望郷太郎のネタバレ!無料で漫画を試し読みしませんか?

今回は「山田芳裕」先生の『望郷太郎』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『望郷太郎』はこんな漫画(あらすじ)

日本が誇る大企業のイラク支社長を務めている舞鶴太郎(まいづるたろう)は、襲来が予測されている大寒波から身を守るため家族と共に人口冬眠装置を利用することにします。

天候が回復する一月先に目覚める予定だったのですが、太郎の装置だけ500年間通電してしまいました。

500年ぶりに目覚めた太郎は家族や財産の全てを失ったことを知ります。

さらに大寒波によって地球が壊滅的な打撃を受けていたことに気がつきました。

初期化された状態の世界で目覚めた太郎は祖国の日本を目指して歩み始めました。

絶望から這い上がろうとする日本人の旅路を描いていく『望郷太郎』

今回は文明が崩壊した世界を舞台にしたファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

もしも自分が主人公と同じ立場になったらどうするか考えながら作品を読んでみてください。

 

『望郷太郎』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

大寒波の襲来から身を守るため地下シェルターに設置された冬眠装置に入った舞鶴太郎が目を覚ましました。

震えながら立ち上がった太郎はまず冷蔵庫に向かいます。

そして収納しておいた水を飲みました。

続いて管理室と連絡を取ることにします。

舞鶴太郎
「俺だ、舞鶴太郎だ、管理室・・・明かりを点けてくれ」

管理室に連絡するのですが誰も対応してくれません。

妙だと思った太郎はシェルター内の電源を確認することにします。

すると冬眠装置が設置された部屋の設備は全てが通電されていませんでした。

舞鶴太郎
「一体あれから・・・どれくらい経っているんだ・・・?に・・・2525年6月11日・・・!?馬鹿らしい・・・あれから五百年も経っているはずがない・・・何かの故障か・・・」

自分が入っていた冬眠装置の日付を確認すると、冬眠開始から500年が経過しています。

予定では1ヵ月の冬眠だったため装置の故障を疑っても仕方ありません。

故障だと考えた太郎は一緒に冬眠した妻と息子の様子を確認することにします。

確認すると妻と息子はミイラのような状態で亡くなっていました。

舞鶴太郎
「光太郎は二百年前に・・・美佐子は三百年も前にとまってる・・・管理室の人間は我々をほったらかしてとっくに出て行き・・・妻と長男の装置が止まっているのに・・・俺の装置だけが五百年間も通電していたというのか!」

ここで太郎は冬眠する前の出来事を振り返ることにします。

太郎が冬眠することにした場所は勤務先のイラク共和国でした。

大寒波が急速な勢いで北半球を覆っているため、この時点で凍死者の数が1億人を超えています。

このままではイラクも凍りついてしまうので、太郎は支社長を務める会社の従業員をサウジアラビアの南部へ避難させました。

残されたのは自分と妻、息子の3人だけになったのですが、既に移動手段は無くなっています。

そこで緊急避難的に選んだ手段が地下シェルターでの冬眠でした。

冬眠装置を使えるのは会社の創業家としての特権なのですが、地下シェルターに入ったことのない妻は不安を感じています。

さらに人間が冬眠できることも妻は信用できていません。

舞鶴太郎
「戦時下で出国もできなくなった時のことを考えて研究機関に何百億も出資して造らせたものだ・・・サルでの実験も成功してる、なに・・・天候が回復するまで一月ほど眠るだけさ」

不安を感じている妻を安心させながら地下シェルターへ向かいます。

そして冬眠から目覚めた時に自分たちの無事な姿を公表しようと約束してから装置に入りました。

再会を約束して家族3人で冬眠してから現在に至るまで500年が経過していたのです。

舞鶴太郎
「何で・・・何で俺だけ目覚めてしまったんだ・・・一緒に眠ったまま死にたかった・・・もう生き甲斐も何もない・・・」

愛する妻と息子を失った太郎は首を吊る準備を始めました。

しかし自殺しようとしていると家族写真が目に留まります。

写真にはイラクに避難しなかった長女の姿も映っていました。

長女は中学入学を控えていたため東京の父親に預けていたためイラクには連れて来ていなかったのです。

太郎は長女が大寒波を乗り越えたかどうか想像するのですが、もしも乗り越えていたとしても500年が経過している現在は生きている訳がありません。

地下シェルターに貯蔵しておいた酒を飲みながら太郎は現状を悲観しています。

ですがふとしたことをきっかけに太郎は祖国へ向かう旅に向かうことを決意することになるのでした。

孤独な旅路の先に待っている壮絶な運命とは・・・!?

