きーちゃん先生の事情のネタバレ!あらすじと感想も書いてます!

今回は「丘上あい」先生の『きーちゃん先生の事情』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『きーちゃん先生の事情』はこんな漫画(あらすじ)

本名・猪木田菊代27歳は希帆(きほ)という源氏名でNO.1キャバ嬢をしています。

彼女は上客から高校の先生になってほしいと頼まれてしまいました。

はじめは断っていたのですが報酬のロマネコンティに釣られた希帆。

ここから昼間は先生、夜はキャバ嬢という二足の草鞋を履くことになっていきます。

元ヤンの菊代が体当たりで生徒たちとぶつかり合う、奇想天外な学園ストーリーの『きーちゃん先生の事情』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

きーちゃん先生の熱すぎる指導の数々に、あなたの胸も熱くさせてみてくださいね。

 

『きーちゃん先生の事情』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

希帆
「授業中しょっちゅー脱走してセンコーに追いかけ回された、煙草、セックス、万引き、カツアゲ、援交だけはやんなかったな」

自分でも問題児だったことを自覚している菊代。

先生からの体罰もあったのですが、学校自体は嫌いではありませんでした。

そんな彼女も今では27歳になり、現在は希帆という源氏名のNO.1キャバ嬢になっています。

この日もお店の控室で髪の毛を盛っている希帆。

お店のスタイリストとじゃれ合いながら、上客の来店を待ちかねています。

するとボーイから上客来店のサインが出されました。

派手好きの上客のためにヘアメイクの盛りを強調する希帆。

そんな希帆を指名したこの上客は青田といい、会社の経営者をしています。

希帆
「お久しぶりー青田さん、今日はどーしたんですか?いきなり私なんて」
青田
「おー、ちょっとおまえに用があってな」
希帆
「えーなになに、なんですかぁ?」
青田
「おまえ教師やらねぇか?」

あまりにも突拍子のない発言に、希帆の頭の中には「巨牛」や「狂死」という漢字が浮かび上がってしまいました。

希帆
「もしかしてきょうしって・・・?センセーのことかしら・・・」
青田
「あとなにがあるんじゃい、おまえ教員免許持ってるって言ってたよな?」
希帆
「確かに酒の肴にそんな話も・・・でもアレは先生になるためじゃなくて男につられただけだって・・・」
青田
「おうおう、で、教育実習で生徒にラブレターもらってその日の晩に鼻血だしたんだろ」

馬鹿話で盛り上がるのですが、青田の顔は真剣そのものです。

実は最近になり私立高校を買収した青田は、覇気がない生徒に向かって希帆から気合を入れてほしいと思っていたのでした。

希帆
「無理!無理無理!!私に教師なんて無理ー!!」

すぐに店長にヘルプのサインを出す希帆。

店長もこの申し出を断ろうとするのですが、青田は報酬として毎月300万円のロマネコンティ1本と本指名を提示してきます。

すぐに態度を翻す店長は、希帆に対して引き受けるよう命じました。

こうして昼間は高校の先生として働くことになった希帆。

登校初日を迎えた彼女は、茶髪を隠すため黒のウィッグを被り嫌々学校へ向かいました。

ここから本名の猪木田菊代先生の新米教師生活がスタートすることになります。

菊代は元ヤンの素顔を見せず、無事に先生として職務を全うできるのでしょうか!?

