月のお気に召すままのネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「木内ラムネ」先生の『月のお気に召すまま』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『月のお気に召すまま』はこんな漫画(あらすじ)

17歳の亀井歩(かめいあゆむ)は恋愛に関してポンコツな女子高生です。

そんな歩の高校に中学時代の後輩で様々なイジワルを仕掛けてきた滝島月(たきしまるな)が入学しました。

モテモテなのですが世界一可愛くない後輩に反撃したい歩なのですが、ポンコツなので月に翻弄されてしまいます。

このままでは高校生活も中学生活と同じようになってしまうかもしれません。

しかし月が意地悪をしてくる理由は好きの裏返しだったのです。

ポンコツ先輩女子とイジワル後輩男子の恋模様を描いていく『月のお気に召すまま』

今回は胸がキュンキュンするラブコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

なかなか前に進まない年の差男女が織り成すハッピーなやり取りをお楽しみください。

 

『月のお気に召すまま』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

中学時代の亀井歩はいつも悩んでいました。

悩みの種は後輩の滝島月によるイジワルです。

滝島月
「歩先輩、部活お疲れ様です、これ差し入れ・・・飲んで下さい!」
亀井歩
「わーい、ありが・・・」

渡されたジュースの蓋を開けると炭酸が飛び出しました。

そのせいで歩の顔面がビショビショになってしまいます。

滝島月
「だーってさー俺、歩先輩のこと先輩として見れないんだもん」

イジワルされ続けた歩は月のことを世界で一番可愛くない後輩だと思うようになりました。

3年後、高校2年生になった歩の前に月が現れます。

亀井歩
「月・・・!?もしかして滝島月じゃない?」

久しぶりに再会したことで動揺してしまいました。

しかし月は中学時代と変わらず落ち着いています。

滝島月
「歩先輩お久しぶりです」
亀井歩
「る・・・月・・・うちの高校入ったの!?」
滝島月
「昨日入学式だったんですけど、歩先輩いたなーと思って挨拶にきたんです」

挨拶に来たと言われても過去のトラウマがあるため信用できません。

すぐには信用できないほど月には苦しめられてきたのです。

亀井歩
「なんでわざわざ・・・まさか何か企んでるんじゃ・・・」
滝島月
「謝りたかったんです、俺あの頃歩先輩のこと困らせてばっかだったけど・・・また仲良くしてほしくて・・・ダメですか・・・?」

普通の女子高生ならすぐに信用することはありません。

ですが恋愛に関してポンコツな歩は月の言葉を信じてしまいます。

亀井歩
「いいよ、私ももう気にしていないからさ、それより昼休みもまだあるし校内案内するよ!ほらついておいで!」
滝島月
「歩先輩・・・ありがとうございます、これからもまたよろしくお願いします」

良い先輩として接しているのは歩の演技でした。

高校では月から先輩として敬ってほしいと歩は考えています。

先輩らしからぬ先輩なのですが、歩は尊敬してもらえる先輩を演じることにしました。

自分の見事な演技で月のことを騙せたと歩は確信しています。

亀井歩
「わからないことがあったら言ってね?なんでも教えてあげるからさ」

先輩面をできるチャンスはこの時以外にありません。

しかし月から思いも寄らぬ質問が返ってきます。

滝島月
「どうしたらモテますか?俺高校こそはモテて彼女ほしいんですよね」

彼氏がいない歴と年齢が一緒な歩は、すぐに答えることができません。

それでもとりあえずモテるフリをすることにします。

亀井歩
「モテテクとか余裕で教えられるし・・・」
滝島月
「マジで!?じゃあそのモテテク先輩で練習してみていい!?だって実際やってみた方がわかりやすいし」
亀井歩
「い・・・いやでも・・・」
滝島月
「まさか先輩モテないんですか?」

