陰キャだった俺の青春リベンジのネタバレ(漫画)!あらすじも!

今回は「漫画 伊勢海老ボイル 原作 慶野由志」先生の『陰キャだった俺の青春リベンジ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『陰キャだった俺の青春リベンジ』はこんな漫画(あらすじ)

30歳の新浜は高校卒業後、パワハラやサービス残業が当たり前のブラック企業に入社してしまいました。

新浜は無茶苦茶な要求に対応してきましたが、最近は目眩や動悸に悩んでしまっています。

劣悪な環境で仕事をしていることは分かっていますが新浜に会社を辞める勇気はありません。

陰キャだと自覚している新浜にとって、高校時代にクラスメイトだったお嬢様の紫条院春華と言葉を交わした時間が素敵な思い出となっています。

しかし春華に起こった悲劇が新浜の胸に暗い影を落としていました。

人生に苦悩する主人公が過去にタイムスリップして悲劇の未来を救う『陰キャだった俺の青春リベンジ』

今回はファンタジーとラブストーリーが融合した物語の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

過去の悲劇を変えるため奔走する新浜の姿にご注目ください。

 

『陰キャだった俺の青春リベンジ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

高校時代、図書室で本を読んでいる新浜に紫条院春華が声を掛けてきました。

春華
「新浜君はライトノベルに詳しかったりするんですか?」
新浜
「・・・え?あっ・・・いやその・・・ま、まぁ多少は・・・」
春華
「やっぱりそうなんですね!前に図書室で読んでいるのを見かけてそうじゃないかって思ったんです!その・・・できたら助けてほしいんです!」

春華はジャンルを問わない読書家で、話題になっているライトノベルを探しているそうです。

しかし肝心のタイトルを忘れてしまい困り果てていました。

詳しく内容を聞いてみると、主人公がバイクで色々な国を旅する物語ということです。

新浜
「あっえっと・・・それなら・・・す、少し待ってて・・・ど、どうかな?これで合ってる?」
春華
「これです!確かにこの表紙でした!こんなにすぐ分かるなんて凄いです!今まであまり話したことなかったけど・・・新浜君ってとっても親切なんですね!」
新浜
「えっ、あっ・・・い、いや」
春華
「今日ここに新浜君がいてくれて良かったです!本当にありがとうございますっ!」

心の中に春風が吹いているような微笑みに、新浜は目も心も釘付けになりました。

これが灰色の青春時代の中で唯一、新浜に光が差した瞬間だったのです。

新浜
「・・・夢か・・・」

午前1時38分、会社で寝てしまった新浜が目を覚ましました。

新浜が高校を卒業してすぐに入った会社は、パワハラやサービス残業が日常茶飯事のブラック企業です。

また100日連続出勤や無茶苦茶な納期の仕事、常軌を逸したクレーマー対応も珍しくありません。

様々な理不尽に耐え続けた新浜は気づけば30歳になっていました。

ブラック企業なのに働き続けているのは、単に辞める勇気がないためです。

新浜
「本当俺って相変わらず陰キャだよな・・・暗くて臆病で努力嫌いで・・・闘わないといけないことからすぐ逃げて・・・ははっ・・・俺の人生で良い思い出なんて何一つな・・・いや・・・」

思い出を振り返るためスマホに保存している高校時代の集合写真を開きました。

写真には先ほど夢に見たクラスメイトの紫条院春華も映っています。

美しいお嬢様で優しい春華は新浜の憧れでした。

同じ図書委員だった春華は新浜にも気さくに話しかけてくれ、彼女と言葉を交わした時間が新浜の人生で最も美しい思い出となっています。

新浜
「しかしそれも彼女があんなことになっては胸に暗い影を落とすばかりだった、ああっ!俺の人生失ってばかりだ!まだ30歳なのに心も身体もボロボロ!母さんは女手一つで俺を育ててくれたのに俺の事を心配しすぎて早死にさせてしまった!」

