アオアシのネタバレ(漫画)!アニメ化された人気作品です!

今回は「小林有吾」先生の『アオアシ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『アオアシ』はこんな漫画(あらすじ)

愛媛県で暮らしている青井葦人(あしと)はサッカーに夢中な中学3年生です。

技術は粗削りなのですが強烈な才能で活躍する葦人は県予選でチームを引っ張っていました。

しかし純粋すぎる性格が災いして大問題を起こしてしまいます。

この問題によって挫折を味わった葦人の前にサッカーが上手な謎の青年が現れました。

青年の手によって導かれる葦人の運命とは!?

日本のサッカーに革命を起こす少年の半生を描いていく『アオアシ』

今回は胸が熱くなるスポーツ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

感動できる大人気サッカー漫画を見逃さないでください。

 

『アオアシ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

中学総合体育大会男子サッカー愛媛県予選が行われています。

その競技場の1つで観客の視線を一身に集めている選手がいました。

背番号10番の選手は1人でサッカーをしているような動きを見せています。

青井葦人
「おおおおっしゃあああ!」

ゴール前でボールを持った10番は相手選手が寄せてくる前にシュートを放ちました。

10番のゴールで3点差あった試合が同点になります。

この試合に勝てば四国大会への切符が掴めるので監督やマネージャーも期待で胸を膨らませ始めました。

青井葦人
「勝てる!勝てるぞおめーら!」

10番は試合に勝利するため味方選手を鼓舞します。

するとここで相手のキーパーから靴紐がほどけていると指摘されました。

靴紐を結ぶため10番が味方から離れると相手キーパーが10番のプレースタイルを自己中心的だと挑発してきます。

このキーパーは小学生の時に10番と同じクラブでプレーしていました。

どこのクラブでも自己中心的なプレーをしていた10番は複数のクラブを追い出されてしまいます。

青井葦人
「ああ!そんなこともあったっけかな!?でも今は見てのとーりこのチームでよ!あと5分お互いベストを尽くそうぜ!」

健闘を誓い合おうとするのですがキーパーは10番を挑発する気でした。

10番ばかりにボールを集めるサッカーをつまらないと吐き捨て、チームメイトたちのことを頭の悪いサルだと侮辱してきます。

最後にはサルに上手く芸を仕込んだと馬鹿にされました。

この言葉に堪忍袋の緒が切れた10番はキーパーに頭突きを喰らわしてしまいます。

当然ですが10番にはレッドカードが出て退場となりました。

エースを失ったチームはそのまま敗北してしまいます。

ただし頭突きによって失ったものは勝利だけではありません。

この試合の活躍次第で10番は高校の推薦枠が決まることになっていました。

ですが精神的に未熟だという理由から推薦の話は消えてしまったのです。

自分の行動を不甲斐ないと感じた10番は悔しさを消すため海岸を力尽きるまで走ることにしました。

その様子を見ていた青年が10番に声をかけてきます。

福田達也
「かれこれ2時間、この辺何周する気ださっきから、もぉやめとけよ」
青井葦人
「誰よアンタ」
福田達也
「走り終わるのを待ってたんだがキリがない、試合であんな騒ぎ起こしてヤケになってるってとこか?まぁたいしたもんだ、今日ほかの選手の倍は走ってたのによくそれだけ体力が・・・おっと」

青年が体力を褒めたところで10番は力尽きてしまいました。

10番は青年に受け止められながら意識を失っていきます。

意識がない中、昔の出来事が頭に浮かんできました。

嘘が言えない性格で自分に自信があることを周囲にアピールしていた10番はどこのクラブにも馴染むことができません。

そんな中、ようやく自分を受け入れてくれたのが現在のサッカー部なのです。

受け入れてくれたチームメイトを大切に思っているからこそ頭突きをしてしまいました。

青井葦人
「なんだ俺・・・ハハ・・・寝てたのか・・・こんなとこで・・・」

海岸線のベンチで目を覚ますと砂浜から物音が聞こえてきます。

慌てて砂浜を見下ろすと先ほどの青年がサッカーボールで壁打ちをしていました。

しかもただの壁打ちではありません。

トラップしてからドリブルで走り出すまでがとても素早いのです。

福田達也
「ちょっとした工夫だよ、教えてやろうか?お前にこの技術があれば今日あと3点は取れてた、ワンマンFWの性格に難があろうとなかろうとラクショーに勝ててチームのみんなもハッピーだったろうな」

そこまで言われて黙っている訳にはいきません。

青年の挑戦を10番は受けることにしました。

これが日本サッカー界を変革させていく青井葦人と、彼を導くことになる福田達也の出会いだったのです。

 

 

