わが家は祇園の拝み屋さんのネタバレ(漫画)!小春の秘密とは?

今回は「蒼崎律 原作 望月麻衣」先生の『わが家は祇園の拝み屋さん』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『わが家は祇園の拝み屋さん』はこんな漫画(あらすじ)

櫻井小春は中学の終わりから不登校になってしまいました。

引きこもりになってしまった小春を気分転換させるため、京都で和雑貨店を営む祖母が住み込みのバイトを勧めてくれます。

祖母の吉乃だけでなく叔父で和菓子職人の宗次朗も京都に移り住んだ小春を優しく受け入れてくれました。

新たな環境で小春は少しずつ前を向き始めます。

しかし小春が不登校になった原因は、櫻井家の血統が大きく関係していました。

奇妙な呪縛に苦しむ少女の運命を綴っていく『わが家は祇園の拝み屋さん』

今回はグルメと怪奇現象を融合させた物語の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

可愛らしい絵と美しい京都の街並みを描いた作品の世界観に魅了されてください。

 

『わが家は祇園の拝み屋さん』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

京都に向かう前夜、櫻井小春は電話で叔父の宗次朗から道案内をしてもらっていました。

祖母が営む和雑貨店がある祇園は宗次朗によるとバスで向かうのが分かりやすいそうです。

京都駅から祇園までは電車も通っているのですが乗り換えをしなければなりません。

またバスは本数が多いので宗次朗は小春にバスで来ることを勧めてきました。

宗次朗
「まぁ・・・困ったらバスターミナルの案内人に八坂神社に行きたいんですって聞くこと、あぁせっかくだから八坂神社でお詣りして来るのはどうだ?まぁなんにしろ気を付けて来いよ」

こんなやり取りをした翌日、小春が京都に向かっています。

道案内をしてくれた宗次朗と話したのは久しぶりのことでした。

小春
「お父さんの弟だから叔父さんなのにオジサンって呼ぶなよ!まだ三十路だってムキになるし、だからお父さんの中でいつまでもやんちゃな子どものままなのだろう」

叔父の宗次朗は12年前に家出同然で上京したそうです。

新宿や渋谷を転々とした後で浅草に落ち着きましたが、父親の葬式に参列できなかったことを宗次朗は後悔していました。

その後悔と残された母親を1人にしてはおけないという理由で、現在は京都に戻って実家の手伝いをしています。

小春が最後に宗次朗と会ってからすでに4年が経過していました。

宗次朗はとてもカッコ良かったのですが三十路なのですっかりオジサンになっているかもしれません。

小春
「思ったよりもあっという間に着いた・・・車だと七時間はかかってたのに二時間半で着いちゃった」

スーツケースを転がしながら道案内してもらった通りバスで祇園へ向かいます。

宗次朗に言われた通り八坂神社でお詣りしようと思ったのですが、持ってきた荷物が多いのでやめました。

そのまま祇園の商店街を歩いていくと、お祭りのような雰囲気がホッとさせてくれます。

気持ちよく歩いていると辰巳大明神という神社の前を通りかかりました。

ここは祖母の家に来た時は必ず足を運んでいた場所です。

懐かしさを感じながら小春は辰巳大明神にこれからよろしくお願いしますと手を合わせました。

引き続き歩いていくと祖母が営むさくら庵が見えてきます。

小春
「お祖母ちゃんの和雑貨店・・・ここも懐かしい、まずちゃんと挨拶しなきゃ!」

緊張してきたので挨拶の練習をすることにしました。

それでもなかなか緊張がほぐれません。

仕方ないので勇気を出してお店の中に入っていきます。

可愛い和雑貨が並ぶお店の中はほんのり甘い香りが漂っていました。

吉乃
「まぁまぁ!小春!よう来はったなぁ」
小春
「・・・は、はい・・・っ、あ・・・あの・・・その・・・」

せっかく考えたのに上手く言葉が出ません。

緊張している自分が情けなくなってきます。

吉乃
「そんなかたくならんと疲れたやろ?」
小春
「あ・・・お客さんが・・・その・・・大丈夫で・・・」
澪人
「僕は客やないで気にせんといて、小春ちゃんやね、はじめまして僕は澪人といいます」

綺麗な顔の澪人は祖母の弟の孫で、初対面の小春に自分がはとこだと自己紹介してくれました。

小春は端正な顔立ちの澪人にドキドキしてしまいます。

小春
「あれ・・・梅の花みたいな香りがする・・・良い香り・・・」

握手をすると澪人から梅の良い香りがしたので思わず目が合いそうになりました。

小春が視線を逸らすと澪人が店を出ていきます。

澪人
「ほな、小春ちゃんもまた今度ゆっくり」
小春
「さ・・・さようなら・・・」

少しだけ不思議な出会いから小春の新生活が幕を開けました。

 

 

