『こっちにおいでよ。』のネタバレ!トラウマを抱えた恋の行方は?

今回は「Maria」先生の『こっちにおいでよ。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『こっちにおいでよ。』はこんな漫画(あらすじ)

過去に起こったある出来事によりトラウマを抱えてしまっている女子大生の福羽明日美(ふくばあすみ)。

男性恐怖症のため同級生の男の子を避けるように大学生活を送っています。

しかし偶然出会った都築芳彩(つづきよしや)という男性とは、自然な会話ができる明日美。

大学生ながら人気モデルの芳彩と距離を縮めていくのですが、彼には良からぬ噂がつきまとっていました。

恋に奥手なヒロインを巡って巻き起こるラブロマンスを描いた『こっちにおいでよ。』

今回はこちらの恋愛漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

甘酸っぱくて少し危険な匂いがする恋模様をじっくりとご堪能ください。

 

『こっちにおいでよ。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

幼い頃の福羽明日美は、両親が喧嘩ばかりしていたためいつも泣いていました。

喧嘩のストレスからいつも明日美を怒っていた母親。

福羽明日美
「どうしてお母さんは明日美を怒ってばっかなのかな?明日美のコト嫌いなのかな?」

明日美はこの頃、幼なじみの潤という男の子に悩みを相談していました。

「好きだよ俺は、明日美のコトずっと好きだしずっと味方してやる・・・俺がずっとずーっと守ってやるよ!」

この言葉をお守りのようにしながら、明日美は大学生まで成長していました。

幼かった明日美にいつも手を差し伸べてくれた潤。

しかし今となっては彼が明日美のそばで手を差し伸べることは出来なくなっています。

その理由は彼がダンス&ボーカルユニットとデビューし、大人気となっているためでした。

潤はそのユニットの中で作詞作曲やダンスの振り付けまで担当しているため、非常に多忙な日々を送っているのです。

福羽明日美
「おはよォ潤くん・・・」

なかなか彼に会えないため部屋に貼ってあるポスターに朝の挨拶をする明日美。

起床した明日美は眠たい顔をしながら大学へ向かいました。

福羽明日美
「眠・・・あ、今日お父さん早いや・・・ゴハン何作ろぉ・・・」

大学の講義を受けながら晩ご飯の献立を考えています。

両親は不仲の状態がずっと続いていたため、明日美が中学3年生の時に離婚しました。

その結果、父子家庭になった明日美が現在は家事を担当しているのです。

大学生になり家事をこなすことに慣れてきた明日美。

福羽明日美
「メニュー決めだけは面倒なんだよなァー」

そんなことを考えていると携帯にメールが送られてきました。

「今週土曜そっち行く、スキヤキしよう、いい肉買ってく!」

潤からのメールを読んで明日美の心が弾みます。

福羽明日美
「潤くんに会える、そう思うだけで全身が弾む、世界がバラ色に染まる」

喜びを全身で感じながら大学内を歩いていると、男子学生が明日美に声をかけてきました。

しかし明日美は男性恐怖症のため、震えてしまっています。

そんなこととは知らない男性は明日美を合コンに誘ってきました。

明日美が彼らの言葉に怯えていると、親友の竹内真尋が助け舟を出してくれます。

竹内真尋
「明日美っ、今日も歯医者だっけー?もー早く治してケーキバイキングつきあってよねー」
福羽明日美
「真尋・・・」

真尋が上手に男性から明日美のことを引き離してくれました。

竹内真尋
「あたしのボディガードぶり、板についてきたー?」
福羽明日美
「ありがとぉ真尋・・・」
竹内真尋
「けどまぁ人づきあいも大事だよ?ホラ幸せは人が運んでくるってゆーしさ?世の中半分は男なんだよ?」

明日美がこのように男性恐怖症となってしまった理由は、中学3年生のある出来事がきっかけだったのです。

学校の帰り道、明日美の横に1台の車が停車しました。

福羽明日美
「痴漢に見せられたあの行為、当時のあたしには理解不能だったが、その時から男は得体の知れない悍ましい生き物となった」

このトラウマを抱えたまま女子高生になった明日美は、その美貌から男子生徒に構われ始めます。

ですが男性から性的対象に見られるという不安に苛まれていました。

福羽明日美
「反対に女子からは嫌われ目の敵にされ、堪えられず登校拒否、遂には高校を中退」

その後は高校認定の試験と大学入試に合格して現在に至ります。

しかし男性と女性の両方から嫌な体験を受けた明日美は、すっかり人間不信になっていました。

福羽明日美
「そんな中、変わらぬ愛情を注いでくれたのが竹内真尋だ」

自分の生い立ちやトラウマを理解してくれていつもフォローしてくれる真尋は、明日美にとってかけがえのない大親友なのです。

竹内真尋
「ところで明日美、何かいいコトあったでしょぉ?潤くん絡みだ」
福羽明日美
「あ、うん・・・」
竹内真尋
「やっぱりねー、フェロモン垂れ流しだもーん、なーんか艶めかしーい」

真尋からフェロモンが出てるため、男性を惹き付けていると指摘されました。

その意味をよく理解できない明日美なのですが、潤に会えることでときめいていることは自覚しています。

こうして土曜を楽しみにしながら日常を過ごしていく明日美だったのでした。

 

