ルーチェと白の契約のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「御巫桃也」先生の『ルーチェと白の契約』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ルーチェと白の契約』はこんな漫画(あらすじ)

育ての親を亡くした18歳のルーチェ・リアメデスは、妹のアロナンワと二人きりで暮らしていました。

妹を守りながら生きていくと決めた矢先、アセイシヤ・ダルテと名乗る美しい女性が訪ねてきます。

アセイシヤはルーチェに自分の婚約者の恋人になってほしいとお願いしてきました。

どう考えてもおかしいのですがアロナンワを誘拐されてしまったため、ルーチェはアセイシヤに従うことしかできません。

強引に連れて行かれたルーチェを待っていたのは、この国を守る五代家の一つであるガイレンチェ家の若き当主リオヴェルナだったのです。

リオヴェルナがルーチェを呼び寄せた目的とは・・・!?

神様の化身を巡る壮大な物語を描いていく『ルーチェと白の契約』

今回は大人気ラブファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

特殊な能力を宿したルーチェが巻き込まれる数奇な運命にご注目ください。

 

『ルーチェと白の契約』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

目を覚ましたルーチェが友達に挨拶をしています。

ルーチェ
「今朝の事、友達が異変を知らせてくれました、この子達は白魂、この世界の神様の化身と云われている存在で頼りになる親友です」

白魂は家の壁が焦げていることを知らせてくれました。

近辺には男の人がいたそうです。

アロナンワ
「ルーチェどうしたの?何これ!また悪戯!?」

駆け寄ってきた妹のアロナンワが壁を触ろうとしたので制止しました。

育ての親である祖父が亡くなってから2人の周りではこういった事が増えています。

ルーチェとアロナンワにはこの街の住人を不安にさせる理由がありました。

それは2人がこの国ワンジェロナの敵国、ルールベイの出身だからです。

8年前、両国の戦いで両親を亡くし国境の近くで倒れていたルーチェたちはワンジェロナの兵士に救ってもらいました。

その後は優しい夫婦に預けられて幸せな時間を過ごしてきましたが、育ての親との別れの時がやってきたのです。

ルーチェ
「ここに大切な人がいても私は今も異邦人、寂しい、この気持ち妹に味わわせまいと決意を新たにして迎えた午後に・・・この美しいお客様が」
アセイシヤ
「私はアセイシヤ・ダルテ、あなたに折り入って頼みがある、私の婚約者の恋人になっていただけないか?」

急に現れたアセイシヤの申し出にルーチェは戸惑っていました。

自分の婚約者に恋人を望む人がいるとは思えません。

疑い始めると壁が焦げていることと関連がある気がしてきました。

ルーチェ
「あのもしかして!今朝壁に悪戯した人の知り合いだったり・・・しますか?」
アセイシヤ
「いや?全く違う」
ルーチェ
「失礼しました!いきなり疑うなんて!」
アセイシヤ
「ハハハ、大丈夫だ、それより気になったがこの辺は悪戯などと悪質な事をする輩が多いのか?さぞ不安だろう!今すぐ離れる事を提案する!こちらの仕事は衣食住付きだ、安心しかないね!」

商才はまだ話せないそうですが、高額な報酬を支払ってくれるそうです。

ルーチェはアセイシヤの強い押しに驚きを隠せません。

しかしまだ小さい妹のことを思えば高収入な仕事はありがたいことです。

ルーチェ
「ごめんなさい、お受け出来ません、私には11歳の妹がいます、人様の浮気相手にはなれません」
アセイシヤ
「残念だが君にはどうしても一緒に来てもらわないとでね、このハンカチ誰のか分かるか?」
ルーチェ
「アローの!?」
アセイシヤ
「そう、君の妹さんのだ、いま彼女を我々の車で預かっている」

