みいちゃんと山田さんのネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「亜月ねね」先生の『みいちゃんと山田さん』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『みいちゃんと山田さん』はこんな漫画(あらすじ)

2012年1月、新宿歌舞伎町のキャバクラで働いているマミは、体験入店してきたみいちゃんという同い年の少し変わった女性と出会いました。

みいちゃんは誰がどう見てもキャバクラ嬢には向いていなく、お客やキャストたちに迷惑をかけてしまいます。

しかし物珍しさと面白さを買われて正式に入店することになりました。

他のキャストはみいちゃんの入店を認めませんが、マミだけはみいちゃんを応援してあげることにします。

マミはみいちゃんに山田という偽名を使いますが、健気で素直なみいちゃんに少しずつ心を惹かれていくのですが・・・!?

健気なキャバクラ嬢が殺されるまでの12カ月を描写した『みいちゃんと山田さん』

今回は社会問題や発達障害にスポットを当てたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ショッキングなストーリーになっていますのでハラハラドキドキしながら読んでみてください。

 

『みいちゃんと山田さん』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

マミが墓参りに来ました。

山田さん
「去年持ってきた花・・・そのままだ、もうあれから何年経ったんだろうね?みいちゃん」

手を合わせたお墓にはみいちゃんと山田さんが写っっている写真が飾られています。

マミがみいちゃんは2012年1月、新宿歌舞伎町で出会いました。

17時、マミがいつものようにキャバクラ店へ出勤してきます。

いつもよりも早めに着いたマミは、自分でヘアメイクすることにしました。

山田さん
「サロン代節約したいし・・・サロン代にドレス代・・・時給がいい仕事と言われても出て行くお金も多いのだ、キャバクラ嬢は」

着替え終わると今日の来店客についてスタッフから尋ねられます。

この日のマミは指名客が1人しか来ないので、今週中に同伴しなかったらノルマ未達で罰金を支払わなければなりません。

歌舞伎町は他の繁華街よりもノルマが厳しいのです。

山田さん
「桃花さんも今日は早いですね、何かあるんですか?」

先輩の桃花は体験入店の子に色々と教えるために早く出勤していました。

体験入店する子は21歳でキャバクラは初めてだということです。

マミは同い年の子が来ることに興味を持ちますが、時間になってもその子は現れません。

みいちゃん
「すっ、すみません!遅刻しちゃいましたぁ・・・」

これがみいちゃんと山田さんの出会いとなりました。

しかしみいちゃんは童顔なので同い年とは思えません。

まずヘアセットしてもらったみいちゃんは、ボーイから基本的な接客サービスを学びます。

灰皿はタバコ1本で交換しなければならず、割り物はお酒を指2本分の量を入れてから反時計回りに混ぜなければなりません。

他にもおしぼりの折り方や席を立つ時にもルールが決められています。

山田さん
「大丈夫か?あの子・・・」

遠巻きに様子を眺めていたマキは、みいちゃんが接客のルールを理解できているとは思えません。

ですがみいちゃんは自信満々な様子で源氏名をみいちゃんに決めました。

そうこうしているうちに開店時間を迎えます。

マミがいつも通り接客しているとみいちゃんがグラスを倒してしまい、桃花のお客を濡らしてしまいました。

みいちゃん
「はわわ・・・わわわわわ!!」

動揺するだけで謝らないみいちゃんにお客がキレてしまいます。

何度注意してもグラスの位置を気を付けなかったため、みいちゃんは桃花に席を外れろと命じられてしまいました。

外されたみいちゃんが次にやって来たのはマミが接客をしている卓です。

山田さん
「って私の卓かよ!」

顔は笑っていますがマミはみいちゃんに来てほしくありません。

そのことに気付かないみいちゃんがお客さんに自己紹介します。

みいちゃん
「ご挨拶させてください、みいちゃんです!」

名刺には中村実衣子という名前が手書きされていました。

マミはみいちゃんの字が汚いことに驚いてしまいます。

山田さん
「みいちゃんって名字まで設定考えてるんだ」
みいちゃん
「設定っていうか・・・本名だよ!」
山田さん
「みいちゃん・・・本名と源氏名は分けろって言われなかった?危険だよ?」

