『青の花 器の森』のネタバレ(漫画)!最新刊の発売日は?

今回は「小玉ユキ」先生の『青の花 器の森』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『青の花 器の森』はこんな漫画(あらすじ)

青子は陶磁器の産地として知られる長崎県波佐見町で、器の絵付けをしています。

ある日、青子が勤める窯に海外で作品制作していたという龍生という青年がやって来ました。

陶磁器の基礎を学ぶため窯で働くことになったのですが、龍生は無愛想で人を寄せ付けようとしません。

さらに絵付けされた器に興味がないという彼の言葉によって、青子は人生を否定された気分になってしまいます。

しかし龍生が作った器は青子の怒りを忘れさせるほど完成度が高いものでした。

陶磁器に魅了された男女の恋模様を描いていく『青の花 器の森』

今回は人気漫画家の渾身作について、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

大人のラブストーリーをじっくりとお楽しみください。

『青の花 器の森』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

勤務先の窯に向かう車の中で、機嫌良さそうに青子が歌っています。

窯に到着すると庭先の花がつぼみを開かせていました。

青子
「あ、つぼみ開いてる、へへ待ってたよー、かわいいねー、スノーフレークちゃん」

植物のデッサンをしていると、急に影がかかります。

青子が太陽の方向を見てみると、見知らぬ男性が立っていました。

青子
「すみませーん、どいてもらえます?陰になってるんですけど」

男性は青子の言葉で無言のまま立ち去ろうとします。

青子
「あの・・・ここの窯に御用ですか?私、窯の者なんでご案内・・・」
龍生
「結構です」

仕方なく青子はデッサンを続けることにしました。

その後、始業時間になったため窯で陶磁器の絵付けをすることにします。

青子たち従業員が作業をしていると、社長が新しく入ることになった男性を紹介してきました。

新人の名前は真鍋龍生といい、青子が先ほど声をかけた男性です。

龍生はこれまで海外で作陶活動をしていたのですが、陶磁器を学び直すため波佐見町にやって来ました。

龍生
「真鍋です・・・よろしくお願いします」

早速、龍生には釉掛けの作業が任されることになります。

そんな中、青子以外の女性従業員はイケメンの龍生がやって来たことでテンションが上がっていました。

青子
「残念ながら私イケメンに興味ないんで」

するとここで社長が龍生を青子のそばへ連れて来て皿板の説明を始めていきます。

皿板とは釉薬を掛けたを移動させる時に使うもので、波佐見の皿板はとても長い点が特徴的となっていました。

龍生
「持ってみていいですか」

慣れるうちは簡単に持つことすらできないのですが、龍生は簡単そうに皿板を持ってしまいます。

青子
「うそ・・・男女の力の差はあるけど、最初からバランスよく一発で持てるもん・・・?」

皿板を持つことができた龍生は社長から即戦力として期待されていました。

通常の波佐見焼は分業制で行われるのですが、この窯では本人の希望を優先するようにしています。

するとここで青子以外に絵付けを担当している女性が、龍生のことを絵付けに誘いました。

龍生
「すみません、絵付は・・・あまり・・・絵付された器自体に興味がないんで」

この発言が青子の怒りを買ってしまいます。

青子
「興味ないって言ってる人に教えてあげる必要ないと思う」

青子は龍生の言葉で自分の仕事を否定されたような感覚を受けていました。

波佐見町で生まれ育った青子は家族全員が陶磁器作りに関わっていたため、自然とこの世界に身を置くようになったのです。

その中で小さい頃から絵が好きだったこともあり、絵付けの仕事を選びました。

だからこそ龍生の言葉が許せないと思っているのです。

果たして険悪なムードになった2人はここから関係を修復することができるのでしょうか!?

