今回は「中川海二」先生の『DYS CASCADE』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『DYS CASCADE』はこんな漫画(あらすじ)
遠木県警本部の管轄内にある佳匿山の山道で女性の遺体が発見されました。
輿野警察署の捜査本部でこの事件を担当することになった女性警部補の宇賀田怜悧(うがたれいり)は、ベテラン刑事の三坂重遠(みさかしげとお)と聞き込みを始めていきます。
聞き込みで車が山道に入った音を聞いた人は見つかりましたが、鑑識の結果では指紋や髪の毛は発見されません。
犯人の手口に常習性を感じた三坂は過去に同じような殺害記録があるか調べることにします。
すると謎の人物から駐車場にバケツを置いたという電話がかかってきました。
三坂が駐車場で発見したバケツには12リットルの血液と人間の腕が入っています。
真相に迫ろうとするほど謎が深まっていく『DYS CASCADE』!
今回は猟奇的な犯罪をテーマにしたサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
ベテラン刑事と美人上司が追う謎めいた事件の真相とは・・・!?
『DYS CASCADE』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
パンドラの箱という寓話は誰もが知っていることでしょう。
箱を開けると中からあらゆる災いが飛び出して世に蔓延していき、箱の底には希望が残っていました。
しかしこの希望に関しては解釈次第で様々な意味を持ってしまいます。
その中の一つに幸福そのものではなく、いつか幸福が手に入るという希望だけが残ったという解釈があり、幸福そのものは失われた後だという意味を含んでいるのかもしれません。
パンドラの箱に関連しているかのような事件と向き合うことになるベテラン刑事の三坂が、8時30分過ぎに真上の階から聞こえてくる子供の泣き声で目を覚ましました。
真上の部屋に住んでいる母親が心配になった三坂は、声をかけてから仕事へ向かうことにします。
この母親は子供を虐待しているわけではありませんが、周囲への騒音を気にするあまり大きな声を出していました。
三坂は子供が騒がしいことは当たり前なので心配する必要はないと母親を安心させてあげます。
そして困った時のために子育て相談所のチラシも郵便受けに入れてあげました。
母親の不安を解消してあげた三坂が警察へ向かおうとしていると電話がかかってきます。
三坂と宇賀田は現場で顔を合わせることにしました。
殺人事件の現場は輿野署管内佳匿山の山道で、発見されたのは女性の遺体です。
すぐに現場へ駆けつけた三坂は事件取材に来ている週刊誌の記者が気にかかりました。
部下に理由を聞いてみると記者は不祥事によって人手不足になった県警捜査一課補充要因が女性のやり手刑事なので取材しているそうです。
週刊誌のネタにされていることを三坂が不快に感じていると宇賀田も現場へ到着しました。
宇賀田班長は到着早々、普通の人なら言いにくいことを全部言ってしまいます。
それでも三坂は捜査に関係ないことを気にしていません。
まるで宇賀田は三坂と面識があるような感じで接してきます。
しかし三坂は宇賀田と会った覚えはありません。
そんなことは気にせず遺体の状況を確認することにします。
山道で発見された女性の遺体は裸の状態で、周囲に所持品らしきものは発見されておらず身元も分かっていません。
犬を散歩していた男性が遺体を発見して通報したのですが、山の中なので現在のところ目撃者は見つかっていないそうです。
遺体の外傷は内腿にある刺し傷と両手首両足首の拘束痕でした。
三坂は遺体を確認すると状態が綺麗すぎるという印象を持ちます。
足先に死斑が多いことと内腿の傷から足先に血が垂れていることも確認できました。
もしも出血が死因ならば手首を拘束された状態で立たされたか、もしくは吊るされた状態で生きたまま内腿を切られたことが予想されます。
そして手首の拘束痕が派手に残っていることから、被害者は手首を支点に吊るされたことが考えられました。
宇賀田も三坂の考え方に反論はありません。
いずれにしても死因を確定するため司法解剖の結果を待つことになりました。
果たして女性はどのような方法で殺されてしまったのでしょうか!?
事件にしか興味がなさそうな三坂と、刑事とは思えない明るさが特徴的な宇賀田のコンビに期待が持てる展開でした。
被害者を綺麗な状態で遺棄した犯人の意図も気になるところですね。
読めば読むほど謎が深まっていく『DYS CASCADE』!
優秀な2人の刑事が少しずつ事件の真相に迫っていきます。
その中で現れた謎の人物がさらに事件を不可解なものへ導いていきますよ。
後編
宇賀田と三坂が担当することになった殺人事件の被害者は、山道から見つけられる場所に遺棄されていました。
捜査陣は犯人が遺体を見つけて欲しいと言わんばかりだという印象を受けます。
明日には捜査本部が設置されるのでまずは聞き込みを始めることにしました。
捜査本部ではまず指紋と髪の毛が見つからなかったという鑑識結果が報告されます。
被害者の膣内からも今のところ本人以外の体液は見つかっていません。
ただし聞き込みによって山道の入り口にある住宅から、遺体発見の4時間前に車が山道に向かう音を聞いた住人が2人確認することができました。
三坂の予想通り係長は被害者の身元について報告を受けています。
事件の4日前、父親が行方不明者届を出していたことで、被害者は行方不明だった23歳の古田美輪子だということが確認できました。
両親に確認したところ美輪子は大学を卒業後、就活をしながら1人で卒業旅行をしていたそうです。
話を聞いた限り恋人の存在やストーカーの気配は見当たりません。
事件解決まで時間がかかりそうな気がする宇賀田は、ひとまず今夜は自宅へ戻ることにしました。
その間に三坂は今回の被害者と同じような手口で殺害された過去の事件を調べてみることにします。
すると36歳の犯人が起こした28年前の女性死体遺棄事件の資料が見つかりました。
同じような手口に引っかかっていると知らない番号から電話がかかってきます。
相手は“駐車場に置いた”と言うだけで電話を切ってしまいました。
三坂はすぐに駐車場へ向かったのですが何も見当たりません。
いたずらだと思い帰ろうとするのですが、パトカーの脇にバケツが置かれてありました。
周囲を確認しながら指紋をつけないようにバケツの蓋を開けます。
すぐに三坂は部下へ連絡し鑑識と捜査員を駐車場に向かわせるよう指示を出しました。
そして周辺の捜索と監視カメラを確認させます。
三坂は駐車場に駆け付けた捜査員に、バカつの中に入れられた腕よりも液体の方に問題があることを伝えました。
そして監視カメラの映像を確認した結果、片腕を切断した状態の男性がバケツを運んでいたのです。
片腕がない男性はこの事件の真犯人なのでしょうか!?
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『DYS CASCADE』を読んだ感想
バケツの中を見ても動揺しない三坂の落ち着いた姿が印象的ですね。
また腕よりも血液の量に問題があることを見抜いた洞察力にも驚かされました。
本格派サスペンス漫画として読者を魅了している『DYS CASCADE』!
どんな結末を迎えるのか目が離せなくなるストーリーになっています。
真犯人を推理しながら読んでいくとこの漫画の面白さがより一層伝わると思いますよ。
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