微妙に優しいいじめっ子のネタバレ(漫画)!あらすじも!

今回は「もすこ」先生の『微妙に優しいいじめっ子』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

微妙に優しいいじめっ子』はこんな漫画(あらすじ)

真面目で地味な田村くんは不良の木崎くんから毎日のようにいじめられています。

パシリにされたり机の中にゴミを入れられたりするのですが、田村くんは木崎くんのことを嫌いになれません。

その理由は木崎くんのいじめには微妙な優しさが含まれているためです。

木崎くんの優しさは田村くんにしか伝わらないのですが、不器用な2人は徐々にお互いを理解し始めていきました。

タイプがまるで違う同級生の日常をコミカルに描いていく『微妙に優しいいじめっ子』

今回はほのぼのとした展開で読者を癒しているギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

心が温まる展開を存分に満喫してみてください。

 

微妙に優しいいじめっ子』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

田村くんが図書室で本を読んでいると木崎くんがやって来ました。

木崎くん
「みーつけた、捜したぜ・・・」
田村くん
「木崎くん・・・ここが図書室だからって周りに気を遣ってそんな小声で話さなくても・・・」

不良なのですが木崎くんは周囲に気を遣える人間なのです。

しかし田村くんは木崎くんからいじめられていました。

木崎くん
「これでメロンパン買ってこい」
田村くん
「メロンパン1個に500円も・・・!?」
木崎くん
「足りなかったら二度手間だろうが!15分で買ってこい!」
田村くん
「僕の足の遅さを考慮して長めに時間とってくれてる、微妙に優しい!」

いじめられてはいるのですが木崎くんの微妙な優しさを感じています。

他にも消しゴムを勝手に使われたりするのですが、木崎くんは使ってない方の角は残してくれていました。

このように微妙な優しさを感じているのでいじめが辛いと思ったことはありません。

ですがクラスメイト達は心配して声をかけてくれます。

声をかけてくれるのは嬉しいのですが、クラスメイト達は田村くんの名前を覚えていません。

田村くん
「でも皆知らない、僕の名前は村田じゃなくて田村です・・・」

誰も田村くんとは呼んでくれないのです。

しかし木崎くんだけは違いました。

木崎くん
「おい田村ぁ!ノート貸せや、3分で写すからよ」
田村くん
「もっとゆっくり書けばいいのに・・・」

田村くんの名前を覚えてくれているのは木崎くんだけなのです。

いじめを受けていることは事実なのですが、田村くんは名前を覚えてもらっていることを嬉しいと感じていました。

木崎くん
「田村・・・お前の連絡先教えろや」
田村くん
「えっ!?な・・・何のために!?」
木崎くん
「決まってんだろ!どこにいてもすぐ呼び出しできるようにだよ、日中俺が送ったら即返信しろよ」
田村くん
「夜中は控えてくれるんだ・・・でも僕ケータイ持ってないんだけど・・・」

真面目な田村くんは携帯電話を持っていません。

そのことを知った木崎くんが優しい行動を取り始めます。

木崎くん
「だーかーら!家族割とかプラン組めば安くなるっつってんだろ!通話もアプリ使えば月々の支払い抑えられっから!」
田村くん
「な・・・なるほど・・・」

丁寧に携帯電話の割引プランを説明してくれました。

翌日もいじめかどうか分からない木崎くんの行動は続きます。

田村くんが朝早く登校すると木崎くんが下駄箱の前で待ち構えていました。

木崎くん
「田村、待ってたぜ・・・」
田村くん
「木崎くん・・・僕の登校時間に合わせてこんな早起きを・・・!?」

まだ7時40分になったばかりです。

それなのに木崎くんは田村くんよりも早く登校していました。

木崎くん
「お前の下駄箱にゴミ入れておいてやったんだよ」
田村くん
「ひ・・・ひどい!一体どんなゴミを・・・」

下駄箱を見てみると中にはアイスの当たり棒が入っています。

今回も微妙に優しいいじめを受けた田村くんだったのでした。

さらに木崎くんが早く登校した理由はゴミを入れに来ただけではありません。

木崎くん
「お前のノート勝手に借りたぜ」
田村くん
「まさかこのために朝一で返しに来てくれたの・・・!?」
木崎くん
「お前今日当てられる日だろうが!お礼に落書きしておいたからよ」
田村くん
「え・・・そんな・・・!ひどい、一体何を・・・」

ノートを開いてみると可愛らしいウサギの絵が描かれています。

可愛い落書きだけでなく木崎くんは田村くんのケアレスミスを指摘してくれていました。

しかし放課後になると木崎くんの機嫌が明らかに悪くなっています。

木崎くん
「田村、放課後空けておけよ」

キレている木崎くんは何をしてくるか分かりません。

そのため田村くんは改めていじめられていることを実感します。

ですが木崎くんは田村くんをカラオケとゲームセンターに連れて行きました。

田村くん
「普通に遊んだだけだった・・・」

初めて寄り道したことで田村くんは困惑してしまいます。

そんな田村くんとは対照的に翌日の木崎くんはすっかり機嫌が良くなっていました。

果たしていつまで微妙に優しいいじめは続いていくのでしょうか!?