波佐見町の伝統工芸を題材にした素敵な物語だと思いました。

その中で登場人物たちの感情を丁寧に表現しているので、とても読みやすい内容になっていますね。

若い芸術家たちが奮闘する姿と恋愛をミックスさせた『青の花 器の森』

美しい人間模様と恋模様を楽しめる作品になっています。

それでは険悪なムードの2人に注目しながら続きをご覧ください。

後編

昼休みになっても青子の怒りは収まっていませんでした。

そんな青子に社長があるお願い事をしてきます。

実は窯の周辺でお弁当を買えると思っていたため、龍生はお昼ご飯を持ってきていませんでした。

社長は青子に龍生をコンビニへ連れて行きながら、ここら辺の地理を教えてあげてほしいと言うのです。

青子
「だからってなんで私・・・甘い物で買収された・・・」

クレープを買うためのお金を渡されたため、断ることができなくなってしまいました。

仕方なく青子は龍生を自動車に乗せて道案内をすることにします。

青子
「どうせ社長はこれで仲直りすればいいと思ってんでしょ、いーよ私も31だし、大人の余裕見せてやりますよ」

まず会話のとっかかりとして、龍生がどこで焼き物の勉強をしたのか聞くことにしました。

龍生
「東京の美大で・・・工業デザインを」
青子
「わっ、都会っこ、どうりで山の中にもコンビニあると思っちゃったんだ、海外で活動してたってどこの国?アメリカ?ヨーロッパ?」
龍生
「フィンランド・・・」

しかしこれ以上会話が盛り上がることはありません。

青子は龍生の反応が薄いことに少し驚いてしまいます。

青子
「分厚いガラスの膜みたいなバリアでおおわれてるみたい、人が苦手なのかな・・・よくこんなんで海外で生活できたね・・・」

そのままスーパーに到着した2人は別々に買い物をすることにしました。

先に車へ戻ってきた青子が大好きなクレープを食べていると社長から電話がかかってきます。

社長は大事な頼み事を忘れているようでした。

青子は戻ってきた龍生にその用件を伝えることにします。

青子
「あのさ社長が山下りたついでに、家に帰って必要な書類と印鑑取ってきてだって」
龍生
「家って俺んちですか」
青子
「そりゃそうだね」

露骨に嫌な顔をする龍生を、青子は仕方なく彼の自宅まで送ってあげることにしました。

龍生
「いってきます」

車の中で彼を待つことにします。

青子
「はー・・・貴重な昼休みが終わっていく・・・今日は買ったばっかの図案集見たかったのに、持ってきたらよかった・・・」

青子が少し落ち込んでいると、龍生が血相を変えて自宅から飛び出してきました。

龍生
「へ・・・蛇がいる・・・蛇の駆除ってどこに頼めば・・・」
青子
「見せてもらっていい?」
龍生
「あ・・・ちょ・・・」

龍生の了解を得ないまま彼の自宅へ入っていきます。

すると部屋の中には小さな蛇の姿がありました。

青子
「ちっちゃ!やだーかわいい、冬眠から目覚めちゃったかな?最近温っかったしねー、きれいな形ー、スケッチブック持ってくればよかったなー」

爬虫類を苦手と思っていない青子は、段ボールの切れ端を使いながら蛇を外に帰してあげます。

龍生
「ありがとうございます」

龍生が爬虫類を苦手にしていることを知った青子は、少しだけ彼のことをかわいいと思い始めました。

青子
「じゃあ夏は大変やね、窯も山の中だから蜘蛛とかムカデとか出るし、大丈夫大丈夫、2、3年経てば慣れるって」
龍生
「いえ、この町にそんなに長くいるつもりないんで、1年くらい勉強したら出ていくつもりです」

青子は龍生の部屋に家具があまり置かれていないことで、彼の言葉に納得していきます。

するとここで龍生の部屋の中に棚に飾られた器を見つけました。

青子
「あれ、もしかしてここの白い器作ったの?」
龍生
「向こうで作った試作品です」
青子
「持ってみていい?」
龍生
「どうぞ」

龍生の作った器を持つと青子は気持ち良さを感じ始めます。

次の瞬間、青子の頭に自然と柄が浮かび上がりました。

青子
「何これ、勝手に白い器に青い呉須の柄が・・・何?今の・・・あんなの初めて・・・」

果たして龍生の作る器にはどのような秘密があるのでしょうか!?

ここから波佐見焼を通して2人は少しずつ距離を縮めていくことになります。

2人の恋が進展していくこの先の展開は実際に漫画を読んでお確かめください。

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『青の花 器の森』最新刊の発売日は?

日本の伝統工芸を題材にした爽やかな恋愛漫画となっている『青の花 器の森』

注目作品を次々と世に送り出している小玉ユキ先生の新作となっています。

そんな人気コミックの最新刊となる第2巻は2019年3月8日に発売されました。

次回作となる第3巻は2019年9月3日頃の発売が予想されています。

恋の新たな展開を心待ちにしましょう。

ちなみに次回作の発売日はあくまでも予想となっていますので、諸事情によりズレが生じた場合はご了承ください。

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