褒めるひと 褒められるひとのネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

今回は「たけだのぞむ」先生の『褒めるひと 褒められるひと』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『褒めるひと 褒められるひと』はこんな漫画(あらすじ)

仕事で褒められたことがなかった市川詠子は、先輩の坂東一から初めて褒めてもらえました。

しかし坂東の褒め言葉が独特なので素直に喜ぶことができません。

それでも仕事を円滑に進めることと、詠子の褒められ欲を満たすため坂東は褒め続けることを宣言してきました。

坂東の心遣いは嬉しいのですが、詠子は毎日のように感じる視線が気になってしまいます。

真面目な坂東を傷付けたくないので邪険に扱うわけにもいきません。

先輩と後輩の風変わりな日常をコミカルに描写していく『褒めるひと 褒められるひと』

今回は癒し系ギャグコメ漫画の第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

独特な表現方法の褒め方は斬新なので真似したくなりますよ。

 

『褒めるひと 褒められるひと』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話

坂東が詠子のことを褒めると宣言してから数日が経ちました。

市川詠子
「坂東さん、これ今月の売り上げデータと郵便物です」
坂東一
「ああ、うん、ありがとう市川さん」

仕事場でのいつもと変わらない光景なのですが、詠子は仲良くなった坂東の視線を痛いと感じています。

数日前に褒め称え宣言をしてから坂東は詠子の褒め所を探すようになっていました。

市川詠子
「あの褒め称え宣言から数日、坂東さんのはりきりが止まらない」

褒められることに悪い気はしません。

しかし坂東の褒め方は独特なので対応に困っています。

坂東一
「うん、いいね、市川さんは仕事が早いし無駄がないね、回らないお寿司屋さんて感じ」

いぶし銀の寿司職人に例えられました。

このように坂東は絶え間なく褒め所を探しては褒めてくれます。

坂東の心遣いは嬉しいし有難いのですが、正直に言うと落ち着きません。

市川詠子
「でも別に褒められるのが嫌なわけじゃないし、坂東さん真面目な人だからヘタなこと言って傷付けちゃったら嫌だし」

褒められることに圧力を感じてしまいます。

しかし坂東本人が楽しそうなので褒めなくてもいいですよとは言えません。

詠子も楽しいと思えるようになってきています。

坂東一
「あの」
市川詠子
「ウワッ」

いつもヌルっと出てくるので驚いてしまいました。

すると坂東が先ほど渡した売り上げデータを見せてきます。

坂東一
「これ同じ項目がいくつかダブってるみたいで・・・悪いけど一度確認してみてくれる?」
市川詠子
「えっ・・・すっすみません!すぐ直します!」

詠子は珍しくしょうもないミスをしてしまいました。

急ぎではないと言ってもらえたのですがすぐにデータを直すことにします。

坂東一
「・・・フフ、あ、ごめん、いやね君、普段こういうミスしないからさ、なんていうか・・・道端で温泉掘れちゃったみたいなお得な気分かもーって、ハハ」

独特な表現で褒めてくれたので詠子は気を引き締めて仕事することにしました。

まずはお客様が来られた打ち合わせ室にお茶を運びます。

市川詠子
「ば、坂東さん・・・よりにもよって坂東さん・・・しかも横に部長」

褒められることを意識したせいで動きが硬くなってきました。

さらに部長と坂東が2人とも眼鏡をかけているので混乱してきます。

その結果、詠子はお茶をこぼしてしまいました。

お茶を部長にかけてしまった詠子は深く落ち込んでしまいます。

坂東一
「市川さん・・・大丈夫?」
市川詠子
「・・・あの、さっきはすみませんでした、お客様の前であんな・・・それに書類も・・・つまんないミスしちゃって、せっかく色々褒めてもらってたのに本当にすみません・・・」
坂東一
「いや市川さん、いやいやあのね全然大丈夫、失敗は成功の母!エジソンエジソン!あ、ちょっと違うか、災い転じてなんとやらのほう?」

