『閏うこの月』(漫画)のネタバレ!無料の試し読み情報も!

今回は「木村イマ」先生の『閏うこの月』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

閏うこの月』はこんな漫画(あらすじ)

28歳の里は高校の頃から10年間、光という彼氏と交際しています。

現在、同棲してから5年目になる2人はセックスレス状態になっていました。

まだ結婚していないのに熟年夫婦のような枯れた状況に里は不満を感じ始めます。

しかしこの不満を解消できるのは他の誰でもなく自分でしかありません。

勇気を出して光をホテルへ誘った里だったのですが玉砕してしまいました。

そんな彼女の前に俊(すぐる)という男性が現れ、人生の帳尻を合わせるため条件付きの浮気を提案してきます。

最初は抵抗する里だったのですが、次第に自分の欲情に身を任せていくことになるのでした。

恋愛におけるマンネリとセックスレスをテーマにした『閏うこの月』

今回は大人の恋愛を描いたラブストーリーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

大人なら誰もが共感できる作品の世界観を存分にご堪能ください。

 

閏うこの月』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

高校の時から光と10年交際している里は28歳になった現在、関係がマンネリしていることを実感していました。

完全にセックスレスとなった状態を里は熟年夫婦のようだと感じています。

「いやいやまだ28だし結婚すらしてないし、私はまだ枯れてないよ」

自分では枯れていないと思っているのですが自信を持つことができません。

この状況を変えられるのは自分でしかないため、光が眠ろうとするベッドの中に入った里がセックスしてほしいことを伝えます。

しかし疲れているという理由で拒否されました。

このような状況が長く続いているため、里は一緒に出掛けた際に光をホテルに誘います。

「あ、あのさ光・・・疲れちゃったし休憩していかない?」
「へ?里・・・おっさんかよ!おっさんが女の子誘うみたいなセリフ言うなよー」

勇気を出してホテルへ誘ったのですが笑われてしまいました。

そのことに里は納得することができません。

「いやいや!女子でしょ、女性でしょ!どう見ても!!」

この日、里はいつもより女性らしい服装を身に纏っていました。

ですが光は里の努力に気が付いてないのです。

「あー・・・また今度にしよ、お金もったいないじゃん、疲れたんならお茶するか?駅の方戻ろう」

光が別の場所へ移動しようとするのですが里はこの場を離れようとしません。

呆れた光は里を置いて立ち去ってしまいました。

「待って、そんなつもりじゃないのに、私はただ向き合って・・・向き合って二人で・・・変えるなんて私だけじゃできないか」

2人の問題は里の努力だけで解決できるものではありません。

そのことを理解している里がようやく勇気を出したのですが、光には理解してもらえませんでした。

立ち去る光に声をかけることができず立ちすくんでしまう里。

そんな彼女に1人の男性が声をかけてきました。

「お姉さん!こんなとこ突っ立てたらホテルにどうしても入りたい人みたいだよ」
「あっ、すいません、大丈夫です」
「行きたいなら俺が一緒に行ってもいいよ?ホテル」

突然の申し出に里の顔が真っ赤になります。

「な!?は?ふじゃけないでくじゃさい!!」

失礼なことを言われた里は泣き出してしまいました。

その様子を見ていた通行人たちが騒ぎ始めます。

声をかけてきた男性は自分が里を泣かせていると誤解されたため焦り始めました。

「うそうそ!てゆーか冗談!?俺は仕事中なのね、そこのお店、寒いから温まっていきな、ねっ、お茶出すから」

男性が里の手を握り店へ向かい始めます。

普通の状態であれば里が男性についていくことはありません。

しかし彼氏との関係が上手くいっていない現在は男性の誘いを断ることはできませんでした。

「あ、手あったかい・・・どうしよう」

久しぶりに男性の温もりを感じた里は、流れに任されるまま男性の店へついていくことにします。

里は彼氏との別れや浮気を考えている訳ではありません。

しかし男性についていったことで彼女の日常は激変することになるのでした。

 

 

マンネリやセックスレスは長く交際している男女にとって切り離せない切実な問題だと思います。

またこの作品のように女性が不満を感じているカップルも少なくないのかもしれません。

どうしても男性は自己中心的な考え方で女性を悩ませているケースが多いと思いました。

大人のカップルが抱えるリアルな悩みを題材にした『閏うこの月』

ヒロインが作品タイトルのように閏月のタイミングで浮気してしまうかどうかが注目ポイントになっています。

揺れ動く恋心に共感しながら続きをご覧ください。

後編

名前も知らない男性についていった里はお店で温かい飲み物を頂きます。

「おちついた?」
「うん、ありがとう」

飲み物を頂きながら里は自分が置かれた状況を男性に説明しました。

普通なら見ず知らずの男性に事情を話すことはしないのですが、気づくとセックスレスについて話した自分に驚いています。

「レスかあー、あるあるなんだね、俺そうなったら別れるけどね、セックス抜きで考えても付き合ってることでマイナスしかなくない?」
「確かに、一緒にいることでもやもやしてる事の方が多いと思う」

