ぽんこつポン子のネタバレ(漫画)!メイドロボの魅力は?

今回は「矢寺圭太」先生の『ぽんこつポン子』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ぽんこつポン子』はこんな漫画(あらすじ)

妻を亡くした吉岡という老人が静岡県の少し寂れた海辺の街・日坂町で1人暮らしをしています。

静かな余生を送りたいと願う吉岡だったのですが、心配した息子たちが家政婦を紹介してきました。

しかもやって来た家政婦は人間ではなくメイドロボのポン子だったのです。

ここから頑固な老人とぽんこつメイドロボのドタバタ劇が幕を開けることになりました。

近未来の日本を舞台にロボットと人間の日常を綴っていく『ぽんこつポン子』

今回はハートウォーミングなギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

こんなメイドロボが欲しいという声が続出している漫画を読んで幸せな気分に浸ってみてください。

 

『ぽんこつポン子』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

メイド服を身に纏った女性が東京から静岡県へ向かっています。

静岡県からバスに乗り換えた女性がようやく目的の日坂町に到着しました。

バスを降りた女性がスマホを確認すると圏外になっています。

この田舎町に女性がやって来た理由は数日前の出来事がきっかけでした。

数日前、吉岡という老人の家に息子たちが集まっています。

息子たちは妻を亡くしたばかりの父親を心配して、一緒に暮らそうと言ってくれました。

吉岡
「わしの心配はせんでいい」

頑固な吉岡は息子たちと暮らすより住み慣れた田舎町での生活を選びます。

そして現在、1人になった吉岡が静かに生活していると家のチャイムが鳴りました。

何度も鳴らされるため苛立ちながら玄関へ向かいます。

吉岡
「ったく・・・何度も鳴らさんでも聞こえとるわ!」

玄関を開けるとメイド服の女性が立っていました。

しかし吉岡は女性の姿に見覚えがありません。

ポン子
「はじめましてご主人様、私、家政婦協会の紹介でまいりました、メイドロボットでございます」
吉岡
「メイドロボっておい・・・」
ポン子
「本日よりお世話になります」

メイドロボのポン子が深々と頭を下げると頭部が取れてしまいます。

実は旧式のためポン子の頭部は取れやすくなっていました。

それでもロボットなので頭部を元に戻せば支障はありません。

いきなり衝撃的な挨拶をされた吉岡なのですが、彼は家政婦など頼んでいないのですぐ息子に電話で確認してみます。

吉岡
「おい二郎!誰が家政婦なんて頼んだよ!?それにお前ロボットなんて・・・知らねえよ、都会の常識なんて!は!?住み込み!?住み込みってなんだよ!」

近未来の日本では都会の人間がメイドロボに家事を任せることが常識になっていました。

ですが吉岡が暮らす日坂町ではまだメイドロボの普及が進んでいません。

息子に電話を切られた吉岡が困惑していると、背後から足音が聞こえてきます。

振り返るとポン子が包丁を持っていました。

ポン子
「お夕飯の準備を、と思いまして」
吉岡
「ゆ・・・夕飯!?ちょっと待て!勝手なことされちゃ困る!というかなんで震えてるんだ!?」
ポン子
「ロボット3原則に人間を傷つけてはならないとありますので、刃渡り13センチ以上の刃物を持つと震えが出ます、ご主人様は夕飯までどうぞおくつろぎになっていてください」
吉岡
「くつろげるか!わしは家政婦なんて雇うつもりはない!」

頑固な吉岡にメイドロボを雇うつもりはありません。

あくまでも吉岡は1人で静かな余生を送りたいと思っているのです。

しかしポン子は協会に紹介されたので帰る訳にはいきません。

ポン子
「1週間お時間をください、試用期間をいただきたいのです、私こう見えてこの道30年、超一流の家政婦ロボットでございます、きっとご主人様のお役に立てると思います」
吉岡
「あーすまんけど家政婦を頼んだのは息子たちで・・・わしにはあんたは必要ない」

妻が亡くなってから吉岡は身の回りのことを全部自分でやってきました。

1人で暮らす方が性に合っているため家政婦の助けは必要ありません。

ポン子
「わ・・・私・・・イオン流せます!マイナスイオンです!」

メイドロボのポン子は腕からマイナスイオンを発生させることができます。

ですがこの場面でマイナスイオンは全く役に立ちませんでした。

吉岡
「あんたもさ!別にこんなじじいのところじゃなくたってもっといい環境があんだろ?」
ポン子
「人間のお役に立つため30年、私かなりの型落ちロボットですので実はここが最後の職場でございます、定年後はスクラップ工場で500円玉になる予定なのです」

もしも吉岡が雇ってくれなければポン子は500円玉になってしまうのです。

そのことを聞いているうちに土下座でお願いするポン子が500円玉に見えてきました。

頑固者ですが優しい一面もある吉岡はポン子が不憫に思えてきます。

吉岡
「あぁ・・・もう!分かったよ、1週間だけなら好きにすりゃいいよ」

こうして最後となるポン子の職場が決まりました。

ぽんこつなメイドロボは頑固な老人の余生にどんな影響を与えるのでしょうか!?