坂東によると先ほどのお客様とは予算で意見が合わず打ち合わせはピリピリしていたのですが、お茶をこぼしたことによってガス抜きができたそうです。

毒気を抜かれたお客様とスムーズに話が進んでいき、うまい具合に話がまとまりました。

ただビショビショになった部長だけはスッキリしていません。

市川詠子
「そんな都合のいい話が」
坂東一
「あります」

お客様が怒っていないことを知って安心した詠子は涙が出てきました。

すぐに落ち着きを取り戻した詠子は坂東にお茶を煎れてあげます。

するといつもとは味が違うことに気付いてくれました。

市川詠子
「あ、これお客さん用のちょっと良い茶葉なんです、実はいつもお客さんにお出しした後、こっそり2煎目煎れたりしてて・・・これも2煎目です」
坂東一
「おいしい、やっぱり市川さんお茶煎れるの上手いね」

お茶の煎れ方まで褒めてくれます。

そんな坂東のことを少しずるいと感じてきました。

市川詠子
「温泉とかエジソンとかフォローまで奇天烈で色々ずれてるのにほんとずるい・・・それでいてこの絶妙なタイミング、奇天烈を帳消しにする不意打ち・・・ずるい・・・」

褒め方は独特なのですが声をかけてくれるタイミングは完璧なのです。

ずるいと感じながら2煎目の煎れ方を質問されたので、1煎目よりもお湯の温度を高くすることと蒸らし時間を短くするコツを教えてあげました。

坂東一
「へぇそうなんだ、さすが市川さん!すごいね!千利休みたいだ!」

渋い例えに意識が飛びそうになる詠子だったのです。

 

 

第2話から坂東の独特な褒め方がパワーアップしたような印象を受けました。

渋い表現が多くても坂東の優しさは詠子にしっかりと伝わっている気がします。

人のいいところを探すことがコミュニケーションの向上に繋がることを教えてくれる『褒めるひと 褒められるひと』

愛すべきキャラクターが次々に登場するハートウォーミングな物語です。

褒められることで成長していく詠子を見守りたくもなりますよ。

第3話

褒めどころを探してくれる坂東は意外なところにも気付いてくれます。

坂東一
「あれ?市川さん昨日と髪の色違うね、すごくよく似合ってるよ、そのどんぐり色」
市川詠子
「・・・どうも、へへっ・・・」

どんぐり色という例えを素直に喜べません。

それでも仕事の話を続けていると、近くのデスクから資料の提出期限を間違えたと謝る声が聞こえてきます。

小佐川志穂
「それで?だから正しい期限はいつなんですか?」

総務の小佐川さんは期限が週明けと聞いていて、そもそも頼まれたのはデータ集計だけなので資料の作成を引き受けた覚えはありません。

吉田という男性社員はソフトの使い方が分からないので、最後まで資料を作成してほしいそうです。

小佐川志穂
「総務は便利屋じゃないんですよ、ていうか吉田さん今までどうやって仕事してたんです?人を当てにしてるとこの先困りますよ」

詠子と同じ部署の小佐川さんは辛辣な物言いなので他の社員から恐れられていました。

しかし詠子は小佐川さんが厳しいだけでなく優しい先輩だということを知っています。

市川詠子
「あ、小佐川さんそれ今期発売の新しいシリーズの子ですよね?もう販売されてましたっけ?」
小佐川志穂
「あー市川、気付いた!?かわいいっしょコレー、営業の知り合いにサンプル品貰っちゃったんだー」
市川詠子
「へー!」

このように自社製品の女児向け人形をこよなく愛する一面も持っているのです。

衣装の着せ替えを楽しむ小佐川さんは企画部で働きたいと思うようになっていました。

小佐川志穂
「あ、そういやさ市川、今余裕ある?悪いけど今日荷物の受け取り代わってくんない?急ぎの仕事あってさ」
市川詠子
「いいですけど・・・あ、ひょっとしてそれ吉田さんの・・・」
小佐川志穂
「まーしょーがないじゃん、ソフト使えないって言ってるしほっとくのもスッキリしないっつーか、でもマニュアル持ってかしたから次は無いけどね、次はマジぶっ飛ばすからね」