金もない新浜が死んでも悲しむ人は誰もいません。

どこで道を間違ったのかは分かりませんが、恐らく高校時代が最後のチャンスだったはずです。

高校時代の時間がどれほど大切だったのか、何かが欲しいなら闘わなくてはいけないことをようやくこの歳で理解しました。

新浜
「戻りたい・・・っ!あの頃に戻りてえよぉ・・・っ!ぐ・・・っ!な、なんだ!?胸がくっ、苦し・・・」

死んでしまうかもしれないと思うほど胸が激しく痛み出します。

苦しみながら新浜は今まで自覚していなかった致命的な失敗に気づきました。

それは人生を決定づけてしまった欺瞞で、新浜の陰キャを象徴するような情けない事実です。

新浜
「こんなことを・・・しぬまぎわにきづくなんて・・・ははっ・・・憧れじゃなかったんだ・・・俺はきみのことが・・・」

春華に恋していた気持ちを憧れという感情にすり替えていました。

後悔しても今更どうしようもありません。

新浜は春華の顔を思い浮かべながら意識を失ってしまいます。

新浜
「あ・・・れ?俺は・・・確か、そうだ、ヤバめの心筋梗塞みたいなので倒れて・・・ここは?病院・・・?え・・・ここって・・・実家の俺の部屋・・・?」

周囲を見回すと自分の部屋とそっくりでした。

しかし実家はすでに解体されているのでそんなはずはありません。

混乱しながら鏡を見た新浜はさらに激しく動揺してしまいます。

新浜
「なっ・・・ななななっなんだこれー!?俺の顔が・・・むっちゃ若返ってる!?この若さは・・・高校生くらいの俺・・・なのか・・・?そうだ!ケータイ!ガラケー!」

日付を確認すると14年前なので、この状況はタイムリープ以外に考えられません。

ライトノベルのような状況にますます頭の中が混乱してしまいます。

母親
「あら?物音がすると思ったらもう起きてたの?今日はずいぶん早起きね」
新浜
「かあ・・・さん?母さん・・・!うわぁぁぁぁぁぁぁ」
母親
「ちょっ、どうしたの!?高校生にもなって!変なものでも食べたの!?」

生きている母親の姿を見られたので涙が止まらなくなりました。

泣いてしまった理由は誤魔化すと、早く学校に行くよう急かされてしまいます。

まだ混乱していますが目の前に広がる光景は完全に14年前のものなので、タイムリープしたことは間違いありません。

この場所が過去であることを実感した新浜は高校生から毎日を刻み直していくことに気づきました。

つまり新浜は人生をもう一度やり直すことができるのです。

新浜
「本当にそんなことができるのなら・・・やることは決まっている・・・灰色だった俺の人生を変える、自分を鍛える努力を惜しまず誰かと戦ってでも欲しいものへと手を伸ばす、後悔しかなかった過去の全てへ絶対にリベンジする・・・!」

母親についても後悔したくないので今度の人生では心配をかけるわけにはいきません。

他にも後悔はたくさんありますがとりあえずブラック企業には絶対入らないことを誓いました。

ただ前世の最期で気が付いた致命的な失敗が何だったのか思い出せません。

春華
「新浜君!おはようございます!」
新浜
「そこに彼女がいた、14年経っても忘れることができなかった青春の宝石、憧れの少女と時を超えてもう一度出会うことで、何も手に入れず終わったはずの物語が再び始まったような気がした」

ここから陰キャだった俺の青春リベンジが幕を開けるのです。

 

 

劣悪な環境で働き続けている新浜が、高校時代の美しい思い出を夢で見た姿が印象的でした。

気持ちが滅入っている時こそ、楽しかった思い出に縋りつきたくなるのかもしれませんね。

高校時代にタイムリープして人生をやり直していく『陰キャだった俺の青春リベンジ』

春華に起こった悲劇がここから明らかになっていきます。

前世の記憶を持ったままタイムリープした新浜は、大好きな女性を悲劇から救えるのでしょうか!?

後編

紫条院春華に挨拶してもらった新浜は驚きのあまり戸惑ってしまいます。

春華
「あれ?どうかしましたか?なんだか凄くびっくりしていますけど・・・」
新浜
「あ、いやちょっと寝ぼけちゃって・・・おはよう紫条院さん」
春華
「はいっ、おはようございますっ!」

