相続探偵のネタバレ(漫画)!ドラマ化が期待される物語です!

今回は「原作 西荻弓絵 漫画 幾田羊」先生の『相続探偵』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『相続探偵』はこんな漫画(あらすじ)

人間は死ぬ時に大切な財産を家族などに相続しなければいけません。

しかし財産の規模が大きくなればなるほど問題が発生してしまいます。

この日も大御所ミステリー作家の葬儀が行われていると、財産を巡る壮絶な争いが始まりました。

作家の遺言がビデオ上映されたことをきっかけに3人の娘と秘書の仁義なき戦いが幕を開ける中、きな臭い匂いにつられて相続に関するトラブルを専門にしている探偵の灰江七生(はいえなお)が姿を現します。

ハイエナのような嗅覚でトラブルが発生する現場にやって来る灰江が暴き出す秘密とは・・・!?

遺産相続に関するトラブルと向き合う主人公を描いた『相続探偵』

今回は相続問題を題材にしたサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

スペックなどの大人気ドラマを手掛けてきた原作者の作品を漫画化した注目作品を見逃さないでください。

 

『相続探偵』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ある日の夕方、灰江相続調査事務所で助手を務めている令子が一人で文句をぶちまけています。

令子
「うおー!お腹すいたぁ・・・あの人、昼にコーヒー豆買いにいくってぶらっと出ていったきり、ついに野生に還ったか?電話でねーし、うおーい先生、どこですかー、ハイエせんせーい」

詳しい事情を説明されず事務所に取り残されたので困り果てていました。

電話をかけても出ないので灰江の行方を掴むことができません。

一方その頃、令子が探している灰江は有名人の葬儀に顔を出していました。

亡くなったのは大御所ミステリー作家の今畠忍三郎で、有名人のため多くの芸能関係者も弔問に訪れています。

作家の通夜は豪勢に執り行われたのですが、参列者の多くは遺産相続が大変そうだと心配していました。

大御所のミステリー作家には莫大な財産が遺されていて3人の娘が相続権を持っています。

しかし作家の娘たちは晩年の父親に対して誰も面倒を見ませんでした。

全てのお世話を秘書に任せた3姉妹は世間からポンコツと呼ばれているのです。

灰江七生
「いんやー、うまいっ、さすが一流ホテルのフレンチ、あ、それ残ってるんなら食べていいすか、すんませーん、赤ワイン追加できます?はー・・・さすがワイン好きの今畠忍三郎先生のお通夜だけのことはありますね」

ここで参列者の視線が大食いしている灰江の元に集まりました。

空気を読まず食事を続ける灰江はすでに10人前を完食しています。

灰江が豪勢な食事を満喫していると、今畠の秘書を務めている桜庭真一が声をかけてきました。

桜庭真一
「あのう、失礼ですが故人とはどんなご関係で・・・?」
灰江七生
「ああワタクシは先生が生前主宰されていたワイン研究会で、元カノともどもお世話になりまして」

酒癖の悪かった元カノにも作家が悠然と対応してくれたことに感謝の言葉を申し上げます。

そんな懐の深い作家が亡くなったことに悲しみが止まりません。

桜庭真一
「あのもしよろしければお名刺頂戴出来ますか、私は今畠忍三郎の秘書をしております、桜庭真一と申します」

丁寧に名刺を出されたため灰江も名刺を出そうとします。

しかしスーツのどこに名刺を入れてあるのか分かりません。

灰江七生
「失礼失礼、ワタクシ私立探偵の灰江七生といいます」

相続調査事務所と書かれていた名刺を渡され桜庭の表情が固まります。

誰かに依頼されたのかと思ったのですが、灰江は依頼された訳ではなく作家のワイン仲間として通夜に参加していました。

そのことを説明していると作家の娘たちが桜庭を呼び出します。

桜庭真一
「あのハイエさん、時間も時間ですのでそろそろ」
灰江七生
「すみません、いいワインが美味しすぎて、てかこれ多分ブルゴーニュのピノですよね?もしかして先生が大好きだったラローズですか?」
桜庭真一
「そのとおりです!さすが先生のワイン仲間でいらっしゃる」
灰江七生
「引退レースのオルフェーヴルのラストランのような爽やかであと引く味わい、さすが今畠先生、粋な土産をくださいますね」

灰江がワインについて詳しかったため2人はワイン話で盛り上がってしまいました。

すると桜庭を呼び出した長女ん怒鳴り声が聞こえてきます。

長女の榊原市香は桜庭が数万円するウィンを通夜の参列客に振る舞っていることが気に入りません。

どうやら長女はいずれ相続できる財産を無駄にしたくないようです。

ここで次女の跡見双葉が市香に3回離婚していてその度に父親から出してもらっていた費用の方が無駄だと指摘してきました。

ただし双葉も他人のことを言える立場ではありません。

双葉も離婚してからの生活費を父親に払ってもらっていました。

2人が揉めていると三女の今畠美樹が遅れて到着します。

美樹は離婚していませんが音大の学費とパリで生活するためマンションを購入してもらいました。

このように3姉妹それぞれが父親に経済面で苦労を掛けています。

迷惑をかけながら3姉妹は晩年の父親に何もしてきませんでした。

それでも3人は父親の遺産を相続できると思っています。

灰江が匂いを嗅ぎつけたのは3姉妹に巻き起こる相続問題でした。

大御所作家の娘たちに起こってしまう相続トラブルとは・・・!?