ルーチェは妹を守るためアセイシヤに従うことにしました。

車に乗るとアロナンワが後部座席で眠っています。

ルーチェが安心していた頃、アセイシヤに損な役回りを任せたリオヴェルナが部下と話をしていました。

部下からは恐喝と誘拐という手段が18歳の少女にする仕打ちではないと責められます。

リオヴェルナ
「こちらに来るまで語れない事は多いが恋人役を引き受けてほしいのは本当だ、強引でふざけた手段だが根本は誠実に進めているのできっと許してもらえるよ、お前だって彼女の協力がどうしても必要だと分かるだろう?白魂を操れるルーチェの瞳が」

リオヴェルナはアセイシヤに損な役回りを引き受けさせたとは思っていません。

どうしてもリオヴェルナはルーチェの存在が必要なのです。

強引な手段を用いてまでルーチェに協力してもらいたい理由とは・・・!?

 

 

妹のことを大切に考えているルーチェの優しさが伝わってきました。

白魂と親友になれたのも優しさが一因になっているのかもしれませんね。

優しい少女が巨大な陰謀に巻き込まれていく『ルーチェと白の契約』

神秘的な異世界を舞台にした物語です。

白魂の謎も少しずつ明らかになっていきますよ。

後編

車に乗り込んだルーチェの肩に白魂が乗っています。

アセイシヤ
「ルーチェ、ここに来る前君の事を調べさせてもらったんだが、君は白魂の姿が見える古代眼だね、私は白魂の研究をしていてね、それに関わる古代眼についても同じくなんだが、この星は昔神の魂という名のエネルギーだった、という神話は知ってるか?」
ルーチェ
「・・・はい、昔絵本で・・・」

ルーチェが読んだ絵本では神に意識が芽生えた時、自分しかいないという孤独と疑問に気付いたと書かれていました。

神は答えを見つけるため己の体を惑星に変え、他の命と心を生むことにしたそうです。

ただしその時に体を分け与える愛と、奪われる苦しみが共に生まれてしまいました。

このままでは命を奪い合う戦いがなくなりません。

そこで神は慈悲の化身である白魂を生んで、人類を見守ることにしました。

白魂は命を終えた魂が星にかえるのを手伝っていて、その魂は二つに分かれて旅立ちます。

次の命へ生まれ変わるものは永廻魂、悲しみとして切り離されるのが終想魂に分かれていました。

ですが稀に取りこぼされた終想魂が屍と混ざって偽魂の獣になることがあります。

白魂はこの星で人間と共生していますが、歳を取った人間は白魂が見えづらくなってしまいます。

しかし稀に成長しても白魂を見える者がいて、それを古代眼と呼んでいました。

アセイシヤ
「古代の存在を視る目・・・その中でも白魂との意思疎通・・・さらに操る事が出来る者は大変珍しいという自覚はあるかい?ルーチェ」
ルーチェ
「私は操った・・・?でもただ私は仲良く・・・」
アセイシヤ
「我々が君を雇う理由はもうすぐ分かるよ、ほら見えてきた、ガイレンチェ家別宅だ」

ワンジェロナには五つの大きな家系があり、その祖先は4千年前にこの地を治めた古の王で白魂との共鳴が高く神の代理と言われる存在だったそうです。

その血筋を受け継いだ者は強力な古代眼で、古からの契約によって白魂の力を借り受けられる存在だとルーチェは育ての親から教わりました。

五つの家系は白魂の力を借り受けて国を守っている存在なのです。

ルーチェ
「あの、こちらの関係者の方が婚約者さんですか?」
アセイシヤ
「まあ・・・そうだな」
ルーチェ
「そんな人が雇い主!?だったら連れてこられた理由はきっと嘘だっ・・・」

国を守っている人が雇い主だと知ったルーチェは、連れて来られた理由を疑い始めました。

もしかして神の化身である白魂と個人的に親しくしたことで罪を問われるかもしれません。

罪に問われるならば自分の責任なので妹だけは守ると誓いました。

妹のアローを別室で預かってもらうと雇い主のリオヴェルナが現れます。

リオヴェルナ
「ようこそルーチェ、俺はリオヴェルナ、ここに来てくれたという事は俺の恋人になってくれるんだね」
ルーチェ
「あの・・・私・・・っ、罪人として呼ばれたのでは・・・」

