今回は「原作 花林ソラ 漫画 恵広史」先生の『This Man その顔を見た者には死を』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『This Man その顔を見た者には死を』はこんな漫画(あらすじ)
交番勤務の巡査である天野斗(あまのはかる)は、一般的な警察官ではありません。
彼の職務は警視庁に300人在籍している似顔絵捜査員なのです。
容疑者の似顔絵や身元が不明となっている遺体の顔を推計していく似顔絵捜査員。
そんな天野に少女から似顔絵作成の依頼が舞い込むのですが、完成した似顔絵は「This Man」(夢に出てくる男)だったのです。
2006年にニューヨークで複数の女性の夢に出てきた「This Man」には、その顔を見た者に死が訪れるという都市伝説がありました。
恐るべき都市伝説の真相に迫っていく『This Man その顔を見た者には死を』!
今回は戦慄が走るクライムサスペンスの魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。
背筋を凍らせながらスリリングな物語を存分に満喫してみてください。
『This Man その顔を見た者には死を』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
人間の記憶は30分が経過すると40%以上の部分が失われてしまうと言われています。
そのため犯罪の被害者や目撃者の記憶から似顔絵を作成する際は、1分1秒も無駄にすることはできません。
似顔絵捜査員の天野は時間を大切にしながら職務を全うしているのです。
この日、彼は強姦された被害者の記憶から似顔絵を作成することになっていました。
女性の被害者が緊張しないようにジャージを着てきた天野。
張りつめた空気感を和やかにするため、わざと鉛筆を落とします。
するとそれまで緊張していた被害者の顔に笑みが浮かびました。
被害者の女性は目がつり上がっていたと答えます。
その後は鼻や口元、髪型などの印象を聞きながら天野が似顔絵を作成していきました。
完成した似顔絵を見せてみると、被害者女性が泣き出してしまいます。
その理由は天野が描いた似顔絵が犯人と瓜二つだったためでした。
こうして天野は被害者の記憶が薄れないうちに、犯人の似顔絵を完成させた天野。
彼のような似顔絵捜査員は警視庁に300人以上が在籍しています。
仕事内容は容疑者の似顔絵作成だけでなく、身元不明遺体の顔を推定するなど多岐にわたっていました。
彼らの長所は鉛筆とスケッチブックさえあれば、どこでも似顔絵を作成できる点です。
モンタージュ写真を作成する場合は、特殊機材と目撃者の呼び出しが欠かせません。
そのため似顔絵捜査員は機動性に優れた捜査技術と呼ばれているのです。
仕事が終わった天野が似顔絵捜査員について語っている相手は、彼の恋人で雑誌記者をしている三上玲愛でした。
こうした理由で天野は玲愛から取材を受けることになっていたのです。
しかし取材を続けるうちに、玲愛は似顔絵捜査員になんかなるものではないと思い始めていました。
実は職人のような扱いの天野たちなのですが、特別手当が出るわけではないのです。
玲愛はこう考えているのですが、天野は職務にやりがいを感じていました。
その理由は先日天野が完成させた似顔絵が役に立ち、強姦犯が逮捕されていたためです。
事件解決には被害者の協力が不可欠だと語る天野。
そんな彼はここから玲愛が持ち込んだ相談事によって、恐るべき難事件に巻き込まれていくのでした。
職務に誇りを持っている主人公がとても素敵でした。
被害者の立場を重んじる姿勢も魅力的ですね。
しかしここから天野は信じられないほど重大でミステリアスな事件と遭遇していくことになります。
似顔絵捜査員という職業と都市伝説を融合させた『This Man その顔を見た者には死を』!
迫力満点の本格派サスペンス漫画となっています。
それでは緊張感に包まれていく物語の続きをご覧ください。
後編
玲愛の取材も一段落し、2人が食事をしながらテレビを見ていると殺人事件のニュースが流れてきました。
被害者はオカルトや都市伝説に詳しいタレントです。
正義感が強い天野はこうした世の中の風潮に嫌気がさしていました。
玲愛は冷静に世間を分析しながら、マスコミの人間としてこのままでは良くないと考えています。
そんな話をしているうちに食事が終わり、帰る時間になった玲愛が玄関で明里という知り合いの話を聞いてほしいと言ってきました。
明里さんは玲愛が通うヨガスクールの友達で、娘と一緒に不審者を見てしまい困り果てていたのです。
職務時間以外に一般人から相談されることはあまり良くないのですが、玲愛の頼みだったため仕方なく天野は明里さんの話を聞きに行くことにしました。
玲愛が帰るとすぐに明里さんが天野の家に娘の星子を連れてやって来ます。
押しに弱い天野はとりあえず明里さんの話を聞くことにしました。
明里さんによると不審な男性が家の前に立っていたのは1週間前のことなのだそうです。
この時の明里さんは人影だけしか見ていないのですが、娘の星子は男性と目が合っていました。
星子は感情性OEと呼ばれる対面した相手の感情を感じる能力に秀でていたのです。
この能力から星子は不審な人物から激しい憎悪を感じ取っていました。
星子はこの日以来、怯える日々を送っていたのです。
そのため明里さんは娘を怯えさせる不審者の顔を確認したいと考えるようになっていました。
天野は職務ではないため依頼を引き受けるかどうか迷ってしまいます。
しかし恐怖に怯える2人の表情を見てしまい、居ても立っても居られなくなりました。
こうして天野は星子が目撃した不審者の似顔絵を作成することにしたのです。
天野は星子と筆談を交わしながら似顔絵を描き始めました。
すると完成が近づくにつれ、似顔絵の男性に見覚えがある気がしてきます。
ここでも完成した似顔絵があまりにも似ていたため、星子が恐怖に怯え始めました。
明里さん母娘が帰った後で似顔絵を見つめる天野。
男性は眉毛の繋がった特徴的な顔なのですが、どうしても思い出すことができません。
そのためLINEのグループトークに似顔絵をアップし、友人たちに質問することにしました。
するとすぐに「夢に出てくる男」(This Man)という答えが返ってきます。
「This Man」は2006年に広まった都市伝説で、アメリカの精神科に複数の女性が眉の繋がった男が夢に出たと訴えてきました。
あまりにも女性の数が多かったためモンタージュ写真を作成してみると、世界各地で3千人の男女が同じ男を夢で見たと名乗り出てきたのです。
そしていつしかこの都市伝説には「This Man」を見ると死が訪れるという尾ひれが付くようになっていました。
天野はこうして「This Man」の都市伝説と向き合うことになってしまったのです。
彼はこの不可思議な謎を解明できるのでしょうか!?
その真相と結末はご自分の目で実際に漫画を読んでお確かめください。
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『This Man その顔を見た者には死を』を読んだ感想
似顔絵捜査員という特殊な設定に興味をそそられました。
この設定に不可思議な都市伝説がマッチしすることで、さらに物語を魅力的にしていますね。
見所が盛り沢山となっている『This Man その顔を見た者には死を』!
スリリングな展開と謎解きの面白さを体験できる傑作漫画ですよ。
サスペンスファンはもちろん、普段ミステリーにあまり触れていない方も是非この機会に珠玉の物語をお楽しみください。
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