音は灯のため一緒に方法を考えることにしました。

母親
「佳波・・・!?」
茜音
「ガチで通報・・・」

灯の母親と警察官が2人の前に現れます。

不審者扱いされた茜音はここから灯の母親を説得することになりました。

 

 

ようやく灯と会えたのですが彼女の抱えている事情はなかなか解決できそうもない厄介なものでしたね。

それでも茜音じゃないと音楽を続けられないという意思表示に感動しました。

複雑な事情を抱える茜音と佳波が夢を叶えようと前へ進んでいく『アカネノネ』

オーディションへ参加するには母親の同意を得なければなりません。

コミュニケーション能力が低い茜音の力強いセリフが注目ポイントになっていますよ。

第4話後編

佳波の隣に座りながら茜音が母親と向き合っています。

茜音
「おいおいなんで結婚の挨拶みてぇになってんだよ!」

東京から三重までやって来た目的は伝えました。

しかし母親は音楽の世界で簡単に成功できるとは思えません。

母親
「でも今どき音楽で食べていけないでしょ、CDとかも売れないし、結局バイトとかして苦しい生活になるんじゃない?」
茜音
「・・・正直たとえデビューできたとしても無名の新人には厳しいです、今は音楽配信サービスも増えてはいますが・・・利益が多いのは既に有名なミュージシャンくらいです、佳波さんが高校卒業後の就職を希望するなら・・・なんの保証もできない僕が無責任に口出す権利はないと思います」

厳しい道なのは事実ですが現在は就職しながら音楽活動を続けている人も大勢います。

一昔前は上京しなければいけなかったり、下積みでチケットノルマの厳しいライブを行わなければいけませんでした。

ですが現在は自宅で録音した動画を投稿して広告収入を得ることも可能です。

このようにリスクを最小限に抑えながらチャレンジできる選択肢が増えました。

動画を投稿する方法ならこの家から世界中に音楽を配信することもできるのです。

実際に茜音は動画投稿サイトがあったから佳波と出会えました。

ただしずっと引きこもってていいとは考えていません。

茜音
「今このタイミングでしか闘えない場所があるんです、佳波さんとのユニットでファイナルまで残ってるオーディションがあって優勝すればデビューできるんです、これは僕のエゴかもしれませんが・・・絶対にこのチャンスを逃したくないんです」

自分のエゴであることを正直に説明した茜音は母親に頭を下げて出場させてほしいとお願いします。

母親はずっと黙っている佳波の気持ちも確認することにしました。

佳波は震えながら自分の想いを母親に伝えます。

「あ・・・あたし・・・っ、いっつもなんもできやん・・・でも・・・こんな自分でも、うっ・・・歌っとる時だけは・・・っ、生きててよかったって・・・思える・・・やから、夕影さんと一緒に音楽やりたい・・・です」

ここで話し合いが終わりました。

茜音は明日もバイトがあるので帰らないといけないのですが、もうバスは出ていなく最寄り駅まで徒歩だと2時間はかかるそうです。

すると佳波の母親が車で送ってくれると言ってくれます。

茜音
「すみません・・・突然押しかけたのに送っていただいて」
母親
「・・・なんかあんたら二人よう似とんねぇ、一見、正反対っぽいけど」
茜音
「な、なんでそう思うんですか?」
母親
「んー・・・?真面目にいろいろ考えとるけど不器用そうやなって、まぁでも神崎くんはもっとめんどくさい性格しとんねぇ、自分の弱点になるようなこともバカ正直に話して、そのくせエゴは通そうとするし・・・けど佳波の将来のことも気にしてくれとんのは伝わったわ」

ここで母親が佳波の父親について話をしてくれました。

父親は教育にものすごく厳しい人だったそうです。

しかし勉強が苦手な佳波は音楽が好きで、毎日勉強が終わったとに聴くボカロを楽しみにしていました。

それでも中学受験には失敗してしまった佳波を、母親は受験後の息抜きとしてライブに連れて行ったそうです。

もちろん夫が出張の時にこっそり行きました。

ライブに行った佳波は歌い手になるという夢を抱きます。

ですがライブに行ったことがバレると父親は母親に暴力を振るいました。

「ごめんなさい、ごめんなさい・・・っ!も、もう二度と聴きません!お・・・っお願いします!お母さんたたかないでください・・・っ!」
茜音
「・・・っ」

話を聞いているだけで佳波の苦しみが伝わってきます。

母親は暴力を振るわれたことで夫と離婚しました。

夫婦関係はずいぶん前から崩れてたのですが、佳波は自分のせいで家族が崩壊したと思い込んでしまいます。

それ以来、佳波は自分の思っていることを言わなくなってしまいました。

母親
「やから・・・佳波があんな風に自分の意思を見せたの・・・初めてやったんよ・・・本音を言うと音楽の道なんて絶対大変やろし、親としては自分の子供にわざわざ辛い思いしてほしくない・・・けどそれは親のエゴなんかもしれへんなー・・・」

母親は就職活動を続けることと、何かあったら必ず相談することを条件に佳波のオーディションへの参加を認めてくれます。

必要なお金も多少ならサポートしてくれると言ってくれました。

こうしてKYOKOUはオーディションのファイナルへ参加することになったのです。

茜音
「灯の歌声は儚いのに芯の強さがある、普段はおろおろしてるのにどこからその強さが湧いてくるのかと思ったけど・・・今までずっと溜めていた歌いたいっていう想いがエネルギーになったのか・・・?ファイナル用の曲、このままじゃダメだ・・・」

今の茜音と灯だからこそ表現できる音楽に作り変えないと優勝することはできません。

またオーディションには茜音が予想していなかった大きなハードルが待ち受けていたのです。

果たしてファイナルの結果はどうなるのでしょうか・・・!?

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『アカネノネ』最新刊の発売日は?

『アカネノネ』の最新刊となる第4巻は2023年5月30日に発売されました。

次回作となる第5巻の発売日は2023年10月13日と予測されています。

第5巻ではどのような展開で読者を楽しませてくれるのでしょうか!?

最新刊の発売を心待ちにしましょう。

ちなみに第5巻の発売日はあくまでも予測なので、諸事情によってズレが出た場合はご容赦ください。

 

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