 

 

木崎くんのツンデレな姿が可愛らしいと思いました。

いじめを受けているのか構ってもらっているのか分からない田村くんも好感が持てるキャラクターですね。

学校で巻き起こるいじめをテーマにしながら誰もが笑える仕上がりになっている『微妙に優しいいじめっ子』

ここからも木崎くんの不可思議な行動が続いていきます。

彼に振り回される田村くんに同情しながら続きをご覧ください。

後編

機嫌が良くなった木崎くんは再び田村くんに対するいじめを開始しました。

木崎くん
「田村、ぼーっとしてる間にノート借りてたぜ」

またしてもノートを借りられていたためページを開いてみると落書きをされています。

今回はボールペンで書かれていたため消すことができません。

しかし田村くんはフリクションボールペンで書かれていることに気が付きました。

田村くん
「消せた・・・とは言え消すのも微妙にめんどくさいな・・・そこも含めていじめなんだろうけど・・・木崎くんはどうして僕をいじめるんだろう、僕が地味で冴えないから?単純に面白がってるだけ?」

どうしていじめてくるのか木崎くんの考えが理解できません。

理解できない微妙に優しいいじめはまだまだ続いていきます。

木崎くん
「田村、オマエまた一人で本なんか読んでんのかよ」
田村くん
「木崎くん・・・」
木崎くん
「そんなんだからいつまでも周りに村田なんて間違われて覚えられんだろーが、お前影薄いもんなあー、大体その長い前髪がよくねえよ、前見えてんのか?」

悪口に聞こえるのですが前髪のせいで転ばないか心配してくれているようです。

ですが周りくどいため木崎くんの気持ちは田村くんに伝わりません。

その後も再びメロンパンを買って来いと命令されました。

田村くん
「またメロンパン・・・ここ4日くらいずっとメロンパン・・・成長期の男の子がそれだと栄養偏るんじゃ・・・」
木崎くん
「ああ!?俺に指図するのか!?お前は黙って言うこと聞けばいいんだよ、いいからさっさと買ってこいよ、カツサンド」

結局は田村くんの意見を考慮してくれたのです。

田村くん
「え・・・?さっきメロンパンって・・・」
木崎くん
「だからカツサンドなら文句ねーのか、ああ!?ごちゃごちゃ言ってねーでさっさと行ってこい!そこ段差あんぞ」
田村くん
「うう・・・パシられてるのに優しい・・・」

段差で田村くんが転倒しないように気を遣ってくれました。

しかし足の遅い田村くんを見ているうちに苛立ってきます。

木崎くん
「ほんとおっせーなあお前!もっと脇締めてつま先蹴って走れや!」
田村くん
「ご・・・ごめ・・・って木崎くん一緒に来たら意味なくない!?」

結局2人は一緒にカツサンドを買いに行くことになりました。

後日、木崎くんが危険な遊びを提案してきます。

木崎くん
「あんだろ、手を机の上に乗せて指の間を高速で順番に刺していくやつ、刺すヤツはそうだな・・・カッター・・・じゃなくてボールペンだ、先っちょじゃなくて押す方な」
田村くん
「でも僕やったことないんだけど・・・」

ビギナーの田村くんに木崎くんはお手本を見せることにしました。

木崎くんはもの凄いスピードで指の間を刺していくのですが、途中で失敗してしまいます。

木崎くん
「今日のところは見逃してやらぁ!」

何もしていないのに田村くんは文句を言われてしまいました。

その様子を見ていたクラスメイト達は弱い者いじめだと呟きます。

田村くん
「木崎くんは確かに怒鳴るし怖いし僕はいじめられてばかりだ、なのにいつもどこか優しさを感じる、木崎くんは僕と友達になりたいんじゃないかな、そうだよ、彼は不器用なだけで・・・」

本心を想像しながら木崎くんを見つめる田村くん。

するとその視線に木崎くんが気付きました。

木崎くん
「ジロジロ見てんじゃねーよ」

この日も田村くんは木崎くんの本心を理解することができなかったのです。

2人が本心を打ち明けて友達になる日はいつになるのでしょうか!?

 

微妙に優しいいじめっ子を読んだ感想

作品タイトルでは微妙にとなっていますが、木崎くんの優しさを充分に感じることができました。

特に田村くんの名前をしっかりと覚えているところが素敵ですね。

不器用で素直になれない不良と、彼の優しさを受け止める優等生の日常を切り取った『微妙に優しいいじめっ子』

笑えるだけでなく感動も味わえる物語になっています。

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