夜職で本名をお客に伝えることは危険なのですが、みいちゃんはママが考えてくれた大事な名前を名刺に書いていました。

さらに住所まで喋ってしまいます。

みいちゃんは店で本名や住所をベラベラ喋る女の子は敬遠されることを分かっていません。

みいちゃん
「マミちゃんの名字はなんていうの!?」
山田さん
「山田」

もちろんマミの名字は山田ではありません。

嘘をついたマミはここから山田さんとしてみいちゃんと接していくことになります。

翌日、みいちゃんが正式に入店することが発表されました。

桃花は大反対しますが、みいちゃんの家族が複雑な事情を抱えているため入店が認められたそうです。

それでもミスを何回も繰り返すみいちゃんの入店を認めたくない桃花は、無能な人間に水商売は向いていないと断言しました。

山田さん
「そ・・・そんなことない!えっと・・・じゃなくて・・・本人はやる気あるんだから・・・そこまで怒らなくても」
みいちゃん
「山田さん・・・!」
山田さん
「初めてなら誰だってそんなもんですよ、ただ経験がなくて未熟なことと、適性があるかは別なんじゃないかなって・・・よろしくね」
みいちゃん
「うん!」

同じように罵倒された経験があるマミはみいちゃんを庇ってあげます。

マミの後押しもあってみいちゃんの入店が決定しました。

山田さん
「こうして私達は出会っていろんなことがあったよね、私達の日々は確かにあったよね、これはみいちゃんが殺されるまでの12か月のお話」

どのような経緯でみいちゃんは殺されてしまうのでしょうか!?

 

 

墓参りから始まったストーリーに衝撃を受けました。

冷静なマミと無邪気なみいちゃんがどのように仲良くなっていくのかも気になりますね。

ミステリーファンを満足させてくれる『みいちゃんと山田さん』

みいちゃんが殺されるまでのタイムリミットが刻々と迫っていきます。

複雑に絡み合う人間模様にご注目ください。

後編

夕方の16時過ぎにマミが目を覚ましました。

山田さん
「ん・・・今日も大学サボっちゃった・・・出勤準備しよ」

まずはシャワーを浴びて髪の毛と体を洗い流します。

ドライヤーで髪の毛を乾かしながら、マミは大学はサボっちゃうのにキャバクラに出勤できることを不思議だと感じていました。

もしかしたら心のどこかで勉強することに意味がないと思っているのかもしれません。

またキャバクラの収入は生活に直結するので大切にしています。

最近のマミは大学に通うことを重要視していませんでした。

山田さん
「別にいいや、留年しても中退しても、そんなに行きたくなかったもん・・・大学なんて」

ママからは就職活動の状況を色々と聞かれています。

この日も電話がかかってきましたがマミは着信を拒否しました。

準備が整ったマミが歌舞伎町に向かうと、酔っ払いが道端で嘔吐しています。

山田さん
「うん・・・最低限のお勉強は必要だけれども・・・」

大学には行きたくありませんが、教養のない大人にはなりたくありません。

マミの体感では夜職の子達は高卒と現役学生が多くなっています。

中卒は夜職でもあまり見られません。

マミの店ではキャバクラ1本の子と、現役学生組で派閥が分かれています。

学生とキャバクラを両立しているマミは中途半端だと思われているかもしれません。

いつものようにマミが出勤すると大学3年生のココロちゃんが挨拶してくれます。

最近よく出勤しているココロちゃんは、春から就活が始まるので今のうちに稼いでおくつもりでした。

みいちゃん
「ココロちゃんっ、ココロちゃんっ!占いのところ読んでー!!」

中卒で漢字が読めないみいちゃんのため、ココロちゃんは読み聞かせをしてあげているそうです。

山田さん
「中卒・・・」

待機中のマミも本を読んで待つことにしました。

本来であればキャバクラ嬢は待機中に営業メールを送らなければなりません。

みいちゃん
「山田さんは何読んでるの!?んんっ?い・・・?読めなーい!!」
山田さん
「青い花、これは小学生レベルの漢字だけど!?みいちゃんって中卒って言ってるけど小学校も中学校も行ってなかったりする?その読めなさちょっと異常だと思うんだけど・・・」