小春が祖母に上手く挨拶できなかったことにも、不登校となってしまった理由が関係していそうですね。

環境を変えるため京都の和雑貨店を手伝うことにした小春の勇気は素晴らしいと思いました。

複雑な人間模様が交錯していく『わが家は祇園の拝み屋さん』

和雑貨店のさくら庵とそこで働く家族は大きな秘密を抱えています。

その秘密が小春にどんな影響を与えるのかも気になるところですね。

後編

澪人がさくら庵を出ていったところで小春は祖母との会話を再開させます。

吉乃
「ほんで道に道に迷わへんかった?」
小春
「う・・・うん・・・大丈夫、宗次朗叔父さんが・・・」
宗次朗
「だーかーらーオジサンって言うなよ」
小春
「宗次朗・・・おじ・・・」

2階から降りてきた宗次朗は4年前に会った時と全然変わっていません。

むしろ前よりもカッコ良くなっています。

宗次朗
「なんだよ、狐につままれたみたいな顔して」
小春
「そ・・・その・・・白衣は?」
宗次朗
「あー俺、今この店で和菓子作ってるんだよ、俺浅草で和菓子職人として修業してただろ?浅草で鍛えた腕をこの店で生かそうと思ってよ」
小春
「そうなんだ・・・」

宗次朗は可愛い雑貨屋で店番をするだけで収まるような人物ではありません。

祖母の吉乃は小さな店であれもこれもと商売することに反対でした。

それでも強引な宗次朗は勝手に店の奥で茶菓子を出すようになったそうです。

今では吉乃が店の奥に作った可愛いスペースで和菓子を振舞っていました。

宗次朗
「それより小春、二階にお前の部屋を用意してるから来いよ」

宗次朗が荷物を運んでくれるのでついていきます。

案内されたのはこの家で唯一の洋室でした。

小春
「・・・もしかしてここ叔父さんの部屋だった?」
宗次朗
「いや俺は畳のが落ち着くから最初から和室だよ、ってかそんなこと気にしてないで部屋入ってみろ」
小春
「・・・明るいね」

部屋を明るくしてくれたのが祖母だとすぐに想像がつきます。

宗次朗も昔のまま裏表は感じませんが、どこか気を遣ってくれているように感じました。

宗次朗
「小春、俺は腹に溜めることが嫌いなんだ、常に体裁を繕う京都に嫌気が差して飛び出すくらいだからな、隠さずに聞く、小春・・・お前一体何があった?」
小春
「・・・っ・・・あ・・・あ・・・の・・・・っ」

ストレートな質問に息が詰まりそうです。

すると宗次朗が優しく頭を撫でてくれました。

宗次朗
「悪いな・・・言いたくなかったらそれでいいんだ、ただ苦しくなったら吐き出すことで楽になることもあるからな、聞いたのは俺の性分だし・・・それじゃあ・・・のんびり荷物整理しろよ」

何があった?というのは半年前から部屋に引きこもった時に何度もされた質問です。

引きこもった小春は何も聞いてほしくありませんでした。

当時の小春にはいじめなどのトラブルがあったわけではありません。

小春
「こんなこと・・・誰も信じてくれない・・・部屋に引きこもってたのだって誰かと目を合わすのが怖かったから」

高校進学を諦めた小春は強制的に病院へ連れて行かされそうになりました。

そんな時に祖母がお店の手伝いを頼んでくれたのです。

京都に来なかったらどうなっていたのか自分でも分かりません。

それでもここでなら生きていけそうな気がしています。

宗次朗
「ばーさん、やっぱ小春のやつ、なんかの作用があったみたいだな」
吉乃
「私はあんたの母親でばーさんやないでって何回言わすの」

宗次朗は小春に何があったか質問したことを正直に明かしました。

吉乃はデリカシーの無さに呆れてしまいます。

ただ宗次朗と同じように作用が働いたと感じていました。

宗次朗
「十中八九、櫻井家の血の問題だろうな・・・」
吉乃
「そんなん分かってるわ、どんな症状やって話やで」

話を聞いていないので症状までは分かりません。

ここで宗次朗が店内に残っている匂いに気付きます。

宗次朗
「梅の花の匂い・・・下鴨の坊が来てたのかよ」
吉乃
「そやで、さっき作ったのを取りにな」
宗次朗
「小春を確認しに来たに決まってるだろ、ったく人を値踏みして・・・いやらしい連中だな」
吉乃
「値踏みとはちゃうやろ・・・しゃあないわ、私らかてあの子を確認したかったわけやし、まあ今は小春もゆっくり休むのが先決やで」

吉乃はゆっくり休んでもらうため、小春の部屋に癒しのまじないを施しました。

可愛い孫に今は何も考えず休んでもらいたいのです。

宗次朗
「まぁ・・・何にしろばーさんの言う通りか、今は疲れた小春の心を癒すことが先決だよな」

まだ小春は自分に何が起こっているのか話せる状態ではありません。

宗次朗が語った櫻井家の血の問題とはどういったものなのでしょうか!?

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『わが家は祇園の拝み屋さん』を読んだ感想

綺麗で可愛らしい絵のタッチと謎めいた展開のギャップが魅力的な物語ですね。

優しい叔父と祖母にも打ち明けられない小春の悩みも気になりました。

京都を舞台に不思議な宿命を描いていく『わが家は祇園の拝み屋さん』

長閑な和雑貨店で巻き起こる浮世離れした物語になっています。

京都で小春の心が癒されるのかも注目してもらいたいポイントです。

 

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