 

 

人類が冬眠できる設定と冬眠した主人公だけが生き残った設定が斬新だと思いました。

家族を失ったことを知ってしまった太郎が自殺しようと考えた姿には共感できますね。

孤独な主人公が文明の崩壊した世界を漂流していく『望郷太郎』

祖国の様子を見てみたいと思う主人公の執念が感じられる物語です。

必死に生き抜こうとする太郎の姿から感動を味わってみてください。

後編

長女の安否を心配しながら酒を飲んでいた太郎は、酔っ払ってしまったため仰向けになってしまいました。

この状況で天井の明かりが気になり始めます。

舞鶴太郎
「この天井の明かりはたしか・・・地上からの自然光・・・」

明かりが気になった太郎は地下シェルターの外へ出てみることにしました。

シェルターから外に繋がっている階段には人間の姿はありません。

そのため階段を登る太郎は不安で押し潰されそうになってしまいます。

不安を抱えたまま屋上に続く扉を開けると目の前には廃墟となった都市の光景が広がっていました。

舞鶴太郎
「夏は気温50度にもなり人も多かったバスラが・・・雪の積もった無人の廃墟になるなんて・・・ニュースで・・・報道で言っていたことなど信じなかったが・・・やはり地球は氷河期に・・・」

温暖なはずのイラク共和国バスラ市が廃墟になっています。

現状の状況を確認した太郎は会社に残された資料を確認することにしました。

すると500年前の書類しか残っていません。

書類には避難先のサウジアラビアまでも寒波に襲われてしまい、グループ企業の中東支社が壊滅したことを確認することができました。

このままでは死にきれない太郎は東京本社の父親と長女について調べてから死ぬことにします。

舞鶴太郎
「日本へは海を渡って行くのが一番だが俺は船を動かせん、まず頼める人がおらずあれでは動く船もない、一旦南へ行き人を探すにしろ・・・サウジの状況を考えるに期待できない」

船を使うことができないと分かった太郎は、高い山々を避けて陸地を進むことにしました。

もしかしたら陸地を進んでいけば生き残った人と会えるかもしれません。

どこへ向かってもギャンブルの要素があるため、太郎はカスピ海へ向かいながら食料を調達することにしました。

大陸を徒歩で移動するためまずは荷物を整理することにします。

荷物の中には大金を入れておいた財布が入っていました。

お金を見つめる太郎の脳裏に冬眠前の出来事が浮かび上がります。

冬眠する前の中東諸国では大幅な原油の輸出制限が開始されようとしていました。

輸出制限が始まれば太郎が勤務している舞鶴通商の株価に影響が及ぶことは間違いありません。

さらに円安が進んでいたため舞鶴通商は総会を開いて今後の経営方針を決めることにしていました。

その上で太郎は本社の社長である父親から意見を求められます。

舞鶴太郎
「大々的な社員の解雇で凌ぎたい、これを機に銀行や証券部門のAI化を推し進めよう、デラウェア州以外の架空会社ももっと増やしたい、舞鶴家とグループの資産をこれ以上課税で減らしたくない」

グループは内部留保でこの状況に対応しようと考えていました。

しかし太郎は人員の整理を訴えたのです。

経営者一族として冷酷な判断かもしれませんが、太郎には会社を成長させるアイディアがありました。

舞鶴太郎
「今は人より金だ、金というものには自らが勝手に増えようとする性質がある、だから資産を是が非でも保ってさえいれば必ず会社は成長に転じる、現状を保たねばならない圧に苦しむなら人より金に頼るべきだ」

当時の太郎は人間よりもお金が会社を成長させると考えていたのです。

原油の輸出制限が始まりそうだった頃を思い出しながら財布のお金を見ていると虚しい気持ちになってきました。

文明が崩壊した現在はお金をたくさん持っていてもまるで意味がありません。

この現状を生き抜くため太郎は財布を置いていくことにしました。

舞鶴太郎
「行き先に人がいればいいが・・・」

大寒波によって別世界となった地球の上で太郎は無事に生き抜くことができるのでしょうか!?

 

『望郷太郎』を読んだ感想

500年冬眠していただけでもゾッとしてしまうのに、目覚めると文明が崩壊していたことを目の当たりにしたシーンが衝撃的でした。

家族を失い絶望しながらも、祖国を目指す旅に出かけた主人公は強靭な意志の持ち主ですね。

無謀な旅路に挑む主人公の雄姿を描写した『望郷太郎』

壮大なスケールの冒険劇になっています。

過酷な現実に立ち向かう主人公の姿から勇気と元気を分け与えてもらってください。

 

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