どうにもこうにものネタバレ(漫画)!感想と魅力をお伝えします!

今回は「日下直子」先生の『どうにもこうにも』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『どうにもこうにも』はこんな漫画(あらすじ)

24歳の秋に新人漫画大賞少女部門で大賞を獲得した江藤まお。

華々しく漫画界にデビューした彼女だったのですが、1年後には売れない漫画家の仲間入りをしていました。

新しいアイディアが浮かばずに苦しむまおは、ある出来事をきっかけに想像もしなかった運命と対面することになります。

どうにもこうにも思ったように進まない彼女の人生に待ち受ける運命とは・・・!?

売れない漫画家が再生していくまでを描いた『どうにもこうにも』

今回はこちらのギャグコメ漫画をネタバレしながらご紹介していきます。

笑って泣けるストーリーの魅力を夢中になって満喫していってください。

 

『どうにもこうにも』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

江藤まおは24歳の秋に、山猫社という出版社が主催する新人漫画大賞の少女部門にノミネートされました。

授賞式に一張羅の振袖を身に纏ったまおが出席しています。

そして念願が叶ってまおが大賞を受賞しました。

まお
「ありがとう、本当に・・・感謝します」

受賞のスピーチをしながら涙を浮かべています。

彼女はここから漫画家として大成することを確信していました。

しかし約1年後の現在、まおは想像とは対照的な姿をしています。

まお
「あ、ネーム見て頂けましたか、ありがとうございます」

担当編集者にネームの評価を聞いてみると、意味が分からないと言われてしまいました。

実は大賞を受賞してからのまおは、ネームをボツ扱いされ続けていたのです。

まお
「もう一度練り直します、バイト・・・探さなきゃ・・・」

漫画家として大成するどころか、アルバイトをしないと生計を立てていくことができません。

子供の頃から漫画が好きだったまおは、読むだけでは物足りなくなり漫画を描き始めました。

まお
「だからデビューできた時は本当に嬉しくて、そこがゴールだと思ってた」

デビューしてから過酷な生き残り競争が待っているとは思ってもみなかったのです。

まお
「どうにもこうにもならなくて、一日をほんの少しのバイトと机の前でぼんやり時間をやり過ごし、ひたすら一日がすぎるのを待っていた、あの日までは・・・」

彼女が語るあの日とは、母校である中学校の恩師から職業講話をお願いされた日のことでした。

中学3年生のため進路選択の幅を広げる話をしてほしいと頼まれたのです。

まお
「先生ごめんなさい本当に・・・一般の人はあんまり知らないけど漫画家ってほんとピンからキリまでいるんです」

自分が最低ランクのポジションにいることを自覚していました。

しかし1度引き受けた以上、まおは帰る訳にもいかないので開き直って講話を始めていきます。

すると生徒から漫画の作り方や、アニメ化された時の声優を選ぶ権限など、様々な質問を浴びせられました。

まお
「んなこたぁ知らねえよ!オレの方が知りてえよ」

心の中でツッコミを入れたまおは、授業をなんとか終わらせると生徒たちとの記念撮影に応じることにします。

ですがこの記念写真が彼女の運命を大きく変えることになるのでした。

そんな事とは思いもよらないまおは、舌をペロッと出しながら記念写真に応じています。

一方その頃、まおが住む米潟県のデザイン専門学校では深刻な問題が発生していました。

実はマンガ・アート科の講師が足りなくなってしまっていたのです。

この問題の解決に動き出したのは、教務を担当する氷山という強面の先生でした。

彼はこの日もイベントに足を運び漫画家に声をかけたのですが、全員に断られてしまっていたのです。

その理由が迫力のある顔のせいだとは気がついていない氷山先生。

すると同僚が参考にしてほしいと、米潟新聞という地方紙を見せてきました。

偶然にもそこに掲載されていた記事が、まおが講師に行った中学校を取り上げたものだったのです。

こうしていくつかの偶然が重なり、まおの運命がゆっくりと動き始めました。

彼女に待ち受けているのは明るい運命なのでしょうか!?

それとも過酷な運命なのでしょうか!?

 

 

