異剣戦記ヴェルンディオのネタバレ(漫画)!第1話の見所は?

今回は「七尾ナナキ」先生の『異剣戦記ヴェルンディオ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『異剣戦記ヴェルンディオ』はこんな漫画(あらすじ)

自分の能力を過大評価していた傭兵のクレオ・ヴェルンディオは、山賊を討伐する任務中に命を落としかけてしまいます。

そんなクレオを救ってくれたのは偶然出会った亜人のコハクでした。

強大な能力で山賊を駆逐するコハクだったのですが、予知したクレオの死という未来を変えることはできません。

しかしどうしても未来を変えてもらいたいコハクはクレオに命を託すことにしました。

魔法によって蘇ったクレオが突き進む新たな人生にはどんな困難が待ち受けているのでしょうか!?

強者たちが戦い合う世界で酒場を開くことにしたクレオとコハクの日常を描いていく『異剣戦記ヴェルンディオ』

今回はファンタジー作品に新たな風を吹き込む傑作漫画の第1話についてネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

蘇ったクレオが目にする変わり果てた世界に驚愕してみてください。

 

『異剣戦記ヴェルンディオ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

クレオが子供だった頃、友達と帰り道を歩いていると夜空を流星群が彩りました。

戦災孤児だったクレオは流星群にたくさんの願い事をします。

クレオ
「別に多くを望んでいた訳じゃない・・・俺はただ・・・人並みの生活を手に入れたかっただけなんだ・・・」

幼い日々の夢を見ていたクレオが目を覚ましました。

しかし自分がいる場所に見覚えはありません。

クレオ
「こんな所に来た覚えがねぇが・・・昨日は飲んでたっけ?いや!思い出したわ!俺、山賊討伐してたじゃねぇか!そうだよ!なんかその日やたら運が悪くて、最後の最後で矢が胸を貫いて俺は死・・・んでねぇな」

記憶が蘇ってくるとともにコハクの姿を思い出しました。

亜人のコハクが助けてくれたのかもしれない気がしてきます。

コハク
「私の命をあなたにあげる」
クレオ
「あれ・・・なんか気を失う前にそんなこと言っていた気が・・・まさかあいつ・・・」

薄れゆく意識の中でコハクの声は聞こえていました。

もしかするとコハクが命を犠牲にして自分を助けてくれたのかもしれません。

コハク
「あ、起きたじゃん、あーよかった、全然目覚めないから心配しちゃった、気分はどう?どこか調子悪いところない?」
クレオ
「え!?え!?ちょ・・・その顔・・・その声・・・その髪・・・ま、まさかお前・・・あの時の亜人か!?」
コハク
「亜人じゃなくてコハクね」

確かにコハクなのですが身体が一回りも小さくなっています。

急激は変化を目にしたクレオが驚くのも無理はありません。

クレオ
「どどど、どうしたその体!」
コハク
「ああ、これね、最近色々あって小っちゃくなっちゃった」
クレオ
「何が起きたら小さくなるんだ!」
コハク
「んとー、襲ってくる敵ぶち倒したり、瓦礫とかぶち壊したり、あなたを無理やりぶち起こしたり・・・私ちょっと特殊でね、魔力を大量に消費するとこうなるんだ、回復したら元に戻るよ」

ぶっとんでいるコハクが目の前にいてくれたので、クレオは心配して損をした気分になってきます。

そんなクレオにコハクが早くここから逃げようと言ってきました。

次の瞬間、大きな爆発音が響き渡ります。

クレオ
「な、なんだ!?」
コハク
「戦争だよ、もっと大きくなるみたい、だから巻き込まれる前に逃げるんだ、さあ急いで」

コハクの後に続いて外に出てみると王都が燃えていました。

また周辺の景色はクレオが住んでいた地域と異なっています。

2人はコルガドという地域に移っていました。

クレオ
「コルガド?なんでまた・・・あ・・・そうか・・・俺がいた国、人種差別が酷い所だったからな・・・居づらくなってこっちの国に移ったのか・・・だけど今度は戦争が勃発・・・」

