公爵家の料理番様~300年生きる小さな料理人~のネタバレ!

今回は「漫画 斎藤縹 原作 延野正行」先生の『公爵家の料理番様~300年生きる小さな料理人~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『公爵家の料理番様~300年生きる小さな料理人~』はこんな漫画(あらすじ)

ルーシェル・ハウ・トリスタンは8歳まで、世界最強の称号である剣聖をもつ父親のヤールム・ハウ・トリスタンに剣術と学問を詰め込まれてきました。

しかし身体が病魔に蝕まれているルーシェルは、父親の期待に応えることができません。

自分を産んですぐ亡くなった母親に申し訳なく思うルーシェルでしたが、全ての原因は継母となったリスティーナがかけた呪いによるものでした。

次代の剣聖の母親になりたいリスティーナの策略によって、ルーシェルは父親に見知らぬ森の中に捨てられてしまいます。

それでもルーシェルは大好きな料理の腕前と、巧みなサバイバル技術で生き抜くことを決めました。

孤独な料理人の半生を描いた『公爵家の料理番様~300年生きる小さな料理人~』

今回はアドベンチャーとグルメが融合した漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

逞しく生きようとするルーシェルの姿から勇気を貰ってみてください。

 

『公爵家の料理番様~300年生きる小さな料理人~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

70歳を超えたルーシェルがドラゴンの肉をシャブシャブにしながら味わっています。

ドラゴンを倒せるまで強くなった今なら、自分を森の中に捨てた父親も認めてくれるかもしれません。

ルーシェルが父親に捨てられてから70年以上が経過していました。

ルーシェル
「おかえりなさい父様!パイを焼いたんです、父様に食べていただこうと思って・・・」

帰ってきた父親のヤールムに手作りのパイを差し出します。

しかしパイを地面に叩きつけられてしまいました。

ヤールム
「ルーシェル・・・なんだこれは?剣術の稽古はどうした?山でのサバイバル訓練は?」
ルーシェル
「ああっ・・・」

戸惑うルーシェルの代わりに、体調を崩したため休みにしたことをじいやがヤールムに報告します。

するとヤールムがじいやを壁に突き飛ばしました。

ヤールム
「家長たる俺の命令をなぜお前が勝手に変更する?リスティーナお前もだ、母親としてルーシェルを躾ずにどうする」

継母のリスティーナはルーシェルを産んだわけではないので躾を拒否します。

納得できないヤールムは妻のリスティーナに対しても怒り始めました。

そこにルーシェルが割って入ります。

ルーシェル
「お・・・おやめください、父様!じいやも母様も悪くありません、すべて・・・僕が頼んだことです!」
ヤールム
「お前が・・・?剣を持て、稽古だルーシェル」

2人を庇ったことで世界最強の称号である剣聖をもつヤールムの稽古が始まりました。

剣聖の子供として期待されたルーシェルは、これまで来る日も来る日も剣を振ってきたため父親に逆らっているわけではありません。

ヤールムは剣聖が文武両道であるべしと考えているため、剣術だけでなく普通の人が20年かけて学ぶあらゆる学問と技術を8歳までにルーシェルに詰め込みました。

ルーシェル
「だが僕の身体は病魔に蝕まれていた」

この日も稽古の途中で血を吐いて倒れ込みます。

しかしヤールムはルーシェルを甘やかすようなことはしません。

ヤールム
「成長すれば多少は身体が強くなるかと置いておいたが年々弱くなる一方ではないか、母胎が悪いとこうも子に影響するとはな、リーナはとんだ欠陥品を産み落としたものだ、貴様はもう我が子ではない」

ルーシェルを剣で弾き飛ばすとヤールムは立ち去っていきました。

倒れたままのルーシェルはヤールムの後ろ姿を眺めることもできません。

ルーシェル
「僕を産んですぐ亡くなったリーナ母様・・・せっかく産んでくれたのに弱くてごめんなさい・・・こんな身体で・・・ごめんなさい・・・」

そのままルーシェルは意識を失ってしまいました。

ベッドの上で意識を取り戻すとリスティーナが声を掛けてきます。

リスティーナ
「気がついた?ルーシェル、治癒魔法が効いたようね」
ルーシェル
「リスティーナ母様・・・看病してくださったのですか・・・?ありがとうございます」
リスティーナ
「苦しかったでしょう、ずっとうなされてたもの、苦しいはずよ・・・それは竜の呪いだもの、竜の呪い、あたしがかけたものよ、リーナとあなたにね」

竜の呪いをかけられたルーシェルの運命とは・・・!?