明るい未来を夢見て漫画家デビューしたヒロインだったのですが、現実は甘いものではありませんでした。

漫画家としてドン底の状態にいる彼女ですが、その苦しみを多少開き直って受けとめているところが魅力なのかもしれません。

ここからさらにまおのお茶目なキャラクターが全開になっていく『どうにもこうにも』

ヒロインの明るいキャラと、彼女を引き立てる氷山の強面キャラのギャップが魅力的な作品です。

2人の掛け合いに注目しながら続きをご覧ください。

後編

母校を訪問してから数日後、まおがバイトから帰っていると担当編集者から電話がかかってきました。

その内容はもうネームを送ってこなくてもいいというもので、まおにとっては決して嬉しい電話ではありません。

しかし良いアイディアが浮かばない彼女は、中途半端な出来のネームを送り続けていたので仕方ありませんでした。

担当編集者から同期の晴田という女性漫画家の単行本が発売されたことを伝えられ、まおのショックはさらに大きなものになっていきます。

まお
「晴田さんは頑張った、頑張って成果が出て本当に良かった、私は頑張った?」

何度ネームを送ってもボツが続いたため、その状況に慣れてしまったまおはポリシーのないネームを描いていました。

そのためもう送ってこなくていいと言われてしまったのです。

まお
「当たりまえだ、”どうにもこうにもならない”って”どうにか”する努力を私はした?」

自宅に戻ったまおは悔しさから泣き始めてしまいました。

布団にくるまれながら声を押し殺すようにないています。

すると知らない番号から携帯に電話がかかってきました。

氷山
「初めまして!突然のお電話失礼致します!私、米潟デザイン専門学校の氷山と申します!」

地方紙の記事を見た氷山が中学校からまおの電話番号を聞いて連絡してきたのです。

まお
「・・・はい?」

当然ですが何故この電話がかかってきたのか、まおには分かっていません。

氷山
「江藤先生!是非我が校で漫画を教えて頂けないでしょうか」

しばらく2人は沈黙してしまいます。

まお
「・・・できません」

この沈黙を破ったまおの答えに氷山は困惑していました。

氷山
「なにか失礼がありましたか!?今オレの、いや私の・・・」

依頼を断られてばかりのためショックが大きいようです。

まお
「私・・・とても人に教えられるような状況じゃないんです、私自身が分からないことだらけで、模索中で・・・情けないんですけど私から教わるようなこと、何一つ・・・」

ネームを断られたことを思い出し、まおが泣き出してしまいました。

そのことに気がついた氷山。

氷山
「分かりました、では逆に教わりに来て下さい、あなたの知っていることを生徒に分けて下さい、そしてかわりに生徒から学んで下さい、お互いに成長して行きましょう、どうですか?」

まおは心機一転するため、とりあえず話だけでも聞くことにしました。

約束の日を迎えたまおは、スーツを着ていつもとは違うしっかりとした鞄を持って出かけることにします。

まお
「あぁあああ、いつもと鞄変えたら・・・おサイフとSaicaとケータイ忘れたー!!」

電車とタクシーに乗れず困り果てるまお。

自宅に電話をしようとするのですが携帯がありません。

まお
「とりあえず学校に遅れるって連絡しなきゃ・・・テレパシーでか!?」

その後、なんとか近くにいた女性にお金を借りて専門学校に到着することができました。

ここからいよいよ面接が始まっていきます。

氷山
「お待たせしました、はじめまして氷山です」

強面な氷山は、まおが想像していた2,5倍怖い存在でした。

まお
「はじめまして、すみません」

混乱しながら挨拶したまおは、持ってきた原稿を渡します。

するとすぐにその原稿に目を通していく氷山。

氷山
「うんなるほど、どれもこれもどこかで見たことあるような感じですね、今の少女漫画の流行りを追って時流に乗る努力をしてらっしゃるのですね」

辛辣な評価を受けたまおは頭を抱えていました。

まお
「平たく言うと私は今、個性がないと言われています」

さらにここで氷山が追い打ちをかけてきます。

氷山
「でも楽しんで描いてる気がしないな」

彼の意見が図星だったまおは傷つきながら専門学校を去って行きました。

その帰り道、氷山が渡してきた卒業生が制作した漫画に目を通すことにします。

この漫画は技術的な面など多くの問題があるのですが、どれも自由で楽しい雰囲気が伝わってきました。

まお
「マンガ描くのって楽しいよね、分かるよ、キャラクター考えて設定考えてストーリー作って、これ以上楽しいことってないよね」

いつの間にか漫画を作る楽しみを忘れていたまお。

このことに気がついたまおは、漫画を教えることを決意します。

まお
「別に私に才能がなくたって、教える子の中にすごい才能を持った子がいるかも、描く以外のたずさわり方ができるなんて幸せだ、だって私、漫画が大好き」

今までとは違った形でもいいから漫画に携わっていたいと思うまおだったのでした。

こうして漫画を教える立場になったまおだったのですが、ここから彼女には思いもよらなかった運命が待ち受けていたのです。

まおに降りかかる予測不能はこの先の展開は、実際に漫画をご覧になってご自身の目でお確かめください。

 

『どうにもこうにも』を読んだ感想

ギャグコメ漫画なので笑える部分が多いのですが、感動できる要素もぎっしりと詰まっています。

そのためヒューマンドラマとしても楽しめる漫画だと思いました。

とにかく読み始めると止まらなくなる魅力的な『どうにもこうにも』

この素敵な作品は是非多くの人に読んでもらいたいですね。

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