口では厳しいことを言いますが小佐川さんは面倒見が良くて優しい先輩なのです。

そんな小佐川さんを吉田が悪く言っている現場に詠子が鉢合わせしました。

トイレから出てきた吉田が坂東に小佐川さんが空気を読めないので一緒に仕事したくないと愚痴っています。

市川詠子
「吉田・・・!自分が仕事できないのを棚に上げておまえ、吉田・・・吉田ッ」

女子トイレを出た詠子は盗み聞きしているうちに腹が立ってきました。

吉田は坂東に事務の担当を替えてほしいと申し出ます。

小佐川さんが吉田の仕事を手伝ってあげていることを知っているので詠子の怒りが収まりません。

坂東一
「確かに小佐川さんてサボテンのトゲトゲみたいなところもありますね、ああでもね吉田さん、あの人ああ見えてなかなか懐が大きいんですよ、面倒見も良いし、ガキ大将って感じなんで」

小佐川さんが吉田を見放したりするような人ではないことを坂東が説明してくれます。

それでも吉田は小佐川さんのことを理解してくれません。

吉田が立ち去ると詠子が坂東に声をかけます。

市川詠子
「あの坂東さん・・・今の聞いちゃって」
坂東一
「今の?ああ・・・うーん・・・吉田さん困ってるみたいだったからちょっとフォローしたかったんだけどなんか違ったみたいだね、難しいよねぇ、人間関係って」
市川詠子
「いや今のは・・・困ってるって言うか・・・小佐川さんを悪く言って、多分仕事の担当を替えてほしかったんだと思います・・・」

坂東は吉田が言いたかったことを読み違えていました。

昔から坂東は相談事を苦手としているのです。

そのため人の相談に乗るのが上手そうな詠子を尼さんに向いてると言ってきました。

小佐川志穂
「あたしが何だって?つーかトイレの前で何してんのアンタら」
市川詠子
「お、小佐川さん・・・いやあの今のは」
小佐川志穂
「まー、あたしのことは置いといて、坂東くんさぁ、アンタ最近市川にどんぐりだの尼だの変なこと言ってるけどなんなの?イヤミ?」
市川詠子
「イッ・・・いやいやそんな、違うんです、今のは・・・」

いつの間にか詠子はガキ大将に守られる子分のような状態になっています。

しかし詠子は坂東からイヤミを言われているわけではありません。

坂東一
「小佐川さん、なんだか誤解させてしまったようですが今のは褒め言葉です、近頃は市川さんを褒めるキャンペーン中でして、きっかけはコミュニケーション不足を補うためと思ってましたが、市川さんの、人のいいところ探しは思いの外楽しくて」

楽しみを感じていたのですが小佐川さんにイヤミだと指摘された坂東は、自分の独り善がりだったと反省しました。

その上で褒めるキャンペーンを中止しようとします。

市川詠子
「そんなことないです、坂東さんは私がへこんでたとき褒めて励ましてくれて・・・その後も色々ずっと・・・ちょっと変わったスタイルでアレなんですけど嫌じゃないんです、全然、ほんとに」
小佐川志穂
「そっか、ぶっちゃけあたしにはどこがどう褒め言葉で何がコミュニケーションに繋がるのかさっぱり分かんないんだけど、でもごめん坂東くん、勘違いして悪いこと言った、市川も余計なこと言ってごめ」
市川詠子
「小佐川さん、私あの嬉しいです、心配してもらえて・・・ありがとうございます」

改めて小佐川さんが優しいことを実感することができました。

坂東も誤解が解けて嬉しそうにしています。

坂東一
「いやでもやっぱり思ってた通り小佐川さんは頼もしいなぁ、今の堂々とした佇まい、まるで金剛力士像みたいでしたよ・・・!」

確かに的確な表現なのかもしれません。

それでも金剛力士像のようだと例えられた小佐川さんが怒らないか不安を感じる詠子だったのです。

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『褒めるひと 褒められるひと』を読んだ感想

会社の人間関係を丁寧に表現しながら笑いを織り交ぜるところに作者のセンスを感じました。

セリフの1つ1つにキャラクターの個性を表しているので、登場人物の人間性に好感を持てますね。

こんな職場で働いてみたいと思わせてくれる『褒めるひと 褒められるひと』

読んでみると実写ドラマ化された理由に納得ができるはずです。

個人的には坂東の独特な褒め方の中から好きなフレーズを探しながら読んでもらいたいですね。

 

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