『おとなの恋は、やぶさかにつき。』のネタバレ(漫画)!感想も!

今回は「たまこ」先生の『おとなの恋は、やぶさかにつき。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『おとなの恋は、やぶさかにつき。』はこんな漫画(あらすじ)

泉駒子(いずみこまこ)は優良企業に勤め始めてから半年が経ちましたが、上司の森崎聡(もりさきさとし)に厳しく指導されているため、自分が圧倒的戦力外だと痛感するようになっていました。

仕事ができてストイック、そして冷酷な森崎に頼まれた仕事は残業しなければ終わらせることができません。

厳しい日常を過ごしていたある日、森崎が病欠で3日も出勤しなくなってしまいました。

すると部長から森崎の自宅へ書類を届けてほしいと頼まれます。

プライベートが想像できない森崎の自宅で駒子が見た意外な真実とは・・・!?

色々とこじらせた男女の恋模様を綴っていく『おとなの恋は、やぶさかにつき。』

今回は社内恋愛を題材にしたラブストーリーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

不器用な恋愛模様を共感しながらお楽しみください。

 

『おとなの恋は、やぶさかにつき。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

出勤したばかりの泉駒子が暗い表情を浮かべています。

森崎聡
「泉さん、ちょっと」
泉駒子
「世間でいういいところにお勤めねに勤めはじめて早半年、泉駒子圧倒的戦力外」

駒子が自分を戦力外だと思う理由は、上司の森崎聡に厳しく指導されているためでした。

この日も森崎に呼び出されてしまいます。

森崎聡
「だからここが間違ってるのでこちらと合わせて全部直して下さい」
泉駒子
「はい」
森崎聡
「これも差しかえで、これも配布するので印刷して綴って下さい、全て午前中までにお願いします」

お願いされた仕事の量が膨大なので、午前中に終わらせられるとは思えません。

困難を乗り越えるため、まず駒子は飼い猫の写真を見ながら癒されることにします。

泉駒子
「よし!しゃー、私はできる子、私はできる子ぉぉ!!」

頬を叩いて気合を入れ直してから仕事に取り掛かり始めました。

その様子を同僚のよっしーが見守ってくれています。

森崎聡
「あ、泉さん、あと来週の会議資料の確認も午前中までにお願いしますね」
泉駒子
「・・・ふぁい」

どんどん仕事を増やされるので泣きたくなってきました。

上司の森崎は事業開発部グループマネージャーで、とにかく仕事ができる優秀な男です。

ストイックゆえ時に冷酷な森崎が、どうして自分の上司なのか駒子には理解できません。

よっしー
「にしても森崎さんは容赦ないよね、今日も残業決定だしねっ」
泉駒子
「あー、彼氏いなくてよかったわー、ねぇよっしー!!てかさー森崎さんってさー普段からあーなのかな」
よっしー
「まー、だとしてもあの見た目だからとりあえず女はほっとかんでしょーな、しかも独身」