春華は新浜が記憶している通りの上品な所作で話しかけてくれました。

上品な春華は名家の令嬢で父親は全国展開している大型書店の社長です。

それでいて誰にでも優しく接してくれるので、学校の男子たちは揃って魅了されるようになっていました。

新浜
「こんなに素敵な子なのに・・・未来ではあんなことに・・・」

高校を卒業後、春華は大学を出てある会社に就職して美しい容姿と優しい性格から人気を得て、仕事も確実にこなしていたそうです。

しかし女性社員たちから嫉妬された春華は、壮絶なイジメに遭ってしまい精神的に病んでしまいました。

同時期に実家の企業が経営不振に陥ったこともあり家族は娘の状態を把握できず、イジメに苦しめられた春華は自殺してしまったのです。

新浜は春華の訃報を知った時の悲嘆とやるせなさを今でも忘れられません。

灰色の青春時代に春華と交わしたささやかな会話は、新浜にとって胸の奥で輝き続ける宝石のような思い出です。

しかし宝石のような思い出はブラック企業と同じ性質を持つ社会の不条理によって無残に打ち砕かれてしまいました。

もし未来が変えられるなら絶対に彼女を救いたいのですが、今は普通に会話しないといけません。

新浜
「紫条院さんは朝から元気だな!」
春華
「ふふ・・・昨日も遅くまで本を読んでいましたから、こう見えてもお布団から出るのが大変だったんですよ、ほら”ゼロの使いっ走り”の七巻です!」
新浜
「ああ!その巻面白いよな!特に主人公のゲンナイが主人を守るために七万の軍勢に一人で立ち向かうのがすっごい熱くて!」
春華
「そうなんです!この胸にぎゅーっと来てる感動を分かち合えて嬉しいです!あれ?新浜君今日はなんだかいつもと様子が違いますね・・・」

今の新浜は中身が30歳なので様子が違うという春華の指摘はごもっともです。

前世の新浜はコミュニケーション能力が乏しくまともに会話することができませんでした。

ですが仕事となれば相手が誰であれ嫌でも対応しないと叱責されるので、自然とある程度の会話術を身につけたのです。

新浜
「・・・い、いや実は紫条院さんのおかげなんだ」
春華
「え・・・私ですか?」
新浜
「そう、紫条院さんはいつも元気に話してくれるから、俺も見習って今後はハキハキ喋ろうって気になってさ」
春華
「そ・・・そうなんですか?その・・・なんだか褒められてるみたいでくすぐったいです」

ピュアな反応をしてくれた春華は子供のように天然なところがあり、おそらく彼女は自分を狙っている男子たちの視線に気が付いていません。

そのため高校時代の春華には恋人がいませんでした。

ここで春華の荷物が重そうなことに気づいた新浜が代わりに荷物を持ってあげます。

前世の新浜ならできない行動ですが社畜時代のクセが出てしまいました。

社畜の頃は上司や先輩に重い荷物を持たされていたので、他人が重い荷物を持っていると声を掛けるクセがついてしまったのです。

新浜
「まずい、引かれたか・・・?」
春華
「あの・・・ありがとうございます!正直ちょっと借りすぎて少し腕が辛かったので助かりました!やっぱり新浜君は変わったと思います!なんだか男の子っぽさが増して素敵になりましたね!」
新浜
「あ、ありがとう、嬉しいよ」

春華に褒めてもらえるなら社畜の苦労も無駄ではなかったのかもしれません。

二人で登校していると陰キャの新浜が春華と親しげに歩いているせいで、周囲からたくさんの視線が注がれます。

今の新浜はそんな視線を気にせず、目の前にいる憧れの少女との会話を楽しむことにしました。

春華
「じゃあ新浜君、放課後は頑張りましょう」

放課後は図書委員として働かなければなりません。

新浜と春華の唯一ともいえる接点が図書委員なのです。

ここまでは順調に進んできましたが、新浜は高校生活について色々と思い出さなければならない必要がありました。

さらに春華と親しげに話したことでスクールカーストの底辺にいる新浜は男子たちから目を付けられてしまいます。

しかしブラック企業で様々な理不尽を経験した新浜は、男子高校生の脅しやイジメなど相手にしません。

中身が大人の新浜は高校時代を楽しみながら、春華と母親に起きる不幸な運命を変えられるのでしょうか!?

 

『陰キャだった俺の青春リベンジ』を読んだ感想

高校時代にタイムリープした新浜が社畜だった頃の経験を活かし始めましたね。

様子がまるで違うため誤魔化すのは大変そうですが、今度こそ陰キャだった青春時代にリベンジができそうな気がしましたよ。

タイムリープした高校生が前向きになって人生をやり直していく『陰キャだった俺の青春リベンジ』

陰キャだったとは思えないほど成長した新浜の姿が描かれていきます。

過酷な社畜を経験した新浜が青春をリベンジする様子にご注目ください。

 

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