 

 

私立探偵というだけで胡散臭く感じるのですが、行動の怪しさから灰江の胡散臭さには強烈なインパクトがありますね。

そんな灰江が3姉妹に巻き起こる相続トラブルに対してどのような対応をするのかが見所になっています。

あらゆる手段で相続問題を解決させていく『相続探偵』

灰江だけでなく個性的な人物が次々と登場していきます。

様々な人物が絡み合う人間ドラマをお楽しみください。

後編

3姉妹が揃うとすぐに相続について話し合いたいと言い出しました。

桜庭はまだ通夜が終わっていないので、相続の話は早いと進言します。

しかしわがままな3姉妹には逆らうことができません。

桜庭真一
「わかりました、それでは観ていただきたいものがございます」

観てもらいたいものは生前の今畠忍三郎が撮影しておいたビデオです。

ビデオの中で今畠は遺言書を偽造されないように遺産の配分を申し伝えていました。

今畠は財産の全てを老後の面倒を見てくれた秘書の桜庭真一に相続させることを表明します。

長女の市香には着く付き三百万円の生活費を渡してきましたが、入院中に父親を見舞ったことがありません。

次女の双葉は千葉の別荘を生前贈与しています。

ちなみに双葉も見舞いに来たことがありません。

三女の美樹にはストラディバリウスを買い与えているので、すでに財産は分与しているというのが今畠の考えです。

ビデオを観た3姉妹はパニックに陥ってしまいました。

その中でビデオを撮影する音が聞こえてきます。

灰江七生
「おっと失礼、音鳴っちまいましたね」
桜庭真一
「あなた、さっきの相続探偵の」

灰江が探偵であることを知った3姉妹はビデオ映像に不自然な点が無いか探してほしいと言ってきました。

ビデオをちらっと観ただけで灰江は不自然な点を発見しています。

それを説明するため灰江が画面の中にいる今畠の目を指さしました。

灰江七生
「人は基本自分の言葉で話すとき目をそんなに動かしません、せいぜい言葉を探すときに自分の左上を見るくらいなもんです、けどこの映像の今畠先生はこのように右上から徐々に右下に目線が下がっていく」

目の動きからカメラの横にカンペがあって、今畠はそれを読んでいると推測できます。

不自然な点を指摘された3姉妹は、今畠が桜庭に脅されてカンペを読まされたと疑い始めました。

桜庭真一
「そんなことしていません!確かに仰る通りカンペはありました、ですがそれは読み間違えないようにカンペを持ってろと先生に指示されて」

あくまでも桜庭は秘書としての仕事を全うしただけなのです。

また今畠の性格上、桜庭に命令されたとしても指示に従うことはあり得ません。

しかしそれでも遺言を怪しいと思う3姉妹は無視しようとしてしまいます。

灰江七生
「いやー大変ですねぇ、遺産相続は、争族というぐらい猫も杓子もみんな揉める、では明日の葬儀でまたお会いしましょう」

残りのワインを飲んだ灰江が帰っていきました。

3姉妹は怪しいと感じながらも灰江の味方にしようと画策します。

そんな灰江が事務所に戻ると令子が待ち構えていました。

令子
「今日までに前回の依頼の報告書上げるって先生言ってましたよね」
灰江七生
「報告書だろ、上げるよ上げる、俺が締め切り破ったことあるかい」

偉そうに言っていますが灰江は当たり前のように締め切りを守らない探偵です。

それだけでなく令子の給料が指定日に振り込まれたこともありません。

このような状況の中、灰江が今畠に関する調査をスタートさせました。

まずお土産に貰った返礼品のワインが偽物にすり替えられていることに気付きます。

令子
「最後にみんなに盛大に楽しんでいってもらいたいっていう死者の気持ちへの冒涜じゃないすか」
灰江七生
「まあ意図してラローズの偽物を出したのか、仕入れ先に騙されて偽物をつかまされたのかは不明だけど死者の顔に泥を塗ったのは間違いないね」
令子
「何見てるんすか」
灰江七生
「ビデオの遺言」

スマホで撮影してきた映像をじっくり見てみると重要なことが分かりました。

灰江はここで推理を確証させるため令子に野暮用を頼みます。

調査に参加したい令子は灰江を助けるため今畠の葬儀場へ向かいました。

翌朝、令子から灰江にメッセージが送られてきます。

令子
「撮ってきた写真を今から送ります!」

メッセージを確認した灰江が動き出しました。

灰江七生
「さあて行きますか、今畠先生あんたの遺産は泣かせねーぜ」

灰江が暴き出す真実とは・・・!?

風変わりな探偵が相続問題を解決する様子は実際に漫画を読んでお確かめください。

 

『相続探偵』を読んだ感想

些細なことを見逃さない灰江の観察眼に驚きました。

また元弁護士といった肩書のように、灰江の周りに集まる人間が一癖も二癖もあるので読み応えがありますね。

サスペンス漫画として完成度が高い『相続探偵』

遺産相続にまつわる法律など勉強になる部分がとても多い作品になっています。

知識を習得しながら作品の世界観をご堪能ください。

 

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