コハクは戦火を避けるためクレオをコルガドまで連れてきてくれたと思われます。

もしかしたらずっとクレオのことを看病してくれていたのかもしれません。

コハク
「何をぼーっとしているの?早く乗って」
クレオ
「お、おう」

大きな動物が引っ張る車に乗り込みます。

車の中にはクレオのために食料が用意されていました。

お腹が減っているクレオは無我夢中で食料を口に運んでいきます。

コハク
「うん、それだけ食欲あればもう大丈夫そうだね」
クレオ
「その、なんだ・・・すまなかったな・・・色々と世話かけちまったみたいで・・・お前が助けてくれたんだろ、胸を貫かれて生き延びるなんてまず、ありえねぇ」
コハク
「あら、突然しおらしくなっちゃってどうしたの?」
クレオ
「ちゃかすなよ、ここまでしてもらって恩を感じないほど俺の心は冷え切っちゃいねぇよ」

どのように助けてもらったのかは分かりません。

それでもコハクがいなければ生存することはできませんでした。

コハク
「ふぅん、そっか、どういたしまして」
クレオ
「そんでよ・・・すげー悩んだんだけどよ・・・俺ん家住んでいいぞ!ほら、熊から逃げていた時よ、マイホームの話をしたら一緒に住むとか言ってきたじゃねぇか」

確かにコハクは一緒に住むと言いましたが、今の状況ではクレオの家に住むことはできません。

クレオが眠っている間に世界では何が起こっていたのでしょうか!?

 

 

プロローグの第0話を読んでとても面白い漫画だと思いました。

ヒーローが活躍するストーリーではなく人並みの幸せを求める青年と、謎めいた美少女が主人公という斬新な設定が素晴らしいですね。

クレオとコハクが戦場の中でささやかな幸福を探していく『異剣戦記ヴェルンディオ』

第1話ではクレオが意識を失っていた後の世界が描かれていきます。

変わり果てた世界でクレオとコハクが力強く生きる姿に感動を覚えてください。

後編

クレオは自分の聖域に他人を入れることは大嫌いです。

しかし助けてくれたコハクに対して恩を返す方法が何もありません。

クレオ
「ど田舎でなんもねぇけど、王都ほど差別は酷くねぇし、お前がどうしても住みたいって言うなら住んでいいぞ!」
コハク
「えーっと・・・あとで話そうと思ってたんだけどさ・・・多分あなたの家もうないよ」
クレオ
「!?何を訳のわからねぇことを・・・」
コハク
「100年・・・経ってるんだよね・・・あなたが目覚めるまで100年かかったんだ・・・」

正確に言うとクレオが目覚めるまで108年と3カ月がかかっていました。

ここでクレオにいくつか疑問が浮かびます。

クレオ
「んなバカな話あるかよ!第一俺、歳取ってねえじゃねぇか!」

歳を取っていない理由はコハクが魔術で体の時間を止めていたためでした。

しかしコハクも老けたようには見えません。

コハク
「私は特殊だから、あなたたちに比べて寿命が長いんだ」

年齢を重ねるどころかむしろ若返っていました。

仕方なくクレオは100年後の世界だという現実を受け入れることにします。

自分自身は何も変わっていないので100年後なのは問題ありません。

ただしマイホームが無くなっていたことには大きなショックを受けました。

またこの時代はどこもかしこも戦争中なので安息の日々は迎えられそうもありません。

そんな中でクレオとコハクは古城を見つけました。

今日は古城を寝床として活用することにします。

クレオ
「でも大丈夫かぁ?盗賊とかの根城になってんじゃねぇの?」
コハク
「大丈夫、私こんな姿でもまだまだ強いから」

100年前と比べればコハクは1/5も力は出せません。

それでも亜人の強さは人間と比べれば絶大なのです。

話しながら古城の中を散策していると、50年前に作られたお酒を発見しました。

クレオ
「・・・なあ、俺は何をすりゃいいんだ?礼だよ、礼、家も何も無くなっちまったしお前の要望に応えるくらいしかできねぇからよ・・・」

コハクが自分を助けることに大切な目的があることは分かっています。

それなのにクレオは恩を返す方法もお金もありません。

コハク
「何がなんでも生き続けて」
クレオ
「そりゃ前に聞いたわ」

コハクの望みはクレオに生き続けてもらうことだけです。

ひとまずクレオは生き抜くことを肝に銘じました。

しかしこの戦乱の世を生き抜くことは簡単なことではありません。

生きていくためにはお金も必要です。

そこでクレオは再び傭兵を始めようと考えました。

ですがコハクに傭兵は駄目だと注意されます。

コハク
「あの山賊頭領みたいなのが今の戦場にたくさんいると言ったら?」
クレオ
「は!?おい・・・そりゃ一体どういうことだ・・・」
コハク
「説明しよう、ちょっと待ってて、じゃん、これなんだかわかるかな?」