確かにマミの言う通りなのでみいちゃんが動揺し始めます。

その様子を見ていたココロちゃんは止めに入りますが、動揺しているみいちゃんの声が大きくなってきました。

みいちゃん
「だ・・・だって・・・学校って全然楽しくないよ?みんなみいちゃんのことバカにするし先生も笑うし行きたくなかったんだもん!ママも本なんか読まなくていいって言ってたもん!漫画読むからバカになるんだよ!」

字が読めないのはみいちゃんがバカだからではないと主張します。

やればできるとおもっているみいちゃんが泣き出しました。

山田さん
「ごっ、ごめん、ごめん、そうだね!漢字が読めなくてもキャバで困ることはないしね!いいんじゃない?」

するとココロちゃんがみいちゃんに勉強を教えると言い出します。

しかし勉強が嫌いなみいちゃんは良い顔をしません。

そこでココロちゃんは幸せに生きるため勉強が必要だと説得しました。

みいちゃん
「ほああ・・・?やるーっ!」

こうしてオープン前の1時間から勉強会が始まることになったのです。

初日は漢字を何度も教えたのにみいちゃんは覚えられません。

2日目は宿題を忘れてきて、おまけに買ってもらったテキストも紛失していました。

その後もみいちゃんに進歩は見られず勉強会は4日で終わってしまいます。

山田さん
「ぶっ飛んでる子って一見面白いからみんな近づくんだけど、結局手に負えなくて面倒くさくなって離れちゃうんだよね」

ココロちゃんは大学が忙しくなってきたという理由をつけてみいちゃんから離れていきました。

マミは仕方なくみいちゃんの様子を窺うことにします。

みいちゃん
「読めないよ・・・」
山田さん
「読んであげようか?」
みいちゃん
「ありがとう山田さん、結局みいちゃん自分で読めるようになれなかったよ・・・」
山田さん
「でも21年間それで困らなかったんでしょ?ならそれでいーじゃん」

勉強会でみいちゃんは成果を得られませんでした。

成長できなかったことは心残りのようです。

みいちゃん
「でも・・・バカは負け組ってココロちゃんに言われた」
山田さん
「へー、それ私の母親もよく言ってるなあ」
みいちゃん
「あのね・・・山田さんって待機中とか送迎待ちの時いつも一人で本読んでるでしょ?みいちゃんも本が読めたらもっと仲良くなれるかなって、この前助けてくれて嬉しかった!」

みいちゃんはマミに感謝しているので仲良くなりたいと思っていました。

仕方なく占いのところを読んであげるとみいちゃんの運勢は最悪で、同じく運勢が悪いマミは友達をなくすそうです。

山田さん
「当時を振り返ると最低限の勉強はできた方がやっぱり幸せに生きられたよねって思う」

みいちゃんが殺されるまであと11か月となりました。

 

『みいちゃんと山田さん』を読んだ感想

個性的なキャラクターが多く登場しているので読み応えがありました。

その中でも他人に興味がなさそうなのに、みいちゃんを放っておけない山田さんが印象に残りましたね。

キャバクラを舞台に複雑な人間模様を表現していく『みいちゃんと山田さん』

みいちゃんが殺されるまでのカウントダウンも見事な演出だと感じました。

巧みな演出を楽しみながらみいちゃんが殺されるまでの日々を見守ってください。

 

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