 

 

剣聖の子供として期待されていたルーシェルですが、病魔に蝕まれていることで父親の期待に応えられていませんね。

強くならないルーシェルを見限ってしまうヤールムの非道な人間性には驚かされました。

父親に見捨てられたルーシェルの新たな人生を描いていく『公爵家の料理番様~300年生きる小さな料理人~』

いよいよリスティーナの残虐的な本性が明らかになっていきます。

リスティーナに歪められたルーシェルとリーナの残酷な運命にご注目ください。

後編

竜の呪いをかけたと打ち明けたリスティーナが醜い本性を現し始めました。

リスティーナ
「さぁ祝って、あの人はあなたを見限った、シュトゥルムを次の剣聖にするそうよ、あたしはついになれるの、次代の剣聖の母に!」
ルーシェル
「この人は・・・そのために母様と僕を呪って・・・!?」

リスティーナの目的は剣聖の母親になることだったのです。

目的のため母親の命を奪われたルーシェルの瞳から涙がこぼれてきました。

リスティーナ
「ふふふ・・・悔しい?でもねルーシェル、今は死んだ母親より自分のことを心配した方がいいんじゃない?あなたは捨てられることになったわ、魔獣ひしめく山の中にね、あなたのお父様が決めたのよ」
ルーシェル
「父様がっ!?」
リスティーナ
「ふふ・・・あはは、そもそもあなたは母親と一緒に呪い殺され生まれてこないはずだったの・・・このままあっさり殺したんじゃつまらないわ!捨てられた先で魔獣の餌にでもなりなさい!この屋敷まで届くくらいの大きな悲鳴をあげてね!」

高らかに笑うリスティーナはもはや人とは思えません。

異形の生物が踊り狂う姿を見ていられなくなったルーシェルは、無意識に目を閉じてしまいました。

そしてルーシェルは見知らぬ森の中で目を覚ますことになったのです。

ルーシェル
「・・・どうやら転送魔法でかなり遠くの森まで飛ばされたみたいだ、夜になる前に野営の準備をしないと、この辺りがいいか、あとは・・・やった!ボックリンの実だ」

