影の英雄の日常譚のネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

今回は「漫画 kanco 原作 坂石遊作」先生の『影の英雄の日常譚』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『影の英雄の日常譚』はこんな漫画(あらすじ)

テラリア王国では人類と魔王の勇魔大戦が10年前までに3度繰り返されてきました。

これまで全て人類の勇者が魔王に勝利してきた中、10年前に再び魔王が出現し第四次勇魔大戦が幕を開けます。

4度目も人類が勝利したのですが、本当は魔王を倒したのは勇者ではありません。

勇魔大戦を終わらせたのは秘匿組織の真兵特務機関に所属する影の英雄・トゥエイトだったのです。

秘密裏に作戦を実行したトゥエイトだったのですが、魔王を討伐したことで特務機関の解体が決定してしまいました。

ここから新たな人生を歩み始めることになったトゥエイトの運命とは・・・!?

決して表には出ることがないヒーローを描いていく『影の英雄の日常譚』

今回はハラハラドキドキできるSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

迫力満点の物語を手に汗握りながらお楽しみください。

 

『影の英雄の日常譚』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

第四次勇魔大戦の真っ最中、テラリア王国で激しいバトルが繰り広げられています。

その中で少年が魔人を追い詰めています。

トゥエイト
「これを破壊すれば魔王は死ぬんだな?魔人、これが魔王の心臓か」

人類の脅威となっていた魔王の心臓を掴んだ少年に対して、魔人は影の英雄という最大限の称賛を送りました。

本来であれば魔王を倒すのはこの少年ではありません。

魔王を倒すのは勇者なのですが少年によって世界は救われたのです。

トゥエイト
「任務完了、魔王の心臓を破壊した」

任務の完了を所属する組織に報告すると速やかな帰投を命じられました。

帰投する際に付近の勇者たちに気付かれるわけにはいきません。

この少年は戦場にいてはならない人間なのです。

トゥエイト
「人類を救ったという実感は微塵もない、大戦に勝つためだけの道具として俺は育てられた、その大戦が今終わる、与えられた最後の仕事が終わってしまう、俺はこれからどう生きればいいのだろうか」

魔王の心臓を破壊したトゥエイトがテラリア王国の王都マイクーラに帰投しました。

マイクーラでは国民たちが勇者の勝利を祝っています。

トゥエイトは身を隠しながら王城内の臨時会議室へ向かいました。

トゥエイト
「久しぶりだな、クリス」
クリス
「そうね、ここ最近通信でしかやり取りしていなかったし、私も一カ月ぶりに本部から抜け出せたわ」

同じ機関に所属するクリスに魔王討伐の件がどのように進行しているのか尋ねます。

クリスによると魔王討伐は予定通り勇者が行ったという情報が公開されることになっていました。

しかし実際に魔王を倒したのはトゥエイトです。

トゥエイト
「誰が直接手を下したかは関係ない、それにこの場合魔王を殺したのは俺ではなく機関だろう」
クリス
「・・・相変わらず達観しているわね、ところで貴方今年で十五歳よね?」
トゥエイト
「ああ、なんだそれ?」

クリスが見せてきたのはトゥエイトの経歴が記載された書類でした。

多くの書類にはトゥエイトが残してきた功績が記されています。

2人が所属している組織の役割は第四次勇魔大戦において、勇者を陰から支えるというものでした。

魔王は意思を持つ災害と呼ばれ、勇者は意思を持つ希望と呼ばれていて、両者はある日突然現れます。

そして両者の戦争は勇魔大戦と呼ばれ10年前までに3回繰り返されてきました。

3回の大戦に人類が勝利する中、10年前に魔王が出現したと同時期、テラリア王国にも四代目の勇者が誕生しました。

クリス
「勇者を輩出した国はあらゆる面で他国にリードできることは知ってるでしょ?」
トゥエイト
「いわゆる勇者効果というやつか」

勇者が魔王を倒せば母国は英雄を輩出したということで大金が入り込んでくる仕組みになっています。

ですがもしも勇者が魔王を倒せない事態に陥れば他国をリードすることはできません。

最悪の事態を懸念したテラリア王国の重鎮たちは、自国で誕生した勇者が魔王を倒せない場合を想定して2人が所属する真兵特務機関を発足しました。

この特務機関は裏から勇者を支援する秘匿組織です。

特務機関の活動は合法・非合法を問いません。

影として勇者を支えるトゥエイトたちに待ち受けている運命とは!?

 

 

勇者に魔王を倒してもらうため暗躍する特務機関が存在するという設定が斬新ですね。

この設定だけでも読む価値がある面白い物語だと感じました。

新たな英雄像を提唱していく『影の英雄の日常譚』

ここからトゥエイトの活動内容が明らかになっていきます。

特務機関に下された命令にもご注目ください。

後編

特務機関に転機が訪れたのは4年前のことでした。

クリス
「機関は勇者の支援のみならず勇者の代わりを務めることになった、このきっかけについては貴方の方が詳しいんじゃない?」

勇魔大戦の勢いが増した頃、人類にとって想定していなかった事態が起こりました。

人類が魔王城へ侵入するために必ず倒さなければならない魔人を勇者が倒せなかったのです。

勇者は何度も魔人に挑み続けたのですが敗北を積み重ねました。

トゥエイト
「あの時は流石に俺たちも焦っていた、諦めることなく魔人に挑み続け毎回瀕死になって救出される勇者を見て、あいつマジで死ぬんじゃないか?人類は遂に魔王に敗北してしまうのか?と思った」