ここで2人は森崎が仕事帰りにジムへ行って体を鍛えていると勝手な妄想を膨らませます。

妄想の中では女性に囲まれている森崎が帝国を築いていました。

泉駒子
「てかどんな状況よー」
よっしー
「あるかもよぉ」

おかしな妄想をしているうちに昼休みが終わってしまいます。

駒子がデスクに戻ると14時まで厳守と書かれた指示書がパソコンに貼られていました。

現在は13時なのであと1時間しかありません。

厳しい環境に駒子が苦しむ中、森崎の病欠が3日も続いてしまいました。

駒子が心配していると部長から現物確認してほしい書類を森崎の家に届けてほしいと頼まれます。

ついでに一人暮らしの森崎がどのような体調なのか確認することもお願いされました。

泉駒子
「実家?一人暮らしっていうからマンションとばっかり、実家で一人暮らし?」

意外だと感じながら恐る恐るドアホンを押します。

すると明らかに体調が悪そうな森崎が出てきました。

森崎聡
「来てもらってすみません」
泉駒子
「え、え、えーっっ!!コレ森崎さん!?」

駒子は体調が悪そうなことよりも、森崎の意外すぎる普段着が気になってしまいます。

いつものスーツ姿とは違い、森崎はTシャツをスウェットの中にインしていました。

驚いてしまった駒子は仕事しに来たことを忘れてしまいます。

森崎聡
「泉さん部長の書類」
泉駒子
「あ、えっとコレデス」
森崎聡
「・・・こっち部長に渡して下さい」

森崎のおかげで部長から頼まれた仕事を思い出しました。

体調は悪そうですが森崎の仕事に対する真摯な態度は変わりません。

泉駒子
「体調はいかがですか?真鍋部長も心配されていまして、あとよかったら召し上がって下さ・・・」

お土産を渡そうとすると森崎が倒れてしまいました。

駒子は必死に森崎の体を受け止めると、そのまま部屋の中へ運んでいきます。

何とかソファーに森崎を寝かせると物音が聞こえてきました。

しかしこの家には森崎以外誰もいないそうです。

誰もいないと聞いた駒子は森崎を放っておいて帰るわけにはいきません。

泉駒子
「森崎さん、あのっ知り合いの方に連絡して来ていただくことってできませんか?もうどなたでも構いませんのでご家族でもお友達でも・・・彼女さん?でも・・・」
森崎聡
「家族はいません、友人と呼べる友人もつき合ってる人も誰もいなくて」

部屋を見回すと仏壇に森崎の両親と思われる遺影が飾られています。

さらに部屋の中は服やゴミが片付けられていない状況でした。

泉駒子
「あの誰もって・・・じゃあ3日間ずっとお一人だったんですか?」

森崎が孤独だったことを知った駒子は思いもよらなかった行動に出てしまうのです。

 

 

上司である森崎の厳しい指導に苦しみながらも、おかしな妄想をしてしまう駒子の明るさが印象的ですね。

駒子なら圧倒的戦力外な状況を乗り越えられる気がしました。

ギャップを知ったことで始まる恋愛を描写していく『おとなの恋は、やぶさかにつき。』

弱った森崎を見てしまった駒子の優しさが物語を面白くさせていきます。

仕事では迷惑をかけてしまっていますが、森崎を救う駒子の母性が見事に表現されていますよ。

後編

駒子がよっしーに森崎が帝国を築いていなかったとメールで知らせます。

するとソファーで横になっている森崎が咳を出し始めました。

泉駒子
「あ!熱って今何度ですか!?」
森崎聡
「今日は測ってない・・・」

熱を測るため体温計を探します。

森崎は38.9℃の熱が出ていて食欲もありません。

泉駒子
「でも何かは食べないと、私買ってきます、すぐもどります」

3日間も1人で病気に苦しんでいた森崎のために食材を買いに行きます。

苦しむ人を放っておけない駒子は大急ぎで帰ってきました。

せっかく急いだのに帰ってきたら森崎がパソコンで仕事をしています。

泉駒子
「・・・な、何、何で仕事してるんですか」
森崎聡
「今日中に送らないと、泉さんこそもうお帰りいただいて結構です」
泉駒子
「え、だって」
森崎聡
「大変ご迷惑おかけしました、助かりました、さっき解熱剤も飲みましたし後は自分で何とかできますから」

どう考えても仕事ができる状態だとは思えません。

それなのに森崎は大丈夫だと言い切ります。

泉駒子
「お一人ですよね?」
森崎聡
「別に大丈夫です」
泉駒子
「でも・・・」
森崎聡
「ですから自分で対処できますのでありがとうございました、では!」

どうしても言うことを聞いてくれません。

対処できると言いながらまた咳を出し始めます。

泉駒子
「森崎さん、お言葉ですが今どれだけ馬鹿で間抜けかわかってます?自分で対処できるって、ついさっき倒れたのにあきれて言葉もないですよッ、私は仕事では頼りにならないかもしれませんが、今は人として頼ってほしいです、人として」

