今回は「原作 さと 漫画 小田すずか」先生の『悪役令嬢は夜告鳥をめざす』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『悪役令嬢は夜告鳥をめざす』はこんな漫画(あらすじ)
入浴中にネット小説を読むことが趣味の都内で一人暮らししているアラサー喪女が、クリスマスイブの夜に浴槽で溺れてしまいました。
死んだと思ったのですが目覚めると喪女はファンタジー小説の世界に転生しています。
しかも転生したのは悪役令嬢のリーゼリットでした。
小説の世界でひっそりと第二の人生を謳歌しようと思っていたのですが、前世が看護師のリーゼリットは馬車に轢かれた王子の命を救ってしまいます。
ここから男性に対する免疫がゼロのヒロインが思ってもみなかった人生を送ることになりました。
ファンタジーとラブロマンスをミックスさせた『悪役令嬢は夜告鳥をめざす』!
今回は大人気小説をコミカライズした話題作の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
美しい鳴き声からナイチンゲールの名前で知られるサヨナキドリを目指すヒロインの活躍をじっくりとお楽しみください。
『悪役令嬢は夜告鳥をめざす』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
西暦20XX年12月24日、都内で一人暮らしをしているアラサー女性が入浴しながらネット小説を読み漁っています。
ですが仕事で疲れていたため入浴中に眠ってしまいました。
アラサー喪女はそのままタブレットと一緒に沈んでいきます。
目を覚ますと黒髪が金色に変わっていました。
そして身支度を勧める目の前の女性からリーゼリット様と呼ばれます。
もちろん日本人であるアラサー喪女の名前はリーゼリットではありません。
鏡で自分の姿を見て見ると金髪で翠眼の美少女に転生していました。
転生したことは理解できたのですが、前世の自分がどうなったのかを確認する事はできません。
裸で溺死したかもしれない自分がどのように発見されたのか不安になってきます。
また仕事でもやり残したことが数多く残っていました。
とりあえず転生した世界の情報を集めることにします。
まずは恐らく読み漁った小説の世界だと推測したリーゼリットは、この世界の情報を集めることにしました。
目の前にいる自分のお世話をしてくれる女性の名前は、自然にナキアと口から出てきます。
ナキアによるとリーゼリットはロータス家の三女で、本名はリーゼリット・フォン・ロータスという14歳の美少女でした。
しかしここまでの情報ではどの小説の登場人物なのか見当もつきません。
この状況のままリーゼリットは数日後のお茶会に着るドレスの微調整をするため王都の別邸へ出かけることになりました。
転生したことに絶望していたのですが、ヨーロッパのような美しい街並みを見ているうちに楽しくなってきます。
それでもどんな小説の中に転生したのかヒントを探さなければなりません。
今まで読んできた転生ものの小説から年代や地域が異なる作品を省いたのですが、小説は似たような世界観が多いのでまだ作品を絞れていませんでした。
もっと情報を集めたいので図書館へ行くことを希望します。
そんな中で一つの不安が頭の中を駆け巡るようになっていました。
名前のないエキストラのようなモブキャラであってほしいと期待します。
前世では喪女だったのですが今は名門伯爵家の三女なので、もしかしたら大恋愛を経験できるかもしれません。
そんな事を考えていると近くで少年が馬車に轢かれてしまいました。
リーゼリットはすぐに馬車を止めると少年の元に駆け寄ります。
様子を見て見ると17・8歳くらいの少年の額には2センチほどの傷がありました。
吐息と胸元の動きを確認するとどちらも反応していません。
このままでは少年が亡くなってしまうと判断したリーゼリットは心肺蘇生法を行うことにします。
しかしリーゼリット一人の体力では続けられないため野次馬たちの協力を仰ぐことにしました。
野次馬に心肺蘇生法を教えると大勢が協力してくれます。
ですが少年の容態を見ると酸素が全く足りていません。
胸骨圧迫だけのほうが高い蘇生率になるという論文もありました。
しかしデータの論拠を不勉強のため理解できていません。
それでも迷っている場合ではないと判断したリーゼリットは人工呼吸で少年の命を救うことにします。
リーゼリットは少年の命を救うことができるのでしょうか!?