 

 

キャバ嬢と先生の二つの顔を持つことになった菊代。

まずはその成り行きに笑わせてもらいました。

高校を舞台にしたヒューマンドラマの『きーちゃん先生の事情』なのですが、コミカルな要素も多いのでとても楽しく読むことができますね。

このお茶目な部分がこの漫画の魅力の一つなのかもしれません。

さてここからはいよいよ猪木田菊代先生の熱血授業がスタートしていきます。

彼女の独創的な先生像に注目しながら続きをお楽しみください。

後編

菊代
「副担任の猪木田です、はじめましてー」

笑顔でクラスの生徒たちに挨拶するのですが、誰も関心を持ってはくれません。

さらには担任の先生まで菊代の挨拶を適当にスルーします。

菊代
「なんだ?センコーもスルーかよ!?なんでこんなに人に無関心なの?先生も生徒も学校楽しくないのか?好きじゃないのか?」

挨拶してもこちらを見ない生徒たちに菊代のイライラがつのっていきます。

菊代
「うー煙草吸いてぇ、職員室も禁煙なんだよなー、ここ」

煙草を吸えないためさらに菊代はイライラしていきます。

すると沢村という生徒が彼女に声をかけてきました。

沢村
「先生煙草吸う場所探してるでしょ、誰にもバレない場所教えてあげますよ」
菊代
「なに言ってんの、先生にそんなこと」

ですが煙草の誘惑に負け彼の後をついていくことにすると、美術準備室に連れて行ってくれます。

すぐに煙草に火を点けた菊代はこの場所について質問することにしました。

菊代
「あのーこの部屋なんなの?」
沢村
「あーここ、うちの部室なんです、喜多苦部」
菊代
「なにそれ?帰宅部じゃなくて?」
沢村
「まあ簡単に言うと、教室にも家にも居場所がない連中が放課後集う場所ってゆーか」

しかしこの部に廃部の危機が迫っていると言う沢村。

ほとんど活動をしていない喜多苦部は、生徒会から目を付けられ廃部にしようという動きがあるためでした。

菊代
「なんも活動してないなら、つぶれちゃってもしょーがないんじゃないのー?」
沢村
「それじゃ困るんです、ここにはぼくの他にあと3人部員がいます、みんなそれぞれ事情があってここに居場所とか安らぎを求めて来てるんだから」

自分の頃は自然と居場所があったため、彼らの気持ちが菊代には理解できません。

ですが会話の流れから沢村たちの面倒を見ることになった菊代。

彼らは壁の落書きを消すことを条件に、部活の存続を認められています。

沢村ともう一人の部員である大西と共に、菊代はこの落書きを消すことにしました。

しかし落書きを消しても次の日にはまた落書きされてしまい、その翌日も同様のことが起きてしまいます。

我慢できなくなった菊代は早朝から現場に張り込み、犯人を特定することにしました。

すると彼女の前に犯人が現れたのですが、なんとその正体は沢村と大西だったのです。

実は喜多苦部の顧問になってくれる先生を探していた彼らは、菊代の根性を試していたのでした。

騙されていた菊代は怒りがこみ上げてきています。

菊代
「殴りてーなーこいつら、殴っちゃおっかなー、でも希帆約束したの青ちゃんと、毎月1本本指名と300万のロマネコンティ」

ここで菊代は沢村からスプレー缶を奪い壁に大きな文字で自分のフルネームを書きました。

菊代
「あたしの名前覚えてねー♡」
沢村
「・・・いいんですか?こんなことして」
菊代
「うるっせんだよ!!このひねくれクソガキども!!まわりくどいことしてねーで素直に顧問やってくれって頼めや、めんどくさい!!!」

大人を信用しない彼らの気持ちは理解できる菊代ですが、それが人を騙す理由にはならないことも知っていたのです。

菊代
「消せ、そんでおあいこ」

ここからさらに無気力な高校生と向き合うことになる菊代。

彼女の先生としての生活はまだ始まったばかりなのでした。

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『きーちゃん先生の事情』を読んだ感想

とても胸がスカッとする漫画になっていますね。

元ヤンでキャバ嬢だからこその経験から、言葉に説得力のある菊代。

その堂々としたキャラクターに一瞬で魅了されてしまいました。

無気力な生徒たちも現代っぽくてリアルに感じましたよ。

学園モノの漫画を探している人に是非オススメの『きーちゃん先生の事情』

多くの人を満足させる魅力がたっぷりの漫画です!

 

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