いつもは容赦ない上司の森崎に逆らうことはありませんが、今回ばかりは見て見ぬふりをしていられません。

本音をぶつけた駒子は失礼を承知の上で台所をお借りします。

そして手際よくお粥などを作ってあげました。

森崎聡
「泉さんこれは」
泉駒子
「これは泉家直伝風邪の日メニューです!私の家は誰か風邪をひくといつもこのご飯です、うち家族多くてあれこれ言うので母がキレて以来こうなりました!」

泉家が風邪の日に食べるメニューはお粥とキムチにジュース、そしてプリンと決まっています。

食欲はないと言っていた森崎ですが風邪の日メニューを食べてくれました。

森崎聡
「泉さん、長いことグループに迷惑かけてすみません」
泉駒子
「あっ、あっ、さっきは・・・私こそ失礼な言い方してしまって」
森崎聡
「まさか泉さんが怒るなんて思ってなかったから驚きました」

森崎は駒子が怒るとは思っていなかったので驚いたようです。

駒子は森崎が無茶苦茶なことを言っているのでスイッチが入ってしまいました。

泉駒子
「普段はそんなに怒らないんですけどなんかスイッチがあって、子供の頃瀕死の子猫を拾った時も、いた場所に戻してこいって言う家族に対してキレて論破して驚かれました」

子猫など弱いものを見ると駒子は居ても立っても居られなくなります。

そのことを説明しながら森崎が弱いと言っているわけではないと訂正しました。

森崎聡
「おかゆ・・・おかゆ美味しかったです、すごく、私の母は私を産んですぐ亡くなってしまってずっと父と二人で暮らしてたんですがその父も昨年亡くなって、だからここで人に作ってもらったご飯を食べたのがすごく久々っていうか、こんなにも美味しんだな・・・って思って」

いつもの森崎とはかなり雰囲気が違います。

その姿を見ているうちに駒子はドキドキしてきました。

ドキドキを誤魔化すため話題を変えることにします。

泉駒子
「私!自分で食べる時は激辛にするんですよ」
森崎聡
「激辛ですか」
泉駒子
「そう!唐辛子とか香辛料自己流でいっぱい入れてっ、ネットで取り寄せたりしますし」
森崎聡
「へー」

恥ずかしいので身振り手振りが大きくなっていきました。

それでもまだまだドキドキを抑えられません。

泉駒子
「うわっっ、なんだコレ!?ワンボだ、ワンボあるじゃん、すごーい、充電中ー」
森崎聡
「あぁそれ、犬飼いたかったけど断念したので代わりに買っちゃいました」
泉駒子
「・・・飼っちゃダメなんですか?」
森崎聡
「平日は日中私がいないので寂しい思いをさせてしまうから、それがかわいそうでそれで断念です」

改めて駒子は森崎の現状が寂しいことを実感します。

誰もいない家に一人でずっといることを想像すると悲しくなってきました。

泉駒子
「森崎さんも寂しかったですか?」

駒子の質問に森崎は何も答えません。

その代わりに複雑そうな表情を浮かべます。

駒子は思わず森崎のことを抱きしめてしまいました。

しかしスマホのアラーム音で我に返ります。

泉駒子
「ひぃ、し、失礼しますッッ」

とんでもないことをしてしまいました。

逃げるように駒子が森崎の家を飛び出します。

走っているうちに息が切れてきました。

泉駒子
「どうしよう、今私・・・すごい変なことした、だって、だって森崎さんがあんな顔するから」

自分でもなぜ森崎を抱きしめたのか気持ちの整理ができません。

ただ駒子が森崎を愛おしいと思ったのは事実なのです。

こじらせた大人の恋はどのように進展していくのでしょうか!?

 

『おとなの恋は、やぶさかにつき。』を読んだ感想

作品タイトル通りにためらってしまうこじらせた恋愛事情が表現されていますね。

仕事は完璧なのに家ではパッとしない森崎と、弱いものを見離せない駒子の関係がゆっくりでも進展することを願いたくなりました。

こじらせ男女のオフィスラブをコミカルに描いていく『おとなの恋は、やぶさかにつき。』

大人になったからこそ素直に恋心と向き合えない切なさを感じることができました。

性別や年齢に関係なく様々な人に読んでもらいたいラブストーリーになっていますね。

 

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