ROUTE ENDのネタバレと感想!犯人を考察してみませんか?

今回は「中川海二」先生の『ROUTE END』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『ROUTE END』はこんな漫画

春野太慈は殺人事件や事故や自殺、孤独死などにより放置され腐敗した遺体のあった現場を綺麗にする特殊清掃業者です。 人間の死が日常となった彼の元に、猟奇的連続殺人事件の現場を清掃する業務が舞い込みました。 END事件と呼ばれるこの事件は、あまりにも不可解な点ばかりで捜査は難航してしまいます。 しかし事件の真相は春野にも大きく関わっていたのでした。 特殊清掃業という風変わりな仕事を扱いながら、本格的なミステリー漫画の『ROUTE END』 今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。 迫力満点のサイコパスストーリーをお見逃しなく!

『ROUTE END』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

十歳の時に母親を首つり自殺で亡くしてしまった春野太慈。
春野
「十歳の俺は母の生きる理由にはなれなかった、十歳の時から俺はそう思って生きている」
大人になった彼は特殊清掃業という仕事をしていました。 この仕事は殺人事件などで遺体が放置されてしまい、腐敗した部屋を清掃して元通りに復元するものです。 春野がこの日清掃を依頼された現場は、六十八歳の女性が孤独死した現場でした。 女性の娘が頻繁に部屋を訪れていたため、彼が経験してきた中では比較的きれいな現場です。 無事に清掃を終了した春野が帰り道を運転していると、ラジオからバラバラ殺人事件のニュースが流れてきました。 その現場が偶然通り道だったため事件の詳細が気になってしまう春野。 一方その頃、この現場には担当する刑事の小阪主任と、女刑事の五十嵐の姿がありました。
五十嵐
「お疲れ様です小阪主任、エンドですか?」
小阪
「ああエンドだ、いつものようにバラした遺体でENDって書いてあるからな」
五十嵐
「分かりやすい、その欲の高さで名乗り出てくれませんかね」
小阪
「軽口言ってる場合じゃない、これでもう4人目だってのに容疑者を絞れてすらいないんだ」
この殺人事件の犯人は自己顕示欲が強く、いつもこのように遺体をバラバラにしてアルファベットでENDの文字を作っていました。 しかし自己顕示欲の高い犯人なのに手がかりすらつかめていない警察は、面子を丸つぶれにされている状態です。 警察はまずこの謎だらけのEND事件の現場の清掃を、春野が勤める会社に依頼することにしました。 この依頼を受けた社長の橘は、春野を担当させることにします。
「春野、休み返上ですまんな」
春野
「いえ・・・まあエンドも興味あるしいい機会です」
「春野・・・お前が特殊清掃アウンの後継者だからな」
春野
「いや・・・まあ自分でも社長の一番弟子って勝手に思ってますけど・・・なんで今そんなこと言うんですか」
十八歳の頃から社長にお世話になっているのですが、こんな姿を見たのは春野にとって初めてのことでした。 どこか様子のおかしい社長と別れた春野は、同僚と共に現場に向かうことにします。 まず春野は床に書かれたENDの文字の修復から始めることにしました。 バラバラにされた遺体の体液が床下まで浸透しているため、床の張替えを始める春野。 そこで彼はとんでもないものを発見してしまいます。 END事件が急展開するその発見とは!? 特殊清掃業という耳慣れない職業をテーマにした『ROUTE END』。 その職業の珍しさと本格派のミステリーが見事に融合していると思います。 不可解な連続殺人事件ENDの犯人も気になるところですよね? ここまでの段階で気になるのは少し様子のおかしい社長の橘なのですが、まだまだこの先にどんでん返しが待ち受けているような気もします。 謎解きが好きなミステリー漫画ファンにはたまらない展開の『ROUTE END』 この不可解な謎に注目しながら続きをご覧ください。

後編

END事件の現場を清掃していた春野。 床下を覗いた彼が発見したのは白骨化した死体でした。 すぐに春野はこの事態を警察に知らせます。
小阪
「五十嵐、エンドの現場から白骨死体が見つかったぞ」
五十嵐
「白骨死体!?特殊清掃員が・・・はい、じゃあこの間の腐敗した現場ですね、近いんで先に行っておきます」
小阪から電話で連絡を受けた五十嵐が現場に急行します。 改めて白骨死体を見てみるとコンクリートを削った穴に遺棄されていました。 その状況から別の場所で白骨化した遺体をここに移したと断定する五十嵐。 この遺体とENDの関係に注目するのですが、謎は深まるばかりです。 そんな中、この部屋の大家から有力な情報がもたらされました。 実はこの部屋では八年前にも人が病死していて、その時にも部屋の床を張り替えていたのです。
小阪
「じゃあ白骨もその時に遺棄された可能性が高いな」
五十嵐
「張り替えたのは誰です?」
大家から帰ってきた答えは、特殊清掃アウンの橘という名前だったのです。 一方その頃、春野は必死になって橘と連絡を取ろうとしていました。 しかし橘の携帯は電波の届かない状態になっています。
春野
「電話繋がりすらしなくなった、大丈夫かよ社長・・・」
突然失踪してしまった社長の橘。 そして彼が関わっている可能性の高い八年前の事件。 これらはEND事件の真相にどのような関係性を持っているのでしょうか!? 謎がどんどん深まっていく『ROUTE END』。 気になる続きは是非ご自分の目で漫画をご覧になってお確かめください。 中川海二先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

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『ROUTE END』を読んだ感想

続きが気になってしまう面白さが魅力的な漫画ですね。 春野と五十嵐が連続殺人事件の真相を別々に追いかけるところも、絶妙なバランスになっていると思いました。 おそらくこの先の展開で協力することになる二人にまだあまり接点のないところが、読者の興味をそそるポイントになっている気がします。 いろいろと読者が勝手に想像を膨らませてしまう点は、ミステリー漫画として重要なポイントだと思いますよ。 そういうポイントをしっかりとつかんでいる『ROUTE END』。 サスペンス漫画やミステリー漫画ファンには魅力的な作品になっているので、是非この漫画の面白さを多くの人に味わってもらいたいです。

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