コハクが持ってきたのは化け物のように強かった山賊の頭領が使っていた武器でした。

この武器ははるか昔に鍛え上げられたもので、適性ある者が使えば千の兵を凌駕する強大な力が得られます。

クレオ
「千の兵を凌駕!?そ、それじゃあ山賊頭領のあの尋常じゃない強さは・・・」

山賊頭領が強かったのは武器のおかげでした。

そして現在ではこのような武器を手にしている戦士が数多く存在しています。

コハク
「ある戦士は一撃で強固な城門を破壊し、ある戦士は雷のごとき速さで敵を切り裂き、ある戦士は巨大竜巻を呼び起こしたった一人で大軍を蹴散らした、人々はこの時代の戦争をこの特別な武器の総称からこう呼んでいる、異剣戦争と」

聖剣や魔剣とも呼ばれる異剣を持つ戦士が多い現代の死亡率は100年前とは比較になりません。

ここでクレオは山賊頭領の異剣に適性があるか試してみます。

クレオ
「適性ねぇってことかぁ!マジ!俺!凡人ッ!」
コハク
「どんまいどんまい、私も適性なかったから落ち込まないで、けどね異剣は武器ごとに適性者が違うみたいなんだ、だからあなたが扱える異剣もいつかきっと見つかるよ」

適性者が異なるという情報を知ったクレオが何かを考え始めました。

コハクから地図を借りると酒樽へ向かいます。

クレオ
「・・・なあ、この古城に住まねぇか?どこもかしこも戦争してんならここが一番安全だと思うんだ、畑とか耕してさ!自給自足でさ!」
コハク
「いいと思うよ、実は私も同じこと考えていたし、それをずっと考えてたの?」
クレオ
「いや提案はもう一つある!俺はこの時代をより確実に生き抜く為に、やっぱり自分が扱える異剣は持っていたほうがいいと思うんだ」
コハク
「え?探しに行くってこと?」

探しに行くのでは拠点を構える意味がありません。

クレオは古城で異剣を待つつもりなのです。

クレオ
「酒場だ!街道に旅の酒場を出して異剣を持ったヤツが現れるのを待つんだ!」

せっかく見つけた大量のお酒を活用しない手はありません。

クレオは傭兵を長年続けてきたので辺鄙な場所にある酒場の有難さを良く分かっています。

これだけ戦争が頻発しているのであれば酒場に需要があることは間違いありません。

もしも異剣が見つからなくても最悪お金さえ稼げれば御の字です。

コハク
「なるほど、旅の酒場か・・・その発想はなかったな」
クレオ
「な!やってみる価値あると思わねぇか!?」
コハク
「アリです!」

酒場を作る提案にコハクも賛同してくれました。

ただ異剣が見つかった時に入手する方法など細かい部分は決まっていません。

それでも目的が明確になってきました。

ここから大陸で一番の酒場を作る2人の物語が幕を開けるのです。

『異剣戦記ヴェルンディオ』に関する記事はこちらです↓↓↓

異剣戦記ヴェルンディオのネタバレ(漫画)!コハクの目的は?

2023.02.19

 

『異剣戦記ヴェルンディオ』を読んだ感想

一般的なSFファンタジー漫画では主人公が優れた能力で悪者を退治していくのですが、この作品は主人公たちが必死に生きようとする姿に焦点を当てていますね。

冒険で異剣を探すのではなく酒場を作ってチャンスを待つという設定も他のSFファンタジー漫画にはない斬新なものだと思いました。

生き延びるために酒場を作り始めたクレオとコハクの日常から目が離せなくなる『異剣戦記ヴェルンディオ』

酒場で2人がどんな人たちと出会うのか注目ポイントが満載になっています。

異剣が見つかるのかどうか温かな目で見守ってください。

 

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