発火しやすい樹脂を含むボックリンの実を火種にしました。

火をあたりながら父親に見限られたのでトリスタン家には戻れないことを実感します。

悲しいですが泣いている場合ではありません。

この山でどのように生き延びるか考え始めると、突然の発作で動けなくなってしまいます。

ルーシェル
「いつもの発作より酷い痛みと熱で今にも死にそうだというのに耐えがたい飢餓感まで襲ってきた、なにか・・・なにか食べたい・・・!」

必死に手を伸ばすと何かを掴みました。

掴んだものは柔らかくひんやりしていますが何かは分かりません。

それでも食欲を抑えられないルーシェルは食べることにしました。

ルーシェル
「甘い・・・少し癖と苦味はあるけど口当たりは上品でなめらか・・・清涼感のあるスッキリとした味わいは冷やしたゼリーのよう」

美味しさに満足していると、いつの間にか発作が治まっています。

動けるようになったので自分が食べたものを確認するとスライムでした。

しかしスライムを食べられるなど聞いたことがありません。

ルーシェル
「信じられない、スライムが食べられるなんてどの本にも書いてなかったぞ?いやそれどころか魔獣は・・・」

試しに木の枝でスライムを叩いてみます。

叩かれたスライムは予想通り消滅しました。

魔獣の身体には心臓にあたる魔晶石と、肉体にあたる外殻という部分で構成されています。

魔晶石にヒビが入れば魔獣は消滅し、外殻に一定のダメージを与えても魔晶石にヒビが入るので魔獣は消滅するので、その肉を食べることは不可能だと言われてきました。

ルーシェル
「けど魔晶石や外殻を一定以上傷つけなければ魔獣を食べることができる・・・!?」

翌日、ルーシェルは自分の推論を確かめるため尖らせた石を太い枝にくくりつけ簡単な手斧を作ります。

手斧で若木を切って成形し、それに木の皮で撚った弦を張って狩りに必要な弓も完成させました。

準備が整ったルーシェルが河原で獲物を待っていると親子連れの鹿が現れます。

すぐに狙いを定めますが、背後から出現した空飛ぶ魔獣に鹿を奪い去られました。

ルーシェル
「ブラックロウ!小鹿どころか虎さえかっさらう魔獣だ、だけど獲物を抱えた今なら!矢の先には磨りつぶしたシコルギ草を塗っておいた、麻痺効果のある毒草だ、効くか・・・!?」

矢が命中するとブラックロウが苦しみだします。

そのままブラックロウは地上に落下しました。

狩りは見事に成功しましたが問題はここからです。

ルーシェル
「鶏の解体なら屋敷の料理番に教えてもらって熟知している、けれど魔獣の肉を食べるには消滅させないように外殻へのダメージを抑えた上で生きたまま捌かなければならない」

罪悪感はありますが食べなければ森の中で生き抜くことはできません。

慎重に石斧でダメージを与えていくと胸肉が取れました。

ここで魔晶石は消滅しましたが、剥ぎ取った肉や羽根が消えることはありません。

ブラックロウの肉は紫水晶のように綺麗ですが、問題は安全に食べられるかどうかです。

試しに先ほど奪い去られそうになった鹿の親子にブラックロウの肉を食べさせてみました。

鹿の様子を見ていると問題はなさそうです。

安心できたのでルーシェルはブラックロウの肉に岩塩をまぶし枝に差してから焼いてみました。

ルーシェル
「おいしいぃぃぃ!弾力がすごい!噛んだ瞬間押し返してくるみたいだ、にじみ出てくる旨味もたまらない!ほどよく脂も乗っていて鶏肉よりもはるかにジューシーだ」

ブラックロウの肉は魔獣の肉であることを忘れてしまうほどの美味しさです。

夢中でがっついているうちにルーシェルは満腹になっていました。

こんなに満たされたのは久しぶりです。

ルーシェル
「今日は発作もでてないし・・・今なら2時間でも3時間でも寝られそ・・・」

横になったルーシェルはゆっくりと眠れそうな気がしてきました。

しかし次の瞬間、スキル(夜目)という言葉が聞こえてきます。

ルーシェル
「え・・・なに!?こんなにはっきり明るく見えるなんて・・・スキルか・・・!」

夜になって森の中は真っ暗なのに周囲の景色がはっきりと見えるようになっていました。

スキルというのは魔法とは異なる身体能力の向上に特化した特殊能力です。

ただスキルは厳しい修練の末に会得したり、教会で試練を受けなければ習得できません。

ルーシェル
「でもおかしいな、僕は修練したわけでも試練を受けたわけでもないのに・・・もしかして・・・魔獣を食べるとスキルが習得できるんじゃ・・・」

魔草の類には身体能力を向上させるものがあるので可能性はあります。

もしかしたら魔獣の外殻にも栄養以外の効果が隠されているのかもしれません。

ルーシェル
「身体が強くなればこの山で生き抜く力になる、それに健康な身体を手に入れることができれば父様が僕をお許しになるかもしれない」

こうしてルーシェルの魔獣研究と森の中でのサバイバル生活が幕を開けたのです。

 

『公爵家の料理番様~300年生きる小さな料理人~』を読んだ感想

病弱な主人公から勇気を貰えるアクションアドベンチャー漫画になっていますね。

屋敷を追い出されても生きることを諦めないルーシェルの姿に感動を覚えました。

ルーシェルが強く逞しく成長する様子を描写した『公爵家の料理番様~300年生きる小さな料理人~』

魔獣を食べることで竜の呪いに負けない身体を手に入れられるのかが気になりました。

ハラハラドキドキしながらルーシェルの冒険劇を楽しもうと思います。

 

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