適当に壁ドンを教えてこの場を凌ごうと思っていました。

ですがもしも月に壁ドンされたら顔が赤くなってしまい免疫がないことを見抜かれてしまうかもしれません。

それでもモテることを強調したいので頭をフル回転させます。

亀井歩
「か・・・顔ドン、知らない!?顔ドン!今女子の間で最も人気なモテテクだよ!」

必死に考えた結果、顔で壁をドンと叩くモテテクを思いつきました。

この方法なら月の顔を見なくていいので恥ずかしくありません。

滝島月
「これで合ってます?」

しかし月は顔を横から優しく当ててきました。

顔を当てられた歩は恥ずかしさでのけぞってしまいます。

亀井歩
「月によって顔ドンが胸キュンテクに・・・!こんなのモテない女子は瞬殺されるよ!」

さらに月が顔ドンは横からではなく正面からくっつけた方がドキドキすると言ってきました。

真正面からの顔ドンは歩にとってドキドキのレベルを超えています。

しかし月が真正面から顔ドンすることはありません。

滝島月
「歩先輩・・・相っ変わらずアホですねー、もう限界・・・なんですか顔ドンって・・・!それに歩先輩のあの焦りよう・・・!」

焦って赤面した歩のことをモテないと決めつけてきます。

からかってただけだと分かった歩の反撃がここから始まりました。

亀井歩
「嘘じゃない・・・私はモテる・・・いいよ、もし嘘なら奢るよ・・・これが真の顔ドン・・・嘘じゃない証拠だよ!」

月の頬を触りながら顔を真正面から近づけます。

内心はドキドキしているのですが、そのことは悟られたくありません。

滝島月
「歩先輩さ、なんで俺がこの高校選んだかわかりますか?本当にモテるならわかりますよね?」
亀井歩
「わ・・・私がいたから・・・?」
滝島月
「家から近かったからです、モテる人はこんな恥ずかしい勘違いしないのでやっぱ嘘ですね」

歩は月の術中にハマってしまいました。

中学時代と関係性が変わっていないので歩は悔しくなってきます。

亀井歩
「どうしたら・・・どうしたら私を先輩扱いしてくれるの・・・?」
滝島月
「歩先輩がちゃんとモテテク教えてくれたら」
亀井歩
「そんなのひと言すきって言えばいいんだよ!それだけで私だったら好きになるよ!ってか月モテテク必要ないじゃん・・・うぅ・・・奢るの500円までだよ・・・何食べたいの?」
滝島月
「んー・・・すきやき」

月はすき焼きが食べたい訳ではありません。

歩に“すき”という言葉を伝えたかったのです。

亀井歩
「私もすき、あれでしょ?学食にあるすきやき丼!あれ500円なのに美味しいんだよねー、って月、顔赤いけどどうしたの?」

周囲からはモテるのに好きな人にはモテない月だったのでした。

 

 

好きの裏返しを上手に表現した物語になっていますね。

恋愛に関してポンコツな歩に様々な方法で仕掛けても、想いが全く伝わらない月が可愛かったです。

イケメン高校生とキュートな女子高生の恋模様を綴っていく『月のお気に召すまま』

自己肯定感の低い歩が月の想いに気づくのかが見所になっています。

不器用な2人の恋愛事情をドキドキしながら楽しんでみてください。

後編

中学の時から月は勉強もスポーツも完璧なハイスペックイケメンでした。

月に比べて歩は陸上部で一番足が遅くテストも赤点ばかりです。

高校に入っても月は女子からキャーキャー言われていました。

この日も歩が体育館の前を通ると、バスケをしている月のことを大勢の女子が見つめています。

ハイスペックな月を見た友人は、歩に彼の弱点を尋ねてきました。

亀井歩
「仮にあっても興味ないよ、月をぎゃふんと言わせたいけど・・・弱点を狙うような真似、先輩として・・・」
滝島月
「別に狙ってもいいですよ、弱点だらけの歩先輩にはその方がフェアでしょ」