 

痴漢に遭った経験から人間関係にトラウマを抱えてしまった明日美。

そんな彼女は幼なじみの潤という存在を心の支えにしています。

しかしここから別の男性が明日美の前に現れ、彼女の日常は一変することになるのでした。

明日美の恋心を可愛らしく描いた『こっちにおいでよ。』

引き続き素敵なラブストーリーをご鑑賞ください。

後編

大学からの帰り道、父親のためスイーツ店に立ち寄った明日美。

そこで出会った1人の男性が目に留まります。

福羽明日美
「前にドコかでお会いしませんでしたか!?」
都築芳彩
「ナンパ・・・ですか?」

都築芳彩というこの男性は、自分を凝視してくる明日美に警戒感を抱いていました。

福羽明日美
「ちっ違いますよ!?ホントにあたしドコかで」
都築芳彩
「あーすみません、俺急ぐんで」

芳彩はすぐにスイーツ店を立ち去ってしまいます。

彼がいなくなった後で、明日美は店員から芳彩が有名なモデルだということを知らされました。

福羽明日美
「ああ、じゃあそれで見覚えあったのかな・・・?」

芳彩と同じ大学だと知り、明日美は恥ずかしさを覚えてしまいます。

この日の夜、潤が出演するテレビを見ながら癒された明日美。

翌日、大学に行くといつものように男子から合コンに誘われます。

福羽明日美
「今、歯の治療中で暫く通院なので、申し訳ないけど是非また誘って下さい、ごめんなさい」

自分では普通に話せたと思っているのですが、棒読みで合コンの誘いを断りました。

しかし緊張で心臓の鼓動が速くなっているため、逃げるように男性たちの前から立ち去ります。

建物の陰で明日美が呼吸を整えようとしていると、昨日出会った芳彩が声をかけてきました。

都築芳彩
「あ、昨日の人だ、どーも」
福羽明日美
「き、昨日は失礼ししました!」
都築芳彩
「あー、昨日も思ったんだけどさ、声、やっぱすごい似てるわー、俺の好きな人に」
福羽明日美
「あ、あたしの声がっ、ですか!?」

明日美の声を好きな人にそっくりだと言う芳彩。

彼はその好きな女性に何度もフラれてしまっています。

それでも諦められない状態の芳彩は、明日美に変わったお願いをしてきました。

都築芳彩
「ねぇ、ちょっとその声でさ俺のコト振ってみてくんない?そしたら少しは諦める決心つくかもしんないしさ?」

このお願いに明日美は激しく動揺してしまいます。

ですが悲しそうに揺らいでいる芳彩の瞳が目に留まりました。

そのため彼の想いに応えることにします。

福羽明日美
「あたしには心から大切な人がいるので気持ちには応えられません、ごめんなさい」

明日美は潤のことを思い浮かべながら芳彩のお願いを叶えてあげました。

しばらくの間、沈黙してしまう2人。

すると芳彩の携帯に電話がかかってきました。

この電話で芳彩は本当に好きな人からフラれてしまいます。

都築芳彩
「マジバージョンだ・・・振られた・・・決定的に」

明日美が前もって予行演習をしてくれたおかげで助かったと語る芳彩。

しかし彼の目からは大粒の涙がこぼれていました。

この状態をみっともないと言う芳彩だったのですが、明日美は彼をみっともないとは思っていません。

福羽明日美
「いいですよ!情けなくてもみっともなくても・・・っ、だってそれくらいその人を好きだったってコトでしょ・・・!?」

彼の真剣な気持ちに、明日美は心を打たれていたのです。

そのため自分の気持ちをごまかすよりも、素直に悲しさを表したほうがいいことを芳彩に伝えました。

都築芳彩
「うん、今の俺にはポジティブな励ましよりそっちの方が沁みるし癒されるかも・・・ありがとう」

男性恐怖症なのに、不思議と芳彩には自然に声をかけることが出来た明日美。

福羽明日美
「目の前には失恋したてで傷ついてて涙目で寂し気に微笑む人、なのにあたしは不謹慎にもこの人からのありがとうが嬉しくて嬉しくて」

明日美は純粋な心を持った芳彩に惹かれていきます。

ですが後日、大学内でとんでもない現場を目撃してしまいました。

なんとフラれたばかりの芳彩が、階段の踊り場で女性を抱こうとしていたのです。

都築芳彩
「どしたの?そんなトコつっ立ってないで一緒に楽しも?ホラ早く、こっちにおいでよ」

明日美はこうして素晴らしい出会いを台無しにされてしまいました。

しかしそれでも芳彩の存在が心のどこかで気になってしまいます。

悪魔のような囁きで迫ってくる彼に対して、明日美はどのように対応していくのでしょうか!?

 

『こっちにおいでよ。』を読んだ感想

とても読み応えのあるラブストーリーだと思いました。

登場人物全員が一癖も二癖もあるキャラクターなので、あっという間に物語に引き込まれてしまいますね。

明日美だけでなく真尋や芳彩もどこか闇を抱えている部分にとても共感できました。

彼らに感情移入しながら楽しむことができる『こっちにおいでよ。』!

素敵なセリフの数々が魅力的な作品になっていますよ。

是非この機会に色気のある恋愛漫画の虜になってみてください。

 

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