 

 

頭部が簡単に落ちてしまうシーンなどコミカルな要素がふんだんに散りばめられていますね。

それでけでなく吉岡の優しさなど人情話の一面も取り入れてるので感動できました。

おっちょこちょいなメイドロボと頑固老人のやり取りに多くの読者が癒されている『ぽんこつポン子』

読むとすぐにポン子の可愛らしさに魅了されるはずです。

ほのぼのとした世界観を存分に堪能してみてください。

後編

ポン子がやって来た翌日、日坂町の空がスッキリと晴れ渡っています。

ポン子
「洗濯日和ですねー」
吉岡
「おい、ロボット!」
ポン子
「はっ、ご主人様おはようございます、すいません、急にお声をかけられたので取れちゃいました」
吉岡
「接着剤でくっつけとけ!」

頭部をくっつけたポン子は朝食の準備に取り掛かることにしました。

しかし吉岡に止められてしまいます。

試用期間を認めた吉岡なのですが家事をポン子に任せるつもりはありません。

これまでと同じように掃除も料理も全部自分でやるつもりなのです。

ポン子
「しかし・・・私はロボットですので・・・何か人間のお役に立ちたいのです・・・」
吉岡
「じゃあ静かに座ってろ!」

料理の手伝いをしようとしたのですが刃物を持ったため震えてしまいました。

震えるポン子は邪魔なので座っていてもらうことにします。

その間に朝食が完成しました。

ポン子
「わーっ、ご主人様すごいです!」
吉岡
「いいから食え、ほら茶碗」
ポン子
「あ・・・いえ・・・ロボットに食事は必要ありませんので」

必要ないと聞いた吉岡は思わず茶碗を落としてしまいます。

割れた茶碗を見ていると子供たちや妻に囲まれていた時の賑やかな食卓の映像が脳裏に浮かびました。

過去の記憶に触れた吉岡は少し寂しい気持ちを感じます。

それでも寂しさをポン子に悟られたくはありません。

吉岡
「形あるものは必ず壊れる・・・これもいい機会だ、ロボットお前そんなナリだが力は強いんだろ?」
ポン子
「ロボットですから!」
吉岡
「よし!ではお前に仕事を与えよう」

壊れた茶碗を片付けると吉岡がポン子を納屋に連れて行きました。

納屋には古いガラクタやゴミが収納されています。

吉岡はこのガラクタを全部捨てろとポン子に命じました。

ポン子
「必ずや私!ご主人様のご期待にお応えさせていただきます!」

ようやくメイドロボとして能力を発揮できる命令に気合が入ります。

吉岡は納屋の掃除を任せると居間に戻っていきました。

数時間後、吉岡がポン子の様子を見に来ます。

吉岡
「な・・・何も片付いてない・・・」

ポン子は片付けることをせず、ガラクタの中から使えるものを見つけていました。

その様子を見た吉岡は頭を抱えてしまいます。

ポン子
「私にはッ!私には出来ませーんッ!まだまだ人間のお役に立てるのに捨てるなんて出来ませーんッ!ここにあるガラクタに見えるモノたちは・・・まるで私のようなのですーッ!」

ガラクタに見えるものと自分を重ね合わせていました。

しかし吉岡にとってこのガラクタたちはもう必要ないのです。

吉岡
「もう誰も・・・そいつらを使う人間はこの家にはいないんだよ、だけどわしだってずっと捨てられなかったんだ・・・だからお前が捨ててくれや、頼むわ」
ポン子
「分かりました、ご主人様、私、丁重にお送りさせていただきます」

吉岡の想いを理解したポン子が左手のパーツを外すと、猛烈な勢いで炎が噴き出しました。

巨大な炎は一瞬でガラクタを焼失させます。

吉岡
「あーッ!?あれは・・・まさか・・・アルバム写真・・・あいつ・・・こんな所にしまってたのか・・・!?」

吉岡の知らないうちにアルバムの写真が納屋に収納されていました。

大切な写真もガラクタと一緒に失ってしまったのです。

ポン子
「あのーご主人様・・・」

悲しそうにする吉岡をポン子が居間へ連れて行きました。

そこで外した頭部をテレビの上に乗せます。

吉岡
「なんで燃えた写真が・・・テレビに映っとるんだ?」
ポン子
「ですので燃やす前にデータをスキャンしてまして、こうやって私のメモリーを外部出力端子に接続いたしまして表示している訳です」

ポン子のおかげで吉岡は大切な思い出の品を失わずに済みました。

ようやくご主人のお役に立つことができたポン子だったのです。

吉岡
「いや案外ロボットも便利なもんだな、ただ気になってるのは・・・なんか目がデカくない・・・?」
ポン子
「画像補正機能もあるのです!」

思い出を大切にしたいため補正機能は切ってもらうことにしました。

最後に余計なことをしてしまいましたが、ポン子は吉岡の信頼を勝ち取ることができたのです。

次はどんな能力でご主人様をサポートしていくのでしょうか!?

 

『ぽんこつポン子』を読んだ感想

ほっこりとした気分を味わえる素敵な物語になっていますね。

ご主人の期待に応えようと必死なポン子の姿から元気を貰うことができました。

ノスタルジックな田舎町で繰り広げられるほのぼのとした人間模様を描写した『ぽんこつポン子』

羨ましくなるほど楽しそうな日常が描かれています。

深く考えずに漫画を読んで笑いたい人はこの作品を選んでみてください。

 

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