会話に入ってきたので歩は自分もシュートくらいできると強がります。

すると月がバスケットボールを渡してきました。

亀井歩
「なんで空気抜けてんの」
滝島月
「歩先輩のことだから失敗して顔面にボールぶつけると思って・・・」

バカにされた歩がバスケットボールを思いっきりリングに向かって投げます。

するとリングに当たったボールが跳ね返ってきて顔面を直撃しました。

ボールの衝撃は激しく歩は意識を失ってしまいます。

亀井歩
「ん・・・あれ?ここ保健室・・・?そうだ・・・ボールぶつけてここで休んでたんだ・・・く・・・っ、それもこれも全部月のせいだ・・・!」

目を覚ました歩がベッド周りのカーテンを開けると、隣のベッドで月が寝ていました。

サボって寝たんだと思う歩は仕方なく月を起こしてあげます。

もう放課後なので必死に起こすのですが月は起きてくれません。

亀井歩
「そういえば月って昔から寝坊とか多かったな・・・月の弱点ってもしかして・・・なかなか起きられないこと・・・?」

弱点に気づいた歩の心に小悪魔が現れます。

小悪魔のささやきで歩が目の前で月の悪口を言いました。

滝島月
「う・・・うるさい」

しかし寝ている月が無意識で物を投げてきました。

歩は仕方なく方法を変更し、月の髪の毛をヘアアクセサリーで結ぶことにします。

亀井歩
「気付かずこの髪型で帰宅するがいい、ぷぷ・・・気付いたとききっと悔しがるぞー、そうだ写真とっとこ!せっかくだし真正面から・・・」

初めて月をギャフンと言わせられると喜んでいたのですが、ここで月が目を覚ましました。

歩は咄嗟に布団を被って身を隠します。

滝島月
「誰・・・?ポチ・・・?その白くてフワフワなのは・・・あぁポチか・・・ポチお手・・・」

犬と間違えているのでまだ寝ぼけているのかもしれません。

歩は犬になりきってこの場を乗り切ることにします。

しかし次々と命令してくるので終わりが見えません。

亀井歩
「なんという屈辱・・・!」

さらに月がいつものように飛びついておいでと命令してきます。

犬とは違い歩が飛びつくと抱きつく形になるので、いくら布団越しでもそれはできません。

滝島月
「あれ・・・おかしいな・・・いつもならすぐくるのに・・・もしかして・・・ポチじゃな・・・」

バレないため歩が飛びつきます。

すると再び月が眠りにつきました。

亀井歩
「乗りきったー!頑張った・・・頑張ったよ私・・・もう2度と悪いことはしない!髪ゴムとってすぐにここを去ろう・・・」

月の頭に手を伸ばそうとしたところで、友人が電話をかけてきます。

心配した友人と保健の先生が目撃したのは、月の上でマウントを取っている歩の姿でした。

滝島月
「誤解ですよ、寝てた俺を起こしてくれてただけです、ですよねポチ、あ間違えた、歩先輩か」
亀井歩
「いつから起きてたのー!」
滝島月
「まさか本当に飛びついてくるなんて・・・先輩の駄犬っぷりマジ笑えて・・・」

ここで歩の友達が犬は月の方だと指摘します。

月は歩のことが心配で目を覚ますまで待っていた姿が忠犬みたいだと言われました。

歩が意識を失った時も月はもの凄い速さで保健室へ運んでくれたのです。

亀井歩
「そうなの?」
滝島月
「は!?そんなわけ・・・っ」
亀井歩
「なんだ・・・そうだったら嬉しかったのに・・・ご褒美もあげたのに・・・」

ご褒美という言葉に月の心が揺れ動かされました。

月はご褒美をキスだと期待します。

滝島月
「ご褒美って・・・どんな・・・?」
亀井歩
「アメ玉だよ、甘い物は疲れがとれるからね」

歩の一挙手一投足に一喜一憂する月は弱点を露呈する形になってしまいました。

気付いてもらえない片想いはいつになったら成就するのでしょうか!?

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月のお気に召すままのネタバレ(漫画)!試し読み情報も!

2022.04.05

 

『月のお気に召すまま』はこんな人にオススメ

読んでいるうちにハッピーな気分を味わえる漫画が読みたい人にオススメです。

絶妙な距離感でなかなか実らない恋模様は読んでいるうちに顔がにやけてくるはずですよ。

鈍感な先輩女子を振り向かせようとするイケメン高校生の奮闘をテーマにした『月のお気に召すまま』

男性読者はからかわれているはずなのに、いつの間にか月を翻弄させている歩の可愛らしさに魅了されてください。

女性読者には好きの裏返しで意地悪してしまう月の恋を見守ってほしいですね。

 

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