何度も挑み続ける状況を放っておいては勇者が死んでしまうかもしれません。

そこで機関の人間が魔人を殺したのです。

クリス
「迂遠な言い回しね、素直に言えばいいじゃない、貴方がその魔人を殺したって」
トゥエイト
「そもそもあれを指示したのはクリスだろう」

全責任を取ると言ったクリスがトゥエイトに指示を出しました。

しかしそのことを忘れていたようです。

クリス
「その事件がきっかけとなって機関は前線に立ち多くの魔人たちと戦うことになった、ただし私たちはあくまで秘密裏に、具体的にはその功績を全て勇者のものとすることで機関は存在を隠し続けた」
トゥエイト
「・・・不満そうだな」

機関はどう考えても勇者や騎士団よりも戦争に寄与しているのに存在が明るみに出ることはありません。

クリスはそのため大きな不満を抱えていました。

クリス
「と、まあこんな感じの特殊な組織に貴方は十年間所属していたわけだけど・・・その辺の自覚はここまでの会話からちゃんとありそうだしこのまま話を進めても問題なさそうね、先程機関の解体が決定したわ」

魔王が討伐されたので真兵特務機関に存在意義はありません。

軍や騎士団には国の治安維持という元々の仕事があります。

しかし真兵特務機関に回帰する場所は存在していませんでした。

トゥエイト
「・・・それで俺はこれからどうなる?」
クリス
「組織解体に伴い・・・貴方の将来について私が聞くことになったわ」
トゥエイト
「・・・まるで俺に自分の将来を選ぶ権利があるような言い方だな」
クリス
「そう言っているのよ、今後の人生設計について何か希望があるならば可能な限りそれに応えるように・・・というのが上からの指示よ」

トゥエイトは口封じのために殺されることも覚悟していました。

しかし王国の上層部は飼い犬に噛まれないよう一生分の飴を与えることにしたのです。

機関の中でもトゥエイトは特別な存在であることからとびきり大きな飴が用意されました。

ですがすぐに希望は思い浮かびません。

トゥエイト
「クリスはどうするんだ?」
クリス
「私は・・・似たような仕事を続けることになると思うわ」
トゥエイト
「なら俺も」
クリス
「駄目よ、貴方はまだ十五歳よ、それもわずか五歳で機関に拾われて戦争が終わるまでの十年間をひたすら王国のために費やした・・・もう十分よ、次は貴方自身のために生きなさい」

クリスは難しく考えずにどんなことがしてみたいか尋ねます。

しかしトゥエイトは今まで自分が何を守り続けてきたのかよく知りません。

魔王の心臓を握り潰した時も世界を救った実感はありませんでした。

それでも勇魔大戦で多くの人間が命を落としたことは知っています。

トゥエイトは人々が命を賭けて守り抜いた平穏とはいったいどんなものなのか体験してみたくなってきました。

トゥエイト
「人並みの日常を歩みたい、普通の暮らしがしたい、自由に好きに生きてみたい、そういうのは・・・駄目か?」
クリス
「いいえ、全然問題ないわ、そうね・・・貴方が人並みの日常を歩むには・・・学園に通うのがいいと思う」

本来であれば十五歳のトゥエイトは教育機関に通って勉学に励むのが普通です。

そのためにクリスは経歴と入学願書を偽造してトゥエイトの新たな人生を作ってくれました。

トゥエイト
「クリス!今まで世話になった、ろくに世間を知らない糞餓鬼がここまで無事に生き延びることができたのは全てクリスのお陰だ」
クリス
「そういうこと言わないでよ・・・ああもう!ずっと我慢してたのにぃー・・・貴方は私の弟みたいなものよ、何かあったらいつでも私のことを頼ってちょうだい!」

こうしてトゥエイトは涙を流すクリスの尽力によって新たな人生をスタートさせることになったのです。

トゥエイトが通うことになったビルダーズ学園ではどのような出来事が巻き起こるのでしょうか!?

『影の英雄の日常譚』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

『影の英雄の日常譚』のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

2023.02.05

 

『影の英雄の日常譚』はこんな人にオススメ

ストーリーの完成度が高いSFファンタジー漫画を探している人にオススメの作品です。

魔王を倒した功績を称えられない主人公が、学園生活の中で普通の人生を体験していく斬新な物語は読み飽きすることがありませんよ。

激しいアクションシーンと高度な心理戦が見所の『影の英雄の日常譚』

タイトル通り影を漂わせている主人公が魅力的に描かれています。

トゥエイトが様々な体験の中で成長していく姿に魅了されてください。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

さらにポイントを使って購入することも可能ですよ!

そのジャンルは幅広く漫画はもちろんのこと、小説やビジネス書、週刊誌からファッション誌、スポーツ誌までも網羅しているんです!

使えるポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

登録時にもらえる600ポイントを使用して無料トライアル期間中でも新作コミックが読めるU-NEXT

最新巻でもポイントを使用して読めるので、こんなにお得なことはありません!

最新漫画は動画も配信しているタイトルも多いので、「原作漫画とアニメや映画」のようにセットで楽しんでみませんか?

さらに大人向けコミック、BLやTLコミック、写真集なども充実!

雑誌も読み放題で成人向けの作品も超充実のU-NEXT

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