何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?のネタバレ!

今回は「漫画 藤本ケンシ 原作 井出圭亮」先生の『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』はこんな漫画(あらすじ)

天正十年、京都の本能寺で歴史を変える重大な事件が起こりました。

停泊中だった織田信長が家臣の明智光秀に謀反を起こされてしまったのです。

本能寺の変によって織田信長は天下統一を目前にして非業の死を遂げました。

ですが死んだはずの信長は本能寺の変より7年前の世界にタイムスリップします。

ここから信長は自分が死ぬという歴史を変えるため奮闘していくのでした。

本能寺の変を新たな視点で表現した『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』

今回は見応え抜群の歴史時代劇についてネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

失敗を繰り返しながら目的を達成しようとする織田信長の姿をお楽しみください。

 

『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

天正十年、京都の本能寺に滞在中だった織田信長を家臣の明智光秀が襲撃しました。

これが世に云う本能寺の変です。

織田信長
「人間五十年・・・下天の内をくらぶればぁ!!」

燃える本能寺の中で怒った信長が柱を殴りました。

信長は謀反を起こされた理由に心当たりがありません。

そのため怒りを抑えることができないのです。

織田信長
「なぜだ、なぜ光秀はわしを裏切った!?あのハゲェエエエ、ヤツの働きに見合う報酬は十分与えてきた・・・」

報酬だけでなく地位も名誉も城も与えてきました。

それなのに謀反を起こされてしまったのです。

しかし天下統一を目前にしながらこのまま死ぬ訳にはいきません。

織田信長
「死なぬ・・・死んでたまるか、滅せぬ者のあるべきかァ、絶対に生きのびてやるァ!」

崩れ落ちそうな本能寺の中で必死にもがき続けます。

ただしいくら織田信長といえどこの状況を覆すことはできません。

崩落する建物の中で意識を失っていきました。

織田信長
「・・・解せぬ、あと一歩で我が夢、我が覇道が・・・おの・・・れ・・・」

死を目前にしながら叶わぬ夢が心を支配します。

すると薄れゆく意識の中で不思議な声が聞こえてきました。

クマ
「お前に天下は取れない」
織田信長
「何奴!?」

振り返ると得体の知れないクマのような物体が浮かんでいます。

動揺する信長を無視するようにクマは会話を続けました。

クマ
「天正10年、織田信長は本能寺で死ぬ、それがお前の運命であり・・・正史さ」
織田信長
「・・・もち?」
クマ
「はぁ!?誰が正月の鏡モチだコラァ、どう見てもかよわいクマやろがい!」

信長は目の前の物体がクマだとは思えません。

しかしそれよりも発言が気に入りませんでした。

織田信長
「わしの死が運命だと・・・?ふざけるな、この獣風情が!天下を治める、それがわしの運命なんだ!」
クマ
「ご大層なこってすけどもその体で言ってんのマジうけるわ、あと獣呼ばわりも絶対忘れねーからな」
織田信長
「ぐ・・・」

確かにこの状況ではクマに言い返すことはできません。

するとクマが信じられないことを言い出します。

クマ
「死は・・・お前がこれまで辿って来た人生によって導かれた必然だ、いわば自業自得ってヤツさね!・・・だからやりなおしさせてやる、行ってらっしゃーい」

クマは目が眩むほどの光を放ちました。

その光によって信長は目を閉じてしまいます。

織田信長
「やりなおし・・・?いったい・・・何を言・・・」

言葉の意味が全く理解できません。

眩しさで目を閉じた信長がゆっくり目を開けると、そこには信じられない光景が広がっていました。

帰蝶
「・・・お目覚めですか、殿」
織田信長
「帰・・・蝶・・・?」

目を覚ました信長は妻の帰蝶に膝枕をしてもらっています。

そして周囲では武田軍への追撃や、丹波を攻めることに関する軍議が行われていました。

軍議が活発になっていく中、家臣の柴田勝家は丹波平定の指揮を自分に任せてほしいと信長にお願いしてきます。

しかし先程まで眠っていた信長は頭が混乱していました。

まだこの時の信長はタイムスリップしていることに気が付いていません。

帰蝶
「・・・どうされました?ご気分でも悪く・・・?」

ここで信長が帰蝶の上半身をあらわにさせ胸を触り始めます。

家臣たちは突然の行動に啞然としてしまい言葉が出ません。

織田信長
「この手に余るほどのたしかな乳圧、それでいて指を弾かんとする弾力・・・現実である!どうやらわしは長い夢を見ていた様だが・・・」

信長は夢を見ていたと思います。

しかしどんな夢だったのかは思い出せません。

それでもここから人生のやり直しが始まることになるのです。

 

 