里は光と対等な関係を築いていきたいと思っているのですが、思うような関係性にはなっていません。

光は作家として自分の好きなことを仕事にしている反面、里は派遣の仕事を辞めて彼のお世話をしています。

そのため里が光の生活を支える主従関係のようなシステムが出来上がっていました。

里はお互いをプラスにしていく付き合い方がベストだと思っています。

しかし現状は里にプラスな面が少なくなっていました。

せっかく縁があって出会ったので、これからはお互いがプラスになる付き合い方をしたいと思っています。

「なんか里さんって忠誠心強い犬みたいだね、あはは、好きなんだね、かわいい」

かわいいと言われたのは久しぶりのため里の顔が真っ赤に染まりました。

その後、男性の誘いで2人はカフェへ行くことにします。

「何年ぶりだろうか・・・男性とお茶・・・」
「えっ、何年?そんなに?」
「・・・10年だ」
「じゅ・・・忠犬ハチ公じゃないですか、なんか俺燃えてきたなー」

落ちついた様子の男性とは対照的に里はどうしてカフェにいるのか状況が理解できていません。

そんな里のことを男性は可愛い女性だと感じています。

「は!?いやいやいや枯れてますので・・・」
「うそじゃん、ホテルの前で泣いちゃったのに」

男性の人懐っこさに驚きながら里はまだ年齢も名前も聞いていないことに気付きました。

「お兄さんいくつですか」
「22だよ、あ、俊っていいます」
「6歳も下・・・小学校ですらかぶってないじゃん」
「俺は里のほうが下に見えるよ」

からかわないで欲しいと思う里なのですが、俊が再び可愛いと褒めてくれます。

久しぶりに言われた可愛いという言葉が連発するため、里は動悸が激しくなっていきました。

そして畳みかけるように俊が連絡先の交換を申し入れてきます。

「えっ、いや・・・その」
「忠犬ハチ公だなぁ、主人は戻らないと思うけど・・・まあそういう幸せもあるもんかな・・・」

さりげなく言ったセリフなのですが里の胸に深く突き刺さりました。

「そういう幸せって本当にあるのかな?」

その後、カフェがラストオーダーの時間を迎えます。

俊はケーキを2つ注文すると例え話を始めました。

「今1年は12ヶ月ですね、君にはそれに加えて余命が1ヶ月あるとします、それを13月とします、その1ヶ月は元の12ヶ月に反映されないし余分な1ヶ月、その1ヶ月があったら里は何が出来ると思う?」
「なにそれ・・・?」
「閏年みたいにさちょうじり合わせの1ヶ月があったら何が出来るって思う?」

難しい質問に里は頭を悩ませます。

「何かいつも出来ないような事が出来たら楽しいとは思うけど」

ここで俊が里の口へイチゴを入れました。

「でもきっと里は何も出来ないんだよね、俺と会う時にその13月を使うつもりでいたらいいよ、そう思ったら意外なことも出来るから、おまけの月だからそこで帳尻合わせてもいいし、冒険してもいいし」

固まる里だったのですが脳裏を彼氏の顔がよぎります。

「やっぱりできないよ・・・」
「そっか、無理は良くないね、そろそろ帰ろうか」
「うん、ありがとうございました、とってもリフレッシュ出来ました」

ここで2人は別れることになったのですが、俊が振り返ると里は立ち止まったままです。

その様子を見た俊は居ても立っても居られなくなりました。

「やっぱ戻ろうか、この時期に外うろうろしてたらカゼひくよ、何もしないから休憩をしましょう、あんた帰んないですもん」
「はい」

涙を流す里は俊とホテルへ入ることにします。

一方その頃、何も知らない鈍感な彼氏は里の帰りを待っていました。

しかしホテルに入った里はなかなか帰ってきません。

果たして閏年を利用した三角関係はどのように進展していくのでしょうか!?

木村イマ先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

『紙きれの中の幸せ』のネタバレ!木村イマが描く漫画の魅力は?

2018.07.29

 

閏うこの月はこんな人にオススメ

登場人物それぞれの感情が複雑に絡み合っていく物語ですので、大人向けの恋愛漫画を探している人にオススメの作品です。

三角関係を描いていますがドロドロした物語ではありません。

そのためしっとりとしたラブストーリーが好きな人も満足できるはずです。

マンネリを解消するため冒険することにしたヒロインの恋心が注目ポイントになっている『閏うこの月』

時間をかけて素敵な恋模様をお楽しみください。

 

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