『はたらく細胞』のネタバレ(漫画)!白血球と赤血球の働きとは?

今回は「清水茜」先生の『はたらく細胞』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『はたらく細胞』はこんな漫画(あらすじ)

人間の体内では白血球や赤血球など様々な細胞が健康を保つために働いています。

そんな無数に存在する細胞を擬人化した『はたらく細胞』

細胞の働きを楽しみながら学べるこの漫画は連載開始以来、多くの読者から大反響を呼んでいます。

人体に影響を及ぼす悪性のウィルスと擬人化された細胞たちの熱いバトルは、読んでいて飽きることが全くありません。

今回はアニメ化もされ勢いに乗るこちらの漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

自分の体内について深く考えながら、斬新な設定の物語をお楽しみください。

『はたらく細胞』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

赤血球には酸素を人体の様々な細胞に運ぶ役割と、肺に二酸化炭素を運ぶ2つの役割があります。

赤血球
「お待たせしました!こちら本日分の酸素になります!ここにハンコお願いしますネ」

この日も可愛らしい赤血球が体内の至る所に酸素を運んでいました。

すると急に彼女の足元が地割れを起こし始めます。

赤血球
「ん?・・・なんだコリャ」

この地割れはあっという間に勢いを増していき、血管の内皮細胞をぶち破ってしまいました。

地割れの衝撃に赤血球は腰を抜かしてしまいます。

すると壊れた内皮細胞から肺炎球菌が侵入してきました。

肺炎球菌
「ほー、なかなか居心地のよさそうなところじゃねぇか・・・暑すぎず寒すぎず食い物も腐るほどあるな、こりゃあわざわざ入って来たかいがあったぜ」

大量に侵入してきた肺炎球菌たちは、ここを自分たちの住処にしようとしています。

そのため動揺する赤血球に襲い掛かってきました。

しかしすぐに白血球が現れ、次々と肺炎球菌を駆逐していきます。

白血球
「こちら白血球、好中球課U-1146番、侵入した細菌の駆除完了・・・!」

白血球は体内に侵入した細菌やウィルスを排除する役割を担っていて、その中でも好中球は血液中の白血球の半数以上を占めていました。

容赦ない攻撃で肺炎球菌を駆除した白血球は返り血で真っ赤に染まっています。

その姿を赤血球が呆然と眺めていました。

赤血球
「た・・・助けてくれてありがとうございます、危ないところを・・・」
白血球
「礼はいい、仕事をしただけだ」

あくまでもクールに仕事をこなした白血球。

彼に助けてもらった赤血球は、無事に仕事へ戻ることができました。

細胞に酸素を送り届けた彼女の次なる仕事は、肺に二酸化炭素を届けることです。

しかし新人の彼女は肺がどこにあるのか分かっていません。

脾臓やリンパ管に間違って入ってしまい、赤血球はその度に叱られてしまいます。

赤血球
「たどり着ける気がしない・・・えーと肺、肺・・・あっ、この中の人に聞いてみよう」

偶然見つけた扉を開けることにした赤血球だったのですが、そこには白血球から何とか逃げ延びた肺炎球菌が隠れていました。

彼女は発見してしまった肺炎球菌を見なかったことにするように、黙って部屋を出て行こうとします。

肺炎球菌
「なかったことにすんな、コラァァァァァ」
赤血球
「フギャァァァァァ」

するとまたしても白血球が助けに現れました。

白血球
「発見!見つけたぞこの野郎・・・!死ね!雑菌が!!」

しかし肺炎球菌は2度も連続して駆除されるわけにはいきません。

必死に抵抗をする肺炎球菌が莢膜を発射してきました。

莢膜とは一部の細菌が持っている細胞壁の外側にある層のことを指していて、この膜が白血球の攻撃から細菌自体を守ってくれる性質があるのです。

赤血球
「あ・・・あのさっきはどうも」
白血球
「え?あ、はい、ドーモ・・・?あっ、お前さっきの赤血球か!」

二人そろって肺炎球菌の発した莢膜に捕らわれてしまいました。

赤血球
「今の細菌は・・・?」
白血球
「さっき入ってきた奴らの生き残りだ!くそ・・・マズイことになった!奴は肺炎球菌だ、早く殺さなければ分裂がはじまってしまう!そうなってはこの体が・・・」

このまま肺炎球菌を野放しにしてしまうと、彼らが存在している人体に大きな危機が訪れてしまいます。

果たして白血球と赤血球は肺炎球菌の脅威から人体を守り抜くことができるのでしょうか!?