日本人であれば誰もが知っている史実を斬新なアイデアでストーリー化していますね。

タイトルもインパクト抜群なので歴史好きなら読みたくなる人が多いはずです。

過去を訂正しようと織田信長が奮闘する『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』

織田信長が失敗を繰り返すコミカルなキャラクターとして描かれています。

歴史を変えられるのかドキドキしながら作品をご覧ください。

後編

夢から覚めたと思っている信長に家臣たちが武田軍への対応を質問してきます。

織田信長
「武田への攻めの手は竹千代・・・じゃなかった家康に任せておけ、我々はやんわりしながら向こうの出方を窺っていればよいわ」

信長は全てを徳川家康に任せていました。

しかし家臣たちの中にはこれ以上の削り合いを避け、武田軍を和睦することが得策だと考える者もいます。

そんな家臣たちの進言を信長は受け入れるつもりがありません。

織田信長
「は?和睦なぞするかよ、戦国最強の武田を討ち滅ぼしてこそ・・・この天下を統べるに能うというもの」

かつて信長は自軍よりも勢力が圧倒的に多かった今川義元を、桶狭間の戦いで討ち滅ぼしました。

このように圧倒的強者を超えた先にのみ、信長が理想としている天下布武が存在しているのです。

夢を叶えるためには和睦という選択肢はあり得ません。

織田信長
「こちらの動向に和平の兆しを含めば大戦を仕掛けられることもなかろう、そこでお前に任をあたえる、水面下で勝頼配下をこちらに内応させておけ」

家臣の1人に武田軍との内通者を作らせようとします。

その間に信長は朝廷に働きかけ、武田勝頼を朝敵にしようと企んでいました。

しかし武田信玄が作り上げた武田軍のつながりを崩すことは容易ではありません。

そのため家臣は信長の命令を遂行できる気がしませんでした。

織田信長
「いやそこはお前・・・お前の親を差し出せばいいじゃん、人質として」

鬼のような命令を当たり前のように下します。

信長を恐れる家臣は命令に従うしかありません。

こうして武田軍への対応は信長の中で決着しました。

続いての議題は丹波平定を誰に任せるかです。

まず柴田勝家がこの役に立候補しました。

しかし信長が勝家の意見を拒絶します。

織田信長
「アホウが・・・お前には越前を守り上杉と共に武田を見張る任があるだろ、脳筋ヒゲだるまがむやみに頭を使うんじゃないわ!」

信長の正論に勝家は何も言い返すことができません。

するとここで丹波平定の指揮に立候補する人物が現れます。

明智光秀
「おそれながら殿、丹波平定陣頭・・・この光秀にお任せいただきたく、あの地域周辺には少々顔が利きますゆえ幾ばくかの利は示せますかと」
織田信長
「・・・ふむ、いいだろう、失敗は許さんぞ?」
明智光秀
「ありがたき!必ずやご期待に応えまする!」

信頼している明智光秀に丹波平定の陣頭指揮を任せることにしました。

しかし光秀の着物に刺繍された家紋を見た信長の表情が一変します。

家紋を見た信長の脳裏に本能寺の変で殺された景色が蘇りました。

織田信長
「光秀お前・・・謀反とか考えてないよな?」

この質問で周囲の空気が凍り付きます。

質問された光秀はゆっくりと信長の方に振り返りました。

明智光秀
「ははは、お戯れを、笑えぬ冗談ですなぁ」
織田信長
「きぇい!見たろがい、今のコイツの顔!謀反起こす気マンマンのツラだったわ!おー、あぶない、あぶない・・・」

家臣たちはいきなり光秀を斬り殺した信長が正気を失ったと思います。

しかし信長は狂ったから光秀を殺したわけではありません。

夢と現実がリンクしたことから信長は謀反を起こされる前に不安の種を取り除いたのです。

織田信長
「ただの夢なのかそれとも天啓か・・・まぁどちらでもいい・・・不安の種はとりのぞくに限る、これで天下布武は一層・・・盤石よの!」

返り血を浴びたため桶の水で顔を洗っていると、目の前の景色が一変しました。

再び信長は燃え盛る本能寺へ戻ってしまったのです。

炎の熱さによってこれが夢ではないことはすぐに実感できました。

現実だと理解した信長が家臣の森蘭丸に謀反の首謀者について尋ねます。

織田信長
「あ・・・明智・・・光秀の手・・・か?」

しかし光秀は7年前に信長が手打ちにしたという答えが返ってきました。

そして今回の謀反は柴田勝家が引き起こしたのです。

不安の種を取り除いたはずが、現実に戻ると別の人間から謀反を起こされました。

ここで再び撃ち殺された信長はまたしても7年前にタイムスリップします。

そして念には念を入れて光秀と柴田勝家を斬り殺しました。

ですが再び本能寺に戻ると別の人物が謀反を起こします。

一体どのようにすれば繰り返される謀反をストップさせることができるのでしょうか!?

 

『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』を読んだ感想

明智光秀を殺したことで天下布武の夢を叶えられると思ったのに、今度は別の人間に謀反を起こされてしまった展開が絶妙に面白いですね。

ヒステリックな性格も信長っぽさが出ていて読みやすかったです。

歴史時代劇にSFの要素をミックスさせた『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』

殺すのではなく別の方法で不安の種を取り除かなければならないことに信長が気づくのかが見所になっています。

史実が変わるかもしれない瞬間を見逃さないでください。

 

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