モブキャラとして第二の人生を謳歌したいと考えながら、目の前の命を救おうとするリーゼリットの優しさに感動しました。
頭の回転が速いことも看護師としての経験を活かす所に表現されていますね。
異世界での生活に順応していくヒロインを描いた『悪役令嬢は夜告鳥をめざす』!
ナイチンゲールという異名を持つ夜告鳥をタイトルに採用した理由が分かる素敵な物語です。
困っている人を見過ごせないヒロインの異世界ライフを温かな目で見届けてください。
後編
リーゼリットは護衛に心臓マッサージを任せて自分は人工呼吸に集中します。
しかしその様子を見ていた野次馬から慎みがないと罵倒されました。
罵倒を気にせず人工呼吸を続けると少年の呼吸が戻ります。
いつの間にか事故から20分が経過していました。
それでも奇跡的に少年は息を吹き返したのです。
もちろん外見から判断できない治療を必要とする箇所があるかもしれません。
しかしリーゼリットにできることはここまでなので、あとは到着した医者に任せることにします。
丁寧に挨拶をしてから馬車に戻ろうとすると、野次馬からリーゼリットが医者なのか尋ねられました。
リーゼリットの前世は看護師だったので医者ではありません。
看護師の後は博士課程を経て看護大で教職に就きました。
当然ですが一般人よりは知識がありますが医師ではありません。
さらに現場から離れて時間がずいぶん経っているのであやふやな部分も多くなっていました。
馬車に乗って立ち去ろうとするのですが少年に腕を引っ張られます。
その勢いでリーゼリットは少年の上に乗っかってしまいました。
前世から男性への免疫が無いリーゼリットは少年の身体に触れたことで激しく動揺します。
動揺しても少年が先程、頭部の固定を手伝ってくれたことに気づきました。
少年によるとリーゼリットが助けたのは彼の兄で、医者によるとリーゼリットの処置が無ければ命は助からなかったそうです。
躾の良いことを感じたリーゼリットは少年が良家のボンボンだと判断しました。
同年代の少年と社交界で出くわすと後々面倒な事になるかもしれません。
そのためこの場は早々に退散することが懸命だと判断しました。
少年の呼びかけを無視して屋敷に戻ったのですが、とっさに首を突っ込んでしまったことを後悔します。
もしかしたら馬車の事故は何かのイベントだったのかもしれません。
そんな事を考えていると執事長が明日のお茶会が中止になったことを知らせてきます。
中止の理由は王家主催のお茶会が急遽開催されることになったためでした。
王家主催のお茶会に関してはリーゼリットにも招待状が届いています。
転生一日目で重要な役目を任されることになりました。
覚悟を決めたリーゼリットはドレスの微調整を終えてから情報収集のため図書館へ向かうことにします。
ナキアはリーゼリットを国随一の蔵書数を誇る王立図書館へ連れて行ってくれました。
早速リーゼリットは医療系の書物を読んでみることにします。
異国の言葉なので内容は理解できないのですが、この国の医療に関する事実は理解することができました。
また看護に関する書籍が一冊も無いことから、この世界にはナイチンゲールのような存在がいないのかもしれません。
それでもこの国も医療水準がどの程度なのかは把握したいと思います。
しかし大量の異国の書物をどのように読み解けば良いのか分かりません。
困っていると読んでいた書物の著者であるヘネシーが助け船を出してくれました。
こうしてナイチンゲールを目指すリーゼリットの新たな人生が幕を開けることになったのです。
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『悪役令嬢は夜告鳥をめざす』を読んだ感想
前世の記憶を活用して人助けした心優しいヒロインには幸せを手に入れてもらいたいですね。
しかしまだリーゼリットは自分がどのようなキャラクターなのか分かっていないので、ここから先の展開は全く予想できません。
上手なストーリー展開で読者の好奇心をそそってくれる『悪役令嬢は夜告鳥をめざす』!
期待通りモブキャラとして小説の中で生きていけるかが注目ポイントになっています。
アラサー喪女のセカンドライフを是非この機会に読んでおいてください。
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