不安でしたが罪人として呼ばれたわけではありません。

強引な手段で連れて来られたため怯えているルーチェにリオヴェルナが改めて自己紹介します。

リオヴェルナ
「改めて俺はリオヴェルナ・ガイレンチェ、ガイレンチェ家の現当主だ、乱暴な手段を取った事は心から謝る、君が善であるという反応が見たかったんだ、狡猾であればアセイシヤの脅しなんて簡単にかわせただろうからね」

ガイレンチェ家を含む五つの家系は祖先が白魂と交わした契約によって国を守る力を預かりました。

しかし現在のリオヴェルナは白魂に呪われて力を失っています。

ルーチェ
「呪い!?ですが白魂は命を助ける為だけに存在すると・・・」
リオヴェルナ
「白魂を殺すという禁忌を犯すと呪われるんだ、好きで殺したわけではないよ、就寝時に命を狙われ反撃したら相手が何者かに操られた白魂だった」

その結果、白魂とガイレンチェ家の契約は凍結されリオヴェルナは力を失いました。

偽魂の獣を討伐して民を守ることが責務のため能力を使えないのは一大事です。

白魂は樹木のように大地に宿る自然な存在で、契約を持つ一族であっても力を借りるだけで操る事はできません。

そのため前例のない白魂を操る古代眼のルーチェを見つけた時、リオヴェルナは犯人だと疑いました。

ルーチェ
「違います!私はっ・・・」
リオヴェルナ
「分かっているよ、調査で君は無実と出た、アセイシヤも君の善性を認めて連れてきた事だしね、故に君の力を借り受けたい、ルーチェ、君の未来は守護しよう、俺と誓約をしてほしい」
ルーチェ
「わた・・・し・・・」

戸惑うルーチェの腕をリオヴェルナが引っ張ります。

そして薬指に指輪をはめました。

リオヴェルナ
「指輪の紋は受領の証、契約は紡がれた、ちなみに君の仕事は大きく三つ、一つ俺の呪いを解く術を白魂から聞き出してほしい、二つこの屋敷で俺と一緒に暮らす事」

リオヴェルナを襲撃した者はルーチェと同じように白魂を操っていると考えられます。

再度の襲撃時にルーチェの力を借りたいのでアローの面倒も見てくれると約束してくれました。

ルーチェ
「本当に働く為に呼ばれたんだ、でも生き方が変わるような想像もしていなかった事で・・・!」
リオヴェルナ
「三つ、俺が力を失っている事は決して外部に漏れてはならない、ガイレンチェ家が力を失う事を喜ぶ輩もいてね、そういった奴らは急に現れた君の存在を調べるだろう、だから共にいて不自然でないよう俺と君は恋人同士だ、いいね?」

本当の恋人同士になるわけではありません。

恋人のフリをしていればいいのです。

まだ混乱していますがワンジェロナの人に自分が必要とされたことに喜びを感じました。

ルーチェ
「お受けして努力いたします」
リオヴェルナ
「ありがとう、よろしくねルーチェ」

こうしてルーチェとリオヴェルナの契約が結ばれたのです。

古代眼の能力はガイレンチェ家を救うことができるのでしょうか!?

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『ルーチェと白の契約』を読んだ感想

必要としてくれたことと、妹の安全のために契約を結んだルーチェの姿から精神的な強さを感じました。

謝罪しましたが強引な手段を選んだリオヴェルナは侮れない人物ですね。

神の化身と少女の共生を表現した『ルーチェと白の契約』

古代眼やリオヴェルナの敵などミステリアスな展開が繰り広げられていきます。

張らされた伏線を回収しながら物語の世界観をご堪能下さい。

 

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