チームプレーを尊重してはいませんが葦人の能力は半端ないんだと感じました。

また頭突きのシーンで葦人の負けん気が強いことも表現していますね。

不器用な少年が成長していく様子とサッカーの魅力を伝えてくれる『アオアシ』

努力することと夢を持つことの大切さを教えてくれるスポーツ漫画です。

福田を驚かせる葦人の能力に注目しながら続きをご覧ください。

後編

福田が砂浜で行っていたのはコントロールオリエンタードという重要な技術の基礎になるファーストタッチの練習でした。

まずパスを受ける瞬間にはすでに自分の身体が走りたい方向にヘソが向いていて、視野を確保するためにファーストタッチからすでに身体をひねっておきます。

その流れで走り出すことによってスピーディーな動きが実現することは、福田の先ほどまでの行動が証明していました。

技術の説明を終えた福田は砂浜にいくつも円を描いていきます。

福田達也
「トラップしたボールをすべてワンタッチで円に入れろ、どこを狙っても百発百中で入るように」

福田の指示した練習方法はこれだけではありません。

円の中に入れたボールを3秒以内にタッチすることを指示します。

これはファーストタッチの時点で狙う円に身体が向いていないと実践することはできません。

青井葦人
「わかった、じゃあオッサン、ボールあげてくれよ」
福田達也
「ヤダ、めんどくさい、さっきの見てたろ、10m先の壁にボール当てて跳ね返ってきたのをトラップすんだよ、じゃやれ」

まるで曲芸のような技術を福田は簡単に行っていました。

しかしいざ葦人が挑戦してみると難しくてなかなか思い通りにいきません。

トラップしたボールを円の中に入れることは葦人にもできます。

ただし福田から指示された3秒以内に次のボールへ触ることができません。

すぐにボールを触るためには無駄な動きを全て省かなければならないのです。

青井葦人
「しかも立ち位置の後ろの円なんて見えないとこに反転しながら落とすんだぞ・・・本当にできんのかよこんなん!」

何度やっても後ろの円に入ったボールに触れません。

すると福田がため息をつきながら立ち上がりました。

福田達也
「もういい、タイムオーバーだ、お前に細かい技術は無理のようだな」

当てが外れた福田は最後に質問をぶつけてきます。

福田は葦人が退場する間際に得点したシーンに気になっているところがありました。

シュートの直前、葦人は急に方向転換してから落ちてきた敵のこぼれ球を拾ったのです。

青井葦人
「ごちゃごちゃうるせぇ・・・」
福田達也
「お前、戦術に興味ないだろ?自分が得点することしか考えずむやみやたらに走り回る・・・味方の理解がないと難しい荒くれ者のサッカーだ、ところがだ、お前はなぜかボールを拾う」

試合中の葦人は常にボールを拾っていました。

このことからまるで葦人は1人でサッカーをしているように見えたのです。

味方から信頼されている葦人にボールが集まるのは当然かもしれません。

しかしチャンスメイクのほとんどは味方からのパスではなく尋常じゃない数の拾い球だったのです。

青井葦人
「集中しとるんやけど!しゃべらんといてくれるぅ!?」
福田達也
「まぁこわい」

質問をぶつけられているため葦人は集中することができません。

仕方なく得点シーンについて説明することにしました。

青井葦人
「最後の得点シーン!?あん時はゴール前だけ見たらたしかにオッサンの言う通りやけど、自陣じゃ味方がこんなふうにバラけてた!みんな疲れてたからだ、上がってもこれないし守備陣もバラバラ!」

疲れている味方に対して敵の夫人は整っています。

そのため敵陣のスペースに留まっていればフリーで動けると考えました。

味方はそんな葦人に対して必死にボールを繋いでくれたのです。

葦人は自分のゴールを味方全員でつかんだチームの得点だと思っていました。

この話を聞いた福田は気色悪い笑顔を浮かべます。

福田達也
「全員・・・!ありえねぇ!あいつフィールドにいた全員を!22人全員の位置を覚えてやがった!」

福田は葦人の空間把握能力に衝撃を受けました。

さらに驚かされたのはこの能力だけではありません。

疲れていたため眠ってしまった福田が目覚めると、まだ葦人が練習を続けていました。

青井葦人
「起きたかオッサン!見ろ!見ててくれ!明け方くらいからバンバン入るようになったんだ!すげーやろ!?」

サッカーが大好きで努力することに全力を注げる葦人は一晩で技術を習得したのです。

ここで初めて福田が自分の素性を明かしました。

福田達也
「東京シティ・エスペリオンFC、ユース監督、福田達也だ」
青井葦人
「・・・ユ、ユース・・・?」

ユースはJリーグ各クラブが持っている高校生年代の育成組織です。

福田はこの育成組織を使って世界一のクラブを作りたいという野望を抱いていました。

福田達也
「入団試験を受けに来い、10日後に東京でやる、家に帰って家族とよく話せ、世界へ連れていってやる」

こうして世界一のサッカークラブを作りたい福田と、世界一のサッカー選手になりたい葦人の物語が幕を開けたのです。

2人の夢がかなう日はいつになるのでしょうか!?

夢に向かって突き進む熱い男たちの物語は実際に漫画を読んでお確かめください。

 

『アオアシ』はこんな人にオススメ

スポーツ漫画だけでなくヒューマンドラマが好きな人にもオススメの作品です。

漫画を読んで胸を熱くさせたい人も満足できる完成度の高いストーリーに仕上がっていますよ。

サッカーに詳しくない人でも夢中になれる『アオアシ』

話題の人気作品は読んでおかないと損をするかもしれません。

是非この機会に注目作品に目を通しておいてください。

 

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