この漫画は人体の中に存在する細胞を擬人化しながら、とてもレベルの高いストーリー展開をしていきます。

読み入っていくうちに細胞の話だということを忘れてしまうほど、擬人化という表現方法を巧みに使いこなしている『はたらく細胞』

とても勉強になる物語でありながら、コミカルな部分が魅力的な漫画です。

作品の世界観に入り込むと、夢中になって続きが気になってしまう中毒性もある気がしますね。

それでは一度読み始めると止まらなくなる傑作の気になる続きをご覧ください。

後編

白血球と赤血球に莢膜を浴びせた肺炎球菌が、肺ではなく血管の中へ逃げ込んでいきました。

この事態に白血球はただならぬ不安を感じていました。

実は肺炎球菌という細菌は肺炎を引き起こすだけでなく、肺炎球菌菌血症という病気の原因でもあるのです。

この病気は血液に肺炎球菌が入り込んだため高熱が出てしまい、容体が悪化すると脳を包む髄膜を壊してしまう恐れがあるのでした。

肺炎球菌が人体へ及ぼす悪影響はとてもスピードが速いため、少なくても24時間以内には彼らを体内から駆除しなければいけません。

赤血球と白血球が不安を感じていると、ピンポーンという警告音が鳴り始めました。

白血球
「レセプターが反応している!」

レセプターというのは白血球に備わっている細菌を探知するレーダーのようなものです。

このレセプター音を聞いた赤血球が、肺炎球菌の行き先について重要なことを思い出しました。

赤血球
「奴も肺に行くみたいで・・・あっ、地図見てました」

彼女のおかげで肺炎球菌が体内でまだ迷っていることを確信した白血球。

急いで肺へ向かうことにします。

赤血球も彼についていくことにするのですが、実は彼女にはとても危険な運命が待ち受けていました。

肺炎球菌は栄養を欲する性質がとても高いため、酸素などの栄養分を運んでいる赤血球は彼らの絶好のターゲットと言える存在なのです。

その事実を知りながらも白血球と一緒に肺へ向かった赤血球。

赤血球
「わー、ここが肺ですかー!?」
白血球
「まだどこも騒ぎにはなってないな」
赤血球
「追い抜いちゃったんですかね?」
白血球
「じゃ・・・ここでお別れだな、お疲れさん」

肺炎球菌がまだ現れていなかったため、2人はひとまずお互いの持ち場へ戻ることにしました。

赤血球は白血球と別れると、運んでいた二酸化炭素を毛細血管に届けることにします。

しかし頭の中は肺炎球菌のことで一杯になっていました。

すると毛細血管に到着した次の瞬間、運んでいた二酸化炭素の中から肺炎球菌が飛び出してきます。

肺炎球菌
「よう・・・ありがとよ、ここまで運んできてくれて」
赤血球
「わー、いたぁぁぁぁぁ」

赤血球が運んでいた二酸化炭素の中に忍び込んでいた肺炎球菌。

肺炎球菌
「クックックック・・・まったくとんだマヌケがいたもんだぜ、自分が何を運んでるか気づかないなんてなぁ」

こうしてまんまと毛細血管まで肺炎球菌を連れて来てしまった赤血球は、栄養補給のため摂取されそうになってしまいます。

赤血球
「殺される、だ・・・誰か・・・!!」

なす術もなく窮地に立たされる赤血球。

しかし彼女のピンチを救ったのは血管をすり抜けて現れた白血球だったのです。

白血球
「勉強不足だな、俺たち白血球は遊走といって血管のカベをすり抜けて敵のところへ行くことができるんだ」
赤血球
「白血球さん!!」

赤血球と別れた途端に白血球のレセプターが反応を示さなくなったため、彼女が肺炎球菌と共にいることを察した白血球が助けに来てくれたのです。

ここから白血球と肺炎球菌の壮絶なバトルが始まっていきました。

莢膜を使いながら白血球を攪乱していく肺炎球菌に対して、彼はとっておきの手段をお見舞いすることにします。

言葉巧みに気管支まで肺炎球菌を誘導した白血球は、くしゃみカプセルで肺炎球菌を捕らえていきました。

白血球
「そのカプセルは内側からは絶対に壊せん、ばいばい菌だ」

白血球はそのままカプセルを気管支の奥まで送り、くしゃみというロケットで肺炎球菌を体外へ駆除することに成功したのです。

こうして今日も人体を最近の恐怖から守り抜いた白血球だったのでした。

しかし彼らにはまだまだ迫りくる脅威が無数に存在しているのです。

それはインフルエンザやスギ花粉症など、性質や引き起こす病状が千差万別な細菌ばかりだったのでした。

この細菌たちから人体を守り抜くため白血球は必死に戦っていき、赤血球はその動力となる酸素や二酸化炭素を必死に運び続けていきます。

彼らの献身的なサポートのおかげで健康を保つことができることを理解しながら、ここから先の展開を読んでいってください。

きっと細胞に感謝する気持ちが芽生えるはずですよ。

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『はたらく細胞』はこんな人にオススメ

漫画が好きな全ての人にオススメしたい作品です。

ジャンルはアクション漫画になっていて掲載されている雑誌は男性向けですが、誰もが楽しめる最高レベルの物語になっていますよ。

アニメ化もされたためタイトルを知っている人もいるかもしれません。

もし少しでも気になっている人がいれば読まなければ損をする『はたらく細胞』

現在連載している漫画の中で、間違いなく最高傑作の1つに数えることができる傑作です。

性別に関係なく楽しめる作品なので、是非この機会にこの